病理医が主役の新しい医療ドラマ。
長瀬智也演じる天才病理医の岸が、100%の診断を下す為に闘う。
今までの医療ドラマの中で一番、役に立つ知識が得られた気がします。
最後の患者は、新人病理医のザッキー(武井咲)の幼なじみの
幸司(小出恵介)。
末期癌患者の彼は、アミノ製薬の新薬の治験を受けたいと希望する。
岸も許可し、Ⅱ相の治験がスタートするが、
Ⅰ相の症例報告で気になることを発見。
たまたま岸の右腕だった臨床検査技師の森井(野村周平)が
勤務している病院だったので、彼に調べてもらうよう頼みに行く。
医者になるつもりだという森井に
「どんな医者になりたいの?」とひと言。
即答できない森井。
救命センターの上司である医師からも
「何で医者になりたいのか、わからないな~。
命を救う仕事に就きたいなら、今だってそうだろ?
自分なんか、学閥の柵はあるし、
製薬会社とうまく付き合わなきゃいけないし、
患者からは何でも治してくれるマシンだと思われてる。
何でも治したいけど
救命は診断をつけることすら難しい。
頑張っても正確な診断は8割ってとこかな。」
岸の病院の救命医達は
「正しい診断なんて救命6割、その他は8割。
それくらい出せれば合格だ。」
と言っていたっけ (>_<)
中熊教授(北大路欣也)もアミノ製薬が
データを改ざんしているのではないかと疑う。
二人が睨んだ通り、間瀬(高嶋政宏)が
不利な情報を報告書から削除していたのだ。
治験に副作用はつきものだから続けるという幸司。
腫瘍は縮小したが、副作用の急性膵炎を起こしてしまった。
案の定、間瀬がやって来て、
副作用の痕跡を消すよう、症例報告の改ざんを依頼。
医者と製薬会社は持ちつ持たれつだと言う間瀬に
「対策無しに治験を続ければ、副作用で亡くなる人の数は
もっと増える。それは見殺しか?」と忠告する岸。
結局、副作用を隠すために幸司を治験対象から外すという…
ラスボスは最低最悪キャラだった <`ヘ´>
沢山の医師が集まる「臨床症例検討会」
闇に葬られた新薬の副作用を明らかにする為に
岸が選んだステージ。
さすが~!
もちろん間瀬も出席している。そして森井も。
「進行膵がんに対する化学療法と副作用例」という
テーマで幸司の副作用とアミノ製薬の隠蔽について報告。
「はっきり言いましょう。
これは製薬メーカーによる犯罪的行為です。
…
膨大な開発費と長い年月をかけて作られた薬だから
ミスは許されない。その考えが悪を生む。
悪性で組織的に広がっていく癌と同じだ。」
スッキリした~ (^^)v
そして森井は
「答えが見つかりました。
僕は医者になりたかったんじゃありませんでした。
人の命を救う為に100%の仕事がしたいです。」
そしてチーム岸に復活!!
とてもスカッとする清々しいドラマでした。
岸先生役が、最初「松潤」と流れたらしいけど、長瀬君で良かった!
原作のコミックはまだ連載中なので、続編を期待します。
原作を読むと岸が細長い物しか食べない理由、わかるのかな?
フラジャイル 水曜22時 フジテレビ