2017年3月30日木曜日

「カルテット」最終回の感想:最後のまさか…さよならドーナツホール

白黒はっきりさせない…それが大人の掟


カラオケBOXで偶然出会った

弦楽奏者の男女4人。

でもそれは偶然ではなく

4つの嘘が隠されていた。



彼らはカルテットを組み

ひと冬を軽井沢で過ごすことに…。

「Mother」「最高の離婚」の

坂元裕二が贈る大人のラブサスペンス。




真紀(松たか子)が警察に出頭して

1年が経った…



軽井沢には戻らなかった真紀。




「音楽の仕事はされないんですか?

やっぱりメンバーに迷惑かけたから?」


「あの人たちは、迷惑とかそういうこと

思わない人たちです。


何もなかったように

受け入れてくれると思います。」



執行猶予もついたので

音楽をやってもいいんだと言う弁護士に



「もう私がヴァイオリンを弾いても

前みたいに聴いてもらえないと思うんです。


週刊誌で見た犯人が弾くモーツァルト。

疑惑の人が弾くベートーベン。


それじゃ楽しんでもらえないですよね。

私が弾く音楽は、これから先全部

灰色になると思うんです。


もうあの中には戻っちゃいけない…

それくらい眩しい時間だったんです。」




メンバーは相変わらず別府(松田龍平)の別荘で

共同生活を送っていた。



『ノクターン』は『のくた庵』という

和食割烹に変わり

家森(高橋一生)は週7日働いていた。



すずめ(満島ひかり)は

就職先が閉店することになり

再就職に向けて資格取得の勉強中。



別府は会社を辞めた…。



真紀は、住民票や免許証を不正に取得した罪で

起訴された。



初めは小さかった週刊誌の記事も

どんどん大きくなって

テレビに顔が映る超有名人になった。



やがて、カルテットドーナツホールのこと

別府ファミリーのことや、すずめの過去までが

記事になった。



別荘は買い手がつかず

売りに出されたまま…



義父殺しの疑惑を抱えたまま

執行猶予がつくと

ドーナツホールのWEBサイトに

罵倒の言葉が飛び交った。



でも、これで真紀が帰って来ると

楽しみにしていたメンバー…



“居なくなるってことは

居ないことが続くってこと”



そして何故か下の名前で呼び合う

別府と家森…なぜ?




ある日、週刊誌の記者が

真紀の最新記事について

感想を求めにやって来る。



男の人とコロッケを食べながら

幸せそうに歩いている写真…



「解散しましょう。」と別府。

「真紀さんはもう帰って来ないと思います。

仕事も無いし、

これ以上続けても意味がありません。」



真紀だけでなく、みんな違う道を歩いていて

自分だけが同じ場所に立ったままだと言う。



解散したいならしてもいいけど

預かったヴァイオリンを

返してからにしようとすずめ。



写真から場所を見つけ、会いに行くが

広い団地で、何処にいるかわからない。



誘き出そうと、演奏を始める3人。

以前、街頭で演奏した

思わず踊り出したくなる曲。

再会のシーンも、4人らしい。



真紀の手をとり、荒れていることに

ビックリするすずめ。

更に白髪を見つけ

「真紀さんを連れて帰る。」と抱きしめる。



1年ぶりの4人の食卓。

その後、音合わせをしながら近況報告。

あまりの変化に自分を責める真紀…



「真紀さんのせいじゃありませんよ。」

と家森。



このドラマのこういう所が好き。

表情から気持ちを読み取る…

優しさに溢れた会話…



「好きなことを趣味にするのか、

夢にするのか。


趣味に出来たら幸せだけど

夢にしたら泥沼で…


丁度今、その時がきたんだと思います。

夢が終わるタイミング。


音楽を趣味にするタイミングが

向こうから来たんです。」



「僕はこの一年

無駄じゃ無かったと思います。


夢は必ず叶う訳じゃないし

諦めなければ叶う訳でもないし。


だけど夢みて損することは

一つも無かったんじゃないかなって

思います。」



「休みの日にみんなで集まって

路で演奏するのもいいんじゃないですか。


誰が聴いていても聴いてなくても

私たちが楽しければ。」



『夢を諦める』すごく勇気がいる選択だ。



3人の言葉を納得いかない表情で

聞いていた真紀は


「コンサート、やりませんか?」


大きなホールで満員のお客様の前で

演奏しようと提案する。



満席なんて無理だと怯む3人に

「私、偽・早乙女真紀なんですよ。

疑惑の美人ヴァイオリニストなんですよ。

有名人なんですよ。」



偽・早乙女真紀としてステージに立てば

満席に出来ると言う。



「今なら、カルテットドーナツホールの

夢が叶えられます。」



自分を晒しものにすることになり、

好奇な目で見られるだけだと

心配する男たち。


「そんなの私、何でもありません。」


例え人が集まったとしても

その人達は音楽を聴きに来る人じゃないし。


「届く人には、届くんじゃないですか?

誰かに届けばいいんじゃないですか?

一人でも二人でも。」


自分も元・嘘つき魔法少女だから

客集めにちょっとは役にたつかも

しれないと、すずめ。


前向きな女性たち (^^♪

っていうか、やはり女は強い。


こうしてコンサート開催が決定!


準備を進める中

以前カルテットの演奏を聴いたという

女性から手紙が届く。



音楽を諦めた女性の言葉は辛辣で

とても不愉快な手紙だった。



夢を諦めたことを正解にしたいから

諦めずに挑戦する彼らを

否定したいのだろうが

それは自分の問題。



それを人にぶつけたら

余計に自分が惨めで

傷つくだけなのに…




コンサート会場は満席。

手紙はこの人からかな?という

女性の姿も。



空き缶が一つ投げられる…

後に続くかと思ったけれど

それは無くて、ホッとした。



1曲目はシューベルトの「死と乙女」

真紀に何故、この曲を選んだか尋ねるすずめ。

「好きだからだよ。」


「真紀さんのことを疑ってきた人は

別の意味にとりそう。」


「こぼれたのかな…内緒ね。」


義父を殺したのだろうか…



1曲目の演奏が終わると

半分くらいの客が席を立ったが

きちんと音楽が届いた人もいっぱいいて

彼らの夢は叶った (#^.^#)




熱海のイベントに向かうメンバー。

カルテットドーナツホールの初遠征♪

これからも4人は一緒に

音楽をやっていくんだな〜




このドラマは伏線が沢山あるので

最初から観直すと

色んなことが繋がり

かなり面白いと思う (^^)v



独特な世界観がすごく好きだった。

そして細やかな演出と高い演技力。


1回ではなく、2回観た方が

色んな気づきのあるドラマだった。

彼らにもう会えないかと思うと

すごく淋しい…


カルテット 火曜22時 TBS



2017年3月22日水曜日

「嘘の戦争」最終回の感想:復讐劇完結!華麗なる詐欺師 最後の嘘と真

これ以上にない、素晴らしいラストに感激!



30年前に家族を殺害された

主人公・千葉陽一(草彅剛)。



犯人を見たという彼を警察は

子どもの記憶違いだと責めたて

事件は父親による無理心中で

処理されてしまった。



一ノ瀬浩一と名前を変え

天才詐欺師になった彼が

事件の関係者に罠を仕掛け

次々に失脚させていく復讐劇。



警察から何とか逃げ伸びた浩一。

彼を匿ってくれたのは

守(大杉蓮)だった。



父が守に託した証拠は

亡くなった女性の解剖所見。

それでは警察は動いてくれない…



「無くても有ると思わせればいい」

自分が嘘をつけばいいと言う守に

「大丈夫、守さんには迷惑をかけられない。

危険な連中だから…」

子ども達のことまで心配する浩一。



「わかるよ、

だから30年何も出来ずにいたんだよ。

ずっと後悔しながら。


浩一くんの為だけじゃない。

自分の為に協力したいんだ。

30年前の罪滅ぼし、償いをさせてくれ。」



だが、しっかり居場所を

突き止めていた六車(神保悟志)…



そして、別の証拠と証人が見つかったと

隆(藤木直人)に連絡する。

自分が何とかするから

六車に手を出させないよう

興三(市村正親)に釘を刺すが…




「始末させろ!

一ノ瀬と、証拠を持つ人間も!」

と秘書に命じる。


もはや企業の会長ではなく、ただの殺人者 (-_-メ)

大っ嫌い!



浩一の作戦は…
「会長の一番大切なものを奪う。

それは、二科楓(山本美月)。


騙したら騙し返す。

詐欺師は詐欺師らしいやり方で

30年前を終わらせる。


目には目を。嘘には嘘を。」



新たな証拠を持つ人間は

守だと睨んだ隆だが、連絡がつかない。

六車が拘束して、浩一が戻るのを待っていたのだ…



更に、研究室に何者かが侵入したと

報告を受ける隆。

防犯カメラに映っていたのはカズキ(菊池風磨)。

これも一ノ瀬の罠だったのかと浩一を疑う。




ようやくカズキを見つけた浩一。

百田(マギー)から「浩一にも分け前を渡す」と言われ

設計データを盗んだことを白状する。


「金なんて要らない。最後に手を貸せ!」



百田のBARを張り込む警察に

浩一の隠れ家(守の居場所)を

教える百田…お金だけで動くのね…



浩一に手を出さないでくれと頼む守。

「でなきゃ、証拠の在処は言えない。」


「事実を知ってる人間がいなくなれば

いいだけの話だ。」

銃を向ける六車…



そこへ警察が突入!

六車、逮捕!

やった~ (*^^)v



パトカーを見送りながら

浩一を探す守。

目が合った途端

深々と頭を下げる浩一。



ようやく罪滅ぼしが出来た守。

二人とも

とてもいい顔をしていた (*^_^*)




隆から

設計データを盗んだことを責められても

否定しない浩一。



「会社が潰れれば

社員全員とその家族が路頭に迷う。

どれだけ多くの人間を

不幸に突き落とすのかわかってるのか?


復讐なんて

別の悲劇と憎しみを生むだけだ。

それがお前の望みか?」


天満に聞かせてやりたい…(^_^;)


「俺の望みは、会長の謝罪と絶望。

それと父の名誉の回復。


30年前の真相を公表して

父が本当は被害者だったと証明したい。」


「会長は、父は、謝罪なんてしない。

出来ない人だ。」


「させてやるよ、必ず俺が。」


謝罪したらデータを返すと約束する。


「俺は9歳の時に一度死んだ。

生きてる実感なんかずっと無かった。


いつ死んでも捕まってもいい

そう思ってた。


でも今は違う。

会長とカタをつけるまでは

死にたくない、捕まる気もない。


邪魔をするなら

ニシナコーポレーション共々ぶっ潰す!

嫌なら黙って見てろ!」


明日終わらせよう。


迎えをやるから会長と二人で

車に乗るよう指示をする。


「設計データを取り戻す方法は、それしかない。」



データを盗まれたことを知り

浩一に連絡をしてくる晃(安田顕)。


「俺が何とかしなきゃ…」

思い詰めてる様子が怖い (>_<)


大丈夫か…?


翌日、楓に会いに行く浩一。

会長に謝って欲しいから、説得してくれと…


「父が謝れば、それで気が済むの?」


「さあ…?

でも人を憎み続けるのって

疲れるんだよな。

だからもう終わりにしたい。


終わったら二科家の前から姿を消す。」


「もう私たちが会うこともないってこと?

私も嘘つきだね。

何があっても浩一さんを受け入れる、許す

なんて言ってたのに。」


「そんなの嘘とは言わない。

あれだけ騙したんだぞ

許すなんて言われたらこっちが困る。


怒って憎んでくれた方が

ずっと楽だ。」


「うん、憎むよ、ずっと。

あなたのことずっと…」


頭を撫でながら「ごめんな…」


二人の別れのシーン

何度観ても泣ける (T_T)




隆と興三を海の近くの屋敷に連れて行く…

マスコミにも流して、ネットで生中継すると。



「30年前の真実を話し、父や母や弟に謝れ。」


「何の意味がある?」


「父は家族を殺してなんかいない。」


「だから、それが明らかになって

何が変わるんだ?」


耳を疑う興三の言葉…



「嘘が一つ消えるんだよ。

9歳の時についた俺の嘘が。」


大事な設計データを盗んで脅迫するような

人間の要求には応えられないと言うが

お前は一体何をした?



私欲の為に人の命を奪うような奴に

言われたくない台詞を

何度も浴びせられた浩一…



そして、小屋の中で縛られる楓の

映像を見せる…



「汚い手を使うな…」

どの口が言ってる? (-_-メ)



小屋には爆薬が仕掛けてあり

スィッチを押せば一瞬で爆発する。



「殺せるのか?楓を。」

「殺したくないから頼んでる。」



それでも謝らない興三。

そこへ楓の声が…

「私は大丈夫。

でも謝って欲しいの、30年前のこと。」



中継を開始して、告白させるが

部下が勝手にやった

警察が事件を見逃した

ただそれだけのことだと、人のせい。

最低 (-_-メ)



浩一に対して

「いい加減にしろ。

こんな卑怯なことをして。」


お前が言うな!


しかも浩一を見ていると

父親が要求に応えなかったのは

本当に正義感からだったとは

思えないとまで言い放つ始末 (-_-メ)



「本当はもっと

金が欲しかったんじゃないのか?

お前の父親が正しい人間のはずがない!」



隆が止めても罵倒し続ける興三。

家族や会社や社員のことを考えてるのか?

総て台無しにする興三…

あんな父親も会長も、要らない。



スィッチを押そうとする浩一。

「わかった、やめてくれ!全部認める。

この通りだ。私が悪かった。」

土下座をするが…



「もう遅いよ。

俺、お前みたいな嘘つきが

大っ嫌いなんだ。」


私も!


楓が居た小屋が燃え上がる。

泣き叫ぶ興三に


「あんたが殺したんだ。

あんた俺に同じことをしたんだ。


大切な人を目の前で奪い

手も足も出ない…


何度も夢に見て

今度こそ助けようとするのに

助けらない。」



「悪かった…」

ようやく心から謝る興三。

「これが俺が30年前に味わった地獄だよ。」

出て行く浩一…



追いかけて来た隆に

トリックだったことを教えるが

そこへ警察が (゚o゚;;


「約束破ったのか?」

「いや、俺じゃ…」隆も驚いている…


興三の秘書の仕業だった (−_−#)



崖っぷちに追い込まれた浩一。

「諦めろ!」叫ぶ隆。

そこへ晃が飛び出して来て

浩一を刺す (゚o゚;;


何てことしてくれたの?(; ̄O ̄)



海に落ちていく浩一。

現行犯逮捕される晃。

「俺がカタをつけるしかないんだ。」




1週間後、拘置所に面会に行く隆と楓。

浩一の遺体はまだ見つからないと…


「いつからだ?

いつから組んでた?あいつと。」(゚o゚;;



30年前のことをどうやって償ったらいいか

ずっと考えていた晃が

協力してひと芝居うったのだった!


暴走したのかと、すっかり騙された (^◇^;)



何でそんな馬鹿なことをと言う隆に

「嘘で消された罪はもう償えない。

だから今度は嘘の罪で罰を。」



先輩に命令され、ナンパして見張りをしていた晃。

他の人に比べたら罪は軽い…

でも一番罪悪感を感じている。



そして怖くて証言出来なかった守も

自分の弱さをずっと責めていた。



浩一の復讐も二人に対しては

違った気がする。



二人とも償うことが出来て

清々しい表情をしていた(*^_^*)



「安全になったらあいつから警察に

連絡してくれるって。」


「信じてるのか?そんなこと。」


「大丈夫じゃないかな…

約束守ってくれる気がする。」


「だよな、俺もそう思う。」


晃と楓は本当に浩一のことを

好きだったんだな〜




マスコミに追われる興三…いい気味だ。

他にも余罪がいっぱいありそう。



そしてすり替えられたと知らず

取引相手にデータを渡す百田。

こっちもいい気味 (^◇^;)




約束通り隆にデータを返し

誰にも行き先を告げず

日本をあとにする浩一。



ハルカにも告げず…

でもオウムには教えていた♪

居場所がわかり

喜んで追いかけるハルカ。




「これからも嫌いな嘘をつき続けるのか?」

という隆に

「嘘のない奴なんていない。

嘘もつき続ければ一つくらい

本物になるかもな。


一ノ瀬浩一は死んだ。

復讐に囚われた男は消えて

別の人間になれるかも。


だから俺はつき続ける。

嘘が嘘じゃなくなるその日まで。」




私が一番望んでいたラスト。

でもそこに至るまで

視聴者をしっかり騙す

素晴らしいシナリオに大満足!



善人は皆、

最後とてもいい顔をしていた。



そして草彅剛の色んな表情、

プールや海に落ちていく時の

美しさに魅せられた。



彼のドラマをこれからも沢山観たい。

本当に面白い、いいドラマだった。

最終回は結局、4回も観てしまった (^_^;)

もう一度、最初からじっくり見直したい。


嘘の戦争 火曜21時 フジテレビ



2017年3月20日月曜日

「カルテット」第9話の感想:なりすました女、衝撃の告白!! カルテット涙の別れ

真紀が結婚して創りたかったもの…



カラオケBOXで偶然出会った

弦楽奏者の男女4人。

でもそれは偶然ではなく

4つの嘘が隠されていた。



彼らはカルテットを組み

ひと冬を軽井沢で過ごすことに…。

「Mother」「最高の離婚」の

坂元裕二が贈る大人のラブサスペンス。




本物の早乙女真紀は

業者に戸籍を売ったのだった。



真紀(松たか子)の本名は、山本あきこ。

10歳の時に事故で母を亡くし

母親の再婚相手に引き取られたが

日常的に暴力を受け、何度も家出。



その度に連れ戻され

平成15年に300万円で戸籍を購入し

姿を消したのだった。



その話を幹生(宮藤官九郎)に

伝えに行く鏡子(もたいまさこ)。



真紀の母親は、売れない演歌歌手で

再婚はしたが又離婚。

真紀が一人になった時に

その別れた再婚相手が引き取った。



賠償金目当て?

大学にも行かせ、ヴァイオリンも習わせたが

毎日顔に痣を作っていた…



事故の賠償金2億を

12年間請求し続けた義父。



事故を起こしたのは12歳の少年。

弟が生まれた病院に

駆けつける途中の事故で加害者に…



そのせいで、一家は離散。

弟とは一度も暮せなかった少年。



賠償金は娘のあきこに支払われていた為

姿を消した途端、支払いも停止された。



戸籍を買ってまで失踪した理由は

『それ』だと幹生。

自分が知ってる真紀は

『そっち』を選ぶ人だと。



結婚して名前を手に入れて

普通の人になって生きようとしたんだと

気づく幹生…



でも今度は夫が失踪。

離婚して振り出しに戻ってしまった (-。-;



真紀が何故、平凡な主婦としての生き方を

選んだのか、ようやく理解できた。

あまりにも悲しいけど…



あきこが姿を消した頃に

心不全で亡くなった義父。

警察は、彼女が殺したのではと

疑っていた。




一方、別荘売却のことを

3人に話す別府(松田龍平)。



みんなの反応は…

「ここが無いとカルテットを

出来ない訳じゃないし

それぞれ安いアパートを借りて…」



すずめ(満島ひかり)は「仕事始めたし。」



真紀は「仕事を増やします。」

家森(高橋一生)は「僕も就職するから。」



「それでは、そっちが本業になってしまいますよ。」

仕事やバイトが優先になり

本来やりたいことが出来なくなると言う別府。



「でも、そろそろ社会人として

ちゃんとしないと…」

と言う彼らに対し



子どもの頃から「ちゃんとしてきた」結果が

今の自分だと。

ちゃんとしなかった人達は

今、世界中で活躍しているそうだ…



「僕は皆さんのちゃんとしてない所が

好きなんです。」どんだけ~(^◇^;)




自分が別荘を守るから

少し時間を下さいと言ったものの

弟のチワワに鼻を噛まれた上に

別荘も売却が決定 (>_<)



意気消沈するが

家森の就職が決まったことで

祝賀会を開くことに♪



実は有朱(吉岡里帆)が

お金目的でマスターを誘惑した為

ノクターンを解雇され

代わりに家森が働くことになったのだ。



映画を観ようとしたところに

刑事が訪ねて来る。

翌日のステージが終わった後で

任意同行して欲しいと…



みんなに事情を話し始める真紀。

「私、昔悪いことをしたから

それが今日返ってきたんです。」



すずめが途中で

「もういいよ。

何も言わなくていいよ。」


「みんなを裏切って…」


「裏切ってないよ。

人を好きになることって

絶対裏切らないから。


知ってるよ。

真紀さんがみんなのこと

好きなことくらい。


絶対それは嘘なはずないよ。

だってこぼれてたもの。


人を好きになるって

勝手にこぼれるものでしょ?

こぼれたものが嘘なわけないよ。



真紀さんは、奏者でしょ?

音楽は戻らないよ。

前に進むだけだよ。」



真紀のことを大好きな気持ちが

伝わってきて、辛い (;_;)


「私は真紀さんが好き。

今、信じて欲しいか信じて欲しくないか

それだけ言って。」


「信じて欲しい!」



そしてワインを飲みながら

訳のわからない映画を観たり…



家森が別府に絡んでいる間

女性陣はドミノ倒しの準備♪



「二種類ね、いるんだよね。

人生やり直すスィッチがあったら

押す人間と押さない人間。

僕はもう押しません。」と家森。


「ねぇ、何で押さないと思う?」


「さぁ…」と別府。


「みんなと出逢ったから。」

可愛い (*^_^*)




アイスキャンデーの棒のような

ドミノが倒れていく様子は

こちらも思わず興奮してしまった (≧∇≦)



みんな感じることは同じなのか

ネットですぐに売り切れたらしい。




そして真紀との別れ…。



まだ秘密を知らない冒頭で

真紀とすずめが「見るだけ」と言いながら

ウィンドショッピングをするシーンで

お互いに誕生日を尋ね


「何かプレゼントしてくれるの?」

「聞いただけ。」

この時、真紀は8月10日生まれだと答えた。



そして、最後にもう一度


すずめが誕生日を尋ねると

「6月1日」


大事なヴァイオリンをすずめに預け

後ろ姿を見せずに出て行く真紀。


背中を見せないところ、凄いと思った。



毎回繰り広げられる

日常の何気ない会話。


みんな適当なのに

家森だけがいつも

「おかしいでしょ」と突っ込む。


とても優しい時間が流れていく…




そんな中、有朱がカルテットの一人一人に

お別れの挨拶をするシーンが

何とも不気味 (-。-;



彼女は一体何者だったのだろうか?

存在自体がすごく怖い (^◇^;)



優しい時間の中での

不気味な存在…

作者は何を伝えたかったのか?



いよいよ最終回。

バラバラになったカルテットの

一年後が描かれるらしい。



真紀は義父を殺したのか?

そしてカルテットは再び

ステージに立てるのか?


カルテット 火曜22時 TBS

最後の演奏になってしまうの?




2017年3月18日土曜日

「大貧乏」最終回の感想:最終決戦!小さき正義賭けに出る巨悪への罠!

正義は勝つ! やっぱ王道ですネ♪


幼い子ども二人を育てるシングルマザー

七草ゆず子(小雪)。

13年勤めた会社の突然の倒産で

社内預金も消え、無一文に!

しかもその倒産は仕組まれたものだった。



ゆず子に憧れる元同級生で

エリート敏腕弁護士の柿原(伊藤淳史)、

ゆず子の元同僚の春木(成田凌)、

3人で調べていく内に、とんでもない事実が発覚!



どんでん返しに次ぐどんでん返しで

またしても負けてしまった3人…

弱き正義は「巨悪」を倒すことが出来るのか?





約束を破り、上場を果たした濱中電子工業 (-_-メ)

株式公開と同時に持ち株を売り切り

145億を手に入れた天満(奥田瑛二)は

海外へと逃げてしまった…(-_-;)




1兆円規模で資金調達した後なら

事件が発覚して株価が下がっても

会社は持ち堪えると

天満が役員達を説得したらしい。




濱中を刑事告訴すると言い出す柿原。

詐欺罪で刑事事件に持ち込めば

上場廃止どころか、濱中そのものを解体に

追い込むことが出来る。




「私たちは濱中を潰したい訳じゃないでしょ。

例え勝ったとしても、私たちの代わりに

もっと沢山の人が困ることになったら

嬉しくないよ。」と反対するゆず子。



「天満を追い詰める為には

濱中を潰すしかない…

このままじゃ終われない。」



天満を捕まえられないのは悔しいけど

濱中を潰すのはやはり違うと…



「あなたに会えて良かった。

柿原くんと居ると真っ直ぐでいられる。


あなたは周りに居る人を

正しくさせてくれる。


だから、こんなことで

あなたの正義を曲げて欲しくない。」




そして、250億円の一括返金と

アウセルの不具合を正式に公表する代わりに

意図的な情報漏洩は公にしないということで

濱中と和解。



この一件がなくてもDOHの倒産は

免れなかった。

天満が濱中を利用したに過ぎないから。



全社員に、社内預金と未払いの給料が

返ってくるなら妥当という判断だが…



そしてチームは解散。

3人とも連絡を取り合わず

半年が過ぎていく…




もう少しで釈放を控えた浅岡(滝藤賢一)は

面会に来た柿原に、話に乗らないかと…

「私も正しいことがしたくなったんだ」



ゆず子が言っていたとおり

カッキ―にはそういう力がある。



天満を詐欺破産罪で訴える。

何の罪にも問われていないから

ほとぼりが冷めたら、日本に戻って来るはず。



その為に敢えて、濱中の謝罪会見でも

詐欺罪については一切触れないよう交渉し

刑事告訴を諦めたと思わせたのだ。


さすが、カッキー (*^^)v


餌を撒いて天満を誘き寄せる。

どんな餌に食いつくのか?

そこが浅岡の出番♪



投資に、しかも大きい話に飛びつく…

大口の増資を図っている企業を

連日リストアップ。



とうとう天満が食いついてきた!

被害届けを出す、ゆず子と春木。


天満の投資先の國本製紙は

株式の売買契約で天満と会う日を調整中。


逮捕状がその日に間に合えばいいのだか

それを逃すともう捕まえるチャンスはない。



いよいよ天満が帰国。

國本製紙も協力してくれたが

逮捕状がまだ出ない…


契約書にサインしてしまったら

もう引き止められない (-。-;


春木が契約書にコーヒーをこぼし

時間稼ぎをするが、見つかってしまい

立ち去ろうとする天満…



でもやはり最終回!

警察が駆けつけ、無事に逮捕。

やったー (^o^)



「DOHの社員は250億円返してもらい

濱中も上場して資金を1兆円集め

みんな丸く治まってるじゃないか?」



何が悪いんだと言わんばかりに

開き直る天満。


こいつは全然わかっていない…



「あなたは私たちから

生活を奪おうとした。」


「生活?

ちっちゃいな~

どうとでもなるよ、そんなものは!」



みんなの生活があって

社会が成り立っているのに…



「罪があるなら償うよ。

大したことじゃない。

私には145億という金がある。

警察だって手が出せない金だ。」


だから何だ。



「すごいお金ですよね。

でも、あなたにはそれしかない。」


ゆず子、よく言った (^^)v



「法律は手が出せますよ。」


不当利得返還請求をすれば

取り返すことは出来なくても

1円たりとも使わせないように

することは出来ると柿原。


是非、お願いしたい!




そして柿原の片想いは…

告白するが、噛み合わない二人。



「ゆず子さんはずっと一番の友達で

友達以上の人を僕は作るつもりはない。」

「では友達からで。」


素直じゃないな〜、本当は好きなくせに。




浅岡の30億がDOHの株主に戻り

春木の父親が持っていた株の分が返ってきた。

それを資金に人材派遣会社を始めることにした春木。

ゆず子もそこで正社員として働くことに♪



これからも3人は一緒で

そして多分、ゆず子とカッキ―は

家族になるんだろうなっていうラスト。



第2~3話にかけて

間延びした感じで

挫折しそうになったけど

本当に面白いドラマだった♪



伊藤淳史のドラマは

ここ最近、ハズレがない気がする。

小雪の平凡で善良な主婦役も

意外と似合っていて、さすがだ。


そして奥田暎二のいやらしさ…

本当に上手かった。


安達奈緒子脚本は

途中で挫折した作品が2つあったけど

もう少し頑張れば面白かったのかも?

次回作が楽しみ (^^♪


大貧乏 日曜21時 フジテレビ



2017年3月14日火曜日

「カルテット」第8話の感想:最後で最大の嘘つきは誰だ!? 激動の最終章、開幕!!

切ない片想い、上質な映画を観てるようだった…



カラオケBOXで偶然出会った

弦楽奏者の男女4人。

でもそれは偶然ではなく

4つの嘘が隠されていた。



彼らはカルテットを組み

ひと冬を軽井沢で過ごすことに…。

「Mother」「最高の離婚」の

坂元裕二が贈る大人のラブサスペンス。




腰を痛めて、別府(松田龍平)の別荘で

お世話になっていた鏡子(もたいまさこ)。



「自分の人生を生きてください。」

と真紀(松たか子)に別れを告げて

東京へと帰って行く。



「結婚しても僕を追い出さないでね。」

と別府(松田龍平)にお願いする

家森(高橋一生)。

真紀も離婚したし、チャンスだと。




別荘売却の件で、弟が訪ねて来る。

メンバーのことを「ダメ人間」と言われ

「人を査定しに来たの?どういう資格で?」



二人の会話を聞いてしまう

すずめ(満島ひかり)…



バイトを探し

別府の恋を応援し始める…

何か健気でホント可愛い(#^.^#)



二人がうまくいくように協力して欲しいと

家森にもお願いする。


更に、別府の負担になっているから

お互いにアパートを探して

自立しようと持ちかけるが…



「すずめちゃんがここを出たいのは

真紀さんと別府くんを見てるのが

辛いからなんじゃないの?」


それもあるのかもしれない…



「両想いは現実、片想いは非現実。」

家森の言葉…深い。




ピアノコンサートのチケットを

二人で行って来てと渡す、すずめ。



本当はすごく好きなのに。

遠くから二人の姿を見て泣いたりして

切ない (;_;)




コンサートの後『ノクターン』で

演奏を聴きながら、食事をする二人。



「ずっとここでいいかなって気がします。

それじゃ向上心無さ過ぎるかな。」と真紀。



「みんながみんな

向上心持つ必要ないと思います。


みんながみんな

お金持ち目指してるわけじゃないし


みんながみんな

競争してるわけじゃないし。


一人一人

丁度いい場所ってあるんだと思います。」



同じ頃、家森のお土産のたこ焼きを

別荘で食べるすずめ達二人。


「別府くんに告白されても

真紀さん、困ると思うよ。」


興味のない人から告白されたら

S、A、Jの三段活用になるって。

「好きです」「ありがとう」「冗談です」

うまい!(^◇^;)



「好きです」って言われて

「へー」と言ったら

相手を傷つけてしまうから

返事になっていない「ありがとう」

と応える。



それに対して「冗談です~」って返すと

「好き」は無かったことになる。



「無かったことになるかな?」

「ことにして、みんな生きてるの。」




『ノクターン』では

別府が再び真紀に「好きです。」

それに対し「又ですか?」



そして「好きです」と「ありがとう」を

何度か繰り返す二人 (^_^;)



「一緒に居るの辛いです。

このままだと離れた方が…冗談です~」



「このままみんなと

一緒に居たいんです。

死ぬなら今かな?ってくらい

今が好きです。」


居心地のいい場所を見つけたんだ。


帰り道でお土産にたこ焼きを買うと

お店の人から「ご夫婦?」

「いえ、僕の片想いです。」


それを聞いて笑う店主。

??


「少し前にもいらしたんです。

好きな子がお腹空かしてるんで

持って帰りますって。


恋人さん?って聞いたら

いや、片想いですって。」



家森はすずめのことが

好きだったんだ…

更に切なくなってきた…




そして、東京の鏡子の家へ

弁護士と富山県警の刑事が訪ねてくる。

幹生(宮藤官九郎)と真紀の

写真を指して、「こちらの女性は?」



何と真紀は、早乙女真紀ではなかった!

本当の早乙女真紀は別にいると (゚o゚;;


「じゃあ、誰なんですか?」


「誰なんでしょう?

誰でもない女ですね。」と刑事 (@_@。



どういうこと?

真紀は一体、何者?




別府への片想い…

今回はすずめの妄想というか

夢のシーンが多く、殆ど台詞がない。



綺麗な音楽と

表情だけで展開していく

役者の演技力と演出の

両方の素晴らしさに魅せられた。



すごいドラマだ…

このドラマに出会えたことに

思わず感謝してしまったくらい。



また新たな謎が生まれ

最終回まで飽きさせない…

正に極上の『大人のラブサスペンス』


カルテット 火曜22時 TBS



鏡子の説教を聞きながらつまみ食いする4人



「嘘の戦争」第9話の感想:最終章へ 恩人に復讐…宿敵一族と全面戦争に

剛の演技が神!魅せられてしまいました


30年前に家族を殺害された

主人公・千葉陽一(草彅剛)。



犯人を見たという彼を警察は

子どもの記憶違いだと責めたて

事件は父親による無理心中で

処理されてしまった。



一ノ瀬浩一と名前を変え

天才詐欺師になった彼が

事件の関係者に罠を仕掛け

次々に失脚させていく復讐劇。




今回のターゲットは

父から証拠を託されたのに

警察に届けなかった三瓶守(大杉蓮)。



離婚してから音信不通の娘

由美子(国仲涼子)は結婚を控えていた。



「父親のせいで破談になったら一生恨むだろう。」

と言う浩一に

「今回は協力出来ない。」とハルカ(水原希子)。



子どもの頃からずっと助けてくれた

恩人にまで復讐する彼を心配する…




退院する興三(市村正親)を訪ね

謝罪会見を開くことを要求する浩一。

断れば録音テープをネットに流す。

更にもっと大きな秘密も握っていることを伝える。



粉飾決算のことだとしたら

晃(安田顕)しかいないと

会いに行く隆(藤木直人)。



自分と父の罪を背負わせてしまったことを

詫びる晃に

浩一の詐欺を立件するから

証言して欲しいと頼む。



「一ノ瀬のことは俺が何とかする。」と晃。

楓(山本美月)を巻き込んだことが

どうしても許せないらしい (;_;)



警察だけに任せられないと考える興三は

六車(神保悟志)に「いずれ指示を出す」と…。

この男には、後悔も懺悔のかけらも無い。

根っからの悪人だ (-_-メ)




一方、浩一は弁護士に成りすまし

由美子に会いに行く。

守が振り込め詐欺に引っかかり

自殺も考えているから

連絡してあげて欲しいと伝える。



娘からの電話に喜ぶ守。



物心ついた頃から、クリスマスもお正月も

自分の誕生日にすら帰らない父親に

捨てられたと思っていた由美子。



捨てたのだとしたら

振り込め詐欺に引っかからないだろうと

婚約者からも会うように勧められ

両家で顔合わせの食事会を開くことになる。



合成した守のいかがわしい写真を

その席でバラ撒くつもりなのだ。




ハルカは楓(山本美月)に

「復讐なんかもうやめるように

説得して欲しい。」と頼みに行く。



「一番の敵の娘なのに?」

「今の浩一をどうにか出来そうな人

他にいないんだもん!」


ハルカの気持ちが悲しい…


浩一を呼び出す楓。

「30年前に嘘をつかなければ

あなたも殺されていた。

大人達に負けて嘘をついてしまった

自分を許してあげて。



あの時のあなたは正しいことをした。

父や兄のことを許して欲しいなんて言わない。

でも9歳の千葉陽一くんのことだけは

許してあげて。



あの嘘があなたを救ったんだから。

私も一瞬だけあなたの嘘に救われた。

どうせなら一生騙して欲しかった。」



純粋で優しい楓…

浩一も本当は好きなんだと思う (;_;)





守が食事会に行く日

由美子と自分の誕生日が

同じだったことに気づく浩一。



ホテルで再会の様子を見守った後

去って行く姿に気づいた守は

後を追いかける。



「どうして、ここへ?」

浩一から最初の計画を聞かされる。

「なぜ、やめたの?

僕は君のお父さんの信頼を裏切った。



許されなくて当たり前だよ。

娘を守りたかったなんて言い訳だよ。

本当は怖かったんだ。

僕も殺されるんじゃないかって、怖くて。」



誰でもそうだと思う…

憎むべきは二科興三、ただ一人のはず。



「でもいてくれた。

誕生日に俺のそばに。

クリスマスも正月も。」



「だって知ってたから僕は。

君が嘘つきなんかじゃないって。

知ってたのに。

僕だけは知ってたのに…」


そこへ由美子が…


本当は帰りたい家があったのに

何も言わず自分の傍にいてくれたこと

誕生日が一緒だったことなどを伝え


「長い間お父さんをお借りして、すみませんでした。」

深々と頭を下げる。

そして守に「もう大丈夫なんで。」



このシーンは本当に泣けた (T_T)

迎えに来た?ハルカに

「終わりにする。」

良かったー!!



そして、12時間以内に謝罪会見を開かせろと

隆に伝える。





百田(マギー)と、テープを取り戻す

取り引きを結んでいる隆は

録音は処理出来るから、会見の必要はないと言うが

興三は、何故か望み通り会見を開くと…




会見は、粉飾決算の指示を出したことを謝罪し

すべて独断で行った為、責任をとって

会長職を辞任するというもの。



何故、会見を開いたかは

この件で、ある人物から脅迫を受けているから。

その人物は詐欺師で、契約会社から2千万を騙し取った。

警察に任せたので、逮捕も近い。



更に、現社長の新プロジェクトが

始動したことを報告。

医療支援ロボット市場に参入すべく

研究開発していることまで発表する (゚o゚;;



会見を見る浩一の表情が…

ホント、上手い!

ネットに録音を流そうとするが

遠隔操作をされ、出来ない (-。-;



しかもコピーも消され

マスターテープまで盗まれていた (>_<)



更に百田達は、晃のIDを使い

研究データを盗む計画まで…

研究開発室へ侵入するカズキ(菊池風磨)。



そして警察に追われる浩一。

その後ろを六車が車で尾ける…

逃げ切れるのだろうか?



恩人にまで復讐するなんて…

とハルカと同じく心配したが

結果、離れていた親娘を再び結びつけ

二人を幸せにした (^^♪



根は優しいのだから

もう詐欺師なんてやめて

ハルカと二人、幸せになって欲しい。



ラストは何だかんだあっても

海外の海岸かどこかで

二人が頬笑んでいるシーンだといいんだけど♪


嘘の戦争 火曜21時 フジテレビ

守を赦す浩一


興三の会見、ホント腹がたつ!


カズキがまだ証拠を持っていますように…

2017年3月11日土曜日

「大貧乏」第9話の感想:今夜すべてが明らかに‼︎奪われた250億の真相

まだまだ続くどんでん返し…面白い!


幼い子ども二人を育てるシングルマザー

七草ゆず子(小雪)。

13年勤めた会社の突然の倒産で

社内預金も消え、無一文に!

しかもその倒産には不審な点が…



ゆず子に憧れる元同級生で

エリート敏腕弁護士の柿原(伊藤淳史)は

彼女に近づきたい一心で

ゆず子を巻き込み調査を始める。



お金と愛をテーマにした

ヒューマンコメディ&サスペンス

というよりは、社会派ドラマ (^◇^;)



「お金より大切なものがあったんですね〜。

ホントに可愛い子達だ。」って

天満(奥田瑛二)の子ども達を見る目が

本当に不気味。



ゆず子の弱点をついてくるとしたら

ターゲットは子ども達…

心配して見張る柿原と春木(成田凌)。



外で見張られても落ち着かないからと

結局ゆず子の家で同居生活を始める (^◇^;)

母親のように口うるさいゆず子に

二人ともまんざらでもない様子♪




天満の動きが読めないのが問題。

まだ原告団の代表をしているのは、何故か?

浅岡(滝藤賢一)に尋ねに行くと

取り引きを持ちかけてくる。



10年刑務所に入るから、5億残して欲しいと。

でないと出所したら天満を殺すと言う (-_-;)



濱中の未公開株で持っている為

まだお金を手にしていなかったのだ。

しかも100億分!



そのことをゆず子達に話すが

二人とも全くわからない。

そこで、何故か紙芝居を作成 (^_^;)



「誰でもわかる天満社長の悪だくみ」

投資に失敗したりで経営が悪化し

潰れるんだったら

社内預金と派遣社員の給料、250億を

自分の物にしようと企んだ。



そんな時に、一部上場を目前に

次期社長候補の濱中ジュニアが

開発に失敗したことがわかり

情報漏洩を持ちかけたのだ。



250億を保証金という名目で濱中に移し

代わりに株で100億くれればいいと。

上場初日に売って、増やすという目論見。



優良企業の株は上場した途端

1.2倍~1.5倍になることもあるからだ。

えげつない…

タイムリミットまであと6日。



「被害者の会説明会」に参加する春木。

会の後、一対一で天満と対峙する。

「金を手に入れて何が嬉しいんですか?

それで何をするんですか?」



「金ってどういうものだと思う?

有効に使える人間が持てば、国だって動かせる。

金というのは、うまく使える奴でなきゃ意味がない!」



迷いも罪悪感もなく、暴走し始める天満 (-_-;)




濱中が意図的に情報を漏らしたという

物的証拠があれば、上場を止められるかもしれない。

修復不可能なバッテリーの回路図とか…




情報を求めて再び浅岡に会いに行く。

「あなたが勝ったら5億もらえなくなるから

協力するわけがないだろ。」と言うが


「あなたと私は利害が一致している。

天満を倒したい。やるなら今です。」



『不具合の証拠は社内には残っていない。

徹底的に消せと天満が命じたから。

でも、金とか地位とか欲とかに

価値を見出さない人間もいる。



「失敗こそが財産だ。」と

天満に言った人がいると…

そういうことを言う人は

自分達とは行動が違ってくるんじゃないかな?

何て、推測だけどね。』



ヒントをくれた浅岡。

思い当たる人はただ一人…

高野由鶴(奥貫薫)が持っているかもしれない!



既に濱中を辞めていた由鶴。

アウセルのデータは持っていないと言うが…

どうも自主退職に追い込まれたようだ。



データを消さなかったことが濱中にバレて

転職も出来ない状態にされていた。



由鶴に居場所を作ってあげたいとゆず子。

「研究を続けさせてあげたい。」



木暮(神山智洋)が訴訟を担当。

退職願いが本人の意思ではなく

濱中からの圧力によるものだと

証明出来るから、訴訟を起こせると。



訴訟を起こせば、濱中との誓約を無効にし

再就職の自由も手に入る。

そして由鶴を雇いたいという

研究機関のリストまで用意 (*^^)v



「助けてくれる人っていると思うんです。」

とゆず子。



「ありがとう。

私、まだ科学者でいられる。

失敗は財産だと信じた自分を

取り戻せる。

あなた達のおかげよ。」



ホント、何でこんなに真面目に生きている人が

理不尽な目に遭わなければいけないのだろう。




証拠を持って濱中へ向かう3人。

株式公開の中止をアナウンスすると

直宏(大鶴義丹)。



保証金の250億は返し、上場は諦めると…

いくら証拠を突きつけられたとしても

こんな簡単に?何か怖い…(>_<)




案の定、上場まで30分なのに

ニュースにもならない (-。-;

濱中を訪ねる柿原の前を

天満が通り過ぎて行く…



結局一部上場した濱中電子工業 (゚o゚;;

しかも100億が145億に膨れ上がった!

どうして上場してしまったの?




次はいよいよ最終回。

どんでん返しに次ぐどんでん返しで

ここまで楽しませてもらったが

最後はやはり、「正義」に勝ってもらわないと。



どういう方法で天満と濱中を成敗するのか?

そして柿原とゆず子の関係は…?

それにしてもセンスのないタイトル。

誰が決めたのだろう…


大貧乏 日曜21時 フジテレビ 


2017年3月9日木曜日

「就活家族」第8話の感想:最後の決断 逆転チャンスに賭けて父は走る!

くだらない意地を張るのはやめよう!


平穏だった日常がふとしたきっかけで狂い始め

崩壊していく家族…

テーマは「就活」



家族全員が就活することになってしまう姿を

シビアに描いた

ジェットコースター・ホームドラマ。




日鉄鋼の社長から、インドの新会社社長の就任を打診され

本社役員に匹敵する待遇も用意すると言われた洋輔(三浦友和)。

「35年をこの会社で生きてきた人間にとっては

最高の栄誉です。家族とよく相談して答えを出したい。」





川村優子(木村多江)がセクハラ問題の真相を

社長に話してくれたおかげ?

「私なんかよりも家族を大切にする方だと

わかっているし、最後の償いです。」

本当に信じていいのか?



「コンサルタントとして以前の収入を得るには

10社ほどの契約が必要だが

社長になれば収入は以前の倍以上でしょう。」

と喜ぶ天谷。ホントいい人だ。



そこへ連絡のつかない水希(黒木瞳)から

天谷に電話が…

マンションを処分して、財産を分けたいと。



真壁(渡辺大)の家の前で待ち伏せる栞(前田敦子)。

「結婚の話はどうなるの?」

って、怖いんですけど (-。-;


「親父さんと上手くやっていけると思う?」

ごもっとも。


元々この二人、好き同士なのかがわからないし…

お互いにその時その時で「都合のいい人」って

感じに見えたけど (^◇^;)




後日、マンションを引き払うことになったからと

再び部屋に押しかけて同棲を始める栞。

いいのか、真壁?




光(工藤阿須加)には、国原(新井浩文)が

使っていない部屋を貸してくれる…

洋輔に事業の立ち上げで世話になったからと無料で (@_@。



「もし人生に勝ち負けがあるとするなら

やりたいことをやれるかどうかじゃないかって。」



福祉事業は本気なのか?

「社会に役立つ仕事がしたい」と言っていたお前ならと

自分の事業に誘う。

怖い!騙されないで!



案の定、竹之内議員にカマをかけて脅していた (-。-;

更に「漏洩事件を記事にしたら、おしまいだ。」

「新会社の社長ともなれば

資金援助もお願い出来ますよね。」

と洋輔まで脅す (-。-;



優子に離婚の話を教えたら喜んでいたと。

彼女と繋がって、情報を得ていたのだ。



そして水希を訪ねる優子。

新会社の社長就任のことを伝え

色々と挑発するが

「あなたのような女性を相手にする人ではない。」

とひと言。



優子は本当に困った女性だし

こういうタイプは嫌いだけど

水希にも共感できる部分がないので

二人の対決、正直どうでもいい (^◇^;)



夫婦の仲を心配する天谷。

「別れないでくれ。」と頭を下げて

引きとめた方がいいとアドバイスする。

自分もそうやって妻を引きとめたと。



出来ないと言う洋輔に

「就活もそうですが

意地の張りどころを間違えたら

一生後悔しますよ。」



ホント、その通り!

くだらない「意地」で

失敗を繰り返してきた洋輔 (-_-;)



水希にもよく考えてみて欲しいと

伝える天谷だが、そこで倒れてしまう (゚o゚;;



病院に駆け付けた洋輔と久しぶりに再会。



「今まで家族に何をしました?

一緒に住んでただけで

家族のことは何も知らないで。

自分のことは秘密にして。

今更いい父親になろうとしたって無理よ。」


取りつく島もない…


天谷の代わりにコンサルタントとして

銀行との交渉を行う洋輔。


大変な時なのにと気遣い遠慮する天谷に

「今は友人の為に働きたいんです。

ご恩返しくらいさせて下さいよ。」



交渉の手腕はさすが!

見ていて気持ちがいい♪



水希も、企画プランが通ったり

新しい職場で実力を発揮し

期待されている。



「花には、いじめも競争もない。

先生に向いてなかったのかも。」

毎日好きな花に囲まれて楽しそう。




そして、純粋なのか、バカなのか

又しても国原と福祉事業を始めようと

していた光 (-_-;)



しかし、バイト先の出版社で

就活特集の記事を組むことになり

再び記事を書くチャンスが回ってくる。


しかも、悪徳経営が横行しているという

噂もあるから、「就活塾」の取材をして欲しいと。



洋輔を訪ね、国原の塾を「悪徳塾」と言ったのは

どういう情報からか聞いてみるが、信じない (-_-;)

「人を脅して操ろうとする男だ。

マスコミで働きたいなら、とことん調べろよ。」



もし本当に悪徳塾で、それが記事になったら

国原が大変なことになると心配する光。



「騙される就活生が

救われるきかっけにもなる。

お前が目指しているのは

そういう仕事なんじゃないのか?」



取材を始める光…



未華の店で働き始めた栞も

ファッションの勉強を頑張っている。



洋輔が新会社の社長に抜擢されたことを

聞いた栞と光は、離婚を考え直すように言うが

「お父さんに頼れないってわかったから

私たち変われたんじゃない?」と水希。

でも揺れ動いているように見える…




天谷が離婚したことを知った洋輔。

泣いてすがるべきだったと

ずっと後悔していると聞かされ…



栞からは、家族で食事をする場を作るから

水希の好きなブランドの店で

プレゼントを買ってあげてと。

「カッコつけてないで、何でもしなきゃ。」



昔デートでよく行ったお店を予約し

プレゼントも買って、水希に手紙を書く。



そして当日、お店に向かおうとしたところへ

社長が新会社の件で今すぐ会いたいと

優子が迎えに来る。



今すぐ返事をしないといけないならと

断ってしまう。


これからは私が支えるから、考え直すようにと

すがりつく優子に

「俺の人生にこれ以上関わらないでくれ。」

とキッパリ拒絶する。



後悔するかもしれないけど

今一番大切なのは家族だと。



それなのに、今度は天谷から

緊急に融資の件で銀行の担当者と

会って欲しいと連絡が入る。



「急いで終わらせるから

先に始めていて欲しい。」と連絡を入れるが

「こんな時にも仕事なのね…」と水希 (-_-;)

仕事をなめているのか?



自分もずっと働いてきたのに

どうしてわからないのか、理解出来ない…



「生きるっていうのは

死ぬまで自分の可能性を諦めず

日々の仕事を努力し続けるものなのよ。」

なんて偉そうなこと言ってるけど



「結局お父さんは家族より仕事なのよ。

何かふっきれたわ。」

矛盾していないか?



無事に契約をまとめて駆け付けるが

家族はもう帰った後。

マンションも洋輔の荷物だけが残され

そして離婚届が…



いよいよ最終回。

サブタイトルの「きっとうまくいく」とは…

最後、家族に戻るのか?

それともお互い新しいスタートをきるのか?

4人はどんな結論を出すのか…


就活家族 木曜21時 テレビ朝日

何だかんだいっても父親は父親。役割が違うのに…