2018年8月28日火曜日

「高嶺の花」第7話のあらすじと感想:第二章 新しい出会い、壊れる妹…二人 は 再びめぐり逢えるか?愛と哀しみの新ステージ始まる

益々茶番じみてきた?




美貌・才能・財力・キャリア

すべてを持ち合わせた女性

月島もも(石原さとみ)が

何も持たない平凡な自転車屋の店主

風間直人(峯田和伸)と出会い、

まさかの恋に落ちる…



そんな二人の前に次々現れる

愛の刺客と数々の試練とは?




教会から吉池拓真(三浦貴大)と

逃げたもも。

振り返ると直人は微笑んでいた。




ももの部屋に戻ると

真由美(西原亜希)が待っていた。




「ちゃんと向き合って。

もうすぐ予定日なのよ。」ともも。

今後について二人で話し合えと。



「だったら今日のことは?」

と拓真。



言うならば『儀式』

恋愛も結婚も向いていない

一人で生きていくと決めた儀式だと。



離婚するならするでいいが

きちんと話し合って決めたいと

真由美もお願いする。



拓真、無責任だし、まるで子ども (-。-;



一人になったももは

直人の笑顔を思い出す。

「そこ笑うとこじゃねえから…」





幸平(袴田吉彦)たちから責められる

高井(升毅)。



理由を問いただす佳代子(笛木優子)に

「罪悪感を抱きながら一人で生き、

華道に向き合うこと。」

芸術家の感覚というか感性というか

正直、自分にも理解し難いと答える。



華道家として立ち直らねばと

私生活での幸せを自ら叩き壊した。

「もう一生恋愛はしない、結婚も。

子供も産まないと私に…」



「こちとら庶民には

チンプンカンプンだな!」

と太郎(吉田ウーロン太)。



ホント、そう思う。



ももの都合であって

相手を踏みにじっていいという

話には到底ならないと佳代子。



土下座して謝罪する高井…



「大丈夫ですから

頭を上げて下さい。」と直人。



ここで温情はいらないと

三宅(城後光義)。

運転手じゃ話にならないから

実の父親を連れて来いと幸平。



みんなの怒りはもっともだ。

だが…



「だから俺がいいって

言ってんだよ!」



例えば一匹の蛙が

モネの描く睡蓮の花が大好きで

それを見ていると

幸せな気持ちになる。

もっともっと沢山描いて欲しい。



そしてモネは、描いてもいいけど

君に酷いことをするかもしれない

と言ったとする。



酷いことって、描いて欲しい奴が

許容できる範囲だったら

問題ないと思わない?と直人。



「俺がそれでもいい、

描いてくれるならそれでもって

お願いしたんだから

何も問題ないんだ。」





家に戻り、ももが生けた花を見ると

直人の瞳から涙が…

「何、これ。嘘でしょ。」

泣き出してしまう…(T_T)





ももは市松(小日向文世)、

ルリ子(戸田菜穂)と共に

京都の華道家の名門・神宮流の

次期家元である兵馬(大貫勇輔)と

会食をする。



ももの後ろ生けの評判を聞いていた

兵馬は、彼女のスランプを見抜く。




その頃、会食をすっぽかした

なな(芳根京子)は

ももと競うことになったと

龍一(千葉雄大)に報告する。



自信はないが龍一の為に

精一杯頑張ると。



そして月島に京都の次期家元が

来ていると聞き、驚く龍一。




「宇都宮龍一という華道家を

ご存知ですか?」

兵馬に尋ねるもも。



「よく知ってますよ、弟です。」

母親のことは知らないという。





坂東(博多華丸)と共同生活を

送る宗太(舘秀々輝)。



恋人の話題になると

父親と別れたあと直ぐに

別の男とつき合い出した母親を

気持ち悪いと言い出す。



宗太は幸平と佳代子の娘である

芽衣(田畑志真)に思いを寄せていた。

芽衣の写真を撮ったことがバレ、

本人から消すように言われ、

とても傷ついたのだ…



段々、宗太が引きこもりになった

経緯が明らかになる。





ももから連絡があったか

直人に尋ねる秋保(高橋ひかる)。



「自分がフッた男のことは

直ぐに忘れるだろ。

フラれた方は忘れられないのに。」



捨てる女子あれば拾う女子ありと

励ます秋保 (^_^;)



本当は教会で悲しい顔をしなくては

いけなかったと話し出す直人。

そうすれば凄く酷いことをしたと

罪悪感を手に入れられたと…



「プーさん、笑ったよね?」



ゲインロスだと直人。

獲得と損失の差が大きいほど

人は劇的な印象を受ける。



自分はももにとって

ただのお人よしという印象。

裏切られて悲しい顔をしたら

想像通りだから笑ったのだと。



どういうこと?

何でこんな時に笑うの?

悲しくないの?

まさか余裕なの?



ゲインロスで劇的な印象を与え

ももの心に種を蒔いたと。

でも…



「そんなことをしちゃ

いけなかったんだよ。

華道家として立とうとしている

彼女の為には…」



いずれ彼女に忘れられることが

あの瞬間耐えられなくなったのだ。





直人から預かった婚姻届けを

ももに渡すなな。

彼がわかっていたことを知り驚く。



「だから笑ったの?

私が拓真に手を取られて行く時

振り返ったら

あのクマのぬいぐるみ、笑ったの!」


「何でそれで怒るのよ、

自分が酷いことしといてさ。」


「悲しんでくれないと罪悪感が」


「それ、そもそも本当に必要?」



もう一人の自分とか観念的過ぎて

わからないと、なな。



兵馬はすぐわかったし

今見えないことも言い当てられて

ゾッとしたと、もも。



「好きな人がいる方が力が出る。

頑張ろうって勇気をもらえる。

その幸せをお花に伝えられたら。」



そんなぬるいことを言っていたら

逆立ちしたって自分には勝てないと

返すが、

直人の笑顔が頭から離れず

ジレンマを起こす…



種は芽を出しつつあるのか?





いつものように図書館へ行く直人。

偶然同じ本に手を出した女性、

千秋(香里奈)と知り合う。





一方、市松と二人で会う龍一。


「ルリ子はいそいそと

めかし込んでいた。

君と会う約束を?」


「ええ」


「それなら今日にでも

決行するんだな。」


浮かない顔の龍一…


「どうした?

まさか今さら躊躇っているんじゃ

あるまいな?」



ルリ子を誘惑させたのは市松?(゚o゚;;



「ななさんはショックで

壊れてしまうかもしれない。」



この世の汚れを知らぬ者に

この世の美しさがわかる筈がない。

だからそれでいいのだと。



「汚れを知らぬまま

幸せに過ごす人もいます。」



普通の女ならそれでもいいが

道を究めようとする女は

それではいけない。


「月島に協力してくれるんだろ?」



首尾よくやってくれれば

月島も借りを返すという。



更に兵馬のことを

久々に華道界に現れた怪物だという。



「温室育ちのボンボンですよ。」


「そうかな?」





ゲームセンターで兵馬と会うもも。


「身内が私を憎んでる?

そんなこともあるのかな。」


「虐げられた方にしか

痛みはわかりません。」


「龍一が婚外子だから?

つまらない憎悪だな。

環境に左右される魂なんて下品だ。」



逆の立場だとしたら?ともも。



「その質問は無意味だ。

変えようがないのだから。」



今度はもう一人の自分が

見えなくなったことはないか尋ねると

無いと答える兵馬。



「それは私には

人を愛したことがないと聞こえます」



それには答えず

ゲームを続ける兵馬。

とてもクールでマイペースだ。



そしてゲームで獲得した

クマのぬいぐるみをももに渡す…

よりによってクマとは…





何も知らず龍一の部屋を訪ねるなな。

玄関の扉が開いている…

中へ入るとそこには愛し合う

龍一とルリ子の姿があった。



驚くルリ子。

部屋を飛び出す、なな。





倒れている坂東を見つけた宗太は

直人に連絡する。

救急車を呼ぶよう指示するが

場所がわからないという。



偶然車で通りかかった千秋が

事情を聞き、

直人を乗せて山梨に向かう




直人に言われ、

通りに出て車を停めようとする宗太。

なかなか停まってくれない。

一か八かトラックの前に飛び出す(゚o゚;;





ルリ子と龍一のことを知ったももは

龍一の元へ行き、彼を引っ叩くが

ななが華道家として開眼する為の

通過儀礼だったと聞いて

市松の指示だと悟る…



「交換条件だったんです。

月島と俺の。」



龍一の要求は

神宮流の次の家元になること。

異母兄と勝負をするという。



三流派は抑えたからあと一票。

月島の票があれば勝てると…



「卑怯者…」ともも。


「卑怯者はあいつだ!」



本妻の子というだけで

何不自由なく贅沢をしてきた。

自分と母親が酷い暮らしをしてきた

ことも知らずに。



「何が伝統文化だ!

そうした世界の奴らが

芸術家気取りで

何人の隠し子をはした金で

黙殺してきたかわかるか?」



そんな言い訳、

わざわざ聞かす必要はない。

ななを壊すというミッションが

終わったのなら、

自分に電話などしてこないで

そのまま消えれば良かったのに

ともも。



「それは…」


「今さらななのことが心配?」



普通に生きられない人間は哀れ。

自分も似たようなものだけどと

龍一の元を後にする。





病院で目を覚ます坂東。

隣には恋人リッちゃんの姿があった。



駆けつけた直人に宗太は

「あのまま死なせてやれば

良かったのかも。

元々死にたがってたんだ。」



でも見つかってしまったから

怖い手術をしなくてはいけない…



「助かりたいから怖かったんだ。

止められない自殺はない。

君が助けたんだ。」



リッちゃんからお礼を言われ

まんざらでも無さそうな宗太。



「東京に帰るかい?」と直人。



でも再び自転車で走り出す。

旅を続けるのか…





ななが蔵にいることを知り

駆けつけるもも。

そこには血だらけで放心する

ななの姿があった…





帰り道、食事をする直人と千秋。

千秋は看護士だった。



「だから知人が倒れたからって

そういう話に反応してしまって…」



直人が自転車屋だと聞いて驚く。

難しい本を読んでいるから

大学の先生かと思っていたと。



「ただの読者好きな

チャリンコ屋です。」


「でも、そっちの方が深いかも。」



そういうのをゲインロスというと。



この二人、何かいい感じだ。

情緒不安定なももより

ずっと魅力的で話も合う。





兵馬と食事をするもも。

ななの容態を気にかける兵馬は


「龍一と何か関係がありますか?」


「いいえ、まさか。」


「あなたは嘘をつくのが下手だ。」


「あなたは嘘を見抜くのが上手?」



そして話題は又もう一人の自分へ…



「もう一人の自分を

取り戻したいですか?」


「取り戻せた筈なんです。

ある人にとても酷いことをして。

その罪悪感と共に孤独に向き合い…」


「その相手を直ぐには

忘れられないということでしょ。

或いは忘れたくない気持ちが

どこかに。」



否定するもも。



「種を蒔かれた?」

その人に知らぬ間に心に

種を蒔かれたというのだ。



直人の笑顔が蘇る…



「私は亡くした母の為に

妹に勝たなければいけません。

月島の家元にならなければ。」


「それが何よりも大事?」


「正直わかりません。

もしかしたらもっと本質的に

華道家としての欲が…」



もう一人の自分が見えていた時

全ては消えて作品と一体化できた。

あの高揚感…



「これ以上ないエクスタシー」

兵馬もその気持ちは

手に取るようにわかるようだ。



「あの自分を取り戻したいんです」


「なら迷うことはない。

未だ恋愛感情が無い相手と

結ばれればいい。」



キターーーー!

訳の分からない理屈パート2

もう滅茶苦茶で意味不明。



「お戯れを」笑い出すもも。


「心の種が差支えなんです。

そうすれば種は燃やせる。」





ななを看病する市松。


「私はお前を追い詰め過ぎていたの

かもしれない…」


「違うんです、お母さん…

お家元を裏切っているんです。」


「可哀そうに。

何をしたかわからんが

私はお前の味方だからね。」


「お父さん…」


「悲しいことだが

自分を正当化する為に嘘をつき

得を求めて裏切り

しかも後悔も反省もない人間は多い。


それらを強く憎み

その暗闇でもがきながら

一条の美しい光を探す。

それが月島の神髄。

月島の家元になるということだ。」



一方で諦めて折り合いをつけていく

生き方もあると…



「私は許しません。

絶対に許さない。」



白々しい。

この親父は何を企んでいる?

娘たちを一体どうしたいのか!





鏡の中の自分と向き合うもも。

直人からもらった指輪を

まだ持っていた…





佳代子の店で飲んだくれ

喧嘩を始める直人たち。

そこへももが入って来る…



お決まりの母・節子(十朱幸代)の

言葉が蘇る…



“いいかい、女は自分の行動を

いちいち説明なんか出来ないのさ。

開き直って言わせてよ、

お月様に聞いとくれ〜”



「あれは壮大なドッキリで

俺たちのももちゃんが帰って来た?」

喜ぶ公平と太郎。

だが佳代子は険しい顔…



“ただ会いたかっただけかもしれない。

それでも顔を見ると

口から出る言葉はあまのじゃく”



「ごめん、そうじゃないの」

指輪を返す。



ガッカリする幸平と太郎。



「私みたいな滅茶苦茶な女じゃなくて

プーさんには絶対

もっといい人が現れるよ。」


「ありがとうございます。

俺のことは心配しないで下さい。」



“言いながら傷ついて

言われては悲しんで”



「ちょっと一瞬、分不相応な夢を

見ちゃっただけですから。」


「悪夢だったでしょ、結果的に。」


「結果が総てだとしたら人生は虚しい

過程が最高なら尚更です。」



ももは高嶺の花だから

何処かで綺麗に咲いててくれるだけで

生きててくれるだけでいい。



「だからあの時笑ったんだって

そう思っていい?」


「そうです、はい。」



自分を納得させるかのように頷き

「おやすみなさい。」

深々とお辞儀をして

店を出て行くもも…



「でも一人になるとやっぱり

泣いてしまうの。」



タクシーの中で泣き出すもも…



次回、いよいよ姉妹対決。

更にもう一人の自分を取り戻す為に

兵馬に抱かれるようだ。

もう何でもやってくれ。



頭のおかしい家元と野心家の妻。

そして情緒不安定で壊れる娘たち…

この先どうなるのだろう?


高嶺の花 水曜22時 日本テレビ


2018年8月19日日曜日

「高嶺の花」第6話のあらすじと感想:第一章、今夜最終回!結婚式で実行され る驚くべき計画…衝撃的な結末!その時、二人は…⁉

意味不明な展開だけど泣けた (^◇^;)




美貌・才能・財力・キャリア

すべてを持ち合わせた女性

月島もも(石原さとみ)が

何も持たない平凡な自転車屋の店主

風間直人(峯田和伸)と出会い、

まさかの恋に落ちる…



そんな二人の前に次々現れる

愛の刺客と数々の試練とは?





市松(小日向文世)から出生の経緯を

聞いたももは

母の遺志を継ぎ

家元になる決心をする。



佳代子(笛木優子)たちの前で

後ろ生けを披露するもも。



素晴らしい出来栄えに

みんなは感動するが

作品に納得のいかないももは

直人の前で泣き出してしまう。





ももに母親のことを話したと

高井(升毅)に報告する市松。

高井が父親だということは伏せて

少し脚色させてもらったと…



血を越えてでも

ももの才能を愛してやまない

という市松。



本心だろうか?





そしてルリ子(戸田菜穂)が

古参の師匠たちを集めていることを

報告する高井。



「気にするな。

ルリ子が結局は

私を裏切るはずはない。」

と市松。





マンションを訪れた

なな(芳根京子)に

市松が吉池拓真(三浦貴大)との

結婚を壊したことを話すもも。

更に拓真を匿っていることも。



「お姉ちゃん、何やってるの?

プーさんと結婚…」


「罪悪感よ、罪悪感。

私に必要なもの。」



理解不能 (-。-;





直人の店を訪れた高井は

出生時の悲劇をもも自身が

市松から聞いたことを伝え



「もも様は母親の想いを繋いで

家元をお継ぎになる。」


「それは良かったです。

才能があるなら続けた方が。

俺みたいな凡人は

特にそう思います。」


「結婚は無しになる。

恨まないでくれ。」


「はい。」



直人が実直で善なる人間だから

ももとの関係を続けたいなら

友人として付き合うことを勧めるが…



「彼女のしたいように。

彼女が泣いたりしないように。

彼女のことだけで

俺のことは気にしないで下さい。」





佳代子の店で婚約パーティを開く

仲間たち…

直人が遅れてやって来ると

ももが婚姻届けを書いていた。

式場も既に抑えたという。



前と同じように先に籍を入れて

それから式を行うと。



はしゃぎすぎのもも…

泥酔し、このまま婚姻届けを

出しに行くと言い出す。





もものことを龍一(千葉雄大)に話す

なな…



「罪悪感…

ちゃんと流したいんだろうな、

心の澱を。」



罪を心から悔いて

それと向き合って生きる時、

人の心は洗われる。



「結局お姉ちゃんは

何をしようとしてるの?」



「とても酷いことをして

その罪悪感と一人で向き合って

いこうとしているんだろう。」



それは過去最も自分が辛かったこと。

悲しみや痛みの極限までいった

酷いことを誰かに。



“結婚式直前に破談”





区役所の夜間窓口に

婚姻届けを提出する二人。



「これで夫婦ね」

直人におぶさり、はしゃぐもも。



異様なテンションが痛々しい…





宗太(舘秀々輝)と共同生活を送る

坂東(博多華丸)と電話で話す直人。



脳腫瘍で余命を宣告され

やっと諦めたところで

可能性も低いのに

手術をしてくれる医者が現れた。



余命を告知された時よりも

ずっと怖い。



眠っている間に死ぬのはごめんだ。

だったら自分で死のうと

病院から抜け出してきたと話す。



でも結局死ねなかった…

そんな時に空から宗太が

降ってきたのだ…





拓真の為に食事を作るもも。

「ありがとう、

こんな僕を受け入れてくれて。」



後ろから抱き締められた途端

「触らないで!」

拒絶反応を起こすもも。



「そうだよね、

まずはきちんと妻と

別れてからでないと。」



拓真、それは違う (-_-;)

あなたは全然わかってない。





直人の店を訪ねるなな。

結婚式の話題になると

「前と同じことをして

上塗りしたいようです。」と直人。



籍を入れたことを知ったななは

「間に合わなかったのね…」



ももが直人に酷いことをするという。

自分がされたことと同じ辛さ悲しみ…



華道家として元の自分に戻れない

苛立ちを抱え悩んでいたことも。



直人も「私がいなくなった。」

そう言って泣いていたことを話す。



後ろ生けをする時に正面に立つ

もう一人の自分のことだ。



そしてそれを取り戻すには

罪悪感が必要だと…



変な理論 (-。-;



「かっこいい…」

直人の言葉に驚くなな。



「でも信じられない。

それであなたを騙して

挙句傷つけるなんて

いくら何でも許されない。」



「そうでしょうか?

許されていいんじゃないかな。

そうすることしか出来ないから

芸術家なんですよね。」



恋愛が初めてで比較対象がないから

頭ではわかっても

それがそこまで酷いことなのかと…



「すごい酷いです。」

そんなことに人を巻き込む

ももが許せないという。



同感だ。



「他ならぬ俺本人が

いいって言ってるんですよ。」


「結婚式で振られるんですよ、

手酷く裏切られてそれでいいなんて

意味がわかりません。」



甘えてくれてると思えばいい。

多分ももには

何をしても、どんなわがままも

最後には許してくれる、

守ってくれる人がいなかったのでは?



普通は子どもの時に両親の愛情で

体感する『自尊感情』というもの。

人間一生に一度は

そういう体感がないと辛い。

大人になってからでも必要なのだ。



「それを俺に、

俺を選んで甘えて

仕掛けてくるんだと思えば

それすら可愛らしい。」



「二度と会えなくなるんですよ。」



「当然そうなるんでしょうね。

俺はその時とても悲しそうな顔して

彼女はその罪悪感でスーパー華道家」



立派だけど自己犠牲に酔っている様に

感じて意味不明だと、なな。



プーさんのこれまでを見てきた

私たち視聴者は感じないだろう。



「臆病なんでしょうね」

小さい頃からいつも

考えられる最悪なことを

想定してしまう。



上手くいかなくても仕方ないと

思えるように。



「姉を失っても?」



実は朝イチで回収してきたと

婚姻届けを差し出す。



「わかっていたんですか?」

「最悪の想定です。」



「マジか…」

二人の会話を聞いていた

秋保(高橋ひかる) …





姉と妹、

血縁で次の家元を争わせるのは

聞こえが悪いから

6名の師範と家元で

二人の技量の優劣を判定すると

ルリ子に告げる市松。



当日、自分が6名を選ぶから

20名の師範を集めるように命じる。



ななの味方をする師範20名を

集めていたルリ子はほくそ笑む。





ももから婚姻届けを出したと聞き

驚く高井。



「酷いことをする、

意識的にするんだから

結果的に酷いのとは訳が違う。

過程からずっと騙してるから…」



分かっているなら何故?と高井。



「私が家元にならなかったら

何の為にママは死んだの?」



だから必ず月島の家元になると…

自分のエゴで傷つけて振り回して

おしまいにする。

そしたらもう会わないし会えない。



ずっと直人への罪悪感を

抱えて生きていく。

もう誰とも恋はしないし結婚もしない


だから自分の後は

ななの子どもが家元を継ぐという。



そうすればルリ子も納得して

お家騒動にもならない。



そんな先のことまで…(;_;)



「芸術なの、爆発なの!」


「岡本太郎先生ですか?」(^◇^;)


「わーーーーーー!!!」(゚o゚;;



ヒステリーを起こし叫び出す…



結婚に反対しているから

月島の人間は誰も式に参加しない。

だからバージンロードは高井に

一緒に歩いて欲しいとお願いする。



高井、良かったね (#^.^#)



「泣いたりしない、それはズルい。

泣けば許されると思うなんて

そんな女のズルさに

逃げたりなんかしない。


大丈夫。

もう一人の自分が現れて

私を慰めてくれる。」





再び日本一周に出る宗太に

スケッチブックを渡す坂東。



「いいのが描けたら送るよ、病院に」

直人から聞いていたのだ。



手術を受けるようにと宗太。

「僕は先に敵ばかり会っちゃった。

これから先会う人は味方ばかり。

イルカさんは僕の味方だ。

だったらまだ行かない。」



一人でいるのが怖いくせに強がって

自分と一緒だと。

自分もイルカさんの味方だから

傍にいるという。



宗太、優しい…





式場に向かうプーさん一行。

ももとななも高井の車で向かっていた







一方、ななを応援する師範のリストを

市松に渡す龍一。



「私にはお家元のご意思が

今一つわかりかねます。

ななさんを次の家元になさるなら

好都合ではないかと…」



「それでは月島が弱くなる。」


正々堂々とした

勝負でなくてはならない…


「ももを公に打ち破ってこその

次期家元だ。」


その為にも咬ませ犬として

ももを月島に止めないといけない。


「家元の娘が運転手の娘に劣るなど

あってはならん、決して。」



「なな様の方は、私にお任せを。」



そういうことだったのか?

ももに対して酷くない?



家元とも通じていた龍一。





バージンロードを歩く高井ともも…

誓いの言葉を交わす直人ともも…

これまでの直人の言葉が蘇る。



そして誓いのキス…

そこへ拓真が入って来て手を差し出す


辛そうな表情で涙を流し

「ごめんなさい」

拓真の手を取り走り出すもも。



直人に視線を送るななと秋保。



母・節子(十朱幸代)の言葉が蘇る。

“お父さんと知り合った頃

親から勧められた縁談があってね。


相手は医者で

その時代反抗できるものではなく

申し訳ないけど

お父さんにはお断りしたの”



拓真と手を取り走りながら

直人を振り返るもも。



“お父さんは悲しむだろうな、

辛い顔するだろうなって…

でもこれでお別れだから

頭を上げて顔を見たの。


そしたら、信じられない。

まさか笑ったのよ”



振り返ったももの目に入ったのは

直人の笑顔…

(゚o゚;;



今回初めて龍一が

花を生けるシーンがあった。

回想シーンで、どうも判定の場。

更に月島の鏡の間も映し出され…。



判定に負けたことがトラウマになり

花を生けなくなったのか?



龍一は京都に関りがあるらしいが

月島流との繋がりは?





市松がももにしていることは

自分を裏切った最愛の妻への復讐?



芸術家という設定なのか

もももななも情緒不安定で

ちょっとついていけない (-。-;



何度も書いているが

もう一人の自分を取り戻す為に

罪悪感が必要という意味もわからない

(@_@)



少しバカバカしくなってきたが

次回、第二章がスタートして

香里奈も新たに登場。

最後まで見届けたいと思う。


高嶺の花 水曜22時 日本テレビ




2018年8月11日土曜日

「高嶺の花」第5話のあらすじと感想:華道の名家に招かれて…まさかの結婚宣言!破門!襲われる父!明かされる母の死の真相、秘めた思い…

哀しい決断の先にあるものは?




美貌・才能・財力・キャリア

すべてを持ち合わせた女性

月島もも(石原さとみ)が

何も持たない平凡な自転車屋の店主

風間直人(峯田和伸)と出会い、

まさかの恋に落ちる…



そんな二人の前に次々現れる

愛の刺客と数々の試練とは?





一夜を共にしたももと直人。

佳代子(笛木優子)の店で

一歩前進したことをみんなに報告。



自分の正体がわかっても

今まで通り接して欲しいという

ももを受け入れる。





転落した宗太(舘秀々輝)は

坂東(博多華丸)という男に助けられる。



日本一周の旅に出たいきさつを聞き

直人のことを面白い人だという坂東。

「だって君、家に居たら

いつかお母さんを殺しちゃったろ。

その自転車屋さん、頭がいいね。」



そういうことだったのか (-。-;





龍一(千葉雄大)はルリ子(戸田菜穂)に

なな(芳根京子)を家元にする賛成票を

集めるようアドバイスする。



年金暮らしで大変な師範たちに

お弟子さん集めは龍一がサポートする

とふれ込めというのだ。



家元を裏切ることになると言うと

「食うか食われるかだって」

怖い…





ようやくななに直人を紹介するもも。

偶然ななも龍一を紹介しようと

ももの部屋に呼んでいた…



直人を見てガッカリするななと

龍一が彼だと知り、驚くもも (^_^;)




更に市松(小日向文世)に紹介する為

月島の家に直人を招き

早々に式を挙げるつもりだと話す。



この急展開、何?



「養子に入ってもらえると考えて

さしつかえないか」と市松。



首を振るももを見て

「それは出来かねます」と直人。



いずれ家元を継ぐ可能性が濃厚で

次女もいるが才能、技量

とうてい姉に及ぶものではないと…



「その判断を下すのに

猶予を頂いたはずです。」

口を挟むルリ子。



自分にはそんなつもりはなく、

風間の姓を頂くつもりだともも。



「月島ななを次の家元に

お願いします。」



「お前が決めることではない。」

家元の意向に反するなら破門だと

言い渡す市松。



「元よりその覚悟でございます。」

「なら好きにすればいい」

部屋を出て行く市松…



直人にグッジョブサインを送る…

彼女が望んだ結果だったのだ。





龍一に会いに行くもも。

「妹を泣かせたら

私があんたを泣かすよ」



ななとはまだ何もないと龍一。

養子になって月島流と連携したい、

どっちが家元に指名されるか

わからない現状で

深い付き合いをするつもりはないと。



「私はもう売却済み、諦めて」

破門されることも伝え

家元は、なな一択だと。

そして姉らしく釘をさす。



「月島市松をなめない方がいい。

ななを守ってあげて。」





ももの母親を忘れられないから

ももを家元にすることに

固執するのだと市松に訴えるルリ子。



ギャンギャンわめいてうるさい。



「あなたは私を愛してないのね!

龍一さんとななは付きあってます。

あの二人で未来の月島を!」



「何と愚かな女だ!」



市松に突き飛ばされたルリ子は

彼を裏切ることに決める。





直人の店を訪ねる高井(升毅)。

ももは破談になったことで傷つき

月島の家に生まれた重圧や

妹と争わなければならない

葛藤に疲れ果て

直人と結婚というバカげた逃避に

走っただけだと。



結婚したいと言っても

本当に直人を愛している訳ではない、


やめるように話して欲しいという…



店にいた秋保(高橋ひかる)は

激怒して高井を追い返す。



確かに失礼な話だが、

親心なのだろう…





吉池真由美(西原亜希)から

呼び出されたももは

拓真(三浦貴大)が家を出たまま

行方不明だと聞く。



申し訳なかったと頭をさげる真由美。



家元に頼まれたら師範代が

断れないのはわかっているともも。



もし拓真が来たら家に帰るように

伝えると約束する。





その頃、月島の家に現れた拓真は

市松を殴り大怪我をさせて逃亡 (゚o゚;;





ももが来たことをななに話す龍一。

次期家元はなな一択になると聞いたと

「それはどうかな…」



龍一が華道の腕前を披露しないのは

その時が来たら月島の全師範の前で

見せる為だという。



「私より次期家元に相応しいのは

婿養子である自分の方だと。」



「まさか…」

血族による継承は絶対だと龍一。



家元になった自分が

血族の一員に加わった夫に

その地位を譲ってしまえばいい。



「あなたは地位も名誉も

すべてを欲しがる人よ。

私はそれで構わない。」



そこへ市松が病院へ運ばれたと

連絡が入る…





警察へは届けないと市松。

内密に示談にするよう高井に命じる。





一方、宗太から返事がこないことを

心配する直人。

山梨まで行き、樹海の近くで

イルカ=坂東と知りあった後から

メッセージが既読にすらならない。



電話を架けてみると坂東が出た…

「イルカさんですか?」

「プーさんですか?」

宗太は近くにいないが、

今、絵を描いているという。



「彼、なかなか才能がありますよ」



自分は美術の教師をしていたが

引き篭もりになる子は

芸術面の才能を持っていることが

多いという。



顔を見て話したいと直人。

実は顔を見れば犯罪者かどうか

わかるから…

そして坂東の顔を見て安心する。





市松を見舞ったももは

拓真がしたことを謝る。



「因果応報という奴だ。

彼を責める気はまるでない。

多少でも罪悪感が減って

気持ちが楽になった。」



家元という立場から

断腸の思いで結婚を壊したと…



「お前の母親との約束だからな」



母親が自分の命と引き換えに

ももを産んだことを話す。



反対したが、どうしても聞かず

「あなたは家元であり、

この子は月島を継ぐ子なんだから。

自分の命に代えても産む価値がある。

私は家元の子どもを産めることが

この世に生きた証になる。

どうかそれを奪わないで下さい。」

そう繰り返し説得されたと…



動揺するもも…



ちょっと待った!

ももの父親は高井だよね?

この話が本当なら

母親、したたか過ぎる (-。-;

それとも、家元の作り話?

そっちだと思う。



「だからこそ彼女の願いを叶える為に

何としても叶える為に

お前の才能を潰す訳にいかなかった。


娘の結婚を父親として

壊すことになったとしても。」



涙を流すもも。





同じ頃、直人も佳代子の店で

高井からももの母親のことを聞く…



「淋しいお方だ、もも様は。

悲しいお方だ。


華道の天分を持っておられ

更に人とは違うものが見えるところに

おられる。


極限の孤独をお持ちになる方だ。

だから一方で極端になってしまう。

とてつもなく強い反面、

余りに脆く壊れやすい」



だから、ももを受け止めるのは

とても無理だと言ってしまったと…



「そうかな?」と佳代子。

高井の言うことは男の理屈。

相応しいとか相応しくないとか

余計なお世話だと。



「プーさんとももさんは

満更お似合いでない訳ではない」





市松の病室…

「わかった。

元の自分を取り戻す。」ともも。



もう一人の自分を引っ張り出す…

方法はわかっている。

罪悪感。



「やれるかわからないじゃなくて

やるのね…」


「そうだ。すまない。」


「いいのよ、

それが私の宿命なんでしょ。」


「お前の母親が望んだ。」



酷い…

1話で拓真を忘れる為に

市松がアドバイスした言葉が蘇った。



“優しければ誰でもいいから

寄り添ってもらい

癒されて元に戻ったら

罪悪感を持って相手を捨てろ”



もしかしたら高井は

この家元の真意を知っていたから

直人が傷つかないように

忠告に行ったのだろうか…





一方、覚悟を決めたルリ子は

「ななが家元になることを

応援してくれる方達よ」

二十人もの師範たちを集める。





マンションに戻ると拓真がいた…

「僕はもうおしまいだ」



市松はお風呂で転んだ。

何針か縫ったけど命に別状はない。

だから大丈夫だと、もも。



「あなたは月島には来てないの」



真由美が心配しているから

帰るように諭すが…



「嫌だ!

あの女は僕を嵌めたんだぞ!」



ハニートラップにかかったのは

結局自分ではないか (-。-;



「離婚するから、

もう一度僕を愛して欲しい」



抱きしめられ、結局受け入れるもも。

あーあ (-_-;)





翌朝、直人が目覚めると

ももが楽しそうに朝食を作っていた。



母・節子(十朱幸代)の言葉が蘇る…



“朝から機嫌がいい女なんて

久々亭主に抱かれた以外

あり得ないね。


要は不機嫌なくらいが

安心出来ていいってこと。


抱かれた訳でもないなら要注意よ。


その内何かをおねだりするか、

普通にしてたらバレるから

誤魔化してるのよ、嘘と裏切りを”



朝食を食べる二人…

「ごめんね、プーさん。

妹に会わせたら直ぐに月島の家にって

結婚話などそれまでしてないのに

ロクに説明もしないでいきなり」



笑いだす直人。



「ねえ、どうして?

どうして合わせてくれるの?

何でもかんでも。

もしかして現実感ない?

スピードが速すぎて」



確かに現実感はない。

竜宮城にいるみたいで

何でもかんでも合わせているのは

そのせいだと。



浦島太郎は現実に戻ったら

酷いことになってしまう。



「ですから…」

祖父から祖母へ

祖母から父へ

父から母へ、そして母から俺へ

受け継がれてきたという

指輪の箱を差し出す。



「俺から私…」

浦島太郎の玉手箱みたいに

開けたらおばあちゃんになったら

嫌だともも。



「それでも愛してます」



指輪は人魚の涙から生まれた

アクアマリン…




次回『ふたりの第一章』の最終回。

ももは直人を裏切るのだろう。



「罪悪感」が必要なものって

意味がわからない。



そしてハニートラップに掛かり

自分を責めず他人を責める

そんな男のどこがいいのか?



入籍して式当日は酷すぎるにしても

そんな奴の子どもが出来る前で

良かったではないか。



恐らく母親の話は

家元の作り話だと思うが

なぜそこまでしてももを

家元にしたいのか?

母親に生き写しなのか?



優しくしてくれた男を捨てて

その罪悪感で自分を取り戻せって

やはり家元は狂っている。



歪んだ世界がこの後

どう展開していくのか…


高嶺の花 水曜22時 日本テレビ


2018年8月8日水曜日

「高嶺の花」第4話のあらすじと感想:遂にももの正体が…キャバクラ嬢は天才華道家⁈ 本物のキス! 妹からの宣戦布告!怒涛の展開今夜激震

迷走する奈々とキモい家元





美貌・才能・財力・キャリア

すべてを持ち合わせた女性

月島もも(石原さとみ)が

何も持たない平凡な自転車屋の店主

風間直人(峯田和伸)と出会い、

まさかの恋に落ちる…



そんな二人の前に次々現れる

愛の刺客と数々の試練とは?




吉池拓真(三浦貴大)に

真由美(西原亜希)の免状を返し

月島流の師範代だったけれど

もう辞めていると伝えるもも。



誰かの差し金だったのではと

疑う拓真にただの偶然だと…



「結婚は女にとって一大事。

好きでもない人に近づいて

その人の子どもを産むなんて

あり得ない。


そもそもあなた達の出会いに

不自然なものを感じてる?」



それはないと拓真。



ももは、好きな人が出来たと話す。

「どんな人?」


「まだわからない。でも、いい人。

私の自転車、直してくれた。

私のことも直してくれる気がする。

バラバラになった私のパーツを

一つづつ丁寧に。」





いつものように

佳代子(笛木優子)の店に集まる面々。

幸平(袴田吉彦)と佳代子が

元夫婦だと聞き、驚く教頭ともも。



元々他人なのに

一緒に暮らしていくと

身内感覚になり

デリカシーや思いやりが

なくなっていく。



紙切れ一枚のことが

何言ったって何やったって

多少のことじゃガタつかないだろう

ってさせている…



安心しているというのは

一方で不平不満やストレスが溜まる。




離婚しても仲良くいられるのは

本気で嫌いになる前に別れたからだと

佳代子は言う…



このくだり、中々深い。

ももじゃないけど、私も _φ(・_・



一人話に参加せず

ももとも目を合わさない直人。



そんな様子に気づきイジリ出す

太郎(吉田ウーロン太)たち (^_^;)



するとあっけらかんと

「もしかして私とキスしたから?」



コーヒーを噴き出す直人。

みんなから冷やかされるが

まんざらでもなさそう、

っていうか嬉しそう。



このドラマの中で

同級生たちが集まるシーンに

毎回ホッとさせられる。





そして、なな(芳根京子)は

龍一(千葉雄大)を手に入れる為

市松(小日向文世)に

自分にも家元を継ぐチャンスを

与えて欲しいとお願いする。



姉妹が切磋琢磨して

月島流を高めるのはいいことだと

受け入れる市松。

それを喜ぶルリ子(戸田菜穂)…





毎週図書館で本を借りる直人。

その中にはモネの絵画集もあった。

ももからこんな本も読むんだと言われ

芸術家に憧れているところが

あるのかもしれないという。



自分のような凡人には見えない

違うものが見えてる感じがするから。




「その分、まともなものが

見えてないってことがあるかも」



騙されやすく、人を見る目がない。

年を取ってからは家族に見放され

心が病んだ挙句、孤独死…



自分のこと?



「孤独というより、孤高。」

普通の人とは違うから

そういうのがかっこいいと直人。



ももは、誰にも理解されなくて

苦しいし切ないし可哀そうだと

突っかかてくる。



「でも名前が残るじゃないですか。

ずっと作品が残って

死んだ後も語り継がれる。」



死んでるのに嬉しいなんて

思うはずがないと反論。

神様がもう一度生まれ変わるかと

聞いても「もう勘弁だ」と答える

辛い生き方をした人ばかりだと。



それでも沢山の人を感動させるって

中々できないことだという直人に



「別に感動とか考えて

創作するわけじゃないの。

流行に左右されない普遍的なものを

創っている人たちは。

商売人じゃないんだから。」



今新しいものだって十年後には古い。

流行りを追いかけるほど

情けないものはないと

本能的に知っているのだという。



芸術家として生きることから

逃げたせいか、イライラしている…



でも直人の優しい言葉に

喧嘩を吹っかけるようで悪かったと

反省。



そんなももに

女性と二人きりで何を話すのか

わからないから

自分には無理だと思っていたが

ももは勝手に喋ってくれるから

楽だと…



嬉しそうなももが可愛い。



更に恋愛指南本を

借りたこともバレてしまう。

そこには

「一度目のキスはまぐれ」

と書かれていた…




直人とキスしたことを

あちこちで喋っているらしく

秋保(高橋ひかる)からも

「キスをしたのはウケ狙いかも」

と言われ、落ち込む (^_^;)



スタートが元カレを忘れる為だから

焦ってはいけないと励まされるが…





ななをやる気にさせてくれたと

龍一にお礼を言うルリ子。



家元になるのは大変だと龍一。

伝統芸能の世界、華道、茶道、舞道

仕来たりや作法と芸術性

そのてっぺんに鎮座する家元は

神様のごとく祀り上げられ

声を掛けられるだけで

信者のように慟哭したり

失神する人さえいる。

泣き言も愚痴もこぼせなくなる。

神様はそんなことはしないから。

孤独にも程がある…



「そんな立場に自分の娘を

させたいのですか?」


「ええ、させたいわ。」



怖い母親だ。

そして伝統芸能の世界も。





もものマンションで一緒に

料理を作るなな。

ずっと抱えてきたももに対する

コンプレックスを急にぶつけ出す。



「もうお姉ちゃんに

振り回されたくない。


バカにしないで!

みんなで私を見下さないで!


みんな大っ嫌い!

お姉ちゃんもママもあの人も!」



部屋を飛び出していく (゚o゚;;



「あの人?…」

突然のななの言動に驚くもも。

確かに突拍子もない。

大丈夫だろうか。





温泉旅館のような風呂で一人

龍一のことを思い出すルリ子。

そこへ市松が入って来る…



「立って見せてくれないか?」

「あなた?」

「何をためらっている?」



ルリ子の体を見て

「お前は美しい。

白い肌は何かの抜け殻のようだ。

空っぽの…」



浴室から出て行く市松。

何だったのだ?

二人に夫婦の関係はないのか?

とにかく家元、キモい (-。-;





ももがキャバ嬢をする店で飲む

直人たち。

話題は夫の浮気について。

男の殆どが浮気をしていると聞き



「俺はしないよ。

だってされたら嫌だから。

相手にされて嫌なことを

どうして自分はできます?

愛してるのに。」

と直人。



二人に二度目のキスをさせようと

はやし立てる幸平たち…

ノリでOKするももだが

直人は帰ってしまう。





一方、真由美に免状を見せ

全部わかっているが

君の口から聞きたいと

カマをかける拓真。



「夫婦だからね、隠し事はいけない。

心配しなくていい、何も変わらない。

お腹の中に僕らの子どもが

いるんだから。」



「本部から言われて。お家元の…」

泣き出す真由美。





自転車屋を訪ねたももは

直人にキスをする。

「二度目のキスは何だろうね。

おやすみ…」



腰を抜かす直人 (^_^;)




“自分がされて嫌なことはしない

愛しているから…”

直人の言葉を幸せそうに呟くもも…





図書館に本を返しに行く直人に

声をかける高井(升毅)。



「モネの睡蓮の連作が

大好きな人がいまして…

どんどん背景は削られ

死ぬ前に描いたものはほぼ抽象画だ。

そして彼の晩年のキャンバスには…」



「ただ絵の具をぶちまけたよう。

凡人には見えない物が

見えてたんでしょうかね。」



直人の言葉に驚く高井。





ななを心配し

誰とも争うつもりはないと

市松に伝えに行くもも。



「それはお前が決めることか?」

「みんなを不幸にする。」



「くだらん。」

不幸になる奴は魂が弱いから。

その人間の根底にある魂の問題だと。



「選ばれた人間にでもなったつもり?

家元になるとそうやって

全てを見下すようになるの?」



それなら自分は家元にならない。

そんな人間にはなりたくないと…



「もしも私のママが生きていたら

娘が望まない苦しみを

絶対に強いる筈はない!」



母親の話はするなと市松。

「お前の母親は…」



市松の言葉を遮り

「ななを家元に。

今の心が綺麗なままのななを。」

そして自分は華道をやめるという。



「また戯言を。

お前には花を活ける事しか出来ん。」



更に色恋で周囲が見えなくなっ者達を

今は軽蔑している筈。



「耳元で囁かれる色恋の言葉など

全て偽物と思い知った筈だ。」



“相手にされて嫌なことを

どうして自分へ出来ます?

愛しているのに”

直人の言葉が蘇る…



「もう一度、信じてみることにする」

そう応えるもも。





ももが取材を受けた雑誌が発売。

その雑誌を手にした直人は

「高嶺の花…」と呟く…





そして日本一周にチャレンジ中の

宗太(舘秀々輝)は高い場所に咲く花を

取ろうとして転落…

無事だといいのだが…





龍一の部屋を訪ねたななは

姉に酷いことを言ってしまったと…

実際そういう部分もあるのだろうと

返されるが否定する。



家元から口に出して言葉にして

姉を切りつけろと言われたと…



「そんな風にしなくては

華道は極められないの?」



ななに目隠しをして

「僕がアシスタントを務めます。」

心の目で花を活けるように促す。





直人にももから電話が入る。

「プーさん、通りに出てみて。」

高井の車が待っていた。



「あの店に雑誌を置いてきたのは

私です。」



そして車はもものマンションへ…



ドアを開けると着物姿のももが

「月島ももにございます。」

正座してお辞儀。



笑い出す二人。




直人のことを市松に報告する高井。

モネの画集を借りていたことも…



「睡蓮か?」

「はい。

亡くなられた奥様がお好きだった。」

「名前を呼んでも構わんぞ。」



更に、直ぐ傍にいる娘に

父親だと名乗れないことが苦しいかと

(゚o゚;;

「私の罰ですから。」

首を振る高井。



ももの父親は高井!

市松は子供を作れないのか?





ももと向き合う直人は

母・節子(十朱幸代)の言葉を思い出す

“世の中には二種類の女がいる

奪う女

持っている物は何でも奪われる

お金も子供も

最後には保険かけられて命まで

そんな女からはとっととお逃げ


もう一方は与える女

何でもかんでも捧げようとしてくれる

男がその価値に見合うなら

それこそ身も心も

まるで竜宮城だよ”



着物を脱ぐもも。



「男は最初の男になりたいと思い、

女は最後の女になりたいと思うって…

私は欲張りな女だから

あなたの最初で最後の女になる。」



優しく直人を押し倒す…




直人は本当にいい人だと思うけど

ラブシーンにはちょっと拒否反応 (-。-;

何か工夫してもらいたい。



ももの父親は高井だし

母親にも何か秘密がありそうだ。

そうするとももの才能は

母親ゆずり?



家元が気持ち悪いのは

男として障害を抱えているとか?

ななの父親は?



ななといえば

登場シーンが毎回茶番過ぎて

全く共感できない。

芳根京子がかわいそう(;_;)



家元の描き方について

華道界からクレームなど

入らないのだろうか?



このドラマの着地点が気になるから

最後まで見届けようと思うが

どこか迷走している気がする…


高嶺の花 水曜22時 日本テレビ