自立し始める娘と毒母の物語?
アルバイト経験なし、
一人で服も選べない、
駅まで歩いたこともない。
超過保護に育てられた女子大生
根本加穂子(高畑充希)。
就職支援課で偶然出会った一人の青年
麦野初(竹内涼真)の言葉で
自分の中に眠っていた力を
見つけていく…
「家政婦のミタ」など数々の
ヒットドラマを手掛けてきた
遊川和彦が描く痛快ホームドラマ。
エントリーシートだけで
すべて不合格になっている
カホコの毎晩の日課は
母・泉(黒木瞳)と面接の練習の後
子ども時代の自分のビデオ鑑賞 (゚o゚;;
就職支援課で偶然出会った麦野は
ママ、ママと母親の話ばかりする
カホコにイラッときて説教。
「お前みたいな過保護がいるから
日本はダメになるんだよ!」
親は子どもを甘やかし
学校は保護者を甘やかし
会社は社員を甘やかし
政府は役人を甘やかす…
うーん、激しく共感!
その話を聞いた父・正高(時任三郎)は
『俺が普段言えないことを
言った奴が居るのか…』
父は甘いだけで、まともだ。
それに対し、泉は
「カホコは普通よ。
ちょっと他の家の子より
愛されているだけ。」
と過保護の実感が全くない。
正高は現実を伝えようとしても
カホコの顔を見ると言い出せず
自己嫌悪に陥るのだった…
泉の実家、正高の実家で誕生会。
そして本番は家で家族3人でと
3回も誕生会を開いてもらうことに
又しても麦野はドン引き (^_^;)
更にパパの取引先の会社に頼んで
就職も決まりそうだと聞くと
「何でこの世から無くならないかな、
違法駐車と駆け込み乗車とコネ入社!」
コネはダメなのかと素朴に
尋ねるカホコに
「大事なことがわかってないんだよ
そもそも、お前は
何の為に働くんだ?」
固まるカホコ…
結局コネ入社もやはりダメで…
ショックを受けるカホコに
「前向きに考えると
もう就活しなくても
イイってことなんじゃないかな」
と泉…(゚o゚;;
女にとって家事や子育ては
大切な仕事だから
アルバイトしながらイイ人を探す。
「花嫁修業よ♪」(^_^;)
この母の元に居たら
ダメ人間になることは
間違いない。
就職はせずに画家を目指すと
決めていた麦野は
「夢を追うのは大学までにして
堅実なところに就職することを
考えた方がいい。」
と教授から言われてしまう。
親もなく
奨学金も返さなくてはいけない。
イライラしてキャンパスを
歩いていると
のん気にママの弁当を食べる
カホコとバッタリ。
就活やめて花嫁修業をすることにしたと
聞き…
「親から自立する気はあるのか?
…
要するにお前はずっと
子どものままでいたいんだよ。
ずっと竜宮城に居て
社会に出て働くのが恐いんだよ。
違うか?」
それに対し
「教えて!
みんな何の為に働いているの?」
返答に困った麦野は
働いたことない奴にはわからないからと
ティッシュ配りのバイトを押しつける。
全て配り終わるまで帰れないが
カホコのペースでは
夜中までかかるだろう (-_-;)
家で誕生会の準備をしている泉に
『パーティは無理』と
カホコからメッセージが届くが
そのまま連絡がつかず…
心配して友だちに連絡しまくり
挙句の果てに義理の弟達にも
協力を仰ぐ泉。
もう正気の沙汰とは思えない (-_-;)
見かねた正高が
「俺たち、ちょっとカホコを
過保護にし過ぎじゃないかな?」
と言うと
「私は過保護になんか
してないけど?
私はあの子に
挫折を味あわせたくないの。」
確かに親として
子どもが傷つく姿を見るのは辛い。
でもね…
「気持ちはわかるけど
このままじゃいつまでも
ママを頼って生きていくことに
なってしまうんじゃないかな?
…
色々苦労するかもしれないけど
カホコなら大丈夫、そう信じて
一人立ちさせてやるのも
親の務めなんじゃないかな?」
すると
「全部、私がいけないんでしょ。
…
何で私が不幸にさせてるみたいな
言い方されないといけないの?
結局あなたは私のことを
バカにしてるのよ。
ろくに社会に出たことない
専業主婦だから…」
泣きだす泉…
疲れるわ~
こういう女性、超苦手 (-。-;
ピザ屋のバイトへ行った麦野は
様子を見に来ては
配達を押しつけて休憩 (-_-;)
でも店長から
今日の店員さんがとても感じ良かったと
お客様から連絡があったと言われ、
更に一生懸命ティッシュを配る
姿を見て、カホコに対する見方が変わる。
麦野も手伝ってようやく配り終わると
空腹から倒れてしまう (^_^;)
ファミレスで、いつもより美味しいと
言うカホコに、労働の後だからだと麦野。
「俺たち一般市民は
こうやって汗流した後の
ビールや飯が旨いから
明日も頑張ろうという気に
なるんだよ。」
そしてお腹が一杯になると
寝てしまうカホコ…
本当に子どもみたい。
っていうか、病気?
思わずカホコの寝顔を
スケッチする麦野。
朝になり、目覚めたカホコは
そのスケッチを見て、感動。
この絵を見たらみんな
幸せな気持ちになれるから
絶対画家になるべきだよと
興奮してまくしたて、酸欠になり
再び寝てしまう (^◇^;)
玄関の前まで送り届けるが
それでも目を覚まさない…
両親に家の中まで運ばれて
ようやく目覚めると
「やっとわかったよ、
何の為に働くか。
カホコは人を幸せにする為に
働きたい。
誰かに感謝されたり
人の役にたってると思ったら
ちょっと大人になれた
気がしたし。」
そして又寝てしまう…
どんだけ寝るんかい!
やはり子どもか?
もの覚えは悪いが
こうとわかったら
誰よりも一生懸命頑張る子。
『自分の力で、たくさん人を
幸せに出来る仕事を見つけたい。』
目標を見つけたカホコ が
どう成長していくのか、楽しみ♪
そして自立していく娘を
泉がどう受け入れていくのか…
長女である泉は
実家でも親や妹、義理の弟達にも
指示を出し、
三女の娘の才能に露骨に嫉妬。
そして夫の実家では
借りて来た猫のように
小さな声で喋り
家では夫をないがしろにする
ホント面倒臭い、嫌な女性 (-_-;)
黒木瞳の演技が光る役どころだ。
そしてデモどって親に寄生する
正高の妹・教子(濱田マリ)の
存在も波乱を呼びそう。
ひと癖もふた癖もありそうな
親戚たちなど
遊川脚本独特な世界が
繰り広げられていくのだろう
過保護のカホコ 水曜22時 日本テレビ
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