2016年3月27日日曜日

「フラジャイル」最終回の感想:隠されていた副作用 巨悪が操作する治験薬 命の希望を諦めない

パート2を希望します!


病理医が主役の新しい医療ドラマ。

長瀬智也演じる天才病理医の岸が、100%の診断を下す為に闘う。

今までの医療ドラマの中で一番、役に立つ知識が得られた気がします。




最後の患者は、新人病理医のザッキー(武井咲)の幼なじみの

幸司(小出恵介)。

末期癌患者の彼は、アミノ製薬の新薬の治験を受けたいと希望する。



岸も許可し、Ⅱ相の治験がスタートするが、

Ⅰ相の症例報告で気になることを発見。



たまたま岸の右腕だった臨床検査技師の森井(野村周平)が

勤務している病院だったので、彼に調べてもらうよう頼みに行く。


医者になるつもりだという森井に

「どんな医者になりたいの?」とひと言。

即答できない森井。




救命センターの上司である医師からも

「何で医者になりたいのか、わからないな~。

命を救う仕事に就きたいなら、今だってそうだろ?

自分なんか、学閥の柵はあるし、

製薬会社とうまく付き合わなきゃいけないし、

患者からは何でも治してくれるマシンだと思われてる。

何でも治したいけど

救命は診断をつけることすら難しい。

頑張っても正確な診断は8割ってとこかな。」




岸の病院の救命医達は

「正しい診断なんて救命6割、その他は8割。

それくらい出せれば合格だ。」

と言っていたっけ (>_<)




中熊教授(北大路欣也)もアミノ製薬が

データを改ざんしているのではないかと疑う。

二人が睨んだ通り、間瀬(高嶋政宏)が

不利な情報を報告書から削除していたのだ。




治験に副作用はつきものだから続けるという幸司。

腫瘍は縮小したが、副作用の急性膵炎を起こしてしまった。

案の定、間瀬がやって来て、

副作用の痕跡を消すよう、症例報告の改ざんを依頼。




医者と製薬会社は持ちつ持たれつだと言う間瀬に

「対策無しに治験を続ければ、副作用で亡くなる人の数は

もっと増える。それは見殺しか?」と忠告する岸。

結局、副作用を隠すために幸司を治験対象から外すという…

ラスボスは最低最悪キャラだった <`ヘ´>




沢山の医師が集まる「臨床症例検討会」

闇に葬られた新薬の副作用を明らかにする為に

岸が選んだステージ。

さすが~!

もちろん間瀬も出席している。そして森井も。




「進行膵がんに対する化学療法と副作用例」という

テーマで幸司の副作用とアミノ製薬の隠蔽について報告。

「はっきり言いましょう。

これは製薬メーカーによる犯罪的行為です。



膨大な開発費と長い年月をかけて作られた薬だから

ミスは許されない。その考えが悪を生む。

悪性で組織的に広がっていく癌と同じだ。」

スッキリした~ (^^)v




そして森井は

「答えが見つかりました。

僕は医者になりたかったんじゃありませんでした。

人の命を救う為に100%の仕事がしたいです。」

そしてチーム岸に復活!!




とてもスカッとする清々しいドラマでした。

岸先生役が、最初「松潤」と流れたらしいけど、長瀬君で良かった!

原作のコミックはまだ連載中なので、続編を期待します。

原作を読むと岸が細長い物しか食べない理由、わかるのかな?


フラジャイル 水曜22時 フジテレビ












2016年3月24日木曜日

「いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう」最終回の感想:永遠の約束

優しいドラマを本当にありがとうございました (*^_^*)



辛い過去を背負いながら、東京で前向きに生きていく

6人の若者の姿を描いたラブストーリー。


主人公の二人の優しさに、毎回涙していました。

心が洗われるような涙なので、毎週浄化された気分…。

ラブストーリーはあまり得意ではないのですが、

このドラマにはハマりました (#^.^#)




本当は練(高良健吾)が好きなのに、

2年もお付き合いした朝陽(西島隆広)を傷つけてまで

幸せになりたいと思わない音(有村架純)は、

朝陽のプロポーズを受ける決心をする。




練に別れを告げる為に会う約束をしたが、

その途中でひったくりに遭った少女を放っておけず、

事故に遭ってしまう。




予告編を見て、音は死んでしまうのではないかと

本当に心配した (T_T)

意識が戻ってからも、後でやっぱり死んでしまうのではと…




音が意識不明の時に

彼女の母親からの手紙を読んでしまう朝陽。

(もう一通の母へ宛てた音の手紙は読まないところが偉い。)

駆け付けた木穂子(高畑充希)に

「曽田さん(練)がこの手紙を北海道まで届けてくれたと聞いたけど、

自分だったらそうしたかな…」

木穂子は

「手紙、届けないのが普通です。」





ひったくりにあった少女が病院に駆けつけて、

ひったくりした男の子は実は悪くないということを訴え、

音に証言して欲しいと頼んだ時も、

朝陽は取り合わないが、練は少女の話に耳を傾ける。




少女も音が意識不明と聞いて、申し訳ない気持ちでいっぱいになり、

「自分のことなんか放っておいてくれれば良かったのに…」

すると練は

「杉原さん(音)は放っとかない。通り過ぎたりしない。」




意識が戻った音が最初に気にしたのが、

誤解されて逮捕されたひったくり少年のこと。

木穂子がすぐに練が動いてくれてると告げる。

木穂子、わかってる!




練も音も普通人が中々出来ないことをする。

そしてお互いに相手のことをすごくわかっている。




そんなシーンを見たことや、

母からの手紙を読んだことで、

退院した音に別れを告げる朝陽。

朝陽に嘘を言わせてることに気付く音。

みんな優しくて、切なくなる (; ;)




これでようやく練と?と思ったところに

北海道の養父が亡くなり、

寝たきりの養母が一人になってしまったと連絡が…

北海道に帰ってしまう音。




北海道に行く日、練からもらった桃の缶詰を食べる音。

6歳でたった一人の肉親だった母を亡くした音。


「6歳の私に教えてあげたい。

”あなたはいつか1人じゃなくなるよ。

その人はトラックに乗って現れる。

トラックの荷台には沢山の桃の缶詰が積んであって、

飴を1つあげると、バリバリと噛んで食べる。

恋をすると楽しかったことは2倍になるよ、

悲しかったことは半分になるよ。

それまで待っててね、頑張って待っててね。”

って。」




小夏(森川葵)もようやく震災の恐怖から立ち直り、

ずっと見守っていてくれた晴太(坂口健太郎)の愛を受け入れる。

仮面夫婦の両親に嫌気がさして、

15歳で家を出た晴太。




練から感謝されて、満面の笑みを浮かべたり、

小夏から受け入れられて、

初めて素直に泣くことが出来たり。

このシーンもすごく良かった。


坂口健太郎の背中から、

晴太の抱えてきたものが溢れていて、

あまり語られなかった彼の人生が垣間見えた気がした。




朝陽は上手に父親(小日向文世)を

自分の経営方針に持っていけそうだし、

木穂子も今の彼から再プロポーズされて、

ハッピーエンド (#^.^#)





練は黙って北海道へ行ってしまった音に連絡をして

初めて二人で行ったファミレスで待ち合わせをする。

何で?と思うくらいつっけんどんな音だったが、

練が

「今度はサスケ(二人で保護した子犬)連れて来ますね。

杉原さんが迷惑でなければ僕…」

「迷惑ちゃうよ、嬉しいよ。

嬉しいに決まってるやん。

今かて、めちゃ嬉しいよ、来てくれて。」

おばさんと朝陽のことを考えて北海道で暮らすという。




そこで奇跡が…

初めて一緒に行った時のメニューを間違えて注文したのに、

何と店員が間違えて、その時のメニューを持って来る。

「ちょっとした運」と喜ぶ二人。

すごく可愛い。さすが、坂元裕二。




この「ちょっとした運」に後押しされて、

自分だけの気持ちに素直になって、

やっと恋人同士になれた二人…。



良かった。

本当に良かった。

タイトルから二人は結ばれないのではと思っていたから。




有村架純ちゃんがブログで

音は心を許した人の前だけ関西弁が出ると言っていた。

そういえば練や木穂子とは関西弁で話していたっけ。

第1話からもう一度丁寧に観ていきたいな。




それと今回このドラマを観て改めて感じたのが、

音楽の重要さ。

主題歌もとても良かったけれど、

ドラマの中で流れている曲の相乗効果で、余計に泣けた。




このドラマの音楽は得田真裕。

音楽で余計泣けたドラマの代表作は「白夜行」だったので、

同じ方?と調べてみたら、そちらは河野伸でした。

お二人がどういうドラマを手掛けたか、

今度調べてみよう。





練と音に会えなくなると思うと

とても淋しい。

素敵なドラマをありがとうございました (o^^o)


いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう 月曜21時 フジテレビ 



2016年3月21日月曜日

「いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう」第9話の感想:決意のとき、 別れの夜

音はどうなってしまうのか?


辛い過去を背負いながら、東京で前向きに生きていく

6人の若者の姿を描いたラブストーリー。

とても優しくて、すごく切なく、涙してしまいます…




前回やっと結ばれるかと思った練(高良健吾)と音(有村架純)…

二人の間には、優しい時間が流れている。




2年前から音と付き合っている朝陽(西島隆弘)は、

お金で練に諦めさせようとする。


ずっと父親から無視されて育った朝陽。


やっと認められて、(本当は兄が逃げ出したから)

兄に代わって、会社を整理する嫌な仕事をしている。


そんな時、偶然仕事で昔を知っている弁護士と会う。


間違ってもいい、

失敗してもいい、

嘘のない生き方をしましょう。

そんな風に生きていた朝陽。


あの父親の元にいたら、

自分が自分でなくなってしまう…朝陽が心配。


彼自身も、

「あの頃の自分の方が好きだなって。

昔の自分を思い出すといつも寂しくなる。

だけど今更戻れない。

君が大切にしている仕事や

君の部屋は僕が守る。

君だけを好きでいる。

君の前ではいつも笑顔でいる。

僕が選んだ一番幸せな現実です。

君が誰を好きでも構わない。

恋が始まらなくていい。

ここから一緒に生きよう。」

あらためて音にプロポーズ。



誰を好きでも構わない。

すごいな〜

2番か3番の人と幸せになった人の方が多い。

ホントかな?


その帰り道、

迷子の世話をする練を見かけた音。


練の優しい姿を見て、泣く音。

何かこっちまで練を見てると泣けてくる…


そして木穂子(高畑充希)に

練とお別れすると告げる音。


2年も付き合ったのに

今さら裏切れないと。


「自分は裏切ってもいいんだ?

自分の気持ちは裏切ってもいいんだ?」

という木穂子に


「人を傷つけてまでとは、思わない。」

そんな風に生きてきた音。


「練は?練は傷つけてもいいの?」


「彼はいいの。わかってくれるから。」




同じように考えるから…

5年前、木穂子を傷つけたくなくて

結ばれなかった二人だものね…




音から別れを告げられると知らず、彼女を待つ間に

伝言を入れる練。


二人で東京に来る時に、日が昇るのを見て

「この人がどうか幸せになれますように」

と祈ったという。



「あなたはいつも今日を必死で生きてて、

明日を信じてる。

世の中に希望がないからって

一人一人に希望がないわけじゃない。

あなたを見てるとそう思います。

俺、これからも何があっても変わりません。

俺、いつか…」(ピー)



何?俺いつか、何?

それ以上、伝言入らず

しかも音は事故に遭ってしまう…




晴太(坂口健太郎)は

仮面夫婦の親に嫌気がさして、15歳の時に家を出てしまった。


小夏(森川葵)のことを好きになった理由もやっとわかった。


どこで練と知り合ったのかな?




結婚はゴールではなく、スタートだと今は思う。

現在はまだわからないかもしれないけど、

他の人を思っている人と一緒に居ても辛くなるだけ。

みんな不幸。



朝陽が自分から身を引いてくれないかな…

音の幸せを一番に考えるなら。

それが本当の愛だと思うんだけど…。


いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう 月曜21時 フジテレビ






2016年3月20日日曜日

「家族ノカタチ」最終回の感想:オヤジに聞かすプロポーズ

思わず微笑んでしまう、そんな温かいドラマでした (*^_^*)


お一人さまライフを満喫していた大介(香取慎吾)と葉菜子(上野樹里)。

ある日、それぞれの部屋に親が転がり込んでくることから

何故かご近所付き合いが始まり…

親子とは何か?家族とは何か?結婚とは何か?

を問うホームコメディ。




父・陽三(西田敏行)の余命があと少しであることを知り、

本当はショックなのに、動揺を隠し笑顔で強がる大介。

そんな彼を心配して寄り添う葉菜子。

前回、自分の気持ちに初めて気付いた二人だが、

何か恋人というより、親友とか同志?的な感じ (^_^;)




仕事人間だった陽三も、妻の遺言で

人との関わりを大切にするように変わった。

唯一の家族だった妻を亡くして

人は一人では生きていけないと実感したのだろう。




最初は陽三のせいで人が集まってくることを

鬱陶しく思っていた大介も、今はどことなく楽しそう♪




葉菜子も陽三との出会いと、母・律子(風吹ジュン)の影響で

どんどん変化していった。




ドラマの最初と最後に流れる大介のナレーションが、

中々深く、グッとくる。

「人は変わっていく、良くも悪くも。

ちょっとしたきっかけで人は時に離れたり、

赤の他人が寄り添ったりしながら、

色々な暮らしを作っていく。

同じ暮らしなんてどの窓の中にも一つもなくて、

それぞれの屋根の下、それぞれの窓の中で幸せの形を探し続ける。

正解がどれかなんて誰にもわからずに。」




やりたい放題で、多分満足した陽三は

眠るように息を引き取る…

こんな最期、いいな~




そして喪主の挨拶で

何故か葉菜子にプロポーズする大介。

すごく素敵で、ほのぼのとしたシーンで大好き!

「おめでとう!」の嵐で、陽三さんも嬉しかっただろうな~




陽三の再婚相手・恵(水野美紀)の息子の浩太(高田彪我)は、

平日は大介が今までどうり一緒に暮らし、

週末の1日は律子がピアノを、陽三の親友の医者(森本レオ)が勉強を

教えるという。

みんなで恵が看護士の資格をとることを応援している。




陽三の人柄で人と人との輪が広がり、

シングルマザーで一人で頑張ってきた恵にも

「家族」が出来たのだ (#^.^#)

昔の日本って、こんな感じだったよね。




大介と葉菜子はお互いの部屋に二人の表札を出し、

心地よく行ったり来たりしている。




「ひとつ屋根の下で暮らせば、笑顔で家族みんなが幸せ…

そんなものは幻想だ。

むしろ笑顔で一緒にいられる日常の方が奇跡なのかもしれない。

少しづつ形を変えて、ささやかな日常は続いていく。

それぞれの屋根の下でそれぞれの窓の中で。

それにもちろん日常を維持するには必要なものが幾つかある。

忍耐と愛情と譲り合い、

そして、ささやかなる一人の時間もやっぱり必要だ。」




結婚の理想の形だな~

ホント、家族の存在は有難いけど

家で一人の時間がないとストレスになるし (^^ゞ




インテリアや小物など、とってもお洒落でした。

そして、大介役は香取慎吾の魅力を十二分に引き出したと思う。

慎吾くんが演じた役で一番好きです。


葉菜子役も上野樹里だから、嫌味なく可愛かったんじゃないかな。

水原希子も、「信長協奏曲」のお市ちゃんの時のように

すっごくキュートでした。


本当に素敵なドラマをありがとうございました (*^_^*)


家族ノカタチ 日曜21時 TBS





2016年3月19日土曜日

「お義父さんと呼ばせて」最終回の感想:大波乱の最終回 母が失踪!家族崩壊の危機を救う愛の奇跡

大爆笑&感動の涙…本当に面白いドラマでした!



娘・美蘭(蓮沸美沙子)が連れて来た結婚相手(大道寺保・遠藤憲一)が

自分(花澤紀一郎・渡部篤郎)と同い年のおっさんだったことから

何とか結婚を阻止しようと奮闘するホームコメディ。

濃いキャラと会話の掛け合いが魅力の林宏司オリジナル脚本。





最終回は母・静香(和久井映見)の家出と愛犬タロウの失踪から始まる…

おじいちゃん(品川徹)と次女・真里乃(新川優愛)はタロウの心配、

兄・葉理男(中村倫也)は母の心配。

どちらについて話しているのかが混線して、もう訳がわからない σ^_^;




毎度お馴染みの静香の名前間違い。

今回は置き手紙に「らいおんずさんに宜しく」

「い」しか合ってないじゃん。書いても間違えるんだね。と保。




そして相変わらずの砂清水(山崎育三郎)…

偶然静香を見つけ、引きとめるよう美蘭から頼まれた彼は

自作の歌を聞かせ続ける (-_-;)

「もういいかしら?砂ねずみさん…。」




「お父さんは何も話してくれないし、私の話も聞かない。

上辺だけなのかもしれないわね、私たち夫婦。

スフレみたいなものよ、つつくと中身は空っぽみたいな。

そんな気持ちであなた達の結婚式に出るのが嫌だったの。」

と打ち明ける。

そんな風に感じるのは、愛情があるからだろう。




一生懸命、静香に息子のことを詫びるおじいちゃん。

父親の愛情を感じた。




上司に裏切られ、損失の責任を押し付けられた紀一郎。

勝負にでたが、失敗に終わり、常務を解任されてしまう。

心配して駆け付けた保と二人で飲みに行くのだが

そこでまた「お父さんと」と呼ぶ保に



「お父さんと呼ぶな。

言っとくが、ダディもパパもおとっつぁんも無しだ。」

何を考えたのか「キー坊」と呼ぶ保。

「西川きよしか?吉本の重鎮か?君は横山やすしか?」




子ども達の名前は駐在していた都市、

パリ、ミラノ、サンマリノから付けたことが判明。

ずい分変わった名前だなって思っていたけど、納得!




「仕事は大変だったけど充実していた。

自分の力で仕事を取れるのが楽しくて。

でもそれは女房が家を守ってくれてたからなんだな…

そんなことにも気付かなかったよ。」

妻たちに聞かせたい言葉である。




「その内、仕事の面白さより上司の顔色ばかり窺うようになって。

最後はその上司に裏切られておしまいだ。

哀れなもんだろう。」



「それは違うと思います。

結果はどうあれ、ここまで来た道のりまで色褪せることはありませんよ。

流した汗は、消えるもんじゃありません。

でなきゃサラリーマンなんかやってられないじゃないですか。」

さすが、いいこと言う~ (o^^o)




静香を迎えに行く紀一郎。

長年連れ添った夫婦って、いいな~と思ったシーンだった。

爆笑とホロリが交互に押し寄せてくる。




家族全員が揃ったところで紀一郎が保に

「君が来てからロクなことがない!疫病神だ、君は!

だけどみんな素直になった。

高慢ちきな上っ面だけの家族に一本筋が通った。

俺も変わった。君のおかげだ。」




そして美蘭のことを宜しくお願いしますと頭を下げる。

この時の紀一郎の言葉にもジーンときた。

やっと結婚を認められた二人…おめでとう (^o^)/




ラストシーン、二人の結婚式かと思いきや…

やはりやってくれました(≧∇≦)

ゴールイン迄まだまだかかりそうです。

是非スペシャルドラマを作って欲しい、最高に楽しいドラマでした♪


お義父さんと呼ばせて 火曜22時 フジテレビ




「わたしを離さないで」最終回の感想:愛と希望の結末は…生きること、愛することの意味


「生きる」ことの意味を考えさせられる作品でした



健康な人に身体の一部を「提供」する為に作られたクローン人間。

そんな国の制度から彼らを守ろうとした者が創った学園で育った3人…

彼らが自分達の運命にどう向き合っていくのかを通して、

限られた時間の中で「生きる」ということの意味を問う人間ドラマ。




陽光学園で育った恭子(綾瀬はるか)、美和(水川あさみ)、友彦(三浦春馬)

美和はもう提供が終わり、この世にいない…。

そして友にも3度目の提供の日がもうすぐ来る。




3度目の提供は特別で、殆どの提供者は3度目で終了を迎える。

「死」の宣告を受けるようなものだ。

中には3度目を耐えられる身体の持ち主もいるが、

4度目の提供まで、自分でトイレも行けなくなったり、

心身ともに過酷な時間を過ごすことなるそうだ (-_-;)




何て残酷な運命なんだろう。

恭子たちのクラスメイトだった真実(中井ノエミ)は、

「私たちのような存在を作るのなら、

どうか何も考えないように作って下さい。」

と訴え、自ら命を絶った。




今は廃校になってしまった陽光だが、

次郎先生(甲本雅裕)は、こども達に絵を教えて

彼ら(提供者)の存在を伝えている。




創立者の恵美子先生(麻生祐未)も

この「仕組み」が終わることを望んでいる。



クローンによる「提供」のおかげでどんどん長寿になり、

長過ぎる人生を扱いかねると考え、

ある程度年のいった人だと「提供」を拒否する

ケースも増えているそうだ。




最後が近づき、友が自暴自棄になっている時に

偶然龍子先生(伊藤歩)と再会する恭子。

子ども達のサッカーの試合を観に来ないかと誘われる。




龍子先生は陽光に来る前から

「提供者」たちの権利を獲得する運動をしていた。

今は、提供者から「提供」を受けた人にインタビューして

記事にする仕事をしている。




友と仲が良かったクラスメイトの「ひろき」から

子どもの時に心臓を提供された父親が

試合の応援に来ていた。

彼は自分の子供に「ひろき」と名付けていた。




「あなた達からすれば身勝手な善意かもしれない。

あなた達の命が役にたってますと言われても、

それが何?って話よね…

でも私はその事実に救われた。

そこに感謝があることに。」




そして龍子先生は二人に

「生まれてきてくれてありがとう。ありがとうございます。」

と頭を下げる。




ずっと夢を追いかけて来た友は、

恭子が側にいてくれるだけで良かったことに気付く。

「ずっと恭子に会いたかったという夢が

とっくに叶っていたことに気付いた。」




気づかないというか、忘れてしまうのか、

叶ってる夢って結構あるかも…

友の言葉にハッとさせられた。




「生まれてきて良かった。この世に恭子が居てくれて良かった。

会えて良かった。こんな終わり方が出来て良かった。」

愛する人からこんな風に言われて、

恭子も本当に幸せだと思う。




友が居なくなって一年…。

相変わらず「介護人」のままの恭子。

みんなの思い出を宝箱に入れてきたが、

もう蓋もしまらなくなってしまった。





望が崎で恵美子先生と再会して、

なぜ宝箱をみんなに渡したのかを尋ねると

「誰にも奪えない物を持っていて欲しかった。

あなた達の身体は奪われてしまう。

だけど思い出は奪えない。

それはあなた達を支える縁になってくれる

のではないかと思ったのですよ。」


そんな深い意味があったとは!




恵美子先生と別れて、

「友、私もそっちへ行っていいかな?もういいよね。」と

海に入っていく恭子の足に、一年前に川へ流した

友のサッカーボールが…

「来てはダメだよ。生きて。」と言っているように

まとわりつく。

再び宝箱を提げて歩き出す恭子。





「みんな同じようなものなのかもしれない。

何の為に生れてきたかなんてわからず、

命は必ず終わる。

それが知らされているか、いないかだけの違い。」




生まれてきた意味、

「使命」について、

夢について、

生まれてきて良かったと思えること、

あらためて考えるきっかけになった。




このドラマは二度観ると、より感動するだろう。

最後まで観て本当に良かった。


わたしを離さないで 金曜22時 TBS







2016年3月18日金曜日

「ナオミとカナコ」最終回の感想:後悔してない!絶対逃げ切るよ

今までで最高にドキドキしました!もう死にそー


大学時代からの親友のナオミ(広末涼子)とカナコ(内田有紀)は、

協力してカナコのDV夫・達郎(佐藤隆太)を殺害する。

完全犯罪のはずが、計画外のことがたくさん起きてきて…

毎週ハラハラ・ドキドキ (・_・;




そして

片言の日本語を話し、二人を手助けしてくれる、中国人の李社長、

高畑淳子の演技にとてもハマってしまいました (#^.^#)




李社長は家族や友人思いで、素晴らしい女性。

二人を最後まで守ってくれて…泣けました。

中国の女性、強くてカッコイイ!




ナオミのカナコに対する友情にも感激。

そして、カナコのナオミに対する思いにも…





最終回はまるで鬼ごっこのようで、

お化け屋敷に入った時のようなスリル感。

とても残念な結末だけど、

ラストの演出は、すごく良かった。




本当に見応えのあるドラマでした。

観て良かったし、

原作も読んでみたいな。

今回見逃した方は、是非観てみて下さいね♪


ナオミとカナコ 木曜22時 フジテレビ



パンダの耳あてがふざけてる…そして中国人弁護士も。

2016年3月14日月曜日

「家族ノカタチ」第9話の感想:あいつと一緒にいたい理由

香取慎吾の無理して作る笑顔に泣けた~


お一人さまライフを満喫していた

大介(香取慎吾)と葉菜子(上野樹里)。

それぞれの部屋に親が転がり込んでくることから始まる悲喜劇…

親子とは何か?家族とは何か?結婚とは何か?

を問うホームドラマ。

インテリアや扱う小物を見ているだけでも

楽しくなるお洒落なドラマだ (*^_^*)




前回のラストで自分の病を告白した

大介の父・陽三(西田敏行)。

夏までもたない…足の速い肺がんだって (T_T)

本当は春までもたなかったらしい。

大介と一緒に暮らしたのが良かったみたい。

人間の身体ってすごい。




「笑顔は心の鎧だ。本当の気持ちを隠してくれる。

怯えも動揺も怒りも、殆どの感情はこれで隠せる。

そう、笑顔を作ることで。」

「大丈夫」と嘘の笑顔と言葉で自分を守る大介。

無理して笑うところが痛々しい。




そして一緒に告白を聞いた葉菜子も、

大介が心配で常に上の空…




「動揺するのもわかるし、

人に動揺見せたくないのもわかるけど、

すぐ自分の殻に閉じこもるのは、悪い癖。」

と大介を心配する葉菜子をみて、

母・律子(風吹ジュン)も元ダン・和弥(田中圭)も

部下の莉奈(水原希子)も葉菜子の気持ちに気付いた。

気付かないのは本人だけ (^_^;)




「俺は父親として今まで何をしてきたのだろう。

大介に父として人として、まともに話したことが一度もない。」

遺された時間を家族と一緒に居たいと思った陽三。

でも…

「心配すな なんとかなる」

とTシャツの背中に書いてあるのが、可笑しい。

これも西田敏行のアドリブか?




大介を心配する葉菜子を呼び出す和弥に

「誤解だよ、確かに遠慮なく言い合えて、

気持ち良く喧嘩できて、

辛い時は気持ちを吐き出せて。

とっても居心地のいい相手だけど…」

「他に何が必要?

一緒に居たいって思う理由に、

それ以上他に何が必要なの?」

「え?好きなのかなぁ?」

「それ俺に聞く?」




葉菜子の扱い方を大介に伝えたり、

本当の気持ち、気づかせてあげたり、

いい奴だな~ (*^_^*)




大介を探して、やっと見つけた葉菜子。

前に辛いこと聞いてもらったから借りがあるって、可愛い。





火災報知機、二度も鳴らすし

干物、ベランダに干すし、

牛糞、

風呂にイカを泳がすし、

(スッポンがキッチンの床を這ってたことも)

「帰る前に文句を言おうと思っていたのに、

怒りのやり場が無くなって、

どうしたらいいのかわからなくなってた。」




「作り笑いなんかやめなよ。

ここには誰もいないんだしさ、

そんな無理して笑わなくたって。」

そんな葉菜子にやっと大介も本音を…




「治療しろとも言えない。

静かに見守るのも無理。

素直に浩太みたいに泣くことも出来ない。

親父の顔をまともに見れない。

親父が元気に焼津に戻ったら

一人になるのが楽しみだったのに

今は怖い。親父が死んで一人になるのが。」




家族ってそんなものだよね。

居るのが当たり前になっていて、

その存在の有難さを忘れてしまう。




「一人が辛くなった時は来ればいいよ。

エレベーターに乗って一つ上。

似たような人が居るからそこに。」

温かい言葉…

抱き合う二人に、男女というより

人間愛を感じてしまった。




気持ちを吐き出せた大介は

「鎧を外せた時、心は軽くなる。

重い鎧を一瞬でも外せれば、

必要な時、笑顔をまた作ることも出来るだろう。

だけどその日がきた時、

それでも笑える自信は全くない。」



次週、いよいよ最終回。

淋しい (; ;)

大介と葉菜子の関係は?

そして陽三は?


家族のカタチ 日曜21時 TBS



大介の部屋とは又違った間取りの葉菜子の部屋…お洒落♪





2016年3月12日土曜日

「わたしを離さないで」第9話の感想:未来を取り戻す!! 最後の希望…真実が明かされる時

三浦春馬の演技に泣けました (T_T)
 

身体の一部を提供する為に創られたクローン人間。

世間から隔離された施設で育った者たちが

自らの残酷な運命とどう向き合っていくのかを描いた問題作。




感情的で扱いづらく、散々恭子(綾瀬はるか)を苦しめた

美和(水川あさみ)は、恭子と友彦(三浦春馬)に、

「二人の時間を取り戻して」と

3人が育った施設の校長・恵美子先生(麻生祐未)の住所を渡す。




陽光学園の龍子先生(伊藤歩)から

「陽光はあなた達が思うより深く、あなたたちを守る計画を持っています。

今からでも遅くは無いです、絵を描いて陽光に持って行って。」

という手紙を受け取ってから、苦手だった絵を書き続けた友。



陽光には、本当に愛し合っている二人に与えられる「猶予」がある

という噂があった。



猶予を願い出た二人が本当に愛し合ってたかどうか判断するために

絵を集めていたんではないか、と考える恭子と友。



友が傷つくところ友がを見たくないから

猶予があるかないか先に確かめたかった恭子だが、

友は、

「もらったのは夢だと思う。猶予は、俺らにとっての夢。

だから叶わなくても仕方なくて、でも追いかけるのを楽しもうって。」




運命に抗って、自らの命を絶った真実(中井ノエミ)。

運命を受け入れて、友達に夢を託した美和。

そして最期の時を恭子と愉しもうとする友。




一緒に暮らし出す二人…同棲したて?新婚カップル?みたいで

すごく可愛い (*^_^*)




やっと恵美子先生に会えた二人。

悲しいことに猶予はただの噂だった。

なんと恵美子先生は、恭子達と同じクローンだったのだ !(◎_◎;)

先生の父は科学者で、ヨーロッパでクローン技術の開発を行っていた。

母から創られたクローンだった。




父の遺産で陽光を設立して、最終的な目標としたのが、

全てのクローンにせめて陽光並みの教育を与え、

優秀なクローンは介護人として、

提供に回されることなく生き延びることもできる。




「その為には陽光の教育の成果を示すことが必要でした。

卒業生たちには極めて優秀な提供者であり介護人であってもらうこと。

在校生達にもその教育の成果を示してもらうことが。

絵を描かせたのはその一環です。

この子たちも普通に教育を与えれば、普通の子どもと同じように育つ。

絵はその証明であり、あなた方にも魂はあると世間に知らせる為のものでした。」





その趣旨に賛同してくれる人たちはそれなりに居て、

マダムさん(真飛聖)はその架け橋になっていたとのこと。

龍子先生が、陽光が深く守ろうとしたというのは、

そういう長いスパンでの目論みのことを言ったのだろうと。




「外の人たちは、わたし達には魂なんか無いって思っているのですか?

美和という親友がいました。

勝気で意地悪で、色んな嫌がらせを受けました。

私は疲れ切って、心などいらないと全ての感情に蓋をしました。

だけど彼女の介護人になって、

その嫌がらせの全ては愛情が欲しかったからだと知りました。

彼女が遺した作品…芸術はその魂を映し出す。

純粋で無垢な美和の魂を映し出していました。」




「人間とはあるはずの物が無い世界には戻れない生き物。

クローンの存在で病魔の苦しみから解放された、

そんな役に立つものを誰が手放すのか。

誰も治らない世界になど戻りたくない。

だったらどうするのか?簡単です。認めなければいい。

あくまで同じ人間だと認めなければいい。

だからみんな、あなた達には心が無いと思い込もうとする。

声高に言っても無理、潰されるだけ。

だから地を這う虫のように、

少しづづ少しづつ時代を変えていこうと思った。

あなた達にせめて赦された中で最大限豊かな人生をと思っただけ。

せめて一抹の誇りをもって人生を全うする方法はないか、

だから天使と言った。使命と言った。

他にやり方があったか、教えて下さい。私は間違っていたか。」



先生の言葉も、それを聞いている恭子と友の心も、

とても痛くて、観ていて辛かった。



「恵美子先生の虚しさも少しわかってあげてね。」

とマダムさん。

あなたは本当は何者?




「夢は持っていることに意味がある。」と言う友。

でも「猶予」を信じて努力してきた友にはショックが大き過ぎたと思う。

友はやはり不完全なのか、感情を抑えられなくなると暴れる。

それをいつもなだめる恭子。




「どうか、誰か、これ以上友を傷つけないで下さい。

友は、希望を持ち続けようとした友は、

その分、誰よりも沢山傷ついてきたのだから。

無理に無理を重ねて笑ってきたのだから。」


「俺、もう無理だよ。」


「どうか、誰か、光を。」


恭子の叫びが苦しい。

残酷で辛くなるドラマだけど、

言葉にし難い感動がある。




龍子先生の手紙の真相は本当にこれだけ?

友の人生は次の提供で終わってしまうの?

最終回に救いがあることを心から願う。


わたしを離さないで 金曜22時 TBS



窓に映る顔…こういう演出っていいな~

2016年3月11日金曜日

「ナオミとカナコ」第9話の感想:あなたが死ねば、都合がいいの

女優4人の迫力のある演技に魅了、高畑淳子の中国人女社長は必見です!


大学時代からの親友のナオミ(広末涼子)とカナコ(内田有紀)。

カナコのDV夫・達郎(佐藤隆太)を二人で殺害するが、

達郎の行方を必死に探す姉・陽子(吉田羊)に

どんどん追い込まれていく…




前半は無事に計画を実行出来るのか

ハラハラ・ドキドキ。

後半は犯行がいつバレるのか

やはりハラハラ・ドキドキ。

心臓に悪い (^_^;)




ストーリーはともかくこのドラマ、

高畑淳子演じる李社長の迫力と

片言の日本語が、とにかく面白い (#^.^#)



達郎を演じてもらったリンさん(佐藤隆太二役)が

日本に戻って来てしまい、慌てて居場所を探すナオミに、

リンを匿っていることを話せなかったカナコ。



二人はもう親友というだけではなく、共犯者なのだから、

絶対に事件に関する隠し事は許されない。



二人が一緒の現場を見て、

カナコの言葉に耳を傾けることも出来ず立ち去り、

その後ずっとカナコを避けるナオミ。



見かねた李社長がナオミに会いに来る。

「そんな小さなことにこだわって、日本人みたいなこと言わないのことね。」


「日本人です。

李社長は一番信頼する人に裏切られたらどうしますか?」

「絶対許さないのことよ。

でもあなたと違うね、私コソコソ逃げ隠れしない。

文句直接言う。向こう悪かったら謝るのことよ。」

「それでも許せなかったら?」

「損か得か考えます。許せなくても得するなら私付き合う。

仲直りしないとあなた損するね。」



気持ちいいほど、ストレート。

わかりやすくてイイ!



リンさんの居場所を探している時も、協力してくれて、

リンさんの知人に

「あなた嘘つく意味わかってるね?

嘘つくなら嘘がホントになる位の覚悟持って嘘つきなさい。

その覚悟はあるの?

私に嘘ついたら五寸釘千本飲ますよー!」(;゜0゜)


もう李社長のシーンだけ集めて保存したいくらい (*^^*)



カナコもきちんと謝ろうと、何度もアプローチする。

頑張ったね、偉いよ (T_T)



結局、完璧に思えた計画は思わぬ方向に進み、

陽子は真相に辿り着いてしまう…



カナコはナオミに会いに行き、

謝罪して、一人なら逃げ切れると思うから、

逃げて欲しいと告げる。




達郎の子どもを妊娠してしまったが、

母親に暴力をふるう父親は、もういないから産むと言う。




母は強し!で、陽子の追求にも白を切り通すカナコ。

陽子はカナコに、自殺してくれるなら事件にしないと言う。

達郎の暴力が世間に知られるのは、辛いから。

それも犯罪だよね?



何のことだかわからないと言うカナコの頬を引っ叩き、

(姉弟揃って暴力か…)

「チャンスを棒に振るのね、

あなたにはこれから死よりも辛い現実が待ってるわ。」

(あなたたち、家族もね (−_−#)…)




翌朝、逃亡の準備をしたカナコの元へナオミがやって来る。

「行くよ、カナコ。一緒に逃げるよ。」

ナオミ~ (≧∇≦)

二人で子どもを育てようって、カッコ良すぎる (#^.^#)



でもマンションを出たところで、警察が…

任意同行されるカナコ。そして次週へ。



相変わらず、仕方ないけど、考えが甘い。

逃げるなら陽子が去った直後でしょ!

ラインで犯罪計画やりとりしたり、

カフェで犯罪計画の相談したり、

盗聴器仕掛けられても気付かないし、

リンさんと普通に外で会うし…etc!



来週はいよいよ最終回。

二人はどうなるのか

二人にとって、良い終わり方になって欲しい。


ナオミとカナコ 木曜22時 フジテレビ











「わたしを離さないで」第8話の感想:友との別れ…解ける因縁、託されたのは最期の希望

水川あさみの演技、すごい迫力!


身体の一部を提供する為に創られ、

世間とは隔離された施設で育った者たち。

「提供」の先に待っているのは「解体」という名の死。


そんな残酷な運命とどう向き合っていくのかを描いたヒューマンドラマ。

暗く重い内容だが、感動的な作品である。



4つの臓器を一度に提供する美和(水川あさみ)の最後の願いは、

恭子(綾瀬はるか)と友彦(三浦春馬)の3人で

自分達が育った陽光学園に行くこと。



恭子にとって3人の間にある思い出は、

後味の悪い思い出の方が多い…



陽光は廃校になり、国が運営するホームになっていた。

ホームではまともな食事や教育もなく、

子供たちは言葉もなく表情も暗い。



偽善に満ちていると思っていた陽光は、

本当に良い施設だったことが改めてわかった。

自分たちが普通に喋り、笑えたのは陽光のおかげだったと気づき、

感謝する3人。



そして子供時代の恭子にそっくりな子供が!

無表情で喋らない。

遺伝子をコピーして作られた存在だから、

同じ顔がいても当たり前なのか…



別れ際に美和は、

友のことが好きだったわけではなく、

ひとりになるのが嫌で、2人を引き離したくて友をとったと告白。

2人に謝罪する。

そして2人で猶予を勝ち取ってと恵美子先生(麻生祐未)の住所を渡す。



本当に愛し合っている2人なら、

自由な時間がもらえるという噂が陽光にはあるのだ。



提供の日まで自分の部屋に泊まってと恭子にお願いする美和。

今回の提供で最後になるということが、皆わかっているので辛い。



最後の時…

「ずーっと恭子になりたかった。

可愛くて、絵が上手くて、勉強ができて、みんなに頼りにされていて。

でもなれなくて。恭子を自分のものにしようと思ったの。

だったら同じことじゃないかって。

こうして(恭子の腕を摑んで)いると、安心だった。

それだけで強くなれる気がした。

私は宝箱なんて要らなかった。

だって私の宝物は箱には入らないから。」



美和の宝物は恭子だったのだ (;_;)



これだけで、子どもの頃からの数々の嫌がらせも許してしまえそう (;_;)



提供の時が来て連れて行かれる美和。

恭子に「私を離さないで!」と泣き叫ぶ。



そんな美和の手をとり、

「私たちは天使だから。

困っている人に未来や希望、新しい人生を与えるの。

美和はそういう素晴らしいことをするの。

陽光の生徒たちは、その使命に誇りを持っている天使なの。

私ずっとそばにいるから、ついているから、やり遂げるの。」

と恭子。



そして第1話でそうしていたように、今回は友達を焼却する…

何て残酷なのだろう。



「私たちは崇高な使命を持った天使。

奪われる為に束の間の生を与えられた私たちに、

それ以外に納得できる言葉などないのだ。」

恭子のこの言葉が胸に突き刺さる。



そして今度は介護人として、友彦の元へ…

2人は猶予を勝ち取ることができるのだろうか。



今夜、陽光の謎が明かされる。

恭子と友彦が運命を超えることが出来るよう、祈るしかない。


わたしを離さないで  金曜22時  TBS


最期の時…3人の笑顔が悲しい





2016年3月10日木曜日

「フラジャイル」第9話の感想:余命半年の幼なじみ 未来を託した夢の新薬そ れは希望か悪魔か

最後の敵はアミノ製薬の間瀬部長(高嶋政宏)、そして患者は小出恵介!


病理医が主役の新しい医療ドラマ。

天才病理医の岸(長瀬智也)が、100%の診断を下す為に闘う。

ドラマとしても充分に面白いが、

患者側からみて、とても参考になるドラマです (*^^*)




前回、ひとりで5人分の仕事をこなす臨床検査技師の森井(野村周平)が、

やはり医者になりたいと辞めてしまう。

人手不足で検査結果が中々出ない為、病理診断科はクレームの嵐 >_<



このドラマを観て初めて病院の仕組みがわかった。

ご遺体を解剖する剖検も、病理の仕事だったんだですね。

剖検とは、未来の誰かの命のため。

自分は構わないが、家族を剖検するのは…って人、多いだろうな。



最後の患者は、ザッキー(武井咲)の幼なじみの松田幸司(小出恵介)。

15年ぶりの再会は、残念なことに転移性腺癌ステージ4B で余命半年…

あまりの辛さに仕事中に泣き出してしまうザッキー。



そんな彼女に岸は

悪いけどお前、ここ辞めてもらってもいいかな?

今のお前に100%の診断なんて出来ないだろう?

そんな奴に顕微鏡を触らせるわけにはいかない。

たった1人の患者に振り回されているなら、出て行ってくれ。

そして思う存分治療法を探して、患者の看病をすればいい。」

岸の言うことわかるけど、わかるけどねー (-。-;



心配したまどか(小雪)は、

「大丈夫なの?森井くんだけじゃなくてあの子まで突き放すようなこと言って。

今の病理はバラバラ…このままだとほんとに潰されちゃうんじゃないの?

あんたのスタイルはよくわかっている、

自分の信念を絶対に曲げなくて周りにも厳しくあたる。

でもそれが結局、あんたの100%の診断の妨げになってない?

それってどうなの?ちゃんと向き合いなさいよ。」

さすが元カノ。

岸のことよくわかっているし、認めているし、いつも親身だ。


でもこんなことではメゲないザッキー!さすが〜 (o^^o)


幸司が見つけた新薬の治験を、岸に願い出る。

でも冒頭からこの新薬による副作用で人が亡くなっている ´д` ;

治験の目的は治療じゃない。薬の評価である…新薬の治験怖い。




何故か岸に近づこうとして、

森井に付き纏っていたアミノ製薬の火箱(松井玲奈)。

部長から病理医に近づいても仕方ないだろ?と言われ、

「彼は変人だけど極めて優秀で、

敵が多いのに誰よりも発言力がある病理医です。」と答えていたが、

何か別の理由があるような気がしてならない。



そして2相の治験が始まるが、

1相の臨床試験資料を読んだ岸が何かに気がつく…

最終回がどうなるかとても楽しみ。是非拡大枠で放送して欲しいです。


フラジャイル 水曜22時 フジテレビ




2016年3月9日水曜日

「フラジャイル」第8話の感想:天才病理医のピンチ 女性患者に取り違えが発覚!? 真実を暴け!!

病理診断科、最大のピンチ! 岸チーム、解散か!?



病理医が主役の新しい医療ドラマ。

観ていてとても勉強になるし、スカッとします (o^^o)

そして天才病理医の岸を演じる長瀬智也が、超かっこいい!




今回は女性外科の検体取り違えで、病理診断科のミスが疑われる。

婦人科医の柳原部長(森口瑤子)は、病理のミスと決めつけて、

「検体の取り違えをしたとしたら大問題よ。健康な患者の胸に傷をつけたの。

患者の気持ちを考えたら、小さな傷で済んだなんて許されない.

取り返しのつかないことなのよ!」とヒステリックに怒鳴るだけ。




カンファレンスでも

「人のカンファを荒らす時間があるなら、正確な診断に時間を費やすべきです。」

と今までやり込めてきた臨床医達からここぞとばかりに言われ、

悔しいかった (>人<;)



実は女性外科から複数の検体が送られてきたところに、

製薬会社の火箱(松井玲奈)が勝手に入って来たことで、

慌てて彼女を追い出した森井(野村周平)。

岸達の留守中に、部外者を入室させたことで怒られると思った森井は、

そのことを隠していた。



後ろめたい森井は、自分が疑われていると思い、

普段の待遇について岸に不満をぶちまけ、余計な事まで言い過ぎてしまう (´Д` )

見ていてハラハラしてしまった。



そして診断を確定する為の検査をもう一度行ってもらうように頭を下げる岸。

頭を下げたらミスを認めてしまうことになると心配するザッキー(武井咲)。

中熊教授(北大路欣也)は

「とにかく今、中ぶらりんになっている診断を確定することしか、

あいつの頭にはないんだよ。」と諭す。



ザッキー達のおかげで、女性外科が検体に氏名を貼り間違えたことが発覚。

「私たちは人間よ、100%ミスをしないなんて不可能。

たった1度のミスで、有望な医者の芽を摘むようなことがあってはならないと

思うの。」

はぁ?ふざけるな!



「ミスは仕方がない?随分と医者に都合の良い言い分ですね。

それじゃあ患者に必ず誰かが犠牲になりますよと

言っているようなものじゃないですか。患者はたまったものじゃない。

ロシアンルーレットやってるんじゃないんだからさぁ、

医者は医療現場の人間はたった1度のミスも許されない。

…ミスで人を殺すこともあるんだよ、

人を殺しても仕方がない?そんなのありえない!

…約束しますよ、僕たち病理は100%の診断を出すって。」

岸の言葉には毎回スカッとさせられる。



病理診断科のミスと決めつけ、岸の決めゼリフを真似て、

「病院の決断は絶対だ。」

と、前回岸にやり込められた副院長(中丸新将)の言葉にもムカつく。



岸は、そばとか細い物以外は食べないのだろうか?

いつも焼きそばパンは食べているし、

温泉でも春雨サラダをつまんだだけ。

オムレツは食べないが、オムそばは食べる。

何か意味があるのかな?

オムそばに反応した時の岸…すごいリアクション (*^^*)


何気に食べるシーンにこだわりがあるところも面白い。



森井は、医大に入る為に受験勉強を始めるが、

岸にもザッキーにも内緒。

そして今回、医者になりたいから辞めると言い出す。

岸達チームはどうなってしまうのだろうか…。



最終回に向けて、ザッキーの幼なじみの小出恵介が最後の患者で登場。

彼は助かるのだろうか。

森井不在で本当に大丈夫なのだろうか?


フラジャイル 水曜22時 フジテレビ



誰に対しても正論をはっきり言う岸はかっこいい。長瀬智也の後ろ姿の演技も素晴らしい。