2018年10月24日水曜日

「獣になれない私たち」第1話のあらすじと感想:本音が言えない大人の恋が動き出す…我慢ばかりの気遣い女vsでまかせ毒舌男!

こじらせ女と毒舌男の恋は始まるか?




クラフトビールバー『5tap』に

二組のカップルがいた…



ECサイトの制作会社で

営業アシスタントを務める

深海晶(新垣結衣)と

その恋人・花井京谷(田中圭)。



京谷は自分の母が

会いたがっていることを伝えるが、

別のカップルの女性のファッションに

気を取られている晶は

「いいよ、私も会ってみたいから」

と生返事。



もう一組はバーの近くで

公認会計士・税理士事務所を構える

根元恒星(松田龍平)と

橘呉羽(菊地凛子)。



呉羽は指輪を見せ、

結婚したことを告げる。

しかも交際0日で。



「一日もつき合ってない男と結婚って

バカだろ」

という恒星の言葉に

カチンときた呉羽は

彼の奢りで

シャンパンに値するビールを

居合わせた客たちにふるまう。



「呉羽ちゃんと恒星くんの

結婚に乾杯!」

マスター(松尾貴史)の言葉を

「俺じゃない」と遮る。



「つき合ってったんじゃないの?」


「つき合ってたかと言われると」


「そうでもないよね、うちらお互い

大して好きじゃなかったから」



二人がいいならそれでいいかと

呉羽の結婚に乾杯する (^◇^;)



恒星と目が合い、会釈をする晶。

話したことはないが

この店で何度も顔を合わせていた。





晶の部屋に泊まった京谷は

アパートの更新通知を見て

複雑な表情を見せる。



引っ越そうかどうか迷っていると

晶はあっけらかんと言うが…

何があるのか?





早朝から晶の携帯には

社長の九十九(山内圭哉)から

何件も仕事の連絡が入る。



パワハラもいいところだ。

秘書が辞めてしまったようで

出張の手配まで晶に言いつける始末。



更に営業の松任谷(伊藤沙莉)や

新人営業・上野(犬飼貴丈)の

尻ぬぐいに追われる日々…

二人とも無責任で本当に晶が気の毒。




上野のフォローで接待に参加し、

クタクタになった晶が

『5tap』に立ち寄ると

恒星が一人飲んでいた。



営業部長に続き社長の秘書が辞め、

新人営業も辞めそうで、

自分の担当が何なのかわからないと

マスターに訴えると

恒星が会話に入ってくる。



そんな彼に

「一つ不躾なこと

聞いてもいいですか?」と晶。


「嫌です」


「ですよね~、すいません」



するとマスターが気になるから

言うだけ言ってみろと…



呉羽が言っていた

“お互いに大して好きじゃなかった”

というのはどういう意味なのか、

どういうことなんだろうって

ずっと考えていたと言うと



「暇ですね」(>_<) 



それにもメゲず

「最初はお互いに好きだったけど

つき合っていく内に

気持ちが薄れていって

お互いに大して好きじゃなくなった、

そういうことですか?」と尋ねると



お互いに愛していたけど

結婚出来ない事情があった、

自分の人生の残り時間が少ないから

愛する彼女を手放したと答える。



気まずい沈黙が流れ、

恒星に電話が入る。

マスターに会計を依頼する晶。



電話を終えて席に戻ったところで

晶が居ないことに気づき


「あの女、晶だっけ?

さっきの質問何?」


「恒星ちゃんこそさっきの答え何?」


「暇な女の野次馬好奇心?」



わかってないな~とマスター。

“長くつき合っていると気持ちが

薄れてくるということですか”

と聞いたのはマリッジブルーで

結婚を迷っているのではないか。


晶の笑顔は輝いていて

店に入って来ると明るくなるから

結婚して来なくなってしまったら

淋しいと…



「あの完璧な笑顔は何かキモい」

と恒星。



そこへ晶がトイレから出てくるが、

気づかない恒星は

「俺、ああいう人形みたいな女は

ダメだわ」(>_<) 


「お先です」笑顔で店を出て行く晶…



「焦った、聞こえてなくて良かった」

とマスター。


「聞こえてたでしょ」


「聞こえてたら笑えないでしょ」


「それ、そこがキモい」



傷つき、疲れ果てた

晶の後ろ姿が哀しい。





会社を設立し、恒星に顧問税理士の

契約を依頼する呉羽。

相性が良かったから、

最後にしておく?と誘う。

人妻とはしないと恒星。



この二人の関係もよくわからない (@_@)





一方、上野の尻拭いで

SEの佐久間(近藤公園)に頭を下げ

見積もり書の作成を依頼する晶。



晶の頼みでは仕方ないと

快く引き受けてくれるが

肝心の上野はどう頑張ればいいのか

わからないと他人事…



更に社長から松任谷の代わりに

プレゼンを命じられる晶。

緊張するとカタコトになるらしく

松任谷自身も晶に勝とうとは

思わないからお願いしたいと…

酷過ぎる (-。-; 



「プレゼンは営業の仕事で、

自分は営業アシスタントで…」

小さな声で抵抗するが、

社長に怒鳴られ結局

「何でもありません!」



あーあ (>_<)





京谷の母・千春(田中美佐子)と会う日、

半休を取っていた晶は

プレゼンの後急いで

約束の場所に向かうが

バスの中で寝てしまう。



1時間も遅刻してしまったが

待っている間に京谷にネックレスを

買ってもらったとご機嫌な千春。



晶を気に入ったようで、

実家について質問攻め。



その話は今日はいいからと窘めるが、

つき合い始めてから4年も経つのに

まだ晶の両親へ挨拶していないと知り

「大切なお嬢さんをお預かりする

立場なんだから」と引き下がらない。



空気、全く読めない母。



「大切な娘じゃないんです」

父からDVを受けていたこと、

その父が交通事故で亡くなった後、

母がマルチ商法に手を出し、

保険金も晶が貯めていた貯金も

使い果たし、

在庫を売る為に晶の友人や職場まで

勧誘を始め

結局縁を切ったと話す。



もう6年会っていないし、

連絡先も教えていない…



「皆さんにも迷惑がかかるので、

結婚しても連絡はしない方がいいです

…すみません、こんな話」と笑う。



晶がトイレに立つと

ビックリしたが

仲良くなれそうだと京谷に話す千春。

前の彼女、朱里(黒木華)のことは

好きになれず、

別れたと聞いた時はホッとしたと。





千春と別れ、京谷と歩く晶の携帯に

千春からメッセージが届く。



「教えなきゃ良かったのに。

返事すると延々終わらないから

相手しなくていいからね」



そういう訳にはいかないよね…



案の定、すぐ返事が…

「結婚式が楽しみ♪」


「もう京谷のマンションに

引っ越しちゃえば?」


「一人暮らしには広すぎる部屋よね」



晶の顔が曇る。

“一人暮らしならね…”




何と京谷のマンションには

朱里が住んでいた (゚o゚;; 



「散らかすならこの部屋だけにしろ。

ここは俺が買った俺んち」



引きこもっているのか

ゲームに夢中な朱里。

晶を千春に会わせたことを報告する。



「お母さん元気?」


「こんなん見たら卒倒するよ。

仕事どうなってんだ?

真面目に探せよ!」


「寝る!」布団を被ってしまう。



だが、京谷が出て行くと

再びゲームを始める。



失業中なのか…





翌日も千春からのメッセージは続く…

「ホント終わらない」

ため息をつく晶。



悪い人ではないが、

かなり鬱陶しい性格だ。

こんな姑、嫌だ (-。-; 





職場では生きてることがシンドイと

ボヤく上野。

「楽しいこともないし、お金ないし」


「上野くん、恋をしよう。

恋をした方がいい」



どんなにシンドイ毎日でも

好きな人がいると何とかなると

励ます松任谷。



そこへ社長から怒りの電話が…

また上野がミスをしたのだ (>_<)



逃げ出した上野のフォローに

走り回る晶。



ようやく解決したところへ、

再び社長から怒りの電話が…

今度は松任谷の発注ミス。



クライアントに謝罪に行くと

「(松任谷の)代わりに反省したところを

見せてよ、土下座。

…なーんちゃって。

その代わり深海さんが担当になって」



靴を脱ぎ、土下座する晶。



「なーんちゃってって言ったのに。

女の子困らせるのは

趣味じゃないんだよ、ごめんね」



何度も頭を撫ぜる担当者。

キモい (-。-; 



何とか今日中に間にあわせて欲しいと

SE達に頭を下げ、自分も残業。

そこへ社長から催促のメールの嵐。



もういい加減にしてあげて!



やっと仕上がったことで

クライアントへ連絡すると

セクハラ担当者は飲んでいるようで

「今度お詫びに美味しいものを

ご馳走するよ。

晶ちゃ〜ん、何が食べたいかな?」



本当にキモい!



黙って電話を切る。

晶の中で何かがキレたようだ…



最終電車を待つ晶。

そこへまた社長からメッセージが…

「仕事が遅い」「やる気あんのか」



もうやめてあげて〜



フラフラと線路に向かい歩き出すが

電車の警笛で我に返る。



そこへ今度は千春からスタンプが届く

…晶から返事がないからか

ドアからイノシシが覗く

「チラッ」というスタンプ。

かなりウザい (>_<) 



終電に乗れず

タクシーで『5tap』へ向かうと

又しても恒星が飲んでいた。



笑顔をつくる余裕のない晶は

次々とビールを注文し

無言で飲み干していく。



「マタニティブルー?

いや間違えた、マリッジブルー?

…響きが似てるからさ」

声をかける恒星。



「似てませんよ」

眉間にシワを寄せる晶。



「いつもの笑顔がないね」


「いつものキモい笑顔」


「やっぱり聞こえてたか…

今日は繰り出さないんですか?

キモい笑顔」


「そっちはデマカセは

繰り出さないんですか?」



この前のデマカセのことだ。



「単に呉羽さんに

フラれたんですよね」


「まあ、そうともいうね」


「そう、とも…」


「呉羽に結婚願望があったとは

思わなかったからさ。

やっぱりしたいもんなの?結婚」


「今は恋がしたい…

新しい恋が出来たら

何か変わるのかな」



店を出る二人。

自分の事務所の前に来ると

寄って行くかと尋ねる恒星。



「例えばここから始まる恋も

あるかもしれない」(゚o゚;;



誘われたのは二度目だと晶。

一周年パーティの時

ベロベロに酔った彼が

「この近くに僕の事務所があるので

一発お手合わせしませんか?」

と言ったと。


もちろん断ったので

別の子をお持ち帰りしたらしい。



「その子と恋、始まりました?」


「始まっていない」


「ビール3杯で酔わないし

店から徒歩3分の間に誑かされる程

バカでもありません」


「バカになれたら楽なのにね。

おやすみ」



恒星の言葉が晶に波紋を起こした。

そして目に入ってきたのは呉羽の看板

…あの夜のブーツを履いている。





翌日、千春に返事を送る。


「息子さんと一緒に暮らそうと

約束して4年。

今もその時と同じアパートで

暮らしています。

もうすぐ二度目の更新日がきます。

どうしたらいいんでしょうね。

新しい服とブーツを買いました」



サングラスをかけ、

今までとは180度違うファッションに

身を包み出社。



そして社長へ業務分担の改善書を

突きつける。



本音を隠し我慢することをやめたのだ

いいぞ、頑張れ!



全方位に気を遣うこじらせ女

晶の頑張る姿が痛々しく

見ていて辛かったのでスッキリ (#^.^#) 



仕事ではパワハラ社長にダメな同僚、

取引先のセクハラ社員…

プライベートでは

元カノを部屋においてる彼と

空気が読めない無神経な彼の母…



気の毒過ぎる (T_T)



しかも朱里が住んでいることを

晶が知っているのも不思議…

2話で明らかになるらしいが

どんな理由があるのだろうか?



京谷と晶は同じ職場にいたが

なぜ晶は転職したのか?



個人的には京谷とは別れ

新しい恋に向かうことを勧める。

腐れ縁に終止符を打つべきだ。



次回、社長との交渉に勝てるか?

展開が楽しみである。


獣になれない私たち 水曜22時 日本テレビ

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