長い間の確執が解け、本当の友情がスタート!提供者で柄本佑も登場。
身体の一部を提供する為に創られ、
世間とは隔離された施設で育てられた者たちが、
自らの残酷な運命とどう向き合っていくのかを描いた問題作。
大人になり、施設を出た主人公達…
「提供」が始まるまでの自由な3年間の第2章も終わり、
「提供」が始まった最終章がスタート。
子どもの頃からわがままでヒステリックな美和(水川あさみ)と
とても純粋で夢を追いかけてきた友彦(三浦春馬)は
すでに「提供」が始まっていて、体調も良くない。
美和が、ずっと依存して、自尊心を守る為から傷つけ続けてきた
恭子(綾瀬はるか)は、
第2章のラストで美和から離れて行くが、
今は美和の介護人をしている。
子ども時代に
友彦からプレゼントされて恭子が大切にしていたCDを
盗んだ美和…
これ見よがしに何度もそのCDを恭子が見えるところに置く。
「察してよ」という美和の行動にちょっとイラっとするが、
ある意味、可愛いところでもあるんだろうな…
私には出来ない芸当だ (^_^;)
ずっと無視し続けてきた恭子が
加藤(柄本佑)の言葉を聞いて
今回ようやく、美和に聞いてみる。
いつも冷静で優しい恭子が怒る姿を見てみたかった。
そしたら本当の友達になれる、対等な関係に。
そんな風に思っていたとわかったら
今までのこと許せちゃう感じ。
ずっと恭子に片思いしていたんだ。
恭子も現在の変わった美和を認め、
やっと本当の友人になれた気がする。
長かった~
でも美和は、次は3つの臓器を「提供」することが決まっている。
3つ同時に「提供」なんて、「解体」と同じではないか!と
抗議した恭子だが、
美和は回復に時間が掛かり、経費が掛かると説明される。
一体何なんだろう。
彼らは間違いなく「人」なのに。
「創るなら何も考えたり感じたりしないように創って欲しい」
と訴え、自ら命を絶った真実(中井ノエミ)の叫びを思い出した。
自分の命を自分の為に使った、恭子の心の友…
何年ぶりかに3人で再会して、
彼らが育った施設、今は廃校となった陽光学園を訪ねる。
そういう施設は沢山あるようで、
陽光は、生徒達のことを本当に親身になって考える
良い施設だったことが第2章からわかってきた。
彼らを「もの」としか考えず、教育すらしなかった施設もあるのだ。
今回、陽光の秘密がわかるかと期待していたのだが、
それは次回のお話。
どんどん次が楽しみになってくる。
わたしを離さないで 金曜22時 TBS
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