2017年6月20日火曜日

「あなたのことはそれほど」第9話の感想:ずっと好きだった 切なすぎる結末

涼太の走る姿がキモ過ぎる (>_<)



“二番目に好きな人”と結婚した女性が

ずっと思い続けていた初恋の相手と偶然再会し

封印していた恋が目覚めてしまう…



原作は、いくえみ綾の同名コミック。

大人のいびつな四角関係を描く

ラブストーリー。



本当に家を出ることを決めた

美都(波留)だが、

W不倫をしているというビラが

マンション中に撒かれたことで、

今まで通りにしていてと

涼太(東出昌大)からお願いされる。



“私は人を傷つけ、人に憎まれている”



ビラは勤務先の眼科にも貼られ、

ネットにも書き込みが…



同僚の瑠美(黒川智花)からは、

大変そうだから結婚式は

欠席していいと言われる。



アパートの保証人を

小田原(山崎育三郎)に

お願いした美都は

ビラのことを話し

引っ越しは先に延ばすと言うが



「引き延ばしても同じこと。

却ってお互い辛くなる。」

と言われ、ようやく決心する。




いつも通り二人で出勤するが

コンビニに寄ると、涼太と別れ

小田原と荷物を運び出す。



友達なら涼太の味方をするのに

何故親切にしてくれるのか尋ね、

更に妊娠しているかもしれないことを

話す美都…



「自惚れないで下さいよ。」

二人が幸せならそれで良かった。

でもあなたが裏切った。

考えているのは涼太の幸せだけ。



「美都さんみたいに強欲で、

女のダメなところが

煮詰まったような女は興味ないから。


俺は涼太が好きなんです。

あなたよりずっと前から。」


(゚o゚;;  ようやくカミングアウト。



「どうしてこんな女と結婚したのかな、

上手くいく筈ないと思っていたんだよ。」


えらい言われ方 (-。-;


予感がしたのか、戻って来た涼太は

二人の会話を聞いてしまう (>_<) 


(真面目に会社へ行けよ!)


ドン引きする涼太に小田原は

「そうなるよな…」



美都が出て行くのを仕方なく見送る。




一方、相変わらず陰険な態度をとる

麗華(仲里依紗)。



涼太は彼女のことを公園で待ち伏せる。

浮気のこと全部知っているという麗華に

ビラを見せ、これをやった人に

心当たりがあるか尋ねると



「卑怯ですね。

こんなことしても、何にもならないのに…」



有島家に被害はないようだ。

有島のことも妻のことも許せないが、

別れる気はないと涼太は言う。



「そちらは?」

「わかりません…」

子どももいることだし、

円満な解決を祈っていると

言葉は優しいけど、表情は嫌味。




疑われたことを光軌(鈴木伸之)に話すと

「麗華がこんなことする筈ない。」


「(ビラのことを知って)

光軌は優しいから心配よね。」


「もう会う気はないから。」と答えると


「あの人を心配しないあなたも嫌。

優しいって何なのかしらね。」



ホント、面倒くさい (-。-;




隣人の皆美(中川翔子)に

家へ招待された麗華は

光軌の浮気のことを切り出される。



そして、麗華の為に、マンションや病院に

配って来たとビラを見せる。



やはり皆美だったのか (・_・;

病院へ行って後を尾けたらしい。



天罰だと言う皆美に

「気づいてます?

あなたずっと笑ってるの。

人を罰するのは爽快ですよね。

私の為じゃない。」



学級委員みたいに

当たり前のことを偉そうに言って

麗華と居ると苦しくなると訴える皆美。



愚痴った時に旦那と話し合えと言われたが、

自分を嫌々選んだ人と話し合うのが怖いと。



二人の会話を聞いてしまう夫…

この夫婦、良い方向へ変わるかもしれない。




ネットに美都のことが出ていることを

知った香子(大政絢)は、

心配して電話をするが出ない。



病院を訪ねるが、引っ越しで休んでいると。

花山院長(橋本じゅん)に

美都が迷惑かけたことを謝罪する。



何度も説教したことを話すと、

いい友達だと…



「違うんです。

どこかで羨ましいと思っていたかも。


間違った恋に突っ走れるなんて、

思いっきり人間してるなって。」



自分が絶対的正義の立場から

説教をするのは気持ちいい。

でもつまらないこと言ってるな私って…

だからってあんなしんどい生き方は嫌だけど。


「わかります。」と花山。




有島からいつものBARに呼び出される美都。

涼太がビラを持って麗華に会いに来たことを話し、

大丈夫かと心配しつつ、

「ウチのはそういうことする奴ではないから。」



今日美都に会うこともちゃんと伝えて来たと。

妊娠のことは言わずに別れる美都。



バーテンが、何故オレンジジュースを

飲んでること言わなかったのか尋ねると

「これ以上ガッカリしたくなかったから。」


有島に気持ちがないことわかってるんだ…




翌日病院に麗華が『知人が迷惑をかけた』

と謝罪に来る。



申し訳ないと頭を下げる美都に

「結構です。それは又別の話ですから。」

知人がした迷惑行為を謝りに来たと頭を下げる。



美都を先に帰し、二人で話す花山。

今度は花山が、

従業員が多大な心痛を与えたと頭を下げる。



あのビラは麗華の心も傷つけたのではないかと。

「心外ですよね、疑われるのは。

あんなことをするような方には見えないので。」


「学級委員みたいですか?」と笑う麗華。


バツ3で、どちらの立場も経験があると花山。

「この目がね、一度この人と決めたら

他の人が目に入らないように

出来てればいいんですがね。

でもそれじゃ人間してないことになるのかな。」



浮気するのが人間らしい訳じゃないと思うけど…



そして、とうとう家を出る麗華。

光軌が帰宅すると

「実家に戻ります」と置き手紙が…

慌てて飛び出す光軌。




一方美都は、悦子(麻生祐未)の元を訪れ、

何故父親と結婚しなかったと聞く。


「好きな男じゃなかったから、

結婚するほど。」(^_^;)



それでは何故自分を産んだのか?

「どんな奴が私なんかのこと選んで来たのか、

見てやってもいいかなと思って。」



子どもは親を選んで生まれてくる

と言われているから。




結局、妊娠検査薬は陰性。


“選ばれなかった…”



そこへ涼太からメッセージが

何通も届く…


「みっちゃんの体のことが心配です。

病院には行きましたか?」



“私を唯一選んだ人

父親になり損ねたね”



「離婚届、記入して郵送してくれたら

出しておきます。送ってください。」




自分を唯一選んでくれた涼太の元へ

戻るのだろうか?


美都って不思議…

小田原に毎回失礼なこと言われてるのに

自分に気があるのかと思ったり

気分を害さないところも (@_@。



いよいよ最終回。

二組の夫婦がどう落ち着くのか…


あなたのことはそれほど 火曜22時 TBS

カミングアウト!


2017年6月18日日曜日

「小さな巨人」第9話の感想:最終回前・共犯者はあの上司!? 逆転劇だ

香坂と山田が泣き叫ぶ!



警視庁本庁vs所轄という

男たちの戦いを描いたエンターテインメント。



警視庁捜査一課で課長を目指す

エリート刑事・香坂真一郎(長谷川博己)は

たったひとつのミスで上司の裏切りに遭い

所轄へ左遷されてしまう。



そして、事件解決の為

マスコミに情報漏洩したことで

捜査一課の山田春彦(岡田将生)と共に

更なる左遷先、豊洲署へ異動。



そこには警察組織を揺るがす

大事件が待っていた…




横沢(井上芳雄)を逃したことで

須藤課長(神野美鈴)から

自宅謹慎を命じられた香坂。



帰宅すると、何と山田が横沢と

来ていた (゚o゚;;



江口(ユースケサンタマリア)から、

もし自分に何かあった時は

山田に連絡するように

言われていた横沢。



事件があった夜

待ち合わせ場所に行くと

江口が倒れていて、



そこへ富永専務(梅沢富美男)が現れ、

誰かに電話をかけた。

「横沢の毛髪を仕込んでおいた。

あとは横沢に全て被ってもらえばいい。」



富永は警察OBだし、

自分の話は信じてもらえないと

山田を頼ったのだ。



江口から預かった裏帳簿のコピーは

17年前からつけられたのもの。

その1ページ目に

山田の父・勲(高橋英樹)と富永の名前…

その下は何故か破り取られていた。



山田の父は数回に渡り

早明学園から献金を受けていた。



原本は貸倉庫に保管してあり

山田は香坂を信じていると、

鍵を預ける。




事件の鍵は17年前にあると

富永と小野田を知っている

香坂の父・敦史(木場勝己)に

会いに行く二人。



警察を辞めてから

息子のことも分からなくなり

見舞いにも余り行かなくなっていた。



やはり話にならない。

自分が捜査一課長だと思っていることが

悲しかった。



ただ、コピーを見て

「山田さんとの絆」と反応する。

山田勲のことか?



山田は、香坂に父親との確執について話す。

昔から自分の存在など

ないもののように扱っていたが、

警察組織のトップに立ち

立派に使命を果たしていた。



父のような人間になるんだと

誇りを持っていた。



ところが17年前のある日、

父の運転担当だった松山が亡くなった。

他殺か自殺か判明しない不審な死。



自分のことを唯一認めてくれていた松山。

父が事件の真相を突き止めてくれると

信じていたのに

部下に捜査を打ち切るよう

命じているのを聞いてしまった。



「自殺として処理しろ。

死んだ人間はどうでもいい。

生きてる組織の方が大事だ。

全て隠蔽しなさい。」



松山は、父が政界に出る為に

色々手を汚すこともしていた。

秘密を抱えたまま死んでくれて

都合が良かったのだ。



正義を守るべき人が

真逆のことをしていた。



父に対する誇りは消え、

残ったのは怒りだけ。

父の悪事を暴いてやる、

そう思って今まで生きてきた。



親に失望するのは

本当に辛いことだと思う。




そして一人で父を訪ね、

裏帳簿のことを突きつける。



17年前、早明学園は

新たなプロジェクトの為に

国有地を買収。



金を得る見返りとして、

国に認可を下ろすよう便宜を図り

必死で支えてくれた部下の命よりも

自分の利益をとったと責める。



何があったか教えないなら

裏帳簿を公表すると言うと

「やりたければ、勝手にやれ。」



…そこへ小野田(香川照之)が

入って来る (゚o゚;;



受け取ったのはただの政治献金で

便宜を図ったという事実が無い限り

罪にはならない。



仮に事実だったとしても、

豊かな教育環境を築き、

その卒業生は国の礎となって

働いてくれている。



「副長官は国の為にそのお手伝いをされた。

お前の青臭い自己満足の正義と

どっちが国の為になっているんだ?」



不法進入で連行してくれと父 。



「お父さん」

「誰のことだ?」(゚o゚;; 



何度も、父さんと叫ぶ山田…

見ていて辛かった。

この父親、息子への愛情が全く感じられない。




山田が捕まったことで

監察官の柳沢(手塚とおる)から

呼び出される香坂。



そこで小野田が通常ではあり得ない

出世の仕方をしていることを知る。



内部告発をして上司に不祥事の罪を被せ、

所轄へと追いやった。

告発した小野田も所轄へ左遷。



だが様々な手を使って捜査一課に舞い戻り、

遂に捜査一課長にのし上がった。



「彼は恐ろしい怪物なんだ。」

内部告発された上司は

香坂の父だった (゚o゚;;




謹慎が解けた香坂は

三島祐里(芳根京子)らと

捜査を開始。



組織に刃向かうことになると

言っても協力する

頼もしい部下たち。



事件の夜、関係者の中で

アリバイの確認が取れなかったのは

富永と理事長の金崎玲子(和田アキ子)。



香坂は金崎の旧姓が

山田であることに気づく。



事件の夜は理事長室で仕事をしていて

警察が来るまで事件があったことに

全く気付かなかったと供述していた。




香坂達は富永の留守を狙い

金崎に会いに行く。

犯人の足音など一切聞いてないと

断言するが

その時何かが落ちる大きな音が!



祐里達が事件当夜と同じように

鉄骨を落としたのだ。



事件の夜、本当はどこに居て

何をしていたのか?

富永は何をしていたのか?



何も答えない金崎…

そこへ富永が駆けつける。



富永は金崎への事情聴取は

小野田が許さないと言うが

香坂は捜査二課を呼んでいた。



裏帳簿のコピーから

贈収賄の可能性がある為、

話を聞かせて欲しいと

松岡捜査二課長(高橋光臣)。



元捜査一課長といえど

口出しは控えて欲しい。

任意同行を拒否すれば

この件はマスコミに流れると。


スカッとした!


何とかしろ!と小野田に連絡する富永。


「金崎が捕まったら

あのことを喋られてしまう。

我々だけの問題ではないぞ。

警察組織全体の問題になるんだ!」


何を隠している?




殺された江口警部は我々の仲間だから、

必ず犯人を挙げて欲しいと

捜査二課全員が香坂に頭を下げる。




渡部(安田顕)は香坂に

小野田が直々に山田を取り調べることを

伝える。



山田が喋ったことで

香坂を逮捕したくないと渡部。



「私にとっての正義は、あなたなんです。」



隠していることがあるなら話して欲しいと。

横沢に会わせ、協力して欲しいと頼む香坂。

山田が沈黙を守っているのは、

自分が真相を掴むのを

信じて待っているから。


「私は絶対に部下を見捨てるつもりはありません。」


力を貸して欲しいと頭を下げ、

裏帳簿の原本の回収を依頼する香坂。



しかし、横沢の身柄と共に、

原本は小野田の手に渡ってしまう (>_<) 



小野田から17年前の真相を教える代わりに

横沢と裏帳簿の居場所を教えろと

取引を持ちかけられ、

山田が喋ったのかと思ったが…



実は、渡部を運転担当にしたのは

香坂との信頼が厚いからで

香坂の為にいつか自分を裏切るだろうと

見張らせていたのだった (-。-;



捜査二課からも

原本が必要だと言われているのに…(>_<) 




そして小野田から呼び出される香坂。

間もなく弁護士が来て金崎は釈放され

今度は横沢と香坂の取り調べをさせてもらうと。



三度目の処分が下れば、

警察官としての人生は終わり。


このまま終わる訳にはいかないと

破れた箇所を追求する香坂。

そこに小野田の名前が

あったのではないかと。

更に父を裏切ったことも責めるが…



その破れた切れ端は

代々捜査一課長が引き継いでいる

警察組織の闇の全て、

その中にあると小野田。



そして切れ端に書かれていたのは、

小野田ではなく香坂敦史の名前。

父だった (゚o゚;;



動揺する香坂。

同じ頃山田も

父が隠蔽の指示を出した

部下の顔を思い出す…

それも又、香坂敦史 (゚o゚;;



本当の裏切り者はお前の父親だと

小野田は言うが、

それが真実なのか?




いよいよ最終回。

この事件の真相がやっと

解き明かされのが待ち遠しい。



本当の裏切り者は誰なのか?

大袈裟な演技も見納めかと思うと

すごく淋しい (^_^;)


小さな巨人 日曜21時 TBS