2016年12月27日火曜日

「砂の塔」最終回の感想:お前が犯人だったのか…謎の誘拐事件、かつてない衝 撃のラスト!

正しい母親って?



ホテルのような豪華さとセキュリティの高さを誇る

タワーマンションを舞台にした本格サスペンス。




タワマンに暮らすセレブ妻たちの

見栄と虚飾にまみれた息苦しい生活。

そして世間を騒がす謎の連続幼児失踪事件


通称ハーメルン事件の真相が明らかに!




タワーマンションに越してきた

高野亜紀(菅野美穂)。



恐るべき隣人

佐々木弓子(松嶋菜々子)は

夫・健一(田中直樹)の元妻で



和樹(佐野勇斗)の生みの親だった。




一度は生みの母に会いたいと

家を出た和樹だが

やはり自分の家族は亜紀たちしかいないと

気づき、戻って来る。




が、その途中でハーメルン事件の

犯人と思われる人物に遭遇 (゚o゚;;

どこかに連れ去られてしまう…




マンションでは寛子(横山めぐみ)の

息子が行方不明になり大騒ぎに。

警察に和樹のことも話すが

補導歴があるとかで

相手にしてもらえない (>_<)




健一は、弓子が強硬手段に出て

連れ去ったのではと考えるが、見当外れ。

お店も人に任せ、どこかへ行こうとしていた。




寛子のところへは身代金を要求する

犯人からのメールが届く。




ハーメルン事件の犯人を

浩子の夫・阿相(津田寛治)だと

推測した健一は居場所を掴み

阿相を問い詰めるのだが…




犯人を装い、お金を持って来させる為に

息子を誘拐しただけ (-_-メ)




自分が欲しがっていた物は

全部偽物だったと気づいた寛子。

クリスマスツリーを薙ぎ倒し

「二人でやり直そう」と息子と

家を出て行くが、そのせいで出火!




どこまでも迷惑なボスママ…




一方、犯人の手掛かりを追って

山梨県へ向かった荒又刑事(光石研)達は

行方不明になった子ども達が居たと

思われる家を発見。

と同時に怪しいワゴン車が走り去る!




和樹の足取りを追う内に

マンションのどこかに

閉じ込められていると確信した夫婦。




健一は警察へ。

亜紀はマンションの中を探し始め

弓子も和樹を探しにマンションに

戻って来る。




火災の中、必死で和樹を探す

二人の母親の姿…



あちこちに仕掛けた監視カメラで

和樹の居場所を確認した弓子。

でも火災でエレベーターは動かない!



亜紀に電話をして場所を伝え

「和樹を助けて!」とお願いする弓子。



「大丈夫です。

今度は私が和樹を助けますから。

必ず助けます!

私、母親ですから。」



このやり取りには

ホント泣けました (; ;)



監禁場所には

何と生方(岩田剛典)の姿が (゚o゚;;




そしてワゴン車を発見した荒又は

犯人と思われる認知症の女性を確保。

共犯者が息子だったことがわかり

健一と共にマンションへ向かう。




「俺がハーメルン事件の犯人。


愚かな母親を罰するため。

世の中クズな母親ばかり。



子どもの為みたいな顔して

裏側は見栄だのくだらないプライドだの

自分のことしか考えていない。


俺の母親もそうだった…」



そして母親から受けた

虐待の跡を見せる…




無理やり誰かに手伝わされたのか

誰かを庇っているのではないかと

信じない亜紀。




やはり母親を庇っていた!

警察から逃げる姿と

流れる音楽…

この先も涙、涙…



「もう全部終わったんだよ。

本当の自分に戻っていいだんだよ。」

と生方に語りかける荒又。




子どもと遊ぶのが好きだった

認知症の母が

ある日子どもを誘拐してしまった。




でも親からネグレクトを受けていた

子どもは家に帰りたくないと。

そして二人目以降は

全部自分が誘拐した…




「あの子たちが昔の俺に

見えたから。


愛して欲しいのに

愛してもらえない。


逃げたいのに

逃げ出せない。


あの頃の俺と

同じに見えたから

助けてやりたかった。



それと母親たちに

気づいて欲しかった。



子どもが目の前から

居なくなったら

どんな思いをするか。」




虐待を受けていたが

母は母で大変だったと。

父のことを本当に愛していたのに

ゴミみたいに捨てられて

可哀想な人なんだと。




子どもってどこまでも

親に優しい…




黄色いカーネーションの花言葉は

「軽蔑」「嫉妬」「愛情の揺らぎ」「友情」

彼は何を思ってこの花を

置いたのだろうか…





無事に保護された和樹を

遠くから見つめる弓子。

駆け寄って抱きしめたいだろうに…



「安心して

もう二度と現れないから。

あの子の、和樹のこと…」



「はい。幸せにします。必ず。」



去って行く弓子。

そして和樹を呼ぶ亜紀。



駆け寄った和樹に

名前の意味を

涙をこらえながら伝える。



「母に伝えてくれませんか。

僕は今すごく幸せだから

だから僕を生んでくれて

ありがとうございましたって。」


このひと言に

すごく救われたと思う。

和樹も薄々わかっていたのかな…




我が子への愛が母を強くする。

正しい母親、それは逃げない母親。

どんなに苦しい状況でも

子どもの視線から逃げずに

向き合っていこうとする母親。




面白かったし、泣けたけれど

私的には辻褄が合わないところ

弓子のキャラがブレているところが

気になったので、ちょっと残念。


次回作に期待します♪


砂の塔 TBS


笑顔が悲しい…



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