2018年2月14日水曜日

「隣の家族は青く見える」第4話のあらすじと感想:母の愛、娘の願い 壊れた絆の架け橋!!

知らないことを知ろうとするって大事♪




複数の家族が意見を出し合いながら

作り上げる集合住宅

コーボラティブハウスを舞台にした

人間ドラマ。



妊活中の五十嵐大器(松山ケンイチ)と

奈々(深田恭子)。


小宮山家は真一郎(野間口徹)と

深雪(真飛聖)と女の子二人の4人家族。


スタイリストの川村亮司(平山浩行)と

ネイリストの杉崎ちひろ

(高橋メアリージュン)の

入籍前カップル。


この家を設計したデザイナーの

広瀬渉(眞島秀和)と

その恋人の青木朔(北村匠海)。


全く共通点のない

4家族が暮らしていた。




タイミング法から人工授精へ

ステップアップすることを

片岡医師(伊藤かずえ)から勧められた

奈々。



家に帰ると姑・聡子(高畑淳子)が

待っていた。

奈々が薬局で妊娠判定薬を

買うところを見て

二人が妊活中だと知り

子宝グッズの差し入れを

持ってきたのだ (^-^; 




広瀬の家では…

渉の同僚の長谷部留美(橋本マナミ)に

甥っ子だといつまで嘘をつくつもりか

と朔。



ゲイであることをずっと隠してきたと

いう渉に

「たった一度の人生、自分を偽って

生きるのは虚しくない?」



世代の違いか、環境の違いか…。



両親が共に元教師で

ガチガチの常識と古い価値観に

縛られているから

親が生きている間は

カミングアウトしないことが

親孝行だと思ってきた渉。



「今さら変えられないよ。」

「じゃあ俺のことは?」



このままコソコソ生きて

二人で外食すら出来ない関係でいろと

いうのかと朔。



「わからないんだよ、

俺もどうしたらいいか。」



こんな風にちゃんと向き合って

付き合ったことがなかったからと聞き

喜ぶ朔。




川村の家では…

ちひろは着々と出て行く準備を

始めていた。



息子用にベットと勉強机くらいは

用意しておいた方がいいと

アドバイスされ、淋しそうな亮司。



「行かないでくれ」

と正直に言えばいいのに。





共有スペースで次女・モカの誕生会を

開くからと深雪から招待される奈々。



バーベキューの時に

気まずくなったからと

ちひろと渉にも招待状を渡して欲しい

と頼まれる。

この機に仲直りがしたいそうだ (^_^;)





人工授精について相談するが

何か抵抗があると大器。

そんな時、奈々の母・春枝(原日出子)が

同窓会に出席する為

伊豆から上京して来る。



不妊治療のことを話すと

人工授精には反対だと。



「そこまでして子ども作る必要が

どこにあるの?」



丁度帰宅した大器は

二人の会話を聞いてそっと出て行く。



今は出産して子育てするだけが

人生じゃない、

奈々はもう十分幸せだというのだ。



「不妊治療の何がそんなに

ダメなの?」


「子どもは自然にまかせるのが

いいに決まっているから。」



人工授精がダメなら

次は体外受精になる。



「うちの子は体外受精で産まれました

って人に言える?」



何で?何がいけないの?

イジメられるかもしれないと

考えているようだ (-。-;



別にわざわざ言う必要もないと

思うけど…。



言い合いになりそうになったところで

「ただいま~」と入って来る大器。

気まずそうな母娘…。



まさか反対されると思っていなかった

奈々はショックが大きく

大器も反対してるし

人工授精は諦めるしかないかなと…。



「家族の誰かに反対されてまで

不妊治療ってするもんじゃないんだよ

きっと。」





留美を食事に誘った渉。

やはりゲイだとは言えないが

誰とも結婚するつもりがないことを

ハッキリ伝える。





昼休みに琴音(伊藤沙莉)から

呼び出された大器は

もし帝王切開になったとして

自然分娩にこだわるかと尋ねられる。



無痛分娩をしたいと言ったら

夫・啓太(前原滉)から

自然分娩じゃないと愛情が湧かないと

言われたのだ。



ただの偏見だと大器。



『自然神話』に憑りつかれている人は

納得しないから

大器から言って欲しいという。



何でも自然が一番だという人で

母乳で育てなきゃダメだとか、

妊娠は自然妊娠でなきゃダメとか。



母乳が出ない人もいれば、

不妊治療をしないと

子どもが授からない人もいる。



そういう人の気持ちを

全く考えないのもどうかと思うと。



確かに偏見だし価値観の押し付けだ。





図書館で真一郎とぶつかった奈々は

不妊治療の本を持っているのを

見られてしまう。

不妊治療を周りに隠す姿が痛々しい…



家に戻るとなぜか人だかりが…

「ゲイカップルの家」

「建築士広瀬渉は同性愛者」

と張り紙がされていた (゚o゚;;



 一体誰が?

何という暇人なんだ!



飛び出してきた深雪から

「先生に限って同性愛者なんてこと

ないわよね?」と聞かれるが

何も答えず険しい顔で

張り紙をはがす奈々…



「もしかして事実なの?

奈々さん、知ってたのね?」



信じられないと走り去る深雪。



奈々と大器は渉の部屋を訪ねる。

朔と暮らし始めてから

自分が気にし過ぎなのかと

思い始めていたが

一瞬にして現実に引き戻されたと渉。



「知らないから

怖いんじゃないでしょうか?

知ってしまえば何てことないことを

知らないってことで敬遠することが

あると思うんです。」



それもあると思うが

本音をいえば受け入れてくれなくて

いいから

そっとしておいて欲しいと


「朔はそれが気に入らない

みたいですけどね。」



難しい問題だ。



あんなやり方で人を傷つけるなんて

卑怯者のやることだと怒り心頭の奈々

…知らないことを知ろうともせずに

批判だけするなんて最低だと。



ホントそう思う。





中傷は渉の事務所にまで及んでいた。

様子のおかしい事務員たち…。

気にすることないと留美。





帰宅すると又張り紙が…

心のやさしいゲイカップルの家です。

どなたでもおいでください。

おいしいつまみがございます。

ワインも冷えてございます。



俺たちが何をしたんだと怒る渉に

「これ貼ったの俺だけど」と朔。



やっぱり (^_^;)

中傷ビラに対抗して貼ったのだ。



静かに暮らしたかったという渉に

「何でこんな家に暮らしてるの?

誰にも知られたくなかったら

山に籠ってひっそり暮らせば

いいじゃん。」



そこまでしなくてもいいが

コーボラティブハウスみたいな所には

住まない方がいいと思う (^_^;)



「そんなことしたら

本当に自分だけの世界に

閉じこもってしまうような

気がしてさ。」



会社から独立しなかったのも同じ理由



「世間にバレたくないからこそ

世間と繋がってなきゃと思ってた。」



矛盾してるが、それが自分なりの

バランスの取り方なんだと。



厄介な性分だ (-。-;



「俺が押し掛けたせいで

そのバランスが崩れ始めたわけだ。

俺たち出会わなきゃ良かったね。」



果たしてそうだろうか?

相手のことを考えず

自分の気持ちだけで動いたからでは?



「今さら出会ってないことになんか

出来ないよ、したくない。」



男同士も、男と女と同じように

愛情が絡むと面倒くさいのは一緒か…





モカの誕生日会で共有スペースに

集まった住人たち。

だが主役の小宮家は来ない。



深雪が現れ

「せっかくお集まり頂いたのに

申し訳ないのですが

今は子どもの誕生日会など

やっている場合ではないので。」



…関係なくない?



代わりに緊急の住民会議を開きたいと

言い出す (-。-;



どんだけ?



まず渉が嘘をついていたことが問題で

甥っ子だと言われ信じていたのに

詐欺にあったのと同じだと (-_-;)



「嘘をついたのは

良くないかもしれないけど

広瀬さんが誰と暮らそうと

本来は自由なはずです。」と奈々。



ちひろも「そうですよ。

結婚してない

同居カップルということなら

ウチと同じじゃないですか。」



ビックリする深雪。



「全然同じじゃないわ!

ちひろさんのところは

普通のカップルだけど…」



「普通とか普通じゃないとか、

そういう表現やめません?」と大器。



亮司は「そもそもこんな風に

大騒ぎすることかな?

別に目くじらたてるような

ことじゃないでしょ。」



「あなた達は子どもがいないから

わからないんだわ!」



子どもの教育上、良くないと深雪。



「本当に申し訳ありませんでした。

皆さんのご迷惑にならない形を

考えますので今日のところは…」

と渉。



早急に対処をお願いしますと

立ち去ろうとする深雪に



「対処って何?

出てけっていうこと?」とちひろ。



「それじゃまるで朔ちゃん達が

悪いことしてる

みたいじゃないですか!」

と奈々。



子どもに何て説明すればいいのか?

と反論する深雪。



「学校でも家でも、

人は大きくなったら結婚して子どもを

産むものだと教えているのに。」



?? いつの時代?

深雪より上の世代だけど

そんなことは家でも学校でも

教わりません (^_^;)



「そうじゃない人がいるなんてこと、

どうやって理解させればいいのよ!」



そう考えるのが大多数で

自分たちのような性的少数派は

隠れてひっそりと暮らすべきなのかも

と渉。



「そんなのおかしいです。

みんな同じ人間なのに

堂々と暮らせる人と

そうじゃない人がいるなんて。


人は誰だって自分が望む幸せを

手に入れようとする権利が

あるはずです。」と奈々。



そうだ、そうだ!



すると突然、後ろから大器に

抱きつく朔。

悲鳴をあげて部屋へ戻る深雪。



もうホント、面倒くさい!



奈々の言葉に感動したけど

奈々に抱きつくと大器が発狂するから

と朔 (^◇^;)

笑いだす亮司とちひろ。





部屋に帰ったちひろは

「なんか段々ここの人たち

好きになってきちゃった。」


「だったらここに居るか?」



やっと言えた?でも…



「ちひろがここに居たいなら

俺が出てくよ。」



ガッカリ (>_<)



家のローンを一人で払っていける

訳がないと怒るちひろ。




夫やユカに八つ当たりする深雪。

今は小学生だからいいけど

大丈夫か?



「何をイライラしてるんだよ…」

真一郎の独り言が聴こえ

「イライラするなって方が無理よ!

夫は失業。

隣人はゲイカップルと子ども嫌い。

唯一味方だと思ってた人は

そうじゃなかったし。


こんな家、

越してくるんじゃなかった!」



「みんなそれぞれ人に言えない悩みを

抱えてるってことだよ。


ウチだってバレたら言われるぞ、

夫は失業してるのに

妻はブランドバック買ったり

高価なランチ会して

見栄張ってるって。」



インスタグラムでリア充を

アピールしていることを知っていた。



「勝手に見ないでよ、いやらしい!」


「何だよそれ。

全世界に公開しといて

俺だけ見るなって言うのかよ。」



ホントその通り。

意味不明だ。



「広瀬さんは

俺が無職だって知ってるのに

ひと言も言ってこないあたり

デキた人だよな。」



驚く深雪。



不動産会社に伝えたから

当然知っているだろうと真一郎。





言い過ぎたかなと奈々…

その夜、同窓会から戻った春枝は

孫には会いたいが

それ以上に奈々が大事なのだと話す。



「わかってる。

ただ小さい頃から夢だったんだよね。

お母さんみたいな

お母さんになるのが。」



こんなこと娘から言われたら

最高に幸せだろうな~。

またそう思える母親に育てられた娘も

幸せだ (#^.^#)



「それがこんなに難しいことだとは

思わなかったけどね…」


「お母さんは逆。

奈々みたいに

仕事を持てば良かったって

後悔したわ。」



お互いに無いものねだりだと…



「ごめんね、普通に妊娠できる体に

産んであげられなくて。」



親って自分を責めちゃう…



親は自分の子どもが苦しむ姿を

見るのが一番辛いと春枝。





昼過ぎに目を覚ました大器。

春枝がたった今帰ったと聞いて

パジャマのまま追いかける。



「もう一度人工授精のこと

考えて頂けませんか?」



賛成してくれなくてもいいから

知って欲しいと

人工授精と体外受精についての

資料を渡す。



「実は僕も反対だったんです。

でも、よく知らなかったんで。」



知ることから始めようと思って

調べてみたという。



その頃、奈々も大器が調べてくれた

ことに気づく。



奈々がやっていることは

幸せになろうとしてやっているって

ことだけは知ってもらいたい。



「お母さんに理解されてないことを

するのは奈々も辛いと思うので

お願いします。」



なんて優しく、気遣いのある夫…

読ませて頂きますと受け取る春枝。



母としてこんなに安心なことは

あるだろうか。





最近奈々が顔を見せないと

溜息をつく聡子。



「早く子づくりしろとか余計なこと

言ったんじゃないだろうな?」と

舅・健作(春海四方)。



素敵な舅姑だ。

大器を見ればよくわかる♪



そこへ久しぶりに奈々がやって来る。

子宝グッズをたくさん貰ったことに

お礼をいう奈々。



健作たちの手前、バツが悪い聡子…





そして人工授精を始めると

片岡医師に伝えに行く大器と奈々。





偏見と見栄に縛られている深雪が

ある意味一番気の毒だ。

きっと世の中には

たくさんいるのだろう。



このドラマを見て

そんな呪縛から解き放たれ

楽になるといい♪ 


隣の家族は青く見える 木曜22時 フジテレビ

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