ドタバタの中にホロリ…さすが!
女子刑務所で出会った5人が
無実の罪をきせられて服役中の
仲間の為に復讐を企てる
宮藤官九郎脚本の
無実の罪をきせられて服役中の
仲間の為に復讐を企てる
宮藤官九郎脚本の
おばさん犯罪エンターテイメント♪
監獄仲間である江戸川しのぶ
通称「姫」(夏帆)の冤罪を晴らす為
彼女を陥し入れた江戸ミルク社長・
板橋吾郎(伊勢谷友介)への復讐を企てた
元女囚たち…
元銀行員のキャリアウーマンだった
馬場カヨ(小泉今日子)は
浮気した夫を衝動に駆られ刺し
殺人未遂で服役。
元指定暴力団組長の妻・足立明美
通称「姐御」(森下愛子)は
違法薬物不法所持。
通称「女優」の大門洋子(坂井真紀)は
若手俳優の追っかけ資金が
足りなくなり、
横領や詐欺に手を染め服役。
有名なカリスマ経済アナリスト
通称「財テク」の勝田千夏(菅野美穂)は
脱税とインサイダー取引で服役。
そしてリーダー格で通称「先生」の
若井ふたば(満島ひかり)は
彼女たちの教育係だった元刑務官。
計画遂行の為
吾郎の秘書として潜入していた。
姫の裁判のやり直しを求める為
息子・勇介の誘拐を企てるが
女優が違う子どもを連れて来てしまい
大混乱 (^◇^;)
吾郎と生放送番組に出演していた
財テクが色仕掛けで引き止め
時間稼ぎ。
先生に作戦失敗を報告すると
怒りのスタンプが幾つも送られ…
吾郎の妻・晴海(乙葉)が美容院を
予約していたことで
通称「しゃぶ厨」の美容室店長・
小島悠里(猫背椿)の協力を得て
誘拐することに成功。
そして馬主である吾郎と有馬記念を
観戦する姐御…
アジア諸国に学校を建てるという
夢を語る吾郎。
姐御のような資産家の力を借りないと
何も出来ないと卑下するが
魂胆は見え見え (ー ー;)
そこへ勇介が誘拐されたと連絡が入り
…
役員達を社長室に集めた吾郎だが
警察へ通報はしないという。
金目当てに決まっているからと
身代金を用意する為
先ずは学校建設の融資について姐御に
相談の連絡…
今夜中に2千万用意すると姐御 (^_^)v
次は極秘で即買いの株があると
財テクに電話。
そんなやり取りの中
帰りたいと泣き出す勇介を
女優が慰めると
「うるせえババア。
俺こいつ嫌い。
力強いし、ブスだし
生理的に無理!」
と可愛くない (^_^;)
そして、ようやく吾郎に要求を伝える
「お金は要りません。
今すぐ警察に通報して下さい。
今夜のイベントでの囲み取材で
全てを正直に話せば
お子さんは解放します。
カメラの前で全て白状しなさい、
あなたの罪を…」
最後まで聞かずに電話を切る吾郎。
警察へは連絡せずにお金で解決すると
言い残し、イベント会場へ…
クリスマスチャリティイベントの
中継を見ていた長谷川検事(塚本高史)は
事務官に「爆笑ヨーグルト姫事件」
について話始める…
2011年、江戸ミルクの前身にあたる
江戸川乳業で後継者問題が勃発。
代々同族経営でやってきたが
三代目が病に倒れ
次期社長を巡る派閥争いが起きたのだ。
社長のひとり娘・しのぶを推す
保守派と
叩き上げの副社長・板橋吾郎を推す
革新派。
吾郎は婿養子として社長の椅子を
手に入れる為にしのぶに近づき
二人は婚前旅行に行くほどの
仲になったが、吾郎には恋人がいた。
そして旅行先の沖縄で恋人が
遺体で発見されたのだ。
犯人は逮捕されたが
しのぶから報酬を貰って殺ったと自供。
しのぶがパラセーリングを楽しみ
爆笑している動画が繰り返し流れ
江戸川乳業は倒産の危機に追い込まれた。
それを救ったのが吾郎。
潔く不貞を認め、謝罪して社長に就任。
社名を変えてイメージを一新し
業績を伸ばし
自社のCMに出ていたタレントと
結婚したのだった (-。-;
結局、囲み取材で何も語らない吾郎。
先生から「作戦延長!」と連絡が入る。
社に戻ると警察が待機していた。
勇介の命を守るには
犯人の要求に応えることが大事だと
役員たちが判断したようだ。
そこへ勇介から電話が!
逆探知は出来なかったが
本人が電話をしてくるなんて
そんな間抜けな犯人はいないから
罠だと判断する刑事たち (^_^;)
そんな中、おにぎりを渡すふたばに
刑務官を辞めた理由を尋ねる吾郎。
「なんか虚しくなって…」
犯罪者は図々しく
時間を巻き戻せると思っていて
刑務所をタイムマシンのように思い
出て来たら犯した罪まで
チャラになると思っているのだと。
だから二度三度と同じ罪を
犯すのだと憎々しく語るふたば。
息子さえ戻ってくればチャラにしても
いいという吾郎に
「やっぱり返して下さい、おにぎり。
…元には戻れないんです。」
すると身代金を払えと犯人から
電話が入ったと晴海。
吾郎にはお金の用意が出来たと
姐御から連絡が…
受け渡し場所として
会員制のBARを予約するふたば。
姐御のネイルの5人の写真に
気づいた吾郎は
お金を持って逃げ出すが
ふたばに殴られ連れ去られてしまう。
ニュースで吾郎の誘拐が流れ…
警視庁前に解放された勇介は
「我々は6年前に起こった
『爆笑ヨーグルト姫事件』の
裁判のやり直しを要求します。」
と繰り返す。
それを見て以前届いた
「爆笑ヨーグルト姫はえん罪」という
手紙を取り出す長谷川。
「ヨーグルト姫事件の真犯人は
あなたですね?」
と吾郎に詰め寄る5人。
次回、舞台は6年前の監獄へ…
女囚たちの過去が明かされる。
やり取りが面白いクドカンドラマ。
例えば「ババカヨ」と一人だけ
本名で呼ばれるカヨが
自分にも仇名を付けて欲しいと言う
シーン。
返ってきた答えが「更年期」(^◇^;)
みんなもそうだと言うと
「インテリ雌ゴリラ」「欲望の塊」
長いと反論すると「塊」(^_^;)
「サソリ」みたいなシャープな感じが
いいと言うと
「タランチュラ」「ムカデ」
「ゴキブリ」「越前蟹」…
「ババカヨでいいです…」
こうなる気持ち、よくわかる。
そしてホロっとさせるシーンも…
息子にクリスマスケーキを渡しに行く
カヨ。
持って帰れないから一人で食べるのが
大変なんだと…
でもカヨを見送ってから
ベンチで一人、頑張って食べる息子…
何て優しいんだろう…
こういう切なさも魅力の一つなのだ。
何故、みんながここまでするのか?
姫の人となり?
そしてここまで結束した
いきさつは?
とにかく続きが待ち遠しい (≧∇≦)
監獄のお姫さま 火曜22時 TBS