直木賞作家の奥田英郎原作、脚本は「絶対零度」の浜田秀哉。
優秀だが希望の職場に行けず不満を抱えるナオミ(広末涼子)と
銀行員の夫・達郎(佐藤隆太)からDVを受けている親友のカナコ(内田有紀)が
DV夫を殺害して完全犯罪を企てるというストーリー。
実の父親が母親に暴力をふるうのをずっと見てきたナオミが、親友のカナコがやはり
DVを受けているのに気づき、何とか救いだそうとする姿が熱い。
暴力を受け続け、恐怖から前に進めなくなっているカナコはナオミを避けるが、
諦めずにカナコにぶつかっていく…本当に友達思いで、そして強い!
ラストでようやくカナコも本音を吐き出すのだが、離婚を勧めるナオミに
「そんなことをしたら必ず見つけ出されて殺される。家族だって何をされるかわからない。
私が死ぬしかない。」…暴力を受けて何故出て行かないのだろう?と思っていたけど、
確かにカナコの言うとおり、怖くて逃げられない気持ちがよくわかった。
逮捕されてもいずれは出て来るし、警察が守ってくれないのはニュースを見ていて
よくわかる。何とかならないのだろうか。
そんなカナコに「いっそ二人で殺そうか、あんたの旦那」とナオミ。
高畑淳子演じる取引相手の中国人・李さんと暴力夫について話した時に、
李さんは夫に暴力をふるわれたら、「まず仕返しをする。ただでは済ませない。
自分の力でどうしようもなかったら、親兄弟が代わりに仕返しをする。
家族が助けられなかったら、友達が助ける。それが友情。困った時に助けなくて
どうして友達か。」と言われ、実は友達がDVに遭っていると告白。
李さんはすかさず「殺しなさい。そんな男に生きている価値はない。」
「捕まらない方法を考えなさい、自分の人生を守る為の嘘や策略はすべて正当防衛。」
怖すぎる…(@_@。
高畑淳子が中国人にしか見えない。本当にすごい女優さんだと思う。
李さんが今後どう関わってくるのか、李さんの所で働く中国人がDV夫と瓜二つなのも
どう絡んでくるのだろうか。
予告編で「見つけたよ、あんたの旦那殺しても捕まらない方法」…どんな方法?
次回がすごく気になる (@_@;)
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