2017年5月14日日曜日

「小さな巨人」第4話の感想:捜査一課長を逮捕!? 上司との直接対決!

春風亭昇太の演技が最高!



警視庁本庁vs所轄という

男たちの戦いを描いたエンターテインメント。


警視庁捜査一課で課長を目指す

エリート刑事・香坂(長谷川博己)は

たったひとつのミスで上司の裏切りに遭い

所轄へ左遷されてしまう…



脚本は「半沢直樹」「流星ワゴン」

「下町ロケット」の八津弘幸と

「無痛」「TAKE5」の丑尾健太郎。




内通者は小野田捜査一課長(香川照之)?

妻の名義で賄賂を受け取っていた

と思われる。



運転担当の山田(岡田将生)は

一課長の動きをほぼ把握している

最強のストーカー (^_^;)



運転日誌を調べ、一年前

中田社長(桂文枝)が主催する懇親会に

夫婦で出席していた事実を

香坂たちに伝える。



そこで隆一(加藤晴彦)や

山本アリサ(佐々木希)とも

名刺交換をしていた。



アリサは、元ロンドン・リバーサイド証券の

トレーダーだった。

優秀な社員だったが、一度大きな損失を出してしまい

責任を取る形で解雇され、隆一に拾われた。




小野田の妻のことを調べてみるという山田。

上司への造反行為になり、

彼が目指す出世から遠ざかると心配する香坂…



警視庁の顔である捜査一課長が

不正を働くなんて、絶対にあってはならない。

いつも叫び、熱い、面倒臭い男(^◇^;)




アリサは、警察が誤解しているから

隠れているように隆一から言われるが

納得がいかない。




こっちも情報漏洩で罠を仕掛ける。

内通者を炙り出す為だと

三笠署長(春風亭昇太)に報告。



誰よりも目をかけてきた

大事に育てた息子のようだが

育て方を間違えていたかもしれないと。



「そこまでの覚悟があるなら、

徹底してやれ。

99%の疑いがあっても、

100%の確証が無ければ意味がない。

必ず小野田の尻尾を掴むんだ!」



『中田社長の息子に対する殺人隠蔽疑惑。』



とうとう小野田が動いた。

料亭の隣の部屋で会話を録音する為に

待機する香坂。


小野田に続き、中田社長が到着。


しかし、小野田からのメールで引き返してしまう。

部下達の張り込みがバレてしまったのだ。



香坂も見つかり、何をしているのか問われる。

内通者の疑いをぶつけると、

証拠を持ってこいと。

「もしそれが無ければ、どうなるか。

覚悟はしておけ!」




しかし、小野田の妻は

通常の株取引しかしていなかった。

それでも捜査二課が継続して調べているので

何かあるには違いないと山田。




小野田は記者に情報を流したのが

香坂だと確信。

更に密会の場所を知ってたことで、

山田にも疑惑の目が…

なのに何故山田を切らない?




藤倉(駿河太郎)も

マスコミにリークしたのが香坂だと知り

お前一人の問題じゃないと、

美沙(市川実日子)のことも心配する。



とにかく、この香坂の奥さんが素敵。

何ごとにも動じないドーンと構えた感じがいい。

姑(三田佳子)との仲の良さも

微笑ましいし (#^.^#)




香坂は、リークは中田だけではなく

アリサにも揺さぶりをかける為だったと

みんなに伝える。



殺人のアリバイ工作に協力したとは

知らない彼女は

隆一に接触してくると睨んだのだ。



読み通りアリサが姿を見せる。

アリサを潜伏先へ送る隆一。


説明を求め、お金も返すと言うが、

「まだわからないのかな、

お前は既に犯罪者なんだよ。」

どういうこと?怖い!


「あんまり俺に変な気を起こさせんな、あ⁈」

と捨て台詞を残し去って行く。

ヤンキーか?


特許を盗んだだけでなく、

殺人まで犯したことは間違いないだろう。


隆一が去った後で、声をかける香坂と山田。

逃げようとするアリサに


逃げれば更に罪が重くなること。

隆一から全ての罪をなすりつけられること。

アリバイの偽装だけでなく

インサイダー取引の首謀者

もしくは殺人の共謀罪まで。



池沢奈穗(吉田羊)は隆一の力に負けて

全ての罪を自分一人で背負うことになった

ことなどを教える。


「世の中には居るんです。

自分の身を守るためなら

どんな卑劣な手でも平気で使う人間が。」



そして、自首を勧める香坂。

「我々は今日ここに来なかったことにします。

あなたが自分の意志で警察に出頭すれば

考え得る最低限の刑罰で済みます。


警察の任務は犯罪者を捕まえることだが、

それは目的ではない。

我々の理想はこの世界から

犯罪そのものがなくなることなんです。


今ならあなたには正当な罰を受ける

権利があります。

あの男の言いなりになっていては、

それすらも奪われてしまいますよ。


連絡を待っています。」

そして、その場を立ち去る…




署に戻ると、逃げたらどうするのか?

と不安な声が。

渡部(安田顕)の「警部殿がそう決められたんだ

…しかし大きな賭けですね。」

という言葉が響いた。



この短期間で、真逆な捜査員の渡部から

ここまでの信頼を得た香坂。

でも、香坂はどこで変わった?

私的には渡部と出会ったことで

忘れていた初心に返ったのだと思う。



そして、それはどんな仕事、ビジネスでも

絶対に忘れてはいけないこと。

っていうか、忘れたら最終的には上手くいかない…



そこへアリサから自首すると連絡が…

明日、出頭すると本部に報告。

もちろん小野田も聞いた。

「よくやった!」と三笠署長。



隆一から「権力でも何でも使って、

あの女が警察に行くのを止めて下さいよ。」

と連絡を受けた小野田。



山田ではなく、至急だからと別の捜査員に

運転手を頼む。

どこへ行くの?




しかし、内通者は三笠だった (゚o゚;;

アリサの潜伏先には香坂と山田が…

アリサを迎えに来たと苦しい言い訳をするが

そんなことは通用しない。


既に彼女は芝署に出頭しているのだ。

又誰かに証人を逃がされては困るから

今度は先手を打ったのだ。




料亭の件で、内通者が小野田でないと

思った香坂は、

別の視点から今までの出来事を振り返り

三笠に疑いの眼を向けていたのだ。

凄い!



言い訳が通用しないとわかった途端

顔も変わり、開き直り、

証拠があるのかと攻めてくる。



見苦しいし、盗人猛々しいとは

このことかというくらい酷い。




「親のように育てて頂き、

あなたから多くのことを学んできました。

ですがそれは全て虚像でした。


私にとってあなたは、最早親ではない、

ただの敵だ!」



今すべきことは、真実を明らかにして裁くこと、

絶対に許さない。

その為に真相を突き止めてみせると断言。



「お前達には何も出来ん。

この私を敵に回すということは、

警察組織全体を敵に回すことなんだよ。


いずれわかるよ、お前達のやってることは、

お前達自身を否定することになる。

結局お前達、ゼロなんだよ。」


どういうこと?


まさか三笠が敵だったとは (゚o゚;;

あの優しい顔が鬼のよう…昇太、上手い!



しかし、アリサの証言を頼りに

内通者を落とすはずだったのに、

彼女の身柄は本部へと連れられてしまう (>_<)



芝署編、完結って?

やはりラスボスは香川照之?


小野田は何故、二課から調べられているのだろう?

中田社長との繋がりは何?



「敵は味方のフリをする」

この言葉の真の意味に

まだ辿り着いていない気がする。


小さな巨人 日曜21時 TBS

熱い…


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