2018年9月2日日曜日

「高嶺の花」第8話のあらすじと感想:ついに姉妹対決!恋を捨てた姉vs憎む 妹…まさかの結末!男は壊れていく愛しい女を救えるか

プーさん、カッコイイ!




美貌・才能・財力・キャリア

すべてを持ち合わせた女性

月島もも(石原さとみ)が

何も持たない平凡な自転車屋の店主

風間直人(峯田和伸)と出会い、

まさかの恋に落ちる…



そんな二人の前に次々現れる

愛の刺客と数々の試練とは?





神宮兵馬(大貫勇輔)の後ろ生けに

感動するもも。

兵馬は昔拾ったという青年・モブに

身の回りの世話をさせていた。



命あるものはみな生きる為に

欲望に忠実…

花も又人間同様、醜いと兵馬。



もう一人の自分を取り戻すには

誰もいない場所で独りぼっちで咲く

覚悟がいるという。



欲望から離れ、断崖絶壁に

ただ一輪だけ咲く「高嶺の花」

それなのに地上に降りて

恋をしようとしたから。





図書館で千秋(香里奈)と再会した直人。

ランチに誘われ佳代子(笛木優子)の店へ

連れて行く。



新しい恋人かと盛り上がる

幸平(袴田吉彦)たち。



看護士をしていると聞き

「高嶺の花を羨むより

足元の豆を拾え。

そう、あなたはお豆さん。」

失礼極まりない ^_^;



意味がわからないという千秋に

直人が最近すごく美人なお嬢様に

フラれたことを話す。



「そのお嬢様が高嶺の花で、私は豆?

失礼な話ですね。」

でも気を悪くした様子はない。



「悪い意味じゃないんです。

手に届く範囲を確実に

ゲットしろ。」と幸平。



「そうそう、所詮叶わぬ恋より

確かな現実的な恋を。」

と太郎(吉田ウーロン太)。



益々失礼だ。

しかも香里奈を見て言うか?



「ちょっとその前にいいですか?

私、好きだって言いました?

この人のこと。」



「言ってません。」と直人。


「すみません。」謝る二人 (^◇^;)





次期家元を決める

俎上の日がやってくる。



ももを応援する使用人の

金と銀(正司照枝・花江)。

なな(芳根京子)が勝てば

ルリ子(戸田菜穂)に

解雇されるのではと心配する。



「なな…」声をかけるルリ子。

「私に触らないで!

まだ私にお母さんと呼ばれたいなら」



審査する20人の師範の中から

家元・市松(小日向文世)が

票を投じる6人を選ぶ。



更に二人が生ける姿は見せず

作品の出来栄えだけを見て

投票をすると言い出す。

先入観や忖度を回避する為だと。



自分の息のかかった師範を

集めたルリ子は動揺し

宇都宮龍一(千葉雄大)に報告する。



ななの様子を心配する龍一。

ルリ子への態度は酷く冷たいが

それでも花を生けていると聞き

「それならいい。

それなら良かった。」



ななに見られた時の龍一の顔は

とても切なそうだった…

きっと愛し始めていたのだろう。





ももを理解しようと

『生け花』の本を読む直人。



秋保(高橋ひかる)に冷やかされると

父親のことでももの前で

泣いたことを話す。



諦めて抑え込んでいた感情が

泣いたことによってスッとした。



感謝しているから

苦しんでいるなら

何とかヒントくらい

見つけてあげられないかと…



「芸術家の悩みなんて

わからんでしょ。」


「みんな芸術家だよ、所詮は。

俺からしたら女はみんな芸術家さ。

お袋もそうだった。」



急に怒ったり拗ねたり泣いたり

かといってすぐ笑ったり

そしたら又不機嫌になったり

サッパリわからない。



コスプレをしては

自分の家より直人の店に

入り浸っている秋保。



秋保の母はコロッケを揚げ続け

コロッケとは話すが旦那とは

もう5年も口をきいていない。



自分から離婚した佳代子も

何ごともなかったように

元旦那と毎日会っている。



「全ての女性は

謎いっぱいの芸術家さ。」





納得がいかずやり直すもも。

直人と過ごした日々が蘇る…

ななも龍一のことを思い出す。



そして投票が始まる…

一人づつ作品の前に

菊の花を置いていくのだ。



呼びにきた高井(升毅)に兵馬は

市松の思惑を話す…



師範たちは姉妹どちらの作品か

判別しかね、交互に花を置く。

そして最後は家元が…



「どちらの作品かは神のみぞ知る」

市松はそう言っていた。



神とは家元。

自分なら必ずわかる。

わかった上で自分で後継ぎを決める。



そういうことだったのか…

市松の真意を知り

高井はどう思っただろう。



案の定、家元が菊を置いたのは

ななの作品だった…



「これにて月島の次期家元として

内外にななを披露することになる。」


「お待ちください。

私の目にはやはり姉の作品の方が

優っていると見えました。」



確かにななの完成度は

ももに及ばないが

危うさや内から滲む悲鳴のような

憤りが点在し惹き込まれたと。



「薬は毒から生まれる。

よくぞ短い間にその感性を

手に入れたものだと。」



一方、ももは敢えて

ななが選ぶ花材を避けて

その対比で遊ぼうとした。



「受けて立ったつもりなのだろう。

才気、技量、決して妹に

負けるものなどないと。

後ろ生けの妙手などと誉めそやされ

いつしか増長したか?」



作品の印象は高慢であったと。

それならば圧倒的でなくては。

俎上において一輪の菊たりとも

妹に与えてはいけないと。



「ななには限りない成長、

ももには抗えぬ衰退を見たのだ。

驕れる者は久しからずや。」



もう一度チャンスを下さいと

頭を下げるもも…

でも市松は耳を貸さない。



作品を見た兵馬はひと言…

「月島は終わるな…」





母親の墓の前で謝るもも。

「精一杯なされたことなら…」

と高井。



「精一杯?…してない。」

本当の自分はあんなものじゃない。

花一輪もななに渡すことはない。



「そこはルリ子様お声がかりの

師範たちが…」



「関係ない。

ママは自分の命に代えても

私を月島の家元にって…


怖い。

あんなに家元に反抗して

家元どころか華道だって

どうでもいいと言ってたのに、怖い。


私、何をしたらいいの?

これからどうすればいいの?

ママ、ごめんなさい。

全然ダメな子でごめんなさい。」



泣きじゃくるもも。



「もも様!お母様の本心は…」

高井の声は届かない…





旅を続ける宗太(舘秀々輝)に

メッセージを送る直人。



“君は怒りよりも悲しみを選び

悲しいを知り

やがて淋しいになり

そして美しいになる”



自転車を停め、絵を描く宗太。

失敗して短気を起こしそうになるが

通りかかった老人から「上手いね」と

声をかけられる。



“そうでもないかもって癖をつけよう。

俺はダメな人間だって落ち込んだら

そうでもないかもって。

俺は正しい。あいつらが悪い。

そうでもないかも”



直人に絵を送る。

優しい風景画…

送られた絵を見て微笑む直人と秋保。





一方、気が狂ったように花を生ける

もも…

「お姉ちゃん、もうやめて。」

心配するなな。



「兵馬様なら取り戻してくれる…

蒔かれた種を燃やすの。」


「どういうこと?」


「抱かれるの。

身体から上塗りして

心をリセットするの。


私の愛は素敵なの。

素敵なくらいエグいのよ。

だから男は受け止められない。

ぶっ壊れるか

その前に逃げられちゃうの。


それを見て私は淋しくて悲しくて

この人も偽物だったかと

絶望しちゃうの。


だったら誰も愛さなきゃいい。

好きにならなきゃいい。


兵馬様に抱かれて

もう一人の自分を取り戻せたら

きっとお家元も許してくれる。

それで最強の華道家に

戻れるんだから!」



「お姉ちゃん、いいから休んで。」



「あんた変な子ね、

自分の毒を花に込めたら

元のいい子に戻れるなんて意味不明。

その程度の毒なんて一体…

なるほどね。」


笑い出す (-。-;


「宇都宮に抱かれてなかったのね。

だからルリ子さんへの

嫉妬も憎しみも中途半端。

許さないと言っても

所詮口だけのこと。


そんなボンヤリした闇で

一体どんな強い光が手に入ったって

いうのよ!」



もう一人の自分を取り戻しにいくと

部屋を出て行く。





ななが次の家元に選ばれたことを

龍一に報告するルリ子。



「おめでたい人だ。

あんな場面を見られても

まだ娘が自分の言いなりになると

思っているんですか?」


「多少は時間かかかると思うけど

母と娘だから。」


「どの道俺には興味のないことだ。」



兵馬を打ち負かす為に月島の票が

必要だったことを話す。

その為に市松の指示で動いたことも。



ななに足りない華道家としての心の闇

ダークサイドを作る為に市松と二人で

ルリ子を利用したと。



自分の妻にそんなことが出来るのかと

信じられないルリ子。



当然だ。

そして気色悪い。





佳代子の店で飲むいつもの面々。

千秋も一緒。



眼鏡を外した千秋を見て

美人だったことに気づき

前回の失礼を謝る幸平たち (^◇^;)



更に婚活中だと聞き、

高嶺の花をスパッと諦めて

立候補しろと直人をけしかける。



「千秋ちゃんが困っちゃうでしょ」

たしなめる佳代子。



「スパッと宣言してくれたら

無くはないかも」と千秋 (゚o゚;;



「俺、好きだと言いましたっけ?」

笑い出す二人。



やはりお似合いだ。



そこへ秋保が、直人に急用だと

ななを連れて来る。





兵馬のマンションへ

ももを送った高井は

「自暴自棄にならないで下さい!」

もっと自分を大事にして欲しいと

訴えるが…



「父親にでもなったつもり?」


「申し訳ありません。」

どんなに辛いだろう (>_<)





ななから、ももがパニックになって

兵馬の元へ向かったことを聞き

心配する直人…



「ちょっと待ってよ。

悪いけどいいから。

そういう訳のわからないことで

こいつ振り回すのやめてくれよ。」

と幸平。

ホントその通りだ (>_<)



「ただ何となくわかるわね。

気になる人をいつまでも引きずって

クヨクヨしないように

恋愛感情のない男に抱かれて

リセットって。」と佳代子。



「もうこれで戻る資格もないって

体と心に強烈にメッセージを

叩き込む。」と千秋。



「えーー⁈」驚く幸平と太郎。



「姉が心配なんです。」

自分にあんなことを言う人じゃない、

ぶっきらぼうで強がるが

本当は誰よりも優しく傷つきやすい…



「何処ですか?」と直人。



千秋の車で兵馬のマンションへ向かう

直人となな…





「私は君を愛さないし

君も私を愛していない。

その彼の名前は?」



バスローブ姿でベッドの上で

向き合うももと兵馬。



「プーさん。風間直人。」


「愛してる?」


「はい。」


「消し去りたい?粉々に。」


「はい。」


「簡単さ。」


口づけを交わす…





エレベーターで部屋へ向かう直人。

リビングには兵馬の姿があった。

ももはベッドルームにいると。



「気を失ったよ。

君が心に蒔いた種を

焼き尽くそうとしたらね。」



何もない、未遂に終わったと。



「でも次の機会もある。

それが彼女の望みだからね。」



ベッドルームへももを迎えに行く。

ももを抱いて戻った直人は



「もう一人の自分。

子ども、じゃないですか?

子どもの頃の自分。」


「どうして、そう?」


「たくさん考えまして。

だとしたら一度消えたら

二度と現れないんじゃないですか?

人として健全な成長なんだから。」



驚く兵馬。



子どもの頃ひとりぼっちの子が

人形を実在する友達として

名前を付けるようなもの。



大人になってきたら

ひとりぼっちじゃなくなってきたら

居なくなって当たり前。



「彼女を騙すのはやめて下さい。

次の機会はねえよ。」


「君は何者なんだ?」


「ただのチャリンコ屋です。」



節子(十朱幸代)の言葉が蘇る…

“男はドッシリと構えてなくては

いけないよ。

百獣の王、ライオンさ。

雌に狩りをさせたっていい。

いざという時守ってくれりゃ。

女はそれでいい”




エレベーターの中で目を覚ますもも。

「プーさん、来たの?」


「来ました。」


「ねえ、私の愛は素敵なの?」


「はい。」


「エグいくらいに素敵で

深くて激しい。

誰も受け止めきれなくて

壊れちゃうか逃げちゃうの。」


「そうですか。

でも俺の愛も素敵ですよ。

なんならあなたの愛より素敵です。」


「証明できる?」


「わりと」


「簡単ですよ。」


声を揃え、微笑み合う二人。



もう一人の自分とは

そういうことだったのか…




母親の話もやはり嘘だろう。

スタートしてからずっとももを

家元にしたい様子だったが

突然の方向転換。



亡き妻への復讐だとしたら

余りに陰湿過ぎるし、意味不明。

市松こそ、ももを騙さないで欲しい。



次回は高井とももの母親のいきさつが

明らかになるのだろうか?



幸平の

「そういう訳のわからないこと」

というセリフに超ウケてしまった

(^◇^;)

ホント、そういうの、もうイイから。


高嶺の花 水曜22時 日本テレビ


0 件のコメント:

コメントを投稿