2018年6月17日日曜日

「シグナル」最終回のあらすじと感想:最大の危機!過去を変えろ!未来を救 え!無線の謎が明らかに

今が変わったことで過去も変わった!




現在の刑事・三枝健人(坂口健太郎)と

過去の刑事・大山剛志(北村一輝)が

謎の無線機を通じて繋がり

長期未解決事件に挑む

ヒューマンサスペンス。




2000年3月20日

三枝から兄・加藤亮太(神尾楓珠)が

殺されると聞いた大山は

急いで亮太の家へ向かう。




2018年

無線機から流れる大山の声を聴いた

桜井美咲(吉瀬美智子)。

「大山先輩は死んだのよ。」

「まだ生きてます。

無線機の向こうで。」



そこへ捜査一課が岩田係長(甲本雅裕)

殺害の証拠と目撃者が出たと

三枝を逮捕しに来る。

逃走する三枝。



2000年3月20日

亮太の家を訪れる

中本刑事部長(渡部篤郎)。

大山が手が離せないから

代わりに来たという。



「何かあの事件に

関わることなんだろ?」

大山から聞いていると…



「僕は犯人じゃありません。」

真犯人は小川陽一、

証拠もあるとカセットテープを見せる



「証拠を手に入れて

今になって警察に訴えるなんて

君は正義感が強いな。

今からでも汚名をそそぎたいのか?」


「はい。

そうすれば弟を呼び戻すことが

出来ます。

弟と母ともう一度三人で暮らすことが

出来ます。」


「家族の為か…。

それでは君は何があっても

諦められないな。」


「はい。何があっても諦めません。」


「そうか…」



お茶のお代わりを頼み、

その隙に亮太のグラスに薬を入れる…



兄の元へ走る三枝少年とすれ違う。

中本の手には

証拠のカセットテープがあった。

亮太を眠らせてカッターで

手首を切ったのだ (-。-;



大山が駆けつけた時には

丁度救急車で運ばれるところだった。




署に戻った大山は中本の元へ…

指に絆創膏を巻く中本。



「加藤亮太は自殺するような子じゃ

ありません。」

亮太が言っていた

証拠のカセットテープは、彼の死後、

部屋中を探したが無かったと…



「何者かが彼を自殺に見せかけて

殺した後、持ち去ったんです。

証拠があると困る人物です。」


「誰だ?」


「あんだだろ?

あの子から電話があったことを

岩田係長から聞いたんだろ!」


「何のことだ?」

とぼける中本に

「あの子が

無実を証明しようとしたのは

自分の為じゃない!

自分のせいでバラバラになった家族が

又一緒に暮らせるようになる為だ!」



連れ出される大山 (>_<)




その夜、無線が繋がる。

泣きながら無線に出る大山…

「三枝警部補、申し訳ありません。

お兄さんを助けることが

出来ませんでした。

俺のミスです…」


「先輩?」

無線の相手は美咲だった。



「半人前か?」驚く大山。


「18年も待っていたんですよ。

なのに先輩は遺体で戻ってきた…

今週末には解決するって、

そしたらゆっくり話そうって、

そう言ってくれたじゃないですか。」



大山が映画を観ない理由を知り、

ちゃんと謝りたかったと…。



「きちんと謝って

私も先輩と向き合いたかった。

でも先輩はいなくなって…

戻って来て欲しかった…

もし、まだ間に合うなら

よく聞いて下さい。

4月15日、谷原記念病院、

そこへ行っちゃダメです。」



無線は切れてしまう。



無線が繋がったのは16回目。

だが今回は2000年の大山と

2018年の美咲だった。



谷原記念病院のことを伝えたのは

三枝の筈だったのに…。




2018年

「桜井さんにお願いがあります。」

三枝から電話が入る。



未解決班の山田(木村祐一)と

島田(池田鉄洋)は

押収された三枝の所持品から

彼の携帯を手に入れる。



一方、捜査一課よりも早く

岡本(高橋努)を見つけろと

何者かに命じる中本。




三枝は大山の父親の家で

美咲から無線が繋がったことを聞く。



「あなたのお兄さんは…」


「わかっています。

兄は助からなかった。

過去は変わらなかった。」




そして三枝の携帯には

岡本からの伝言が残されていた。



「俺は中本の犯罪の

全てを知っている。

警察は信用出来ない。」



三枝に一人で来るよう

場所と日時を指定。



どういうことか理解できない美咲に

一連の事件の共通項は中本だと教える

…岩田には「病気の娘」という

弱みがあったが

なくなった途端、殺害されたことも。



捜査員が動くより先に

岡本を逃がしたのは

彼が秘密を暴露する

可能性があったから。



「しかし、周到な中本刑事部長は

岡本のことも

消すつもりだったんでしょう。」



それに気づいていたから

自分に連絡をしてきたのだろうと。



「岡本を捕まえれば

あなたの岩田係長殺害容疑も晴れる。

先輩が殺害された経緯もわかる。」


「そうすれば大山巡査部長を

救えるかもしれません。」




2000年3月21日

鑑識を訪ねる大山。

亮太の家からは家族以外の指紋は

検出されなかったが、

現場には拭き取られた不審な痕跡が

多数みられた。



更にキッチンの流しにあった

グラスには、非常にかすかだが

血痕を拭き取った痕があるという。



中本が指を怪我していたことを

思い出し、

煙草の吸殻をDNA鑑定に出す。




2018年5月6日23時12分

岡本と会う三枝。

「お前は何を知ってる?」


「何だと思う?

収賄も横領もとっくに

時効になっている。

けど時効のない犯罪があるだろ。」


「殺人か?」


「そうだ。」



美咲が飛び出してきて、

岡本を押さえる。



「一人で来いって言っただろ。

お前は中本って奴をわかってない。

絶対尾行されてる!」



大山殺害について問い詰める美咲。

「あいつは自業自得だったんだよ。

関係ない小僧の死因なんか

調べなきゃ良かったんだよ。」



真実を明かそうとしたから

殺されたのだと。



大山が殺害された時刻は23時23分…

いつも無線が繋がる時間だ。



「余計なことを調べなきゃ

殺されずに済んだのに…」


「大山巡査部長だけが

諦めずにいてくれた。

俺のせいだ。

俺のせいで

大山巡査部長は死んだんだ…」



猛スピードで車が入ってくる。

そして拳銃で撃たれる岡本 (゚o゚;;



岡本に駆け寄る三枝。

車に乗っていた男二人を

確保しようとする美咲。



揉み合いの末、銃を向けられ…

気づいた三枝が美咲を庇い

撃たれてしまう (゚o゚;;



救急車を呼ぼうとする美咲に

「知らせないと…大山巡査部長…

助けないと…」

息も絶え絶えな三枝 (;_;)




2000年4月15日

DNAが一致したと連絡を受け

出かけようとする大山。



「大山先輩、あの…

この前私が言ったこと…」

美咲が声を掛ける。



「すぐに解決する。

そしたらゆっくり話そう。」



そう言って歩き出すが、立ち止まり



「必ず戻る。約束する。」



台詞が変わっている (^o^)




大山の姿を見て、電話を架ける岩田。

「大山は一人です。」



谷原記念病院へ向かう大山…

遺体を発見し、

無線で三枝に呼びかける。



2018年

「無線はいつも11時23分に繋がった…

繋がれ…」

苦しそうな三枝。




2000年

無線から三枝の応答はない…

「半人前か?」

返事はないが

発見した遺体の状況の説明を始めると

「あなた誰ですか?

谷原記念病院ってどこですか?」


「三枝警部補…」


何者かに殴られ、倒れる大山。



17回目の無線は

2000年4月15日の大山と2010年の三枝

…三枝にとって初めての会話だ。



2018年5月6日

無線は繋がらない…



2000年4月15日

岩田の声で意識を取り戻す大山。

「もう諦めろ。

これ以上逆らっても無駄だ。

お前が頑張っても

何一つ変わらないんだ。」


「あんたも人殺しの仲間だったのか」


「人殺し?何のことだ?」


中本が亮太を殺したと話す。



そこへ中本が岡本を連れて現れ

「もういい。」


「どういうことですか?」



知らなかったらしい (-_-;) 



気づかれないよう縛られている縄を

ガラスの破片で切る大山…



「こんなことしても直に

あんたの犯罪は暴かれる。」



だが、DNA鑑定の結果も

科捜研から連絡があり

中本の手にあった…(-。-;



「みな、同じ穴のムジナだ。

いい加減大人になれ。」



この件から手を引けば

命だけは助けてやるという。



「断る。

あんたの言うこと聞く気はない。

好きにしろ。」



岡本に殺すよう命じる。

岩田は止めに入るが

ナイフを向けられ手が出せない。



やっと縄が切れ、反撃に出る大山。

しかし、刺されてしまう (>_<) 

無線を手に何とか逃げるが…



中本は娘のことを持ち出し、

追いかけろと岩田に命じる。



「大山か娘か、どちらか選べ!」



そして岡本に

「最後は岩田にやらせろ。」(-_-メ) 




2018年

救急車で運ばれる三枝…


「無線…伝えられなかった…

過去を…変えられなかった…」



「そんなことない、私、言った。

私、先輩に伝えた。

4月15日谷原記念病院に行

っちゃダメだって。」



以前、無線で通信した時、

谷原記念病院のことを言ったのは

自分だったと三枝。



「でも今回…行くなと言ったのは…」

意識がなくなっていく…




2000年

「俺が死んだら

事件は未解決のままになる…」



必死で逃げる大山だが、力尽き…

追いついた岩田が銃を向ける。

持っていた無線を草むらに隠し



「泣いてるんですか?」と大山。




2018年

「午後11時23分…

大山巡査部長が亡くなった時間だ。

彼は死に直面しても最後まで

事件の解決を諦めていなかった。

だから無線を通じて

俺にメッセージを送ったんだ。」



三枝の心臓が止まる。



“大山巡査部長、聞こえていますか?

俺は知っています。

あなたは決して諦めない”



2000年

銃声が響く…

たれたのは岩田だった。



駆け付けた捜査員に確保される

岩田と岡本。

中本は逃亡した後だった…



GPSで探すのは大変だったと

こぼす仲間たち。

そして大山の元へ駆け寄る美咲。



「一体、何があったんですか?」

「半人前…ありがとう…」



美咲を抱き締める。

良かった。本当に良かった。




2018年

自分のベッドで目覚める三枝。

名刺を見ると

交番勤務の巡査部長のまま。

部屋には警察官の制服を着た三枝と

母の写真があった。

二人とも幸せそうに笑っている。




2000年4月29日

亮太の思いと事件の真実を

三枝親子に伝えに来る大山。

助けられず申し訳なかったと

頭を下げる。



大山を追いかけ、

お礼を言う三枝少年。



この時きっと

警察官になろうと決めたのだろう。



母親とオムライスを食べている時

1995年に起きた

田代綾香誘拐殺人事件の犯人・

吉本圭子(28歳)を逮捕したという

ニュースが流れる。



過去が変わり

時効前に逮捕されたのだ。




2018年5月7日

「記憶が変わっている…

大山巡査部長が生きてる。」



未解決班を訪ねるが、

山田も島田も三枝の記憶がない。



「何か用です?」

「あの、桜井警部補は?」



班長は3日ほど

休みをとっているという。



更にネットで調べると

亮太殺害容疑で逃走中だった

中本の遺体が2000年6月に

廃工場で発見されたとあった。



警視庁はこの件で大山巡査部長を

重要参考人として追っていると…



大山が中本を殺害するはずがないと

考える三枝。



母親に何か預かっていないか尋ねると

健人宛ての郵便物を差し出す。



事件の後しばらくして

大山から連絡があったと。



「大人になったあなたが

いつかこれをきっと欲しがる筈だから

それまで大切に保管しておいて

欲しいって。」




「無事に届くかわかりませんが

三枝警部補に送ります。

あれ以来ずっと無線は鳴りません。

なので残された連絡手段は

これしかありません。」



三枝少年からお礼を言われた時に

本当に悪い奴を野放しにしたら

まだ悪夢は繰り返されると思ったと…



封筒の中には中本が持っていた

フロッピーディスクが入っていた。

野沢議員(西岡徳間)の汚職と

数々の犯罪の隠ぺいに関するデータ。



「そいつが全ての黒幕です。

誰に送るべきか悩みましたが、

俺のいる時代には

相応しい人間がいません。

だからあなたに託します。

そこは悪い人間が罰せられる

正しい世界だと信じてます。」



消印は2015年8月3日、龍宮岬。




「この人に見覚えはありませんか?」

大山の写真を見せる美咲。

そこへ三枝がやって来る…



「桜井さん、

俺のこと覚えてますか?」

「三枝健人。」



覚えていた!



大山の遺体を確認したのに

そんな事実は無かったことに

なっている。

でも彼の失踪は変わらなかった…



「だから私は、

もう18年も先輩を探してるの。」



二人は幸せに暮らしていると

思ったのに…。



大山から託されたものを見せ、

消印がここになっていると話す。

「桜井さんはどうしてここへ?」



大山が行方不明になった直ぐ後、

2000年6月29日

無言電話が架かってきたという。



かすかに大山の息遣いが聞こえ、

発信元を調べたら

龍宮岬の公衆電話だった。



「きっとこの辺りに

何か手掛かりがあるはず。」




“初めから信じ難い話だった。

バッテリー切れの無線機が

繋がり始めた時から。


この道の先で何が起こるのか。

まだ会ったことのない

一番の相棒に会えるのか。

それとも危険が待ち構えているのか。


一つだけ確かなことがある。

無線越しの声が

俺に教えてくれたことが…

諦めなければ未来は変わる。

そう、諦めなければ希望はある”




…病院のベッドで目覚める大山。

そして無線機が繋がる…




本当に見応えのあるドラマだった。

救いのあるラストで

最終回も大満足。

やはり関テレ作品は間違いない (^o^)


シグナル 火曜21時 フジテレビ