2018年2月25日日曜日

「anone」第6話のあらすじと感想:今夜何かが起きる!悪魔の誘いか救世主か!? お金はこの手で作れます

親って悲しい…




「Mother」「Woman」に続く

坂元裕二脚本の人間ドラマ。

生きることの意味、

人が生きる上で本当に大切なものは

何かを問いかけ真実の人間愛を見つけ

ていく物語…




印刷の仕事を始めたいという

持本舵(阿部サダヲ)の為に

中世古理市(瑛太)を呼んだ

林田亜乃音(田中裕子)。



しかし理市はいきなり偽札作りに

協力して欲しいと言い出す。



年商400億の会社の社長だった理市が

解雇された時に何故別れなかったか

友達から訊かれ

「あんなに家族思いの人はいない、

お金じゃない」と妻・結季(鈴木杏)。



…辻沢ハリカ(広瀬すず)が誘拐された

時に刷った偽札を偶然手にした理市は

「皆さんもう半分乗りかかった

船じゃないですか。」



弁当屋で完璧な偽札と出会った理市は

自分のお札と交換した。

しかし、妻が支払いをする為に

その一万円札を使ってしまったのだ。



妻は逮捕されるのだろうかと思ったが

数カ月経っても偽札が発見された

というニュースは出なかった…



“この世界には本物のふりをした

偽物が紛れ込んでいる。

この手でそれを作ってみたい。”



そして技術を身に付ける為、

林田印刷所に就職したのだ。



自分一人の力では限界があったが

その内社長・京介(木場克己)も

協力し始めてくれたという。



「普通に犯罪なんですけど。」

と青羽るい子(小林聡美)。


「偽札に被害者はいません。

…また伺います。」



帰る理市に傘を渡す亜乃音。



「それ林田さんの傘ですよ、

娘さんからお借りしました。」


「どういうこと?」


何も答えず帰って行く。



理市のことには一切触れず

夕飯を食べる4人…



舵はハリカにどう思ったか尋ねる。

亜乃音やるい子とは

反応が違っていたというのだ。



一方るい子は亜乃音に

「亜乃音さんには感謝してるんで

あの男がまた来たら私が始末します。

本気ですよ。」



何と律儀で頼もしい女性 (^-^; 



夫が始めたことだから

いざとなったら察に行くと亜乃音。





バイト先の上司から

知人が「重粒子線治療」で完治した

聞いたハリカ。



でも東京の一等地のマンションが

買えるくらいお金がかかるという。



ハリカの収入だと200年働かないと

無理 (>_<) 




一人で弁当屋を訪ねたハリカは

学校をサボって理市に会いに来た

玲(江口のりこ)の息子・陽人(守永伊吹)

と出会い、仲良くなる。



授業中に変な質問をし過ぎて

先生にもみんなにも

自分の声が聴こえなくなり

喋ってもみんなに聴こえないから

学校が怖くなってしまったという…





その頃、買い物の途中で

理市に偶然会った舵は

別宅へ案内され

紙のサンプルを見せられる。



一万円札に一番近い感触なのは

どれか?



二人が一緒のところを見かけるるい子






一方、「犯罪者がする眼」に

疲れてしまったという

花房万平(火野正平)は

息子の為にも事務所を閉めて

引退を考えていると亜乃音に話す。



「僕と残りの人生をどうでしょうか」



プロポーズ?

返事はどうしたのか?




帰宅した亜乃音は陽人の姿に驚く。

会わない約束をしていることを

ハリカに話すが

「少しだけ」と一緒に遊び始める。



左利きの陽人は右手を使うように

言われていた。

左手で描いた絵はすごく上手い。

でも左手はダメな方な手だと…



「誰かにそうしなさいって

言われたの?」


「みんな?」…不便はしてないし

自分は「変な子」だからしょうがない

と言う。



自分の子どもの頃を思い出し

辛くなるハリカ…。



「みんなって誰?

誰のことかわからないから

同じに出来ないんだよね。」

そう言っていた子どもの自分…。




陽人を送り届けた亜乃音は

玲に見つかり、いきなりビンタされる 

(゚o゚;;



何故ここまで憎む?



理市のことを尋ねると家に入れてくれ

…「陽人くん、素敵な子ね。

すごく魅力がある」


「何も知らないで」


「大事に育ててあげてるんだなって」


「何で私、

あなたに意見されてるの?」


「悪くとらないで」



陽人のことで一年中

悪く言われていると…



「他人のことなんて

気にしなくていいの


「あなたも他人だからね」


「夫が浮気相手と作った子を育てて」


「だって育てたら

自分の子どもになっちゃうもん。」



玲を育てたのはあいつなりの

俺への復讐なんだろうと

京介が言っていたらしい。



酷い (;_;) 



更に夫が浮気しているのを

見て見ぬふりをしていたことを責め

「わかんないだろうね、

母親だと思ってた人が

他人だって知った

子どもの気持ちなんて。」


「そうね、

他人だと思ったことないから。」



こういう場合

憎しみは父親へ向けるのが筋?の

ような気がするのだが…(-。-;



大体、産まれたばかりの玲を

捨てたわけだし

血が繋がってないことに

気づかないほど大事に

育ててもらった訳だし。



玲は理市が結婚していることを

知っていた。

でもそれ以上は話せない…。



理市を呼び出す亜乃音。




るい子とハリカが

夕飯の支度をしていると

舵が帰って来る。



紙のサンプルを触ってみてと舵。


「何してるんですか?犯罪ですよ。」


「もし自分の手でお金が作れたら

すごいなって思って。」


「私達は亜乃音さんに

お詫びしに来たんでしょ?

お金返しに来たんでしょ?」



これ以上困らせてどうするんだと…

「いっそ印刷して返せば…」



は?どんだけ?



何年かかっても真面目に働いて

返すのが筋だと怒る。


「許してくれた亜乃音さんへの

恩返しでしょ!」



サンプルを持って

舵に見つからないよう隠れる二人。



「お孫さんてどんな子?」


「ちょっと私に似てるかも…

よく忘れ物しちゃうんだって。」


「今までで一番すごい忘れ物って?



母親から貰ったおもちゃの指輪だと

答えるハリカ。



丁度その時

よそに預けられることになって

家族と一緒に住めなくなった。


理由は教えてもらえず

指輪を忘れたせいだと思った。


でも交番に届けてくれた人がいて…


「お母さん、見つかったよ!」

って指輪を持って家に帰ったが

もう自分の荷物は全部車に乗せた後で


「指輪、全然関係なかった。」



黙って聞くるい子が優しい…



「忘れたり

失くしちゃったりするのって、

大事にしてないからじゃないんだよ。


みんなと仲良くできなくても、

きっといつか仲良く出来る人が

現れるよって、

次会った時、教えてあげなきゃ。」



「うん、そうしな。」



…サンプルを捨てに行くハリカ。





定食屋で理市と会う亜乃音。

玲を悲しませるのはやめて欲しいと

頭を下げる。



協力してくれれば別れると理市。



「まさかそんな交換条件出す為に

玲に近づいたの?

人は道具じゃないのよ。」



すると、以前玲と陽人が住んでいた

アパートで火事があったことを

話し出す理市…



その火事で当時5歳だった陽人を

助けて亡くなった男の

ライブ動画を見せ…



家出した女の子を売り飛ばす

仕事をしていたが

一躍ヒーローになったという。



「実はこの火事にはもう一つ、

誰も知らない別の側面があって…」



京介と一緒に玲のアパートを訪ねて

陽人のお迎えや子守をしていた理市。



ある日亜乃音が宛先がわからないまま

書いた手紙を京介から渡された玲が

読まずにライターで燃やすのを

見ていた陽人と理市。



その後先生からの手紙を理市に見せ…

「先生、なんて?」

「幼稚園やめて下さいって。」


「陽人、悪い子だから?」

「悪い子なんていないよ、

そう決める人がいるだけだよ。」


「お母さん泣くかな。」



今にも泣き出しそうな陽人。

陽人を残し、仕事に戻る理市…

その夜、火事は起きた。



原因は特定できなかったが、

予感があったので本人に聞いてみたと

動画を見せる。



先生から貰った手紙を

ライターで焼いたが

右手でしたから熱くなって

ゴミ箱に捨てたと答える陽人。



その動画を京介に見せたという。

玲や陽人に黙っていてやってくれと

頼まれ

「もちろんです。

賠償金背負うことになるでしょうし、

男が注目されていたからその分

陽人君も注目されるでしょうし。


まあ本人がね、

自分は人殺しだと思って

生きていくことに…


それでね、

社長の力を貸して欲しいんです。」



そして偽札作りに協力させたのだ…(-。-;



こんなの信じないと亜乃音。


「他人はどう思うんでしょう?

やっぱりね、

そういう事しそうだったって。」



それを止めるのは亜乃音次第で、

いいなら今すぐその動画を

玲に見せても構わないと…(-。-;



亜乃音が慌てて走る姿を偶然見かけ、

呼び止める万平。

一瞬立ち止まるが

何も言わず走り出す…。




家に戻り舵にサンプルについて尋ねる

…その様子をみて

「どうします、止めます?」

とるい子。

「私はお付き合いしますけど。

あなたには借りがあるんで。

どこへいこうとついて行く覚悟

ありますけど。」




一方サンプルを捨てに行ったハリカは

紙野彦星(清水尋也)に話しかける…



頑張れば一年は生きられると

教えてもらったと彦星。



「嬉しかった。

頑張ればまだ一年あるんだって。

一年は長いよ。長いでしょ?」



…短いよ…

返事を返せない (;_;)





彦星の病室を若い女性が訪ねて来る。

「カスミさん…」

「彦星くん、助けに来たよ。」





結局、サンプルを捨てられず

持ち帰るハリカ。



「亜乃音さん、私、お金が欲しい。」




彼らは偽札作りを始めてしまうのか?

亜乃音を脅しながらテーブルの下で

震える右手を押さえていた理市。

良心の呵責があるのか?

彼の善意に望みを託すしかない…。



それにしても親って悲しい。

血の繋がりはないけど、

玲は紛れもなく自分の子どもなのだ。



あんな仕打ちを受けても、

守ろうと必死。

玲に亜乃音の気持ちを知って欲しいと

切に思う。



anone 水曜22時 日本テレビ


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