2018年8月11日土曜日

「高嶺の花」第5話のあらすじと感想:華道の名家に招かれて…まさかの結婚宣言!破門!襲われる父!明かされる母の死の真相、秘めた思い…

哀しい決断の先にあるものは?




美貌・才能・財力・キャリア

すべてを持ち合わせた女性

月島もも(石原さとみ)が

何も持たない平凡な自転車屋の店主

風間直人(峯田和伸)と出会い、

まさかの恋に落ちる…



そんな二人の前に次々現れる

愛の刺客と数々の試練とは?





一夜を共にしたももと直人。

佳代子(笛木優子)の店で

一歩前進したことをみんなに報告。



自分の正体がわかっても

今まで通り接して欲しいという

ももを受け入れる。





転落した宗太(舘秀々輝)は

坂東(博多華丸)という男に助けられる。



日本一周の旅に出たいきさつを聞き

直人のことを面白い人だという坂東。

「だって君、家に居たら

いつかお母さんを殺しちゃったろ。

その自転車屋さん、頭がいいね。」



そういうことだったのか (-。-;





龍一(千葉雄大)はルリ子(戸田菜穂)に

なな(芳根京子)を家元にする賛成票を

集めるようアドバイスする。



年金暮らしで大変な師範たちに

お弟子さん集めは龍一がサポートする

とふれ込めというのだ。



家元を裏切ることになると言うと

「食うか食われるかだって」

怖い…





ようやくななに直人を紹介するもも。

偶然ななも龍一を紹介しようと

ももの部屋に呼んでいた…



直人を見てガッカリするななと

龍一が彼だと知り、驚くもも (^_^;)




更に市松(小日向文世)に紹介する為

月島の家に直人を招き

早々に式を挙げるつもりだと話す。



この急展開、何?



「養子に入ってもらえると考えて

さしつかえないか」と市松。



首を振るももを見て

「それは出来かねます」と直人。



いずれ家元を継ぐ可能性が濃厚で

次女もいるが才能、技量

とうてい姉に及ぶものではないと…



「その判断を下すのに

猶予を頂いたはずです。」

口を挟むルリ子。



自分にはそんなつもりはなく、

風間の姓を頂くつもりだともも。



「月島ななを次の家元に

お願いします。」



「お前が決めることではない。」

家元の意向に反するなら破門だと

言い渡す市松。



「元よりその覚悟でございます。」

「なら好きにすればいい」

部屋を出て行く市松…



直人にグッジョブサインを送る…

彼女が望んだ結果だったのだ。





龍一に会いに行くもも。

「妹を泣かせたら

私があんたを泣かすよ」



ななとはまだ何もないと龍一。

養子になって月島流と連携したい、

どっちが家元に指名されるか

わからない現状で

深い付き合いをするつもりはないと。



「私はもう売却済み、諦めて」

破門されることも伝え

家元は、なな一択だと。

そして姉らしく釘をさす。



「月島市松をなめない方がいい。

ななを守ってあげて。」





ももの母親を忘れられないから

ももを家元にすることに

固執するのだと市松に訴えるルリ子。



ギャンギャンわめいてうるさい。



「あなたは私を愛してないのね!

龍一さんとななは付きあってます。

あの二人で未来の月島を!」



「何と愚かな女だ!」



市松に突き飛ばされたルリ子は

彼を裏切ることに決める。





直人の店を訪ねる高井(升毅)。

ももは破談になったことで傷つき

月島の家に生まれた重圧や

妹と争わなければならない

葛藤に疲れ果て

直人と結婚というバカげた逃避に

走っただけだと。



結婚したいと言っても

本当に直人を愛している訳ではない、


やめるように話して欲しいという…



店にいた秋保(高橋ひかる)は

激怒して高井を追い返す。



確かに失礼な話だが、

親心なのだろう…





吉池真由美(西原亜希)から

呼び出されたももは

拓真(三浦貴大)が家を出たまま

行方不明だと聞く。



申し訳なかったと頭をさげる真由美。



家元に頼まれたら師範代が

断れないのはわかっているともも。



もし拓真が来たら家に帰るように

伝えると約束する。





その頃、月島の家に現れた拓真は

市松を殴り大怪我をさせて逃亡 (゚o゚;;





ももが来たことをななに話す龍一。

次期家元はなな一択になると聞いたと

「それはどうかな…」



龍一が華道の腕前を披露しないのは

その時が来たら月島の全師範の前で

見せる為だという。



「私より次期家元に相応しいのは

婿養子である自分の方だと。」



「まさか…」

血族による継承は絶対だと龍一。



家元になった自分が

血族の一員に加わった夫に

その地位を譲ってしまえばいい。



「あなたは地位も名誉も

すべてを欲しがる人よ。

私はそれで構わない。」



そこへ市松が病院へ運ばれたと

連絡が入る…





警察へは届けないと市松。

内密に示談にするよう高井に命じる。





一方、宗太から返事がこないことを

心配する直人。

山梨まで行き、樹海の近くで

イルカ=坂東と知りあった後から

メッセージが既読にすらならない。



電話を架けてみると坂東が出た…

「イルカさんですか?」

「プーさんですか?」

宗太は近くにいないが、

今、絵を描いているという。



「彼、なかなか才能がありますよ」



自分は美術の教師をしていたが

引き篭もりになる子は

芸術面の才能を持っていることが

多いという。



顔を見て話したいと直人。

実は顔を見れば犯罪者かどうか

わかるから…

そして坂東の顔を見て安心する。





市松を見舞ったももは

拓真がしたことを謝る。



「因果応報という奴だ。

彼を責める気はまるでない。

多少でも罪悪感が減って

気持ちが楽になった。」



家元という立場から

断腸の思いで結婚を壊したと…



「お前の母親との約束だからな」



母親が自分の命と引き換えに

ももを産んだことを話す。



反対したが、どうしても聞かず

「あなたは家元であり、

この子は月島を継ぐ子なんだから。

自分の命に代えても産む価値がある。

私は家元の子どもを産めることが

この世に生きた証になる。

どうかそれを奪わないで下さい。」

そう繰り返し説得されたと…



動揺するもも…



ちょっと待った!

ももの父親は高井だよね?

この話が本当なら

母親、したたか過ぎる (-。-;

それとも、家元の作り話?

そっちだと思う。



「だからこそ彼女の願いを叶える為に

何としても叶える為に

お前の才能を潰す訳にいかなかった。


娘の結婚を父親として

壊すことになったとしても。」



涙を流すもも。





同じ頃、直人も佳代子の店で

高井からももの母親のことを聞く…



「淋しいお方だ、もも様は。

悲しいお方だ。


華道の天分を持っておられ

更に人とは違うものが見えるところに

おられる。


極限の孤独をお持ちになる方だ。

だから一方で極端になってしまう。

とてつもなく強い反面、

余りに脆く壊れやすい」



だから、ももを受け止めるのは

とても無理だと言ってしまったと…



「そうかな?」と佳代子。

高井の言うことは男の理屈。

相応しいとか相応しくないとか

余計なお世話だと。



「プーさんとももさんは

満更お似合いでない訳ではない」





市松の病室…

「わかった。

元の自分を取り戻す。」ともも。



もう一人の自分を引っ張り出す…

方法はわかっている。

罪悪感。



「やれるかわからないじゃなくて

やるのね…」


「そうだ。すまない。」


「いいのよ、

それが私の宿命なんでしょ。」


「お前の母親が望んだ。」



酷い…

1話で拓真を忘れる為に

市松がアドバイスした言葉が蘇った。



“優しければ誰でもいいから

寄り添ってもらい

癒されて元に戻ったら

罪悪感を持って相手を捨てろ”



もしかしたら高井は

この家元の真意を知っていたから

直人が傷つかないように

忠告に行ったのだろうか…





一方、覚悟を決めたルリ子は

「ななが家元になることを

応援してくれる方達よ」

二十人もの師範たちを集める。





マンションに戻ると拓真がいた…

「僕はもうおしまいだ」



市松はお風呂で転んだ。

何針か縫ったけど命に別状はない。

だから大丈夫だと、もも。



「あなたは月島には来てないの」



真由美が心配しているから

帰るように諭すが…



「嫌だ!

あの女は僕を嵌めたんだぞ!」



ハニートラップにかかったのは

結局自分ではないか (-。-;



「離婚するから、

もう一度僕を愛して欲しい」



抱きしめられ、結局受け入れるもも。

あーあ (-_-;)





翌朝、直人が目覚めると

ももが楽しそうに朝食を作っていた。



母・節子(十朱幸代)の言葉が蘇る…



“朝から機嫌がいい女なんて

久々亭主に抱かれた以外

あり得ないね。


要は不機嫌なくらいが

安心出来ていいってこと。


抱かれた訳でもないなら要注意よ。


その内何かをおねだりするか、

普通にしてたらバレるから

誤魔化してるのよ、嘘と裏切りを”



朝食を食べる二人…

「ごめんね、プーさん。

妹に会わせたら直ぐに月島の家にって

結婚話などそれまでしてないのに

ロクに説明もしないでいきなり」



笑いだす直人。



「ねえ、どうして?

どうして合わせてくれるの?

何でもかんでも。

もしかして現実感ない?

スピードが速すぎて」



確かに現実感はない。

竜宮城にいるみたいで

何でもかんでも合わせているのは

そのせいだと。



浦島太郎は現実に戻ったら

酷いことになってしまう。



「ですから…」

祖父から祖母へ

祖母から父へ

父から母へ、そして母から俺へ

受け継がれてきたという

指輪の箱を差し出す。



「俺から私…」

浦島太郎の玉手箱みたいに

開けたらおばあちゃんになったら

嫌だともも。



「それでも愛してます」



指輪は人魚の涙から生まれた

アクアマリン…




次回『ふたりの第一章』の最終回。

ももは直人を裏切るのだろう。



「罪悪感」が必要なものって

意味がわからない。



そしてハニートラップに掛かり

自分を責めず他人を責める

そんな男のどこがいいのか?



入籍して式当日は酷すぎるにしても

そんな奴の子どもが出来る前で

良かったではないか。



恐らく母親の話は

家元の作り話だと思うが

なぜそこまでしてももを

家元にしたいのか?

母親に生き写しなのか?



優しくしてくれた男を捨てて

その罪悪感で自分を取り戻せって

やはり家元は狂っている。



歪んだ世界がこの後

どう展開していくのか…


高嶺の花 水曜22時 日本テレビ


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