2017年5月20日土曜日

「小さな巨人」第5話の感想:さよなら所轄・芝署最終決戦!犯人逮捕

所轄刑事の執念が引き寄せた逆転劇にスカッ!



警視庁本庁vs所轄という

男たちの戦いを描いたエンターテインメント。


警視庁捜査一課で課長を目指す

エリート刑事・香坂(長谷川博己)は

たったひとつのミスで上司の裏切りに遭い

所轄へ左遷されてしまう…



脚本は「半沢直樹」「流星ワゴン」

「下町ロケット」の八津弘幸と

「無痛」「TAKE5」の丑尾健太郎。




裏切り者は小野田捜査一課長(香川照之)ではなく、

恩師の三笠署長(春風亭昇太)だった (゚o゚;;



関与を証明する決定的な証拠はなく、

重要参考人の山本アリサ(佐々木希)も

一課に奪われ、絶対絶命のピンチ。



山田(岡田将生)と共に

小野田に頭を下げる香坂。



「謝って済む問題ではない!」

犯人扱いされたのだから

お怒りはごもっとも (^_^;)



中田隆一(加藤晴彦)の捜査は

全て一課が執り行うことに。



「内通者がお前達所轄のトップにいるんだ。

その捜査にお前達自体が加わることは

おかしいだろ。」

って、山田は?

山田、いつの間にか所轄扱い?(^◇^;)



「所轄は指示があるまで待機!」

これ、正直聞き飽きた…

何で上手に協力し合わないのだろう。




芝署刑事課のみんなも

驚きと怒りが収まらない。

三笠は、足がつかないよう

何かしらの手を打っている筈…

一課も他の線から当たるつもりらしい。



「何か手掛かりになるような物は

なかったのか?」という香坂に

中村(竜星涼)が、あることを思い出す。



アリサが自首した時に差し出した

隆一から預かったというUSB。

USBに付いていたのは

殺害された風見京子(富永沙織)が

持っていた御守りだった。



形状から、京子が突き落とされた時に

持っていたこと。

欠けた部分を三笠が未だ隠し持っている

可能性があることに辿り着く。




そして最近署長室に

鍵をかけるようになった三笠…

「もう手は打ってある。

お前達の負けは決まっているんだ。」

という言葉から

時間が無いことを悟った香坂達は

奇襲作戦に出る。



留守に忍び込み徹底的に探すが、

見つからない。

残すは鍵のかかった引き出しだけ…

しかし、警務課から鍵が無いと連絡を受けた三笠が

慌てて引き返して来る (゚o゚;;



あわやというところで、

警務課の電話を聞いていた小野田が

足止めしてくれた。

ナイス (*^^)v




現場上がりで学歴が無いことを

馬鹿にしていた三笠への報復か?

それとも正義か?



引き出しに、こじ開けようとした痕跡を残す香坂。

これも作戦なのだろう。




隆一が翌朝日本を離れることを掴んだ山田は

香坂と共に一か八かに掛けて

小野田に逮捕状の請求を依頼しに行く。



だが、証拠が無ければ逮捕状は出せない。

タイムリミットは明け方5時。

「その時間までに

勘というやつを証明してみせろ!」




香坂の仕掛けた罠にはまり、

署長室は鍵も古いし、危ないと思った三笠は

読み通り、証拠を別の場所に隠す。



隠した場所は、証拠保管庫。

5千もの証拠品の中から

8時間以内に探し出さなければいけない。

気が遠くなる (-。-;



2時間経っても、未だ残り3千5百…

そこへ小野田の命令で、

藤倉(駿河太郎)達一課も手伝いにやって来る (^^♪



「これは警察組織全体の問題だ。

本部も所轄も関係無い。

何が何でも証拠を見つけ出せ!」



警視庁の顔である捜査一課長。

警察官の誇りを汚した三笠は

絶対に許されない。



「うちの連中、前はとにかく

指示されるのを待って、

仕事も適当にこなしてました。


それがあんなに目の色変えて、

必死に事件を解決しようとしている。」


しかも捜査一課まで。

所轄の指示で捜査一課が動くなんて

考えられなかった…


「あなたがウチに飛ばされてきたことを

私は感謝しています。」と渡部(安田顕)。



所轄に来て何かが自分の中で変わったと

香坂は言うが、

彼を変えたのは渡部だと思う。


そして、渡部が香坂を引き寄せたのだろう。




タイムリミットギリギリで見つかり、

逮捕される隆一 (^^)v



小野田の指示で取り調べる香坂と山田。

京子のUSBを見せられ

池沢菜穂(吉田羊)も真実を話してくれた。



京子を突き落としたのは、やはり隆一だった。



でも、菜穂が言っていることが

事実だという証拠はあるのか?

と開き直る隆一。



三笠が隠し持っていたUSBの破片から

京子の血液が検出された。

それを持っていたことが何よりの証拠。



「どうやってそれを見つけた?」と叫ぶ三笠に


「警視庁のプライドです。

あなたはもう警察官ではない、犯罪者だ!」



スカッとした!

土下座を強要するより、ずっと素敵 (#^.^#)



自殺で処理された事故を

刑事の勘で、独自に捜査し続けた

渡部の勝利だと私は思う。


やっぱり彼が引き寄せたのだ!


意識を取り戻した京子の父に

報告するシーン、泣けた….




一方、中田社長(桂文枝)は

全て隆一が一人でやったことだと

息子を切り捨てる。


悪人の繋がりなんて

例え親子でも所詮こんなものか…(-。-;




そして、マスコミへの情報漏洩を認め

謝罪した香坂は

山田と共に豊洲署へ左遷…(-_-;)



妻・美沙(市川実日子)も母(三田佳子)も

所轄はあちこち行けていい♪

と楽しそう (^◇^;)




香坂を尊敬する、

人事課の三島祐里(芳根京子)は、

立派な刑事になりたいと

異動願いを出す。




しかし、三笠は別の所轄へ

署長として横滑りの転出 (゚o゚;;

隆一の件に関して、一切の処分は無し!



元捜査一課長が犯罪者に加担し

殺人を隠蔽したと知れたら

国民の信頼を一気に失い

警察の存在そのものすら

無くなるかもしれない…



だがそれは表向きの理由。

警察内部には、幹部の天下り先の一つ

ゴーンバンク社との癒着がわかると

困る連中が多いらしい (-。-;



三笠の言っていた

「この私を敵に回すということは

警察組織全体を敵に回すことなんだよ。」

とは、このことだったのか! 

腐ってる (-_-メ)


「国民の安全を守る警察組織自体を

我々は先ず守らなくてはならない。


我々警察にとっての最も厄介な敵は

警察組織そのものということかもしれない。


お前達もこの立場になればわかる。

正義だけでは国民の真の安全は守れない。


お前達が目指す捜査一課長というのは

そういうものなのだ。」


と小野田。

何か芝居がかった説明の仕方に

更なる裏があることを感じた…



小野田の元を後にする香坂と山田。

そこへ三笠が…

「本当に恐ろしいのは、あの男なんだよ。」



現場畑の小野田が捜査一課長になれたのは

出世の為に仲間を裏切ったからだと。



裏切られた仲間とは、香坂の父親?

やはり小野田がラスボス?




「私は私なりの正義を貫き通してみせます。」

そう宣言した香坂。

正義を通さない警察なんて、怖過ぎる…




次は豊洲署編。

香坂と山田は一課に戻れるのか?

正義感に溢れ、真っ直ぐな彼らに

トップに立って欲しいと思う。


小さな巨人 日曜21時 TBS



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