2018年8月28日火曜日

「高嶺の花」第7話のあらすじと感想:第二章 新しい出会い、壊れる妹…二人 は 再びめぐり逢えるか?愛と哀しみの新ステージ始まる

益々茶番じみてきた?




美貌・才能・財力・キャリア

すべてを持ち合わせた女性

月島もも(石原さとみ)が

何も持たない平凡な自転車屋の店主

風間直人(峯田和伸)と出会い、

まさかの恋に落ちる…



そんな二人の前に次々現れる

愛の刺客と数々の試練とは?




教会から吉池拓真(三浦貴大)と

逃げたもも。

振り返ると直人は微笑んでいた。




ももの部屋に戻ると

真由美(西原亜希)が待っていた。




「ちゃんと向き合って。

もうすぐ予定日なのよ。」ともも。

今後について二人で話し合えと。



「だったら今日のことは?」

と拓真。



言うならば『儀式』

恋愛も結婚も向いていない

一人で生きていくと決めた儀式だと。



離婚するならするでいいが

きちんと話し合って決めたいと

真由美もお願いする。



拓真、無責任だし、まるで子ども (-。-;



一人になったももは

直人の笑顔を思い出す。

「そこ笑うとこじゃねえから…」





幸平(袴田吉彦)たちから責められる

高井(升毅)。



理由を問いただす佳代子(笛木優子)に

「罪悪感を抱きながら一人で生き、

華道に向き合うこと。」

芸術家の感覚というか感性というか

正直、自分にも理解し難いと答える。



華道家として立ち直らねばと

私生活での幸せを自ら叩き壊した。

「もう一生恋愛はしない、結婚も。

子供も産まないと私に…」



「こちとら庶民には

チンプンカンプンだな!」

と太郎(吉田ウーロン太)。



ホント、そう思う。



ももの都合であって

相手を踏みにじっていいという

話には到底ならないと佳代子。



土下座して謝罪する高井…



「大丈夫ですから

頭を上げて下さい。」と直人。



ここで温情はいらないと

三宅(城後光義)。

運転手じゃ話にならないから

実の父親を連れて来いと幸平。



みんなの怒りはもっともだ。

だが…



「だから俺がいいって

言ってんだよ!」



例えば一匹の蛙が

モネの描く睡蓮の花が大好きで

それを見ていると

幸せな気持ちになる。

もっともっと沢山描いて欲しい。



そしてモネは、描いてもいいけど

君に酷いことをするかもしれない

と言ったとする。



酷いことって、描いて欲しい奴が

許容できる範囲だったら

問題ないと思わない?と直人。



「俺がそれでもいい、

描いてくれるならそれでもって

お願いしたんだから

何も問題ないんだ。」





家に戻り、ももが生けた花を見ると

直人の瞳から涙が…

「何、これ。嘘でしょ。」

泣き出してしまう…(T_T)





ももは市松(小日向文世)、

ルリ子(戸田菜穂)と共に

京都の華道家の名門・神宮流の

次期家元である兵馬(大貫勇輔)と

会食をする。



ももの後ろ生けの評判を聞いていた

兵馬は、彼女のスランプを見抜く。




その頃、会食をすっぽかした

なな(芳根京子)は

ももと競うことになったと

龍一(千葉雄大)に報告する。



自信はないが龍一の為に

精一杯頑張ると。



そして月島に京都の次期家元が

来ていると聞き、驚く龍一。




「宇都宮龍一という華道家を

ご存知ですか?」

兵馬に尋ねるもも。



「よく知ってますよ、弟です。」

母親のことは知らないという。





坂東(博多華丸)と共同生活を

送る宗太(舘秀々輝)。



恋人の話題になると

父親と別れたあと直ぐに

別の男とつき合い出した母親を

気持ち悪いと言い出す。



宗太は幸平と佳代子の娘である

芽衣(田畑志真)に思いを寄せていた。

芽衣の写真を撮ったことがバレ、

本人から消すように言われ、

とても傷ついたのだ…



段々、宗太が引きこもりになった

経緯が明らかになる。





ももから連絡があったか

直人に尋ねる秋保(高橋ひかる)。



「自分がフッた男のことは

直ぐに忘れるだろ。

フラれた方は忘れられないのに。」



捨てる女子あれば拾う女子ありと

励ます秋保 (^_^;)



本当は教会で悲しい顔をしなくては

いけなかったと話し出す直人。

そうすれば凄く酷いことをしたと

罪悪感を手に入れられたと…



「プーさん、笑ったよね?」



ゲインロスだと直人。

獲得と損失の差が大きいほど

人は劇的な印象を受ける。



自分はももにとって

ただのお人よしという印象。

裏切られて悲しい顔をしたら

想像通りだから笑ったのだと。



どういうこと?

何でこんな時に笑うの?

悲しくないの?

まさか余裕なの?



ゲインロスで劇的な印象を与え

ももの心に種を蒔いたと。

でも…



「そんなことをしちゃ

いけなかったんだよ。

華道家として立とうとしている

彼女の為には…」



いずれ彼女に忘れられることが

あの瞬間耐えられなくなったのだ。





直人から預かった婚姻届けを

ももに渡すなな。

彼がわかっていたことを知り驚く。



「だから笑ったの?

私が拓真に手を取られて行く時

振り返ったら

あのクマのぬいぐるみ、笑ったの!」


「何でそれで怒るのよ、

自分が酷いことしといてさ。」


「悲しんでくれないと罪悪感が」


「それ、そもそも本当に必要?」



もう一人の自分とか観念的過ぎて

わからないと、なな。



兵馬はすぐわかったし

今見えないことも言い当てられて

ゾッとしたと、もも。



「好きな人がいる方が力が出る。

頑張ろうって勇気をもらえる。

その幸せをお花に伝えられたら。」



そんなぬるいことを言っていたら

逆立ちしたって自分には勝てないと

返すが、

直人の笑顔が頭から離れず

ジレンマを起こす…



種は芽を出しつつあるのか?





いつものように図書館へ行く直人。

偶然同じ本に手を出した女性、

千秋(香里奈)と知り合う。





一方、市松と二人で会う龍一。


「ルリ子はいそいそと

めかし込んでいた。

君と会う約束を?」


「ええ」


「それなら今日にでも

決行するんだな。」


浮かない顔の龍一…


「どうした?

まさか今さら躊躇っているんじゃ

あるまいな?」



ルリ子を誘惑させたのは市松?(゚o゚;;



「ななさんはショックで

壊れてしまうかもしれない。」



この世の汚れを知らぬ者に

この世の美しさがわかる筈がない。

だからそれでいいのだと。



「汚れを知らぬまま

幸せに過ごす人もいます。」



普通の女ならそれでもいいが

道を究めようとする女は

それではいけない。


「月島に協力してくれるんだろ?」



首尾よくやってくれれば

月島も借りを返すという。



更に兵馬のことを

久々に華道界に現れた怪物だという。



「温室育ちのボンボンですよ。」


「そうかな?」





ゲームセンターで兵馬と会うもも。


「身内が私を憎んでる?

そんなこともあるのかな。」


「虐げられた方にしか

痛みはわかりません。」


「龍一が婚外子だから?

つまらない憎悪だな。

環境に左右される魂なんて下品だ。」



逆の立場だとしたら?ともも。



「その質問は無意味だ。

変えようがないのだから。」



今度はもう一人の自分が

見えなくなったことはないか尋ねると

無いと答える兵馬。



「それは私には

人を愛したことがないと聞こえます」



それには答えず

ゲームを続ける兵馬。

とてもクールでマイペースだ。



そしてゲームで獲得した

クマのぬいぐるみをももに渡す…

よりによってクマとは…





何も知らず龍一の部屋を訪ねるなな。

玄関の扉が開いている…

中へ入るとそこには愛し合う

龍一とルリ子の姿があった。



驚くルリ子。

部屋を飛び出す、なな。





倒れている坂東を見つけた宗太は

直人に連絡する。

救急車を呼ぶよう指示するが

場所がわからないという。



偶然車で通りかかった千秋が

事情を聞き、

直人を乗せて山梨に向かう




直人に言われ、

通りに出て車を停めようとする宗太。

なかなか停まってくれない。

一か八かトラックの前に飛び出す(゚o゚;;





ルリ子と龍一のことを知ったももは

龍一の元へ行き、彼を引っ叩くが

ななが華道家として開眼する為の

通過儀礼だったと聞いて

市松の指示だと悟る…



「交換条件だったんです。

月島と俺の。」



龍一の要求は

神宮流の次の家元になること。

異母兄と勝負をするという。



三流派は抑えたからあと一票。

月島の票があれば勝てると…



「卑怯者…」ともも。


「卑怯者はあいつだ!」



本妻の子というだけで

何不自由なく贅沢をしてきた。

自分と母親が酷い暮らしをしてきた

ことも知らずに。



「何が伝統文化だ!

そうした世界の奴らが

芸術家気取りで

何人の隠し子をはした金で

黙殺してきたかわかるか?」



そんな言い訳、

わざわざ聞かす必要はない。

ななを壊すというミッションが

終わったのなら、

自分に電話などしてこないで

そのまま消えれば良かったのに

ともも。



「それは…」


「今さらななのことが心配?」



普通に生きられない人間は哀れ。

自分も似たようなものだけどと

龍一の元を後にする。





病院で目を覚ます坂東。

隣には恋人リッちゃんの姿があった。



駆けつけた直人に宗太は

「あのまま死なせてやれば

良かったのかも。

元々死にたがってたんだ。」



でも見つかってしまったから

怖い手術をしなくてはいけない…



「助かりたいから怖かったんだ。

止められない自殺はない。

君が助けたんだ。」



リッちゃんからお礼を言われ

まんざらでも無さそうな宗太。



「東京に帰るかい?」と直人。



でも再び自転車で走り出す。

旅を続けるのか…





ななが蔵にいることを知り

駆けつけるもも。

そこには血だらけで放心する

ななの姿があった…





帰り道、食事をする直人と千秋。

千秋は看護士だった。



「だから知人が倒れたからって

そういう話に反応してしまって…」



直人が自転車屋だと聞いて驚く。

難しい本を読んでいるから

大学の先生かと思っていたと。



「ただの読者好きな

チャリンコ屋です。」


「でも、そっちの方が深いかも。」



そういうのをゲインロスというと。



この二人、何かいい感じだ。

情緒不安定なももより

ずっと魅力的で話も合う。





兵馬と食事をするもも。

ななの容態を気にかける兵馬は


「龍一と何か関係がありますか?」


「いいえ、まさか。」


「あなたは嘘をつくのが下手だ。」


「あなたは嘘を見抜くのが上手?」



そして話題は又もう一人の自分へ…



「もう一人の自分を

取り戻したいですか?」


「取り戻せた筈なんです。

ある人にとても酷いことをして。

その罪悪感と共に孤独に向き合い…」


「その相手を直ぐには

忘れられないということでしょ。

或いは忘れたくない気持ちが

どこかに。」



否定するもも。



「種を蒔かれた?」

その人に知らぬ間に心に

種を蒔かれたというのだ。



直人の笑顔が蘇る…



「私は亡くした母の為に

妹に勝たなければいけません。

月島の家元にならなければ。」


「それが何よりも大事?」


「正直わかりません。

もしかしたらもっと本質的に

華道家としての欲が…」



もう一人の自分が見えていた時

全ては消えて作品と一体化できた。

あの高揚感…



「これ以上ないエクスタシー」

兵馬もその気持ちは

手に取るようにわかるようだ。



「あの自分を取り戻したいんです」


「なら迷うことはない。

未だ恋愛感情が無い相手と

結ばれればいい。」



キターーーー!

訳の分からない理屈パート2

もう滅茶苦茶で意味不明。



「お戯れを」笑い出すもも。


「心の種が差支えなんです。

そうすれば種は燃やせる。」





ななを看病する市松。


「私はお前を追い詰め過ぎていたの

かもしれない…」


「違うんです、お母さん…

お家元を裏切っているんです。」


「可哀そうに。

何をしたかわからんが

私はお前の味方だからね。」


「お父さん…」


「悲しいことだが

自分を正当化する為に嘘をつき

得を求めて裏切り

しかも後悔も反省もない人間は多い。


それらを強く憎み

その暗闇でもがきながら

一条の美しい光を探す。

それが月島の神髄。

月島の家元になるということだ。」



一方で諦めて折り合いをつけていく

生き方もあると…



「私は許しません。

絶対に許さない。」



白々しい。

この親父は何を企んでいる?

娘たちを一体どうしたいのか!





鏡の中の自分と向き合うもも。

直人からもらった指輪を

まだ持っていた…





佳代子の店で飲んだくれ

喧嘩を始める直人たち。

そこへももが入って来る…



お決まりの母・節子(十朱幸代)の

言葉が蘇る…



“いいかい、女は自分の行動を

いちいち説明なんか出来ないのさ。

開き直って言わせてよ、

お月様に聞いとくれ〜”



「あれは壮大なドッキリで

俺たちのももちゃんが帰って来た?」

喜ぶ公平と太郎。

だが佳代子は険しい顔…



“ただ会いたかっただけかもしれない。

それでも顔を見ると

口から出る言葉はあまのじゃく”



「ごめん、そうじゃないの」

指輪を返す。



ガッカリする幸平と太郎。



「私みたいな滅茶苦茶な女じゃなくて

プーさんには絶対

もっといい人が現れるよ。」


「ありがとうございます。

俺のことは心配しないで下さい。」



“言いながら傷ついて

言われては悲しんで”



「ちょっと一瞬、分不相応な夢を

見ちゃっただけですから。」


「悪夢だったでしょ、結果的に。」


「結果が総てだとしたら人生は虚しい

過程が最高なら尚更です。」



ももは高嶺の花だから

何処かで綺麗に咲いててくれるだけで

生きててくれるだけでいい。



「だからあの時笑ったんだって

そう思っていい?」


「そうです、はい。」



自分を納得させるかのように頷き

「おやすみなさい。」

深々とお辞儀をして

店を出て行くもも…



「でも一人になるとやっぱり

泣いてしまうの。」



タクシーの中で泣き出すもも…



次回、いよいよ姉妹対決。

更にもう一人の自分を取り戻す為に

兵馬に抱かれるようだ。

もう何でもやってくれ。



頭のおかしい家元と野心家の妻。

そして情緒不安定で壊れる娘たち…

この先どうなるのだろう?


高嶺の花 水曜22時 日本テレビ


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