2016年2月14日日曜日

土曜ドラマ「逃げる女」最終回の感想:滅びぬ愛

仲里依紗の狂気の演技が光っていた


冤罪で8年間刑務所に入っていた梨江子(水野美紀)。

無実が証明され、出所してから嘘の証言をしたかつての親友あずみ(田畑智子)を

探す旅に出る。旅の途中で出会った美緒(仲里依紗)と行動を共にするのだが…

美緒は連続殺人事件の犯人だった。



親から酷い虐待を受けて育ったせいで、壊れてしまった美緒を演じる

仲里依紗の狂気じみた演技が凄かった。

何故かずっと後を付いて来る美緒を、最初は拒絶していた梨江子だが、

危ないところを何度も助けられ、段々美緒を愛おしく思っていく。



何でも揃っている梨江子だったが、どこか欠落していて、

慕ってくるあずみや殺害された児童の淋しさを理解できず、

寄り添ってあげずに、突き放していた。

あずみが嘘の証言をしたのは、受け入れてもらえない淋しさから?

そんなあずみを何と美緒が殺害していたとは!



美緒に出会って、自分の足りないところに気づき、

今度は最後まで寄り添うことが出来た梨江子。

美緒は多分死刑になるだろう。



迷惑をかけられたと梨江子を受け入れなかった妹が、

体当たりで姉を逃がす姿が痛々しかった。

そして冤罪を起こしてしまった佐久間刑事(遠藤憲一)が、

必死に梨江子を守ろうとする姿も。



ドラマ好きな人にとっては見応えのあるドラマだったと思う。









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