2016年2月27日土曜日

「わたしを離さないで」第7話の感想:最終章へ…再会の夢近づく終末に望むのは許しと愛

長い間の確執が解け、本当の友情がスタート!提供者で柄本佑も登場。



身体の一部を提供する為に創られ、

世間とは隔離された施設で育てられた者たちが、

自らの残酷な運命とどう向き合っていくのかを描いた問題作。




大人になり、施設を出た主人公達…

「提供」が始まるまでの自由な3年間の第2章も終わり、

「提供」が始まった最終章がスタート。




子どもの頃からわがままでヒステリックな美和(水川あさみ)と

とても純粋で夢を追いかけてきた友彦(三浦春馬)は

すでに「提供」が始まっていて、体調も良くない。



美和が、ずっと依存して、自尊心を守る為から傷つけ続けてきた

恭子(綾瀬はるか)は、

第2章のラストで美和から離れて行くが、

今は美和の介護人をしている。




子ども時代に

友彦からプレゼントされて恭子が大切にしていたCDを

盗んだ美和…

これ見よがしに何度もそのCDを恭子が見えるところに置く。



「察してよ」という美和の行動にちょっとイラっとするが、

ある意味、可愛いところでもあるんだろうな…

私には出来ない芸当だ (^_^;)



ずっと無視し続けてきた恭子が

加藤(柄本佑)の言葉を聞いて

今回ようやく、美和に聞いてみる。


いつも冷静で優しい恭子が怒る姿を見てみたかった。

そしたら本当の友達になれる、対等な関係に。


そんな風に思っていたとわかったら

今までのこと許せちゃう感じ。

ずっと恭子に片思いしていたんだ。



恭子も現在の変わった美和を認め、

やっと本当の友人になれた気がする。

長かった~


でも美和は、次は3つの臓器を「提供」することが決まっている。

3つ同時に「提供」なんて、「解体」と同じではないか!と

抗議した恭子だが、

美和は回復に時間が掛かり、経費が掛かると説明される。


一体何なんだろう。

彼らは間違いなく「人」なのに。


「創るなら何も考えたり感じたりしないように創って欲しい」

と訴え、自ら命を絶った真実(中井ノエミ)の叫びを思い出した。

自分の命を自分の為に使った、恭子の心の友…




何年ぶりかに3人で再会して、

彼らが育った施設、今は廃校となった陽光学園を訪ねる。


そういう施設は沢山あるようで、

陽光は、生徒達のことを本当に親身になって考える

良い施設だったことが第2章からわかってきた。

彼らを「もの」としか考えず、教育すらしなかった施設もあるのだ。




今回、陽光の秘密がわかるかと期待していたのだが、

それは次回のお話。

どんどん次が楽しみになってくる。


わたしを離さないで 金曜22時 TBS


































0 件のコメント:

コメントを投稿