平穏だった日常がふとしたきっかけで狂い始め
崩壊していく家族…
テーマは「就活」
家族全員が就活することになってしまう姿を
ユーモラスに、時にはミステリアスに描く
ジェットコースター・ホームドラマ。
脚本は「華麗なる一族」「ウォーターボーイズ」の
橋本裕志。
大手鉄鋼会社の人事部長・富川洋輔(三浦友和)は
上司からも部下からも信頼が厚く
新卒採用とリストラ勧告という
責任の重い仕事を任されていた。
妻で中学校教師の水希(黒木瞳)も
生徒や保護者からの信頼が厚く
定年を控えていたが
長女の栞(前田敦子)はOLで
毎晩のように職場の飲み会につき合わされ
セクハラに悩んでいる。
そして長男の光(工藤阿須加)。
三流大学の4年生だが
未だ内定をもらえず焦っていた。
新卒の採用試験が続く中
面接で落とされた学生が洋輔を訪ねて来る。
「君のような人間はどんな会社も必要としない。」
と言われたが、5つの会社から内定をもらったので
もう一度面談を受けさせて欲しいと。
もちろん無理な話で
「どうしても入社したいなら、又来年受けに来るように。」
と取り合わなかったが、これが大変なことに (>_<)
後日、メインバンクの頭取の息子だったことが判明!
息子を落とされたことで心証を害しているから
もう一度面談をするようにと社長命令が下るが
とにかくこの息子が酷い (-_-メ)
大人を馬鹿にして、弱みに付け込み
無理な条件を提示してくる。
最初は我慢する洋輔だが、とうとう爆発!
「クズはお前だ。
お前みたいな人間は会社をダメにするだけだ!
こっちから願い下げだ!」
と説教。
「僕にはそういう正直な言葉が響くんですよ。
僕は音楽の道に進みます。
きっと僕はこの答えを出す為に
ずっと悪あがきをしてたんだと思います。
あなたのおかげで迷いが吹っ切れました。」
そういうことだったのか…
親の機嫌をとる為
ちやほやしてくる大人に
囲まれて育ったのだろう。
一人の人間としてぶつかってくれて
本当は嬉しかったのかな (^_^;)
相変わらず内定がもらえない光は
街で国原(新井浩文)という就活塾の
塾長から声をかけられる。
実績も素晴らしく
送り込む自信があると勧誘されるが
費用は30万。
親に相談してみるが、多分難しいと言う光に
「だからダメなんだ。
親に頼らないと何も出来ないのかよ。」
バイトを斡旋するし
就職してからのローン返済も出来ると言う。
「就職先によって生涯年収が何千万円も変わるのに
たった30万の投資が出来ないのかよ。」
痛いところをついてくる (>_<)
結局、純粋な光はローン契約をしてしまうが
何も即断即決しなくても、少し調べればいいのに…
塾長自ら街で勧誘するのもおかしいし
契約を急がせること自体、とても怪しい。
どうなるのか心配だ (-_-;)
そんな時に富川家では、法事用に分けておいた
30万円の封筒が無くなってしまう。
入塾したことで光が疑われるが
実は栞の仕業。
社の外商部で働く真壁(渡辺大)に
異動の相談をしている栞は
そのお金で高級な店へ
真壁を呼び出す…
栞の行動も意味不明。
一方、頭取の息子が
洋輔にとても世話になったと
父親に報告したおかげで
無事に融資を引き受けてくれることも決まり
一件落着に思えたが
今度はセクハラで訴えられてしまう (>_<)
頭取の息子の件で奔走する中
寿退社をするはずだった女子社員の
川村優子(木村多江)から
破談になったので社に残りたいと
相談を受けていた洋輔。
リストラを行っている中で残すことは厳しく
元々自分の部下だったこともあり
飲みに誘った時に求められるまま
ツーショットの写真を撮ってしまったのだ。
優子は洋輔の子どもを堕胎したとまで
言っている。
何故、そんなでたらめを…
とにかく優子の口から
嘘だと言わせる以外、方法はない。
洋輔の役員昇格への内定と
水希の雇用延長で
念願のマイホーム購入へ向けて
動きだしていた富川家。
どうなってしまうのだろう (@_@。
主演の黒木瞳も
「幸せと不幸の振り幅が
ジェットコースターのように大きくて
喜んだかと思うと
奈落の底に突き落とされる。」
と言うくらい不幸が襲ってくる。
深刻さ一辺倒ではなく
実は身近で起こっているかもしれない事柄を
ユーモアも交えて描くらしいけど
初回はユーモアのカケラも無かった (・・;)
就活家族 木曜21時 テレビ朝日
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