現在の刑事・三枝健人(坂口健太郎)と
過去の刑事・大山剛志(北村一輝)が
謎の無線機を通じて繋がり
長期未解決事件に挑む
ヒューマンサスペンス。
岡本(高橋努)が所有する別荘の裏庭から
見つかった白骨遺体は
やはり大山だった (>_<)
わずかな期待を打ち砕かれた
桜井美咲(吉瀬美智子)の悲しみは
深い…。
遺骨を大山の父に届ける美咲と三枝。
「今週末には全て解決する。
そしたらゆっくり話そう。」
大山の言葉が蘇る。
「今週末のはずが18年も…」
「18年間ずっと忘れずに
待っていた人がいたことを
大山巡査部長が知ったら
きっと喜ぶと思います。」
大山の部屋から一枚の名刺を
見つける三枝。
それは自分が子どもの頃に通った
焼き鳥屋のものだった。
そして18年前父親から美咲に渡された
大山の私物の中の写真立て…
その中には広報が撮影した
美咲とのツーショット写真があった。
涙が止まらない美咲…
1999年7月20日
兄・加藤亮太(神尾楓珠)が収監される。
母親から弟の健人が三枝の姓に変え
親戚の家に預けられたことを聞き
様子を見に行く大山。
5百円玉を握り
焼き鳥屋に入った健人は
オムライスを注文する (^_^;)
「は？」
驚く女将(濱田マリ)をそっと呼び
手間賃を払うからオムライスを
作ってやって欲しいと頼む大山。
泣きながらオムライスを食べる健人…
それからずっと焼き鳥屋に通う健人を
見守り続けるのだった。
隣に座ることがあっても
決して声は掛けずに…
2018年
三枝は焼き鳥屋を訪ねる。
「久しぶりじゃない、立派になって」
再会を喜ぶ女将。
大山の写真を見せ、
知っている人かと尋ねると
「あんたが来たら
オムライスを作ってやってくれと
もう十分すぎるほどお金をくれてね。
自分の子でもないのに不思議だった」
しかも三枝には内緒にするよう
言われたと。
「俺は孤独だ。独りぼっちだ。
今までずっとそう思っていた…」
それが何より辛かったが
一人でなかったことを知る。
2006年6月21日
兄が嵌められたことを知った
高校三年の三枝は
勉強もせず荒れていた…。
相変わらず焼き鳥屋で
オムライスを食べる彼に
「こんな遅い時間までうろついて、
ロクな大人になんないよ。」
説教する女将。
「うるせえ」と言いながら
大学へ行こうか相談する。
ちゃんとしたいなら
大学へ行かなくても
ちゃんとした仕事に就けばいいと…
「公務員とか。ほら警察とか。」
女将のアドバイスで
警察官になったのか！
2018年
再び無線が繋がる。
「大山巡査部長、
武蔵野の事件ですが、あれは…」
「最後まで追求します。
諦めが未解決事件を生むんです。」
何があっても絶対に諦めないという。
「俺はあなたには
幸せでいて欲しいんです。
あなたが大切な人といる方が
事件を解決するよりも
大事なことだと思います。」
大山も三枝の幸せを願っていると。
貧しくても家族で食卓を囲む、
淋しさとは無縁な生活をして欲しい。
「大山巡査部長、
武蔵野の事件から手を引いて下さい。
でないとあなたに危険が及びます。」
構わないと大山。
「この無線を始めたのは
あなたなんです。
まだ無線は繋がる、
過去は変えられると言ったんです。」
その直後に銃声が聞こえたことも…
「結構です。
それ以上は聞かないでおきます。」
どんなことがあっても
真実を暴くといい、無線は切れる。
14回目の会話は1999年、
三枝の兄は少年院にいた。
2018年
捜査一課は大山の殺人と死体遺棄で
捜査を開始する。
だが岡本は既に逃亡した後…
三枝と美咲は警察内部に
内通者がいると考える。
全ての発端となった
武蔵野集団暴行事件の被害者、
井口奈々(映美くらら)に会いに行く。
「加藤君はたった一人だけ
私に優しくしてくれた人でした…」
自分を責める奈々。
「どうしてその時に本当のことを
言ってくれなかったんですか。」
と三枝。
「井口さんを責める為に
来た訳じゃない。」
美咲に窘められる。
真相を話し出す奈々…
当時、斉藤裕也(瀬戸利樹)の家で
亮太から勉強を教わっていた奈々。
約束の日に亮太が来れなくなり
帰ろうとした時
裕也の家に来ていた同級生の
小川陽一から暴行を受けたのだ。
「今からでも遅くはない、
小川が犯人だと証言して下さい。」
夫も子供もいるからと首を振る。
「あなたは被害者なんですよ。」
「被害者の私に周りが何と言ったか、
知ってますか？」
酷い話だ (-_-メ)
亮太が自殺したと聞いた奈々は
そんなはずはない、嘘だと。
少年院から亮太が手紙をくれたのだ。
「私のことは恨んでいない。
悪いのは私を苦しめた人たちだ。
全部忘れてやり直せばいい。
自分も諦めずやり直すつもりだって
そう書いてありました。」
自殺する人の言葉とは思えないと…
「ごめんなさい。」席を立つ奈々。
2000年3月20日
少年院を出る亮太。
そんな亮太の元へ雄也が訪ねて来る。
「すまなかった…」
「何を謝るんだよ、
仕方なかったんだろ。」
「実は渡したい物があるんだ。」
相変わらず単独で捜査を続ける
大山のところへ
中本(渡部篤郎)がやって来る。
「ひと言お礼を言おうと思ってね。」
大山の父に
腕時計を直してもらったという。
「まだ色々と嗅ぎ回っているそうだな
…俺にだって正義感はある。
わかるよ、お前の気持ちも。」
だが自分たちは組織の中にいる。
大山は優秀な警察官だから
まだまだこの中で活躍できるし
息子の出世を
父親も期待しているだろうと。
「こちら側に来るチャンスをやろう。
どうだ？」
「たった一回。
そのたった一回が始まりなんです。
汚い金の味を覚えると
あなたみたいになる。
俺は使い捨ての犬になるのは
ごめんです。」
よくぞ言った！
大山の携帯に亮太から連絡が入る。
「加藤亮太？おお、どうした？」
事件の証拠を渡したいと…
「他の刑事さんは信用できません。
大山さんは一人だけ僕の言うことを
ちゃんと聞いてくれました。」
大山の声に耳を傾ける岩田(甲本雅裕) 。
直ぐに向かうと言い
出かけようとする大山を呼び止め
「捜査会議が始まるぞ。
桜井の報告は大丈夫なのか？」
会議に出席するのを見届け
誰かに電話を架ける。
2018年
岩田に呼び出された東京城西病院を
訪ねる三枝。
4月28日、岩田が何をしに来たのか
調べる為だった。
2000年に救急搬送された加藤亮太の
血液サンプルを請求しに来たという。
精神安定剤の成分が検出され
抗凝固剤の血中濃度が異常という
結果が出ていた。
普通の人間なら意識を失う量の
安定剤と血液を固まりにくくする薬が
検出されたということは
やはり他殺 (>_<)
病院に駆け付けた美咲に
「岩田係長が調べていたのは
集団暴行事件ではなく
兄の事件だった。
だから俺は呼び出されたんだ。」
2000年
捜査会議で美咲の報告を
フォローする大山。
カセットテープを手に
大山に電話を架ける亮太…
2018年
「どうしてお兄さんは
殺されなければいけなかったの？」
真犯人の証拠を掴み
口封じされたのだろうと三枝。
武蔵野の事件の責任者は
中本刑事部長だったと美咲はいう。
「確証も無しに動くのは危険よ。
この事件でもう二人も
刑事が死んでる。」
23時23分が近づき
無線機を取り出す三枝…
「これは大山先輩が
いつも持っていた無線機。
どうしてあなたがこれを？」
…「桜井さんは言いましたよね、
もし過去と通信出来たら
大事な人を守ってと頼むと。」
大山に、2000年4月15日に
あなたは谷原記念病院で殺されると
言えなかったと三枝。
2000年
捜査会議が終わり
映画のチケットを渡す美咲。
「俺、映画は観ないんだ。ごめん。」
2018年
無線が繋がる…
「三枝警部補、聞こえますか？」
大山の声に驚く美咲。
「加藤亮太、
あなたのお兄さんですよね？
彼は犯人じゃありません。」
真犯人の証拠が手に入りそうだと。
「兄を助けて下さい！」
2000年の3月20日に
自殺に見せかけて殺されると訴える。
「今日か…間違いありませんか？」
「間違いありません。
兄は自宅で何者かに殺されます。
兄を助けて下さい！」
そこで無線は切れてしまう。
15回目の会話。
美咲からチケットを渡された
直後の大山…
「何なの？これは？」
受け入れられない美咲。
当然だ (^_^;)
大山は亮太を救えるのだろうか？
真犯人が明らかになるのは
2000年？2018年？
次回、いよいよ最終回。
大山の運命は？
中本の悪事を暴くことは出来るのか？
シグナル 火曜21時 フジテレビ
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