2018年10月31日水曜日

「獣になれない私たち」第2話のあらすじと感想:反撃開始!!仕事も恋も、私変わりたい

晶がグレた!?




クラフトビールBAR『5tap』の常連客

常に笑顔で仕事は完璧、

NOと言えない深海晶(新垣結衣)と

会計士・税理士事務所を営む

一見感じが良さそうな毒舌男の

根元恒星(松田龍平)。

そんな二人が言葉を交わすようになり

本音をぶつけ合う関係に…

ラブかもしれないストーリー。




ECサイトの制作会社で

営業アシスタントを務める晶は

社長秘書の代わりから営業まで

全ての仕事を押し付けられることに

業を煮やし

社長の九十九(山内圭哉)に

業務分担の改善要求書を突きつける。



今までとは真逆なファッションに

「深海がグレた~」と九十九は動揺。

出張明けに回答すると約束する。




一方、恒星の事務所では

勝俣(八嶋智人)という社長が

粉飾した税務申告書に判を押してくれと

土下座をしていた。



不正に手を貸すことは出来ないと断る。

「でも、ここならって…」

誰かから聞いて来たらしい。



出前を届けに来た

三郎(一ノ瀬ワタル)に

「この人、捨てて来て」と頼む。




その夜『5tap』に入るのを躊躇う晶に

声をかける恒星。

マスターの斎藤(松尾貴史)は

いつもと違う晶の服装を見て


「何か感じが違う、イメチェン?」


「少し色々あって…」


「あ、確かに!」



初めて気づく恒星。



「恒星ちゃんが興味あるのは

服の中身だけだもんね」



軽蔑した眼差しを向ける晶。



「誰だって服より中身じゃないの?

やらしいみたいな目で

見ないでもらえます?

やらしいと思う方がやらしいからね。

中身ってハートって意味もあるから」


「あなたの場合は無いと思う」



「このブーツは?

これもわかりませんか?」



呉羽(菊地凛子)が履いていたものだが

やはりわからないようだ。



「ホントに関心ないんだ」





「その呉羽ちゃんみたいな格好は

社長に対する覚悟の表れだったんだ」


「はい、だったんですけど…」



九十九がSEの佐久間(近藤公園)に

泣きついたことにより社内に

『速報 

営業部の深海さん、グレる』

と流れてしまったのだ (^_^;)



「そっか、グレたのか~」

と営業の松任谷(伊藤沙莉)も納得。




「グレたという言葉一つで

夏休み明けに不良になった

残念な中学生みたいな扱いに」



晶、本当に気の毒 (-_-;)




そこへ勝俣を捨ててきた三郎が来て

晶に一目惚れ。

恒星から晶が恋をしたいと聞き

近づき、迫る (@_@)



恒星に「近い」と叱られ落ち着くが

そこから恋談議に…



恋とは落ちるものだとマスター。


そう言える人は

簡単に人を好きになれる人だと思う、

一目惚れをしたことがない自分には

難しいと晶。



呉羽は運命の人に出会った瞬間

鐘の音が聞こえたらしいと恒星。



「恋に落ちた瞬間の鐘…

どんな音なんだろう」



(私はここで『離婚弁護士』での

アバの曲が流れた)



京谷(田中圭)の母・千春(田中美佐子)に

どんな服を買ったか返事を送る晶。



「強そうな服です」


「私は、人に強く言えなくて

負けてしまうところがあるので

ひとつでも変われたら」




千春から京谷にメッセージが届く。



「晶さん、仕事大変そうだね。

しっかり支えてあげるのよ~」



勝手にスマホを開いて

メッセージを読む朱里(黒木華)…

スマホを取り上げる京谷。



「彼女、仕事大変なんだ。

辞めちゃえばいいのに」


「簡単に辞められる人

じゃないんだよ」


「私だって好きで辞めたんじゃない!」



クッションを投げつけ部屋を出て行く





社長が出張中の3日間、

晶も休みをもらえることになったが

松任谷からの電話で起こされる…



(電源切っておけばいいのに…)



契約書が来ていないというのだ。

担当は上野(犬飼貴丈)だが

会社に来ていないし

自分一人ではどうしたらいいか

わからないと泣きつかれ出社する晶。



契約書を持ったまま無断欠勤の上野を

訪ねる羽目に…(-_-;)



担当だから自分で持って行くように

説得すると…



「社長に気に入られ

バリバリ仕事できている人に

僕がどんなに辛いか、わからない」


「じゃあ、辞めるんだね」


「簡単に言わないで下さい!

辞めたい訳じゃない、

続けたくもなくて」



自分もどっちにいったらいいのか

わからないことがあると、晶。




「深海さん、

好きになってもいいですか?」(◎_◎;)



上野での好意ではなく仕方なく

仕事で来ていると説明すると…



「わかってます。

ただ希望が欲しいんです」



恋愛は贅沢品。

もし奇跡的に誰かとつき合えても

結婚できる経済力が無ければ

いずれ破局する。

余裕がある人間のすることだと。



余裕のない自分には何もないが

もし会社に好きな人がいれば

毎朝電車に乗るのが辛くても

活力になるというのだ。



つき合いたいとかじゃなく

そういう存在が欲しいと訴える。





翌朝も松任谷の電話で起こされる。

上野が会社に来たと報告。

「今日から深海さんは僕の女神だ」

と言っているらしい (^_^;)



(そんな報告、どうでもいいわ!)





担当企業を訪問する恒星。

業績がいいからフェラーリを買おうか

という社長に


「実態が私用なら

会社の経費に出来ませんよ」


少しくらいならという社長に


「危ない橋を渡りたいなら

他の税理士を探してください」



社を出ると勝俣が近づいて来る…



申告期限まで時間がなく

顧問税理士の名前と印鑑がないと

会社は倒産すると再び土下座。



「卑怯でしょう、

まるでこっちが悪人みたいに。

俺はね、土下座するような人が

一番嫌いなんですよ」

と、立ち去る。





京谷の会社のバーベキューパーティー

に参加する晶。

以前、派遣で働いていたのだ。



ここでも焼き手に回って

笑顔でサービスする晶。



6年前の忘年会でお酒を作る晶に

そんなことしなくていいと

声をかけた京谷。

その後、晶の部署に異動になり

一緒に仕事をするようになる。



その頃から仕事が出来た晶を

頼りにする京谷。

二人で飲みに行くことも多くなり

お互いの恋人についても話すように。



同じ社内にいる彼女が職場で孤立し

毎日会社を辞めたいと言っていると。

人づき合いが得意でないらしい。



「辞めたらいいのに…」と晶。


「そう、で、そう言ったら

貯金無くて会社辞めたら

家賃が払えないって言うから

ウチに来る?って」



それで辞められるならその方がいいし

自分に合った仕事を

ゆっくり探せばいいと。



「すごい、尊敬する。

絶対彼女幸せだと思う」と晶。




彼が直ぐにバイトを辞め

続かないことを話す晶。

京谷の彼女も面接をすっぽかし

無職を続行中で

何か言うと逆ギレするし

どうしていいかわからないと。



「お互い、苦労するね~」


「ホントだよ、今や仕事が息抜きだよ」


共感し合う二人。



派遣の契約が切れて退社する晶。

部長の紹介でECサイトの正社員として

働くことになる。



晶の送別会の後、

追いかけて来た京谷と

二人でカフェへ行く…

他愛ないお喋りに花が咲き

閉店時間になってしまう。



突然降り出した雨に

雨宿りをする二人。

会話が途切れ見つめ合い…

京谷から唇を重ねる。



お互い恋人がいたのか…

朱里としたら裏切られた気持ちが

強いことだろう (-_-;)



「花井(京谷)さんのどこに

惚れたんですか?」

と部下の筧(吉村界人)に訊かれ


「一緒に働いた時間が長かったのが

大きいと思います。

惚れにくい質なんで」


「惚れにくくて歴史があって

同棲までしてるんですから

この先安泰ですね。

何で結婚しないんですか?」


「同棲しているのか?

早く言ってくれよ~」と部長。



以前、同居人のせいで家の電気代が

すごくかかったと京谷から聞き

同棲していると思ったのだ。



気まずい空気が流れる…



「そうなんです、すみません」

仕事が忙しく結婚はまだ先だから

誰にも言わなかったとフォロー。



「電気つけっぱ、なんですか?」


「そう。あんまり暑くて

冷房つけっ放しで出かけちゃって」

話を合わす。



「ごめん」二人になって謝る京谷。


「何のごめん?」


「俺を庇ってみんなの前で

嘘をつかせたこと。

ずっと待たせてること。ごめん」


「…他の人、好きになりたい。

なんて」



晶を抱きしめる京谷。





呉羽の事務所を訪ねる恒星。



晶が呉羽のデザインした服を

欲しがっていると伝える。

そして恋に落ちた時聴こえた

鐘の音について尋ねると

『聖アンデレ教会の鐘の音』が

一番近いという。



音声があるか検索する恒星に

「そうじゃない、

スマホで聴いてもわからない」

頭の中で周囲サラウンドで鳴る感じ?



「俺の時は?」


「鳴ってないね、そういえば。

恒星のことはふんわり好きだったよ」





朱里に物件をいくつか見せ

どれか選んで今月中に出て行くよう

伝える京谷。

引っ越し代と1カ月分の家賃も出すと…



「その先は?

どうやって暮らせばいいの?

仕事が決まるまで

ここにいていいって言った」



探す気がないことを指摘されると



「だったら初めからウチに来いなんて

言わなきゃ良かったじゃん!」



そしたら会社も辞めなかったし

引っ越してもこなかったという。



「あの時は朱里が

精神的に苦しそうだったから」


「今だって苦しい!」


「朱里だって納得して

別れるって決めて4年だよ」


「だからいいって言ってるじゃん!」



とっくに別れているし、

京谷は彼女と幸せそうなんだから

それでいいじゃないかと。



(いいわけないだろ!)



「勝手なのは自分じゃん。

京ちゃんが悪いんだから

仕事が決まるの待ってくれたって

いいじゃん!」



話にならない (>_<)





『5tap』を通り過ぎる恒星。

また勝俣が待ち伏せていたのだ。

後ろから丁度晶も歩いてきていた…



「待ってください!」

家族の写真を見せ

「私にはこの家族を守る

責任があるんです!」



また土下座…



「責任って…

会社も家族も自分が好きで

背負ったんでしょ。

ロクに甲斐性もなく背負って

今度は背負えないから助けろ?

勝手な話です」



「そんな言い方、ないと思う」

割り込んでくる晶。

「その時そうするしかなくて

それがベストだと思って

背負っちゃうことだってあります。

土下座だってしたくてする人は

いません」



「何で晶さんが怒ってるの?


俺はね、相応な人間なんで

背負えないものは背負わないし

口先だけで大丈夫何とかなるとか

言ってる奴が一番嫌いなんだよ。


同情で引き受けて裁判沙汰になっても

責任とれるんですか?」



不正をしないと残せない会社なんて

潰した方がいい、と。



「これまでの人生を賭けた

会社なんです!」

再び土下座。



「あのね、悪事を働くにも

甲斐性が必要なんですよ。」



今年度粉飾決済をして

一年で黒字にできるのか?

できなかったらこの先ずっと

粉飾を続けなくてはいけない。


大事な妻子を抱えていつバレるか

怯えて暮らすのか?


「その方が地獄だと思いません?」


会社を畳む手伝いならやってもいいと

言い残し、立ち去る。




「どうするんだろう…」

心配する晶。


「どっちか選ぶなんて

簡単なことだろう」


「選べないことだって

あると思う」


「選べない奴は

選ぶ気がないんだよ」


「選びたくても

選べないこともあると思う」



京谷のことがあるからか

ムキになる晶…




別れ際、呉羽が言っていた鐘の音が

白楽の教会の鐘の音と同じらしいと

教える恒星。



「ググれば聞けるかな」

スマホを取り出す晶。

恒星と同じだ (^-^;




翌日、二人で教会へ向かう。

5時になったら鳴るはずが鳴らない…

近隣からうるさいと苦情がきて

日曜の礼拝と特別な日しか

鳴らさなくしたのだった。




『5tap』で呉羽と合流。

「聞きに行った?

イメージの話でしょうが。

そうやって頭で考えるからダメなの」



二人ともバカだと笑われる (^_^;)





出張から戻った九十九は晶に

「ごっつい、反省したわ。」


営業アシスタントなのに何でもやらせ

本当に悪かったと。


「ほんでな、決めたわ。

深海晶を営業部の

特別チーフクリエイターに任命する!


喜べや、昇進や。

給料アップ、ボーナスアップやで!」



「仕事の内容の方は?」



「内容はおいおい、

臨機応変にやっていこうやないか」



「おめでとう!」

みんな拍手喝采 (>_<)





「先日はああ言いましたが

破産以外にも道はあります」

勝俣に伝える恒星。

民事再生の特定調停など

他の方法があるという。



最初にあたった弁護士からは

破産しかないと言われたと…

破産処理の方が楽だかららしい。



企業再生に詳しく悪どくない

弁護士のリストを渡す。



「二度と足を踏み外さないように。

一度足を滑らせたらおしまいです」



(いいとこ、あるじゃん♪)



お礼をいう勝俣。

「でも聞いてた話と違ったな。

ここに来ればどんなブラックな

書類にも判子押してくれるって」



複雑な表情の恒星…




「今年も宜しくお願いします」

男が3百万入った封筒を渡す。


「安っ、どうしましょうね」

と恒星。


噂は本当だったのか?




勇気をふり絞って

社長に抗議する晶がおかしかった。

そして社長の「深海がグレた~」も。



京谷の元カノ・朱里は

一体どういう人物なのか?

なぜ二人はつき合ったのか?

とても疑問。



自分を家に住まわせてくれて

その間に新しい彼女ができて

裏切られたことは気の毒だが

4年も居座るとは…(◎_◎;)



京谷の優しさか優柔不断さか

とにかく彼のだらしなさに

腹が立つ。



こういう男と結婚しても

幸せにはなれないだろう…



晶と恒星のやりとりが楽しい。

二人に恋は始まるのか?


獣になれない私たち 水曜22時 日本テレビ





2018年10月24日水曜日

「獣になれない私たち」第1話のあらすじと感想:本音が言えない大人の恋が動き出す…我慢ばかりの気遣い女vsでまかせ毒舌男!

こじらせ女と毒舌男の恋は始まるか?




クラフトビールバー『5tap』に

二組のカップルがいた…



ECサイトの制作会社で

営業アシスタントを務める

深海晶(新垣結衣)と

その恋人・花井京谷(田中圭)。



京谷は自分の母が

会いたがっていることを伝えるが、

別のカップルの女性のファッションに

気を取られている晶は

「いいよ、私も会ってみたいから」

と生返事。



もう一組はバーの近くで

公認会計士・税理士事務所を構える

根元恒星(松田龍平)と

橘呉羽(菊地凛子)。



呉羽は指輪を見せ、

結婚したことを告げる。

しかも交際0日で。



「一日もつき合ってない男と結婚って

バカだろ」

という恒星の言葉に

カチンときた呉羽は

彼の奢りで

シャンパンに値するビールを

居合わせた客たちにふるまう。



「呉羽ちゃんと恒星くんの

結婚に乾杯!」

マスター(松尾貴史)の言葉を

「俺じゃない」と遮る。



「つき合ってったんじゃないの?」


「つき合ってたかと言われると」


「そうでもないよね、うちらお互い

大して好きじゃなかったから」



二人がいいならそれでいいかと

呉羽の結婚に乾杯する (^◇^;)



恒星と目が合い、会釈をする晶。

話したことはないが

この店で何度も顔を合わせていた。





晶の部屋に泊まった京谷は

アパートの更新通知を見て

複雑な表情を見せる。



引っ越そうかどうか迷っていると

晶はあっけらかんと言うが…

何があるのか?





早朝から晶の携帯には

社長の九十九(山内圭哉)から

何件も仕事の連絡が入る。



パワハラもいいところだ。

秘書が辞めてしまったようで

出張の手配まで晶に言いつける始末。



更に営業の松任谷(伊藤沙莉)や

新人営業・上野(犬飼貴丈)の

尻ぬぐいに追われる日々…

二人とも無責任で本当に晶が気の毒。




上野のフォローで接待に参加し、

クタクタになった晶が

『5tap』に立ち寄ると

恒星が一人飲んでいた。



営業部長に続き社長の秘書が辞め、

新人営業も辞めそうで、

自分の担当が何なのかわからないと

マスターに訴えると

恒星が会話に入ってくる。



そんな彼に

「一つ不躾なこと

聞いてもいいですか?」と晶。


「嫌です」


「ですよね~、すいません」



するとマスターが気になるから

言うだけ言ってみろと…



呉羽が言っていた

“お互いに大して好きじゃなかった”

というのはどういう意味なのか、

どういうことなんだろうって

ずっと考えていたと言うと



「暇ですね」(>_<) 



それにもメゲず

「最初はお互いに好きだったけど

つき合っていく内に

気持ちが薄れていって

お互いに大して好きじゃなくなった、

そういうことですか?」と尋ねると



お互いに愛していたけど

結婚出来ない事情があった、

自分の人生の残り時間が少ないから

愛する彼女を手放したと答える。



気まずい沈黙が流れ、

恒星に電話が入る。

マスターに会計を依頼する晶。



電話を終えて席に戻ったところで

晶が居ないことに気づき


「あの女、晶だっけ?

さっきの質問何?」


「恒星ちゃんこそさっきの答え何?」


「暇な女の野次馬好奇心?」



わかってないな~とマスター。

“長くつき合っていると気持ちが

薄れてくるということですか”

と聞いたのはマリッジブルーで

結婚を迷っているのではないか。


晶の笑顔は輝いていて

店に入って来ると明るくなるから

結婚して来なくなってしまったら

淋しいと…



「あの完璧な笑顔は何かキモい」

と恒星。



そこへ晶がトイレから出てくるが、

気づかない恒星は

「俺、ああいう人形みたいな女は

ダメだわ」(>_<) 


「お先です」笑顔で店を出て行く晶…



「焦った、聞こえてなくて良かった」

とマスター。


「聞こえてたでしょ」


「聞こえてたら笑えないでしょ」


「それ、そこがキモい」



傷つき、疲れ果てた

晶の後ろ姿が哀しい。





会社を設立し、恒星に顧問税理士の

契約を依頼する呉羽。

相性が良かったから、

最後にしておく?と誘う。

人妻とはしないと恒星。



この二人の関係もよくわからない (@_@)





一方、上野の尻拭いで

SEの佐久間(近藤公園)に頭を下げ

見積もり書の作成を依頼する晶。



晶の頼みでは仕方ないと

快く引き受けてくれるが

肝心の上野はどう頑張ればいいのか

わからないと他人事…



更に社長から松任谷の代わりに

プレゼンを命じられる晶。

緊張するとカタコトになるらしく

松任谷自身も晶に勝とうとは

思わないからお願いしたいと…

酷過ぎる (-。-; 



「プレゼンは営業の仕事で、

自分は営業アシスタントで…」

小さな声で抵抗するが、

社長に怒鳴られ結局

「何でもありません!」



あーあ (>_<)





京谷の母・千春(田中美佐子)と会う日、

半休を取っていた晶は

プレゼンの後急いで

約束の場所に向かうが

バスの中で寝てしまう。



1時間も遅刻してしまったが

待っている間に京谷にネックレスを

買ってもらったとご機嫌な千春。



晶を気に入ったようで、

実家について質問攻め。



その話は今日はいいからと窘めるが、

つき合い始めてから4年も経つのに

まだ晶の両親へ挨拶していないと知り

「大切なお嬢さんをお預かりする

立場なんだから」と引き下がらない。



空気、全く読めない母。



「大切な娘じゃないんです」

父からDVを受けていたこと、

その父が交通事故で亡くなった後、

母がマルチ商法に手を出し、

保険金も晶が貯めていた貯金も

使い果たし、

在庫を売る為に晶の友人や職場まで

勧誘を始め

結局縁を切ったと話す。



もう6年会っていないし、

連絡先も教えていない…



「皆さんにも迷惑がかかるので、

結婚しても連絡はしない方がいいです

…すみません、こんな話」と笑う。



晶がトイレに立つと

ビックリしたが

仲良くなれそうだと京谷に話す千春。

前の彼女、朱里(黒木華)のことは

好きになれず、

別れたと聞いた時はホッとしたと。





千春と別れ、京谷と歩く晶の携帯に

千春からメッセージが届く。



「教えなきゃ良かったのに。

返事すると延々終わらないから

相手しなくていいからね」



そういう訳にはいかないよね…



案の定、すぐ返事が…

「結婚式が楽しみ♪」


「もう京谷のマンションに

引っ越しちゃえば?」


「一人暮らしには広すぎる部屋よね」



晶の顔が曇る。

“一人暮らしならね…”




何と京谷のマンションには

朱里が住んでいた (゚o゚;; 



「散らかすならこの部屋だけにしろ。

ここは俺が買った俺んち」



引きこもっているのか

ゲームに夢中な朱里。

晶を千春に会わせたことを報告する。



「お母さん元気?」


「こんなん見たら卒倒するよ。

仕事どうなってんだ?

真面目に探せよ!」


「寝る!」布団を被ってしまう。



だが、京谷が出て行くと

再びゲームを始める。



失業中なのか…





翌日も千春からのメッセージは続く…

「ホント終わらない」

ため息をつく晶。



悪い人ではないが、

かなり鬱陶しい性格だ。

こんな姑、嫌だ (-。-; 





職場では生きてることがシンドイと

ボヤく上野。

「楽しいこともないし、お金ないし」


「上野くん、恋をしよう。

恋をした方がいい」



どんなにシンドイ毎日でも

好きな人がいると何とかなると

励ます松任谷。



そこへ社長から怒りの電話が…

また上野がミスをしたのだ (>_<)



逃げ出した上野のフォローに

走り回る晶。



ようやく解決したところへ、

再び社長から怒りの電話が…

今度は松任谷の発注ミス。



クライアントに謝罪に行くと

「(松任谷の)代わりに反省したところを

見せてよ、土下座。

…なーんちゃって。

その代わり深海さんが担当になって」



靴を脱ぎ、土下座する晶。



「なーんちゃってって言ったのに。

女の子困らせるのは

趣味じゃないんだよ、ごめんね」



何度も頭を撫ぜる担当者。

キモい (-。-; 



何とか今日中に間にあわせて欲しいと

SE達に頭を下げ、自分も残業。

そこへ社長から催促のメールの嵐。



もういい加減にしてあげて!



やっと仕上がったことで

クライアントへ連絡すると

セクハラ担当者は飲んでいるようで

「今度お詫びに美味しいものを

ご馳走するよ。

晶ちゃ〜ん、何が食べたいかな?」



本当にキモい!



黙って電話を切る。

晶の中で何かがキレたようだ…



最終電車を待つ晶。

そこへまた社長からメッセージが…

「仕事が遅い」「やる気あんのか」



もうやめてあげて〜



フラフラと線路に向かい歩き出すが

電車の警笛で我に返る。



そこへ今度は千春からスタンプが届く

…晶から返事がないからか

ドアからイノシシが覗く

「チラッ」というスタンプ。

かなりウザい (>_<) 



終電に乗れず

タクシーで『5tap』へ向かうと

又しても恒星が飲んでいた。



笑顔をつくる余裕のない晶は

次々とビールを注文し

無言で飲み干していく。



「マタニティブルー?

いや間違えた、マリッジブルー?

…響きが似てるからさ」

声をかける恒星。



「似てませんよ」

眉間にシワを寄せる晶。



「いつもの笑顔がないね」


「いつものキモい笑顔」


「やっぱり聞こえてたか…

今日は繰り出さないんですか?

キモい笑顔」


「そっちはデマカセは

繰り出さないんですか?」



この前のデマカセのことだ。



「単に呉羽さんに

フラれたんですよね」


「まあ、そうともいうね」


「そう、とも…」


「呉羽に結婚願望があったとは

思わなかったからさ。

やっぱりしたいもんなの?結婚」


「今は恋がしたい…

新しい恋が出来たら

何か変わるのかな」



店を出る二人。

自分の事務所の前に来ると

寄って行くかと尋ねる恒星。



「例えばここから始まる恋も

あるかもしれない」(゚o゚;;



誘われたのは二度目だと晶。

一周年パーティの時

ベロベロに酔った彼が

「この近くに僕の事務所があるので

一発お手合わせしませんか?」

と言ったと。


もちろん断ったので

別の子をお持ち帰りしたらしい。



「その子と恋、始まりました?」


「始まっていない」


「ビール3杯で酔わないし

店から徒歩3分の間に誑かされる程

バカでもありません」


「バカになれたら楽なのにね。

おやすみ」



恒星の言葉が晶に波紋を起こした。

そして目に入ってきたのは呉羽の看板

…あの夜のブーツを履いている。





翌日、千春に返事を送る。


「息子さんと一緒に暮らそうと

約束して4年。

今もその時と同じアパートで

暮らしています。

もうすぐ二度目の更新日がきます。

どうしたらいいんでしょうね。

新しい服とブーツを買いました」



サングラスをかけ、

今までとは180度違うファッションに

身を包み出社。



そして社長へ業務分担の改善書を

突きつける。



本音を隠し我慢することをやめたのだ

いいぞ、頑張れ!



全方位に気を遣うこじらせ女

晶の頑張る姿が痛々しく

見ていて辛かったのでスッキリ (#^.^#) 



仕事ではパワハラ社長にダメな同僚、

取引先のセクハラ社員…

プライベートでは

元カノを部屋においてる彼と

空気が読めない無神経な彼の母…



気の毒過ぎる (T_T)



しかも朱里が住んでいることを

晶が知っているのも不思議…

2話で明らかになるらしいが

どんな理由があるのだろうか?



京谷と晶は同じ職場にいたが

なぜ晶は転職したのか?



個人的には京谷とは別れ

新しい恋に向かうことを勧める。

腐れ縁に終止符を打つべきだ。



次回、社長との交渉に勝てるか?

展開が楽しみである。


獣になれない私たち 水曜22時 日本テレビ