2016年11月6日日曜日

「カインとアベル」第3話までの感想

悲劇的なラストを匂わせる切ないドラマ…



大手ディベロッパー経営者一族の

兄と弟の確執と複雑な恋愛模様を描いた

ヒューマンラブストーリー。




副社長で優しく優秀な兄・高田隆一(桐谷健太)は

社長である父・貴行(高嶋政伸)から

絶大な信頼を得ていた。




一方、一社員として働く弟・優(山田涼介)は

父から期待されることもなく、自由に育ったが

どこか居場所がない感じで、淋しそう。




旧約聖書の「カインとアベル」は

人類最初の殺人の加害者と被害者。

嫉妬した兄が弟を殺害してしまうのだ。




最初、番宣を見た時は

「エデンの東」のように

父親の愛情を一身に受けてきた

優秀な兄に嫉妬する話かと思ったが




1話目から逆に隆一が優に

嫉妬しているのがわかったし

回を重ねるごとに、その感情は

大きくなっている…




父と祖父が実は優に一目置いているのも

そのことに隆一が気づいているのも

何か切ない…




自由にさせてもらえた優を

子どもの頃から羨ましかったのだろう。




隆一の推薦で、アウトレットモール開発の

プロジェクトチームに抜擢された優は

最初は消極的だったものの

先輩である矢作梓(倉科カナ)に励まされ

どんどん積極的に仕事に取り組んでいく。




自由な発想で人の心を掴んでいき

次々に起こるトラブルも解決していくのだった。

やはり血は争えないという感じで

隆一とは違う意味で優秀だと思う。




そして梓に惹かれていく優。

でも彼女は隆一の恋人だった (-_-;)

二人が結婚することを知った時の

ショック…でもそれを隠して

明るく振る舞う姿が健気で

胸が痛くなった (; :)




隆一も一任されているバンコクの

都市開発がうまくいかず

資金繰りなどに奔走していた。

一度は乗り越えたかと思えたが

更なる債務が発覚 (゚o゚;;

とうとう姿を消してしまう…




桐谷健太の演技がうまい!

見ていて切なくなってしまう…

山田涼介も自由だけど繊細な優を

よく演じていると思う。




兄の恋人・梓とこれから

どうなっていくのか。

絶大な信頼を寄せている兄の

本当の気持ちを知った時

どうするのか。




破滅に向かう展開が予想され

ちょっと切ない (-_-;)



カインとアベル 月曜21時 フジテレビ




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