2017年6月30日金曜日

「リバース」最終回の感想:誰も知らない本当の結末…今夜すべてが明かされる

オリジナルストーリーに救われた (#^.^#)



冴えない会社員だった深瀬和久(藤原竜也)は

大学4年の時にゼミ仲間で行った卒業旅行で

たった一人の親友

広沢由樹(小池徹平)を事故で失った。



そして10年後、彼らの元へ届いた

「人殺し」という怪文書…

親友の死の真相がようやく明らかになる。




広沢が蕎麦アレルギーだったことを知り、

彼の死が自分のせいだったことに

気づいた深瀬は、

誰とも連絡を取らず引きこもってしまう…




心配してアパートを訪ねる美穂子(戸田恵梨香)は

谷原(市原隼人)とバッタリ。

動揺しながらも、

酷いことをしたと頭を下げる美穂子。



みんなにも謝りたいということで

谷原の家に浅見(玉森裕太)と

村井(三浦貴大)も集め

お互いに謝罪するが…



明日香(門脇麦)は

「娘は父親を奪われるところだった」

と責める。

当然のことだよね…



浅見は、

自分達が自分のしたことを認めて

打ち明けることが出来たのは

美穂子のおかげだと。

一度言いそびれたことを

打ち明けるのは

本当に難しいから。



美穂子も、どうして深瀬に近づいたのか

一度打ち明けようとしたが

会えなくなると思ったら

言えなくなってしまったことを告白。



そして、広沢の事故は

飲酒運転が原因ではなかったことを話す。





キーホルダーの持ち主の名簿から

独自に捜査を続ける小笠原(武田鉄矢)も

深瀬のアパートを訪ねる。



隣人から呻き声がしていたと聞き、

鍵を借りて部屋に入ると

深瀬が倒れていた (゚o゚;;



広沢がどれだけ苦しんで

死んだのかを考え、

自分も飲めないお酒を

大量に飲んだのだった (-。-;



小笠原の介抱のおかげで

意識を取り戻した深瀬に

捜査して行きついた3人の写真を見せ

君たちはおそらく会っていると言うが…

思い出せない。



君がいなければ、ここまでこれなかった。

「仲間だと思っている。

元気出してもうひと踏ん張りしよう。」

と励ます小笠原…優しく、温かい。





ようやく少し元気を取り戻した時

ドアの下からノートが…

「最後のページを見て。」と美穂子。



そこには

“深瀬和久は、広沢由樹の特別な友だちだった”

と書かれていた。



自分は空っぽで、

何を詰め込んでいいかわからない

と言っていた広沢。



夢中になれることや

どうしてもやりたいというものが無い

つまらない男だと。



でも深瀬から珈琲の由来と

「人は昔から何かを交換しながら生きている。」

と聞いて

今はやりたいことが見つからなくても

いいやと楽になった。



そんな言い方していないと言うが

広沢にはそう聞こえたのだろうと。



自分も何度も励まされ、

深瀬のことをもっと知りたいと

思うようになったと美穂子。



「取り柄なんかないと言うけど、

あなたは自分で思っているより、

ずっと素敵な人だよ。」



変わりたいと言ったのは嘘じゃないから、

「変われたら一緒に珈琲を飲んで下さい。」

と立ち去る。




そして携帯の電源を入れると、

みんなから沢山のメッセージが (#^.^#)



美穂子も好意をよせていたこと

心配してくれる友だちも居ること

深瀬の周りが賑やかになって

以前の彼とは別人!




浅見は、相変わらずボイコットする

相良に、「人殺し」の張り紙について

正直に話す。

教師として、とても勇気がいることだ。





そして、久しぶりに4人集合。


「アレルギーが原因だったとしても

俺らにも罪がある。」と浅見。


村井は「俺らみんな、間違えたんだ。

しかもその間違いを隠そうとした。

俺たち同罪だろ。」


谷原は、4人で広沢の両親に話に行こうと提案。

却って苦しめることになるのではと深瀬。



謝りきれないし、

償いたいけど償えないことってある。



結局、隠し続けるなんて出来ないし、

広沢の母・昌子(片平なぎさ)が

今も警察に話を聞きに行っていることを考え、

ちゃんと認めることを決める。





ようやく美穂子に連絡する深瀬。

美穂子が居たから

何をすればいいのかわかったことを

伝えたかったとお礼を言う。



「約束覚えてて。」と美穂子。





深瀬から4人で広沢の実家へ行くことを

聞いた小笠原は、

ようやく真相を突き止め、

彼らに報告に来る。



10年前、あの一帯で頻発していた窃盗事件。

犯人は逮捕されたが、

一つだけ余罪を隠していたのだ。



犯人は三人組。

その内の二人が管理事務所に

アルバイトとして潜り込み



深瀬達が焼肉を楽しんでいる時に

周辺のホテルで盗みを働き、

その日の内に遠くへ逃げる予定だった。



もう一人の仲間が

車で迎えに来る手はずが、

雪の為に来られなくなり



鍵を挿したままだった村井の車を見つけ

追いかけてきた広沢が

アナフィラキシーショックを起こしたのを

見捨てて逃亡。


その後、広沢は崖から転落。


そしてカーブでスリップ事故を

起こした窃盗犯は

血痕を隠す為に

火をつけて崖の下へ車を落としたのだ。



広沢は何故たった一人で追いかけたのか?


「広沢君は、楽しい旅行を守りたかったんだな。」



楽しかった思い出を噛み締める4人…

自分達の話を

広沢の両親がどんな思いで聞くのか

この選択はベストなのか

不安を抱えたまま愛媛へ向かう。




自分達全員が加害者だと話し出すと

許せないと途中で席を立つ昌子。



父・忠司(志賀廣太郎)は

「由樹がどう死んだかはもう、ええ。

どう生きとったか聞かせてくれ。」



泣きながら広沢の思い出を語る4人…


「また、おいで。」

何て優しい人なんだろう。

こっちまで涙が止まらなくなった。



「次の命日には又来ます。」


「拘らんでええけん。

由樹もあんたらに会えたら嬉しかろう。」





小笠原も、広沢のお墓で昌子と会う。

毎年小笠原にミカンを送っていたのは

お礼ではなく

由樹を忘れて欲しくなかったから。



自分も年をとるごとに忘れていってる…



今さら何を聞いても許せないと言う昌子に


「彼らは許しを求めて

此処へやって来たのではないと思います。


罪を償おうとする人間には、

罰が必要です。

許さなくていいんです。



でも彼らは、あなたのことも広沢君のことも

一生忘れないと思います。」





1週間後…

行きつけの珈琲店で小笠原と会う深瀬。



小笠原はジャーナリストを辞め

新しい道を探し始めたことを報告。



浅見の授業には、ようやく相良が出席。



村井は離婚が成立し、自由の身に。

政治家として終わった父(村井國夫)や

明日香と釣りに行き

自分の面倒は自分でみる、仕事も探すと宣言。



谷原も、例の上司のパワハラが

社内で問題になるが

自分の言動にも問題があったと反省。



そして、深瀬には内定のメールが (^^♪





1か月後、美穂子に会いに行く…



「最初からやり直せないかな?

二人で一緒に変わっていけないかな?」



「一緒に珈琲を飲みに行きませんか?」



微笑みあって歩き出す二人。





オリジナルストーリーを加えてくれたおかげで

爽やかな気持ちになり、救われた。



湊かなえ作品の彩香(杉咲花)や

成瀬くん(窪田正孝)が

登場する演出も嬉しい (#^.^#)



そして藤原竜也の演技力の高さも再認識。

本当に最後まで飽きさせることなく

楽しませてくれたことに

ただただ感謝です。



このチームの次回作が待ち遠しい!


リバース

2017年6月29日木曜日

「母になる」最終回の感想:女たち決着と別れ…結衣がたどりつく母親の幸せ

最後は育ての母の覚悟に涙…



3歳の時に誘拐された息子・広と

9年ぶりに再会する柏崎結衣(沢尻エリカ)。

でも息子には9年間母と慕った女性、

門倉麻子(小池栄子)がいた…



「家族になる」「母になる」とは

どんなことなのかを問う

水橋文美江が贈るヒューマンストーリー。




結局間に合わず、

麻子に会えなかった結衣。

本当にこれでいいのか、

聞いてみたくて思わず追いかけたと

陽一(藤木直人)に話す。




陽一は、広(道枝駿佑)とお別れに行った時、

麻子が頭を下げて結衣に伝えて下さいと言ったこと、

広がしっかりお別れしたことを話すが、



「お母さんって二人いちゃいけないの?」

と広が言ったことは、敢えて伏せる。





そして木野(中島裕翔)の元へ

麻子から近況報告の手紙が届く。



児童相談所で勧められた

カウンセリングを受けてみたと…

広が会いに来てくれて、

頑張ってと言ってくれたことで、

背中を押された。



変わる為には過去と向き合うことが

必要だと考えたのだ。



自分を思い通りにしようとしていた

母のエゴ…

母からの言葉が呪いのように

自分を縛り付けていたこと、

誰にも本音を言えず

孤独だったことを自覚した。



そして孤独を埋める為に

広と暮らした自分のエゴ。



「私は母親なんかじゃ無かった。」



亡くなった母に褒めてもらいたくて、

一生懸命子育てをしたのかもしれない。



「人は誰かに褒めてもらいたくて

子育てをするわけじゃない。

母になるってそういうことじゃない。

でも、じゃあどういうことだと思いますか?」



旅館の仕事を頑張るが、

過去のことが同僚達に知られ

一緒に働きたくないとの声が上がり

解雇されてしまう (>_<)



これでもかという位、不幸せな麻子…





西原教授(浅野和之)宅では

莉沙子(板谷由夏)がワールドツアーに

参加しないことを心配した繭(藤澤遥)が、

上司に直談判に行く。



母が断ったのは私の為で、

夢を叶えて欲しいから行かせて欲しいと。

ホント健気な娘。



その様子を見て、繭が高校を卒業するまでは

仕事をセーブするという初志貫徹を守り

母親業に復帰 (^◇^;)



「実はパパじゃ嫌だった。

ダサいし、ウザいし、臭いんだもん。」

繭の言葉に教授はガッカリ…



未来の繭と過ごすことを想像しながら、

苦手な子育てを乗り越えてきた莉沙子。





結衣は麻子に対して

モヤモヤした思いが消えないことを

陽一に相談する。



許せないという嫌な気持ちを

抱えている自分が嫌で、

どうしたらいいかと。


そこでようやく広の言葉を伝えるが…





桃子に彼氏がいることを知った広は

マラソン大会を観に来たら

出ないと結衣達に八つ当たり (^_^;)



莉沙子から、親は行かないと聞き

仕方なく納得する結衣だが…

実は麻子にお知らせを送っていた (-。-;



そのことを木野に話すと…

母親が二人いて上手くいっている

ケースもあるが、

結衣と麻子の場合は

綺麗事で済む話ではない。

もっと自信を持つべきだと

アドバイスする。



やっていることが迷走するのは

自信がないから。

でも3歳までにたっぷりと

愛情を受けた子どもは大丈夫だと。



「自信を持って下さい。

負けないで下さい。

母親は結衣さんだから。」





結局、マラソン大会を見に行く結衣。

そして麻子も…

結衣に会いに来たのだった。



「あなたを許せる時が来たら

広を連れて会いに行きます。」



麻子に奪われた9年間が無ければ、

何でもない日常がどんなに

幸せなことか気づかなかった。



「あの子を育ててくれて、ありがとう。」



泣きながら頭を下げる麻子。

でも旅館を辞めたことは最後まで言わない。

もう本当に会わない覚悟を決めたのだろう。





今偉(望月歩)と広はそれぞれ、

自分を放置している母と誘拐犯に

復讐すると木野に宣言。



驚く木野に

「幸せになることが俺たちの復讐なのだ。

ってホントいい子たち (#^.^#)

今偉も3歳までは愛情を注がれて

育ったのかも…





結局「母になる」ってどういうことか?

陽一の言葉がピッタリくるのかな…



お腹の中で十月十日、

女の人は先に子育てを始めている。

男は生まれるまで実感が湧かない。



「自然に母親の顔になって、

僕よりも先を歩いていた。」



以前、知り合いの女性が

「女はお腹の中で育てて

自分の子どもという実感があるが

男は、あなたの子よと言われ

それを信じて父になるから凄い。」

と言っていたことをふと思い出した。



母も偉いけど、父も偉い。



そして産んでないけど母になる人もいる。

それはやはり、過ごした時間ではないだろうか。



愛情を注ぎ、そして一人で生きていけるように、

責任を持って育てていくのが、

親の役割だと私は考える。




このドラマ、脚本に途中から無理があって

感情移入出来くなったのが、残念だけど

中島裕翔の存在や

藤木直人と風吹ジュンの可愛さに癒され

温かい気持ちになれたことは良かったかな。


母になる


2017年6月20日火曜日

「あなたのことはそれほど」第9話の感想:ずっと好きだった 切なすぎる結末

涼太の走る姿がキモ過ぎる (>_<)



“二番目に好きな人”と結婚した女性が

ずっと思い続けていた初恋の相手と偶然再会し

封印していた恋が目覚めてしまう…



原作は、いくえみ綾の同名コミック。

大人のいびつな四角関係を描く

ラブストーリー。



本当に家を出ることを決めた

美都(波留)だが、

W不倫をしているというビラが

マンション中に撒かれたことで、

今まで通りにしていてと

涼太(東出昌大)からお願いされる。



“私は人を傷つけ、人に憎まれている”



ビラは勤務先の眼科にも貼られ、

ネットにも書き込みが…



同僚の瑠美(黒川智花)からは、

大変そうだから結婚式は

欠席していいと言われる。



アパートの保証人を

小田原(山崎育三郎)に

お願いした美都は

ビラのことを話し

引っ越しは先に延ばすと言うが



「引き延ばしても同じこと。

却ってお互い辛くなる。」

と言われ、ようやく決心する。




いつも通り二人で出勤するが

コンビニに寄ると、涼太と別れ

小田原と荷物を運び出す。



友達なら涼太の味方をするのに

何故親切にしてくれるのか尋ね、

更に妊娠しているかもしれないことを

話す美都…



「自惚れないで下さいよ。」

二人が幸せならそれで良かった。

でもあなたが裏切った。

考えているのは涼太の幸せだけ。



「美都さんみたいに強欲で、

女のダメなところが

煮詰まったような女は興味ないから。


俺は涼太が好きなんです。

あなたよりずっと前から。」


(゚o゚;;  ようやくカミングアウト。



「どうしてこんな女と結婚したのかな、

上手くいく筈ないと思っていたんだよ。」


えらい言われ方 (-。-;


予感がしたのか、戻って来た涼太は

二人の会話を聞いてしまう (>_<) 


(真面目に会社へ行けよ!)


ドン引きする涼太に小田原は

「そうなるよな…」



美都が出て行くのを仕方なく見送る。




一方、相変わらず陰険な態度をとる

麗華(仲里依紗)。



涼太は彼女のことを公園で待ち伏せる。

浮気のこと全部知っているという麗華に

ビラを見せ、これをやった人に

心当たりがあるか尋ねると



「卑怯ですね。

こんなことしても、何にもならないのに…」



有島家に被害はないようだ。

有島のことも妻のことも許せないが、

別れる気はないと涼太は言う。



「そちらは?」

「わかりません…」

子どももいることだし、

円満な解決を祈っていると

言葉は優しいけど、表情は嫌味。




疑われたことを光軌(鈴木伸之)に話すと

「麗華がこんなことする筈ない。」


「(ビラのことを知って)

光軌は優しいから心配よね。」


「もう会う気はないから。」と答えると


「あの人を心配しないあなたも嫌。

優しいって何なのかしらね。」



ホント、面倒くさい (-。-;




隣人の皆美(中川翔子)に

家へ招待された麗華は

光軌の浮気のことを切り出される。



そして、麗華の為に、マンションや病院に

配って来たとビラを見せる。



やはり皆美だったのか (・_・;

病院へ行って後を尾けたらしい。



天罰だと言う皆美に

「気づいてます?

あなたずっと笑ってるの。

人を罰するのは爽快ですよね。

私の為じゃない。」



学級委員みたいに

当たり前のことを偉そうに言って

麗華と居ると苦しくなると訴える皆美。



愚痴った時に旦那と話し合えと言われたが、

自分を嫌々選んだ人と話し合うのが怖いと。



二人の会話を聞いてしまう夫…

この夫婦、良い方向へ変わるかもしれない。




ネットに美都のことが出ていることを

知った香子(大政絢)は、

心配して電話をするが出ない。



病院を訪ねるが、引っ越しで休んでいると。

花山院長(橋本じゅん)に

美都が迷惑かけたことを謝罪する。



何度も説教したことを話すと、

いい友達だと…



「違うんです。

どこかで羨ましいと思っていたかも。


間違った恋に突っ走れるなんて、

思いっきり人間してるなって。」



自分が絶対的正義の立場から

説教をするのは気持ちいい。

でもつまらないこと言ってるな私って…

だからってあんなしんどい生き方は嫌だけど。


「わかります。」と花山。




有島からいつものBARに呼び出される美都。

涼太がビラを持って麗華に会いに来たことを話し、

大丈夫かと心配しつつ、

「ウチのはそういうことする奴ではないから。」



今日美都に会うこともちゃんと伝えて来たと。

妊娠のことは言わずに別れる美都。



バーテンが、何故オレンジジュースを

飲んでること言わなかったのか尋ねると

「これ以上ガッカリしたくなかったから。」


有島に気持ちがないことわかってるんだ…




翌日病院に麗華が『知人が迷惑をかけた』

と謝罪に来る。



申し訳ないと頭を下げる美都に

「結構です。それは又別の話ですから。」

知人がした迷惑行為を謝りに来たと頭を下げる。



美都を先に帰し、二人で話す花山。

今度は花山が、

従業員が多大な心痛を与えたと頭を下げる。



あのビラは麗華の心も傷つけたのではないかと。

「心外ですよね、疑われるのは。

あんなことをするような方には見えないので。」


「学級委員みたいですか?」と笑う麗華。


バツ3で、どちらの立場も経験があると花山。

「この目がね、一度この人と決めたら

他の人が目に入らないように

出来てればいいんですがね。

でもそれじゃ人間してないことになるのかな。」



浮気するのが人間らしい訳じゃないと思うけど…



そして、とうとう家を出る麗華。

光軌が帰宅すると

「実家に戻ります」と置き手紙が…

慌てて飛び出す光軌。




一方美都は、悦子(麻生祐未)の元を訪れ、

何故父親と結婚しなかったと聞く。


「好きな男じゃなかったから、

結婚するほど。」(^_^;)



それでは何故自分を産んだのか?

「どんな奴が私なんかのこと選んで来たのか、

見てやってもいいかなと思って。」



子どもは親を選んで生まれてくる

と言われているから。




結局、妊娠検査薬は陰性。


“選ばれなかった…”



そこへ涼太からメッセージが

何通も届く…


「みっちゃんの体のことが心配です。

病院には行きましたか?」



“私を唯一選んだ人

父親になり損ねたね”



「離婚届、記入して郵送してくれたら

出しておきます。送ってください。」




自分を唯一選んでくれた涼太の元へ

戻るのだろうか?


美都って不思議…

小田原に毎回失礼なこと言われてるのに

自分に気があるのかと思ったり

気分を害さないところも (@_@。



いよいよ最終回。

二組の夫婦がどう落ち着くのか…


あなたのことはそれほど 火曜22時 TBS

カミングアウト!


2017年6月18日日曜日

「小さな巨人」第9話の感想:最終回前・共犯者はあの上司!? 逆転劇だ

香坂と山田が泣き叫ぶ!



警視庁本庁vs所轄という

男たちの戦いを描いたエンターテインメント。



警視庁捜査一課で課長を目指す

エリート刑事・香坂真一郎(長谷川博己)は

たったひとつのミスで上司の裏切りに遭い

所轄へ左遷されてしまう。



そして、事件解決の為

マスコミに情報漏洩したことで

捜査一課の山田春彦(岡田将生)と共に

更なる左遷先、豊洲署へ異動。



そこには警察組織を揺るがす

大事件が待っていた…




横沢(井上芳雄)を逃したことで

須藤課長(神野美鈴)から

自宅謹慎を命じられた香坂。



帰宅すると、何と山田が横沢と

来ていた (゚o゚;;



江口(ユースケサンタマリア)から、

もし自分に何かあった時は

山田に連絡するように

言われていた横沢。



事件があった夜

待ち合わせ場所に行くと

江口が倒れていて、



そこへ富永専務(梅沢富美男)が現れ、

誰かに電話をかけた。

「横沢の毛髪を仕込んでおいた。

あとは横沢に全て被ってもらえばいい。」



富永は警察OBだし、

自分の話は信じてもらえないと

山田を頼ったのだ。



江口から預かった裏帳簿のコピーは

17年前からつけられたのもの。

その1ページ目に

山田の父・勲(高橋英樹)と富永の名前…

その下は何故か破り取られていた。



山田の父は数回に渡り

早明学園から献金を受けていた。



原本は貸倉庫に保管してあり

山田は香坂を信じていると、

鍵を預ける。




事件の鍵は17年前にあると

富永と小野田を知っている

香坂の父・敦史(木場勝己)に

会いに行く二人。



警察を辞めてから

息子のことも分からなくなり

見舞いにも余り行かなくなっていた。



やはり話にならない。

自分が捜査一課長だと思っていることが

悲しかった。



ただ、コピーを見て

「山田さんとの絆」と反応する。

山田勲のことか?



山田は、香坂に父親との確執について話す。

昔から自分の存在など

ないもののように扱っていたが、

警察組織のトップに立ち

立派に使命を果たしていた。



父のような人間になるんだと

誇りを持っていた。



ところが17年前のある日、

父の運転担当だった松山が亡くなった。

他殺か自殺か判明しない不審な死。



自分のことを唯一認めてくれていた松山。

父が事件の真相を突き止めてくれると

信じていたのに

部下に捜査を打ち切るよう

命じているのを聞いてしまった。



「自殺として処理しろ。

死んだ人間はどうでもいい。

生きてる組織の方が大事だ。

全て隠蔽しなさい。」



松山は、父が政界に出る為に

色々手を汚すこともしていた。

秘密を抱えたまま死んでくれて

都合が良かったのだ。



正義を守るべき人が

真逆のことをしていた。



父に対する誇りは消え、

残ったのは怒りだけ。

父の悪事を暴いてやる、

そう思って今まで生きてきた。



親に失望するのは

本当に辛いことだと思う。




そして一人で父を訪ね、

裏帳簿のことを突きつける。



17年前、早明学園は

新たなプロジェクトの為に

国有地を買収。



金を得る見返りとして、

国に認可を下ろすよう便宜を図り

必死で支えてくれた部下の命よりも

自分の利益をとったと責める。



何があったか教えないなら

裏帳簿を公表すると言うと

「やりたければ、勝手にやれ。」



…そこへ小野田(香川照之)が

入って来る (゚o゚;;



受け取ったのはただの政治献金で

便宜を図ったという事実が無い限り

罪にはならない。



仮に事実だったとしても、

豊かな教育環境を築き、

その卒業生は国の礎となって

働いてくれている。



「副長官は国の為にそのお手伝いをされた。

お前の青臭い自己満足の正義と

どっちが国の為になっているんだ?」



不法進入で連行してくれと父 。



「お父さん」

「誰のことだ?」(゚o゚;; 



何度も、父さんと叫ぶ山田…

見ていて辛かった。

この父親、息子への愛情が全く感じられない。




山田が捕まったことで

監察官の柳沢(手塚とおる)から

呼び出される香坂。



そこで小野田が通常ではあり得ない

出世の仕方をしていることを知る。



内部告発をして上司に不祥事の罪を被せ、

所轄へと追いやった。

告発した小野田も所轄へ左遷。



だが様々な手を使って捜査一課に舞い戻り、

遂に捜査一課長にのし上がった。



「彼は恐ろしい怪物なんだ。」

内部告発された上司は

香坂の父だった (゚o゚;;




謹慎が解けた香坂は

三島祐里(芳根京子)らと

捜査を開始。



組織に刃向かうことになると

言っても協力する

頼もしい部下たち。



事件の夜、関係者の中で

アリバイの確認が取れなかったのは

富永と理事長の金崎玲子(和田アキ子)。



香坂は金崎の旧姓が

山田であることに気づく。



事件の夜は理事長室で仕事をしていて

警察が来るまで事件があったことに

全く気付かなかったと供述していた。




香坂達は富永の留守を狙い

金崎に会いに行く。

犯人の足音など一切聞いてないと

断言するが

その時何かが落ちる大きな音が!



祐里達が事件当夜と同じように

鉄骨を落としたのだ。



事件の夜、本当はどこに居て

何をしていたのか?

富永は何をしていたのか?



何も答えない金崎…

そこへ富永が駆けつける。



富永は金崎への事情聴取は

小野田が許さないと言うが

香坂は捜査二課を呼んでいた。



裏帳簿のコピーから

贈収賄の可能性がある為、

話を聞かせて欲しいと

松岡捜査二課長(高橋光臣)。



元捜査一課長といえど

口出しは控えて欲しい。

任意同行を拒否すれば

この件はマスコミに流れると。


スカッとした!


何とかしろ!と小野田に連絡する富永。


「金崎が捕まったら

あのことを喋られてしまう。

我々だけの問題ではないぞ。

警察組織全体の問題になるんだ!」


何を隠している?




殺された江口警部は我々の仲間だから、

必ず犯人を挙げて欲しいと

捜査二課全員が香坂に頭を下げる。




渡部(安田顕)は香坂に

小野田が直々に山田を取り調べることを

伝える。



山田が喋ったことで

香坂を逮捕したくないと渡部。



「私にとっての正義は、あなたなんです。」



隠していることがあるなら話して欲しいと。

横沢に会わせ、協力して欲しいと頼む香坂。

山田が沈黙を守っているのは、

自分が真相を掴むのを

信じて待っているから。


「私は絶対に部下を見捨てるつもりはありません。」


力を貸して欲しいと頭を下げ、

裏帳簿の原本の回収を依頼する香坂。



しかし、横沢の身柄と共に、

原本は小野田の手に渡ってしまう (>_<) 



小野田から17年前の真相を教える代わりに

横沢と裏帳簿の居場所を教えろと

取引を持ちかけられ、

山田が喋ったのかと思ったが…



実は、渡部を運転担当にしたのは

香坂との信頼が厚いからで

香坂の為にいつか自分を裏切るだろうと

見張らせていたのだった (-。-;



捜査二課からも

原本が必要だと言われているのに…(>_<) 




そして小野田から呼び出される香坂。

間もなく弁護士が来て金崎は釈放され

今度は横沢と香坂の取り調べをさせてもらうと。



三度目の処分が下れば、

警察官としての人生は終わり。


このまま終わる訳にはいかないと

破れた箇所を追求する香坂。

そこに小野田の名前が

あったのではないかと。

更に父を裏切ったことも責めるが…



その破れた切れ端は

代々捜査一課長が引き継いでいる

警察組織の闇の全て、

その中にあると小野田。



そして切れ端に書かれていたのは、

小野田ではなく香坂敦史の名前。

父だった (゚o゚;;



動揺する香坂。

同じ頃山田も

父が隠蔽の指示を出した

部下の顔を思い出す…

それも又、香坂敦史 (゚o゚;;



本当の裏切り者はお前の父親だと

小野田は言うが、

それが真実なのか?




いよいよ最終回。

この事件の真相がやっと

解き明かされのが待ち遠しい。



本当の裏切り者は誰なのか?

大袈裟な演技も見納めかと思うと

すごく淋しい (^_^;)


小さな巨人 日曜21時 TBS