2017年7月17日月曜日

「過保護のカホコ」第1話の感想

自立し始める娘と毒母の物語?



アルバイト経験なし、

一人で服も選べない、

駅まで歩いたこともない。

超過保護に育てられた女子大生

根本加穂子(高畑充希)。



就職支援課で偶然出会った一人の青年

麦野初(竹内涼真)の言葉で

自分の中に眠っていた力を

見つけていく…



「家政婦のミタ」など数々の

ヒットドラマを手掛けてきた

遊川和彦が描く痛快ホームドラマ。




エントリーシートだけで

すべて不合格になっている

カホコの毎晩の日課は

母・泉(黒木瞳)と面接の練習の後

子ども時代の自分のビデオ鑑賞 (゚o゚;;



就職支援課で偶然出会った麦野は

ママ、ママと母親の話ばかりする

カホコにイラッときて説教。

「お前みたいな過保護がいるから

日本はダメになるんだよ!」



親は子どもを甘やかし

学校は保護者を甘やかし

会社は社員を甘やかし

政府は役人を甘やかす…



うーん、激しく共感!



その話を聞いた父・正高(時任三郎)は

『俺が普段言えないことを

言った奴が居るのか…』

父は甘いだけで、まともだ。



それに対し、泉は

「カホコは普通よ。

ちょっと他の家の子より

愛されているだけ。」

と過保護の実感が全くない。



正高は現実を伝えようとしても

カホコの顔を見ると言い出せず

自己嫌悪に陥るのだった…




泉の実家、正高の実家で誕生会。

そして本番は家で家族3人でと

3回も誕生会を開いてもらうことに

又しても麦野はドン引き (^_^;)



更にパパの取引先の会社に頼んで

就職も決まりそうだと聞くと



「何でこの世から無くならないかな、

違法駐車と駆け込み乗車とコネ入社!」



コネはダメなのかと素朴に

尋ねるカホコに



「大事なことがわかってないんだよ

そもそも、お前は

何の為に働くんだ?」



固まるカホコ…




結局コネ入社もやはりダメで…

ショックを受けるカホコに



「前向きに考えると

もう就活しなくても

イイってことなんじゃないかな」

と泉…(゚o゚;;



女にとって家事や子育ては

大切な仕事だから

アルバイトしながらイイ人を探す。

「花嫁修業よ♪」(^_^;)



この母の元に居たら

ダメ人間になることは

間違いない。




就職はせずに画家を目指すと

決めていた麦野は

「夢を追うのは大学までにして

堅実なところに就職することを

考えた方がいい。」

と教授から言われてしまう。



親もなく

奨学金も返さなくてはいけない。



イライラしてキャンパスを

歩いていると

のん気にママの弁当を食べる

カホコとバッタリ。



就活やめて花嫁修業をすることにしたと

聞き…

「親から自立する気はあるのか?



要するにお前はずっと

子どものままでいたいんだよ。


ずっと竜宮城に居て

社会に出て働くのが恐いんだよ。

違うか?」



それに対し

「教えて!

みんな何の為に働いているの?」



返答に困った麦野は

働いたことない奴にはわからないからと

ティッシュ配りのバイトを押しつける。



全て配り終わるまで帰れないが

カホコのペースでは

夜中までかかるだろう (-_-;)



家で誕生会の準備をしている泉に

『パーティは無理』と

カホコからメッセージが届くが

そのまま連絡がつかず…



心配して友だちに連絡しまくり

挙句の果てに義理の弟達にも

協力を仰ぐ泉。

もう正気の沙汰とは思えない (-_-;)



見かねた正高が

「俺たち、ちょっとカホコを

過保護にし過ぎじゃないかな?」

と言うと



「私は過保護になんか

してないけど?

私はあの子に

挫折を味あわせたくないの。」



確かに親として

子どもが傷つく姿を見るのは辛い。

でもね…



「気持ちはわかるけど

このままじゃいつまでも

ママを頼って生きていくことに

なってしまうんじゃないかな?



色々苦労するかもしれないけど

カホコなら大丈夫、そう信じて

一人立ちさせてやるのも

親の務めなんじゃないかな?」



すると

「全部、私がいけないんでしょ。



何で私が不幸にさせてるみたいな

言い方されないといけないの?


結局あなたは私のことを

バカにしてるのよ。

ろくに社会に出たことない

専業主婦だから…」



泣きだす泉…

疲れるわ~

こういう女性、超苦手 (-。-;




ピザ屋のバイトへ行った麦野は

様子を見に来ては

配達を押しつけて休憩 (-_-;)



でも店長から

今日の店員さんがとても感じ良かったと

お客様から連絡があったと言われ、

更に一生懸命ティッシュを配る

姿を見て、カホコに対する見方が変わる。



麦野も手伝ってようやく配り終わると

空腹から倒れてしまう (^_^;)



ファミレスで、いつもより美味しいと

言うカホコに、労働の後だからだと麦野。


「俺たち一般市民は

こうやって汗流した後の

ビールや飯が旨いから

明日も頑張ろうという気に

なるんだよ。」



そしてお腹が一杯になると

寝てしまうカホコ…

本当に子どもみたい。

っていうか、病気?



思わずカホコの寝顔を

スケッチする麦野。



朝になり、目覚めたカホコは

そのスケッチを見て、感動。



この絵を見たらみんな

幸せな気持ちになれるから

絶対画家になるべきだよと

興奮してまくしたて、酸欠になり

再び寝てしまう (^◇^;)



玄関の前まで送り届けるが

それでも目を覚まさない…



両親に家の中まで運ばれて

ようやく目覚めると


「やっとわかったよ、

何の為に働くか。


カホコは人を幸せにする為に

働きたい。


誰かに感謝されたり

人の役にたってると思ったら


ちょっと大人になれた

気がしたし。」



そして又寝てしまう…

どんだけ寝るんかい!

やはり子どもか?




もの覚えは悪いが

こうとわかったら

誰よりも一生懸命頑張る子。



『自分の力で、たくさん人を

幸せに出来る仕事を見つけたい。』

目標を見つけたカホコ が

どう成長していくのか、楽しみ♪



そして自立していく娘を

泉がどう受け入れていくのか…



長女である泉は

実家でも親や妹、義理の弟達にも

指示を出し、

三女の娘の才能に露骨に嫉妬。



そして夫の実家では

借りて来た猫のように

小さな声で喋り

家では夫をないがしろにする

ホント面倒臭い、嫌な女性 (-_-;)

黒木瞳の演技が光る役どころだ。



そしてデモどって親に寄生する

正高の妹・教子(濱田マリ)の

存在も波乱を呼びそう。



ひと癖もふた癖もありそうな

親戚たちなど

遊川脚本独特な世界が

繰り広げられていくのだろう


過保護のカホコ 水曜22時 日本テレビ



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