2016年6月7日火曜日

「重版出来!」第8話の感想:鬼編集長男泣き!14歳の笑顔を取り戻せ!

今回はエピソードが満載。ただただ感動の涙でした!


週刊コミック誌「バイブス」の新米編集者・黒沢心(黒木華)が

一癖も二癖もある編集部員や漫画家

営業担当、書店員たちを巻き込み

一丸となって仕事に打ち込むチーム奮戦記





頑張る人たちに勇気を贈るというだけあって

毎回さわやかな気分にさせてくれる

お仕事ドラマです (#^.^#)




「どうしてこんな時代に編集長になってしまったのだろう…」

何もしなくても雑誌が売れていた時代とは違い

役員達はいつも利益のことばかり…。

編集長として、和田(松重豊)は常に数字に追われていた。




「コンビニで雑誌を買えるようになった。

ボタン一つでネットで本を買えるようになった。

時代に飲まれ、消えていくものがある.。」




本がすべて電子書籍化したら、つまらない。

時間がある時に、書店にフラッと入って

新しい本と出会うことがある。

それは正に偶然?それとも必然?の出会いだ。

そんな出会いをずっと大切にしていきたいから

紙の本を作り続けて欲しい。




そんな中、和田は、

過去の大ヒット漫画の電子書籍化の許諾交渉をする為、

伝説の漫画家・牛露田漠(康すおん)の家に通い始める。




バイブス編集部では

大塚シュート(中川大志)がネームを書けなくなり、

中田伯(永山絢斗)のネームも止まってしまう。




大塚は、ネットの批判記事を読んでしまったらしい。

担当の五百旗頭(オダギリジョー)は




「他人の気持ちを理解したいという気持ちが強い。

そして共感力が高過ぎる。

それは作家としては最強の素質だが

だからこそネットには向かない。

マイナスの意見に共感し過ぎて

自分がボロボロになってしまう。

だから、ネームが書けなくなった。」




とアドバイス。

相変わらず、作家のことをよくわかっている。




それと相反して、共感力が低い中田。

基本的に他人のことに興味がない。

五百旗頭は

「中田の他人を理解しない所、作家としては弱点だな。」

と心にアドバイスする。




作品を読み返した心は

どのキャラも似ていて

行動や考え方が一通りしかない

ということに気づく。




「他人を理解する力の欠如」

確かに作家としてはかなり大きな弱点だ (>_<)




ストーリーという縦軸だけでなく

キャラクターという横軸も面白くないと

連載はとれないから

キャラの練り直しを提案する心。




天才が初めて壁にぶつかった。

何故ネームが止まったのか

自分でも謎だという中田。

すごく不安だろうな…




売り上げ1位の雑誌「エンペラー」の営業は

書店で他のコミックスの前に

自社のコミックスを置いたりと姑息な手段を使う

嫌な奴。




バイブスの営業の小泉(坂口健太郎)が

注意をすると




「担当のあなたがぬるいから

バイブスは万年2位なんじゃないですか?」

何だと~!

セコイことしてたら、自分に返ってくるぞ (♯`∧´)




小泉も負けじと

書店員の河さん(濱田マリ)が大好きな作家の

サイン色紙を貢ごうと

担当の編集者にお願いするのだが…





その時に彼が書いた手紙が

(河さんがいかにその作家が好きかという手紙)

奇跡を起こし

なんと河に会いに来るのだ!

すごく感激 (*^_^*)




牛露田の娘のアユ(蒔田彩珠)は

酒浸りで書けなくなった父親のことを

軽蔑していた。




母親が漫画のせいで苦労して

若くして亡くなってしまった

漫画に殺された

と思っているアユ。




心は、河さんが14歳の時に出会い

人生が変わったという

一冊の漫画をアユに渡す。




生き方を変えるような出会いがある。



本や漫画、映画やドラマ、人との出会い…

素晴らしいことだと思う。




河さんと同じようにその漫画で

アユの心も動いたようだ (*^_^*)

心と一緒に河の働く書店を訪れ

「大人の人がちゃんと働いているのを

見るとホッとする。」




14歳の彼女がどんな思いで

生活保護を受けながら

父と二人生きてきたのか…




電子書籍になれば

かつての名作も復活し

印税が入るだろうに。




諦めず和田は

牛露田のドアを叩く。

「私ら大人は

子どもの前でかっこつけなきゃ

ならんでしょ。

我々漫画屋は

夢を売ってるんですから!」




和田の言葉にアユが動く。

そして母が不幸ではなかったこと

父の漫画が大好きだったこと

父の犠牲ではなく

同じ夢をみていたことを知る…




ここからは涙なくして観れなかった。




やっと電子書籍化を承諾する牛露田。

二人の人生はこれから変わっていくだろう (*^_^*)




「時代は変わる。

俺たちも変わる。

それでも変わらないものもある。




世の中が変わっても

俺たちがやることは一つだ。

漫画の為に全力を尽くす!」




和田編集長、かっこいい~♪




小泉も、エンペラーのせこい営業が

河から

「あなたのあだ名は妖怪パタパタ」

書店員がどれだけ真剣に棚を作っているか

営業を名乗るなら、人の職場を荒らさない!

必死なのはわかりますが

忘れちゃいけないことってあるんじゃないでしょうか。

心配しなくてもどの本もきちんと売ります。

お客様の為ですから。」




と注意されるのを聞いて

「張り合うところを間違えていた」と反省。




河さんもかっこいい~♪

ホント、プロの集まりで清々しいドラマです。




残すは中田だけ…




三蔵山(小日向文世)に

「沼田(ムロツヨシ)のネーム

僕はとても面白かった。

大塚シュートなんかよりも全然。」




大塚シュートの漫画を

設定も主人公も平凡で

何がいいのか全然わからないという。




「でも沼田さんはもう漫画を書かない…

沼田さんはどうして

プロになれなかったんですか?」




初めて他人に興味をもったという

ことだろうか。

これをきっかけに

弱点を克服をして欲しい。




母親から虐待を受けて育った伯。

漫画家として一人前になって

自分を好きになって欲しい。

そしたら彼の世界も大きく変わると思うから。


重版出来! 火曜22時 TBS


妖怪パタパタなんかに負けるな♪


大塚シュートをすごい目で見る中田。


大好きな作家が会いに来てくれて驚く河さん。


牛露田親娘を見送る二人…本当に良かった(*^_^*)

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