2019年10月26日土曜日

「ニッポンノワール」第2話:暴かれる一つの罪!偽る者は誰だ!?

次々と現れる怪しい人物!




森の中のとある山小屋。

刑事・遊佐清春(賀来賢人)が目が覚めると

隣には女性刑事・碓氷薫(広末涼子)の亡骸。

そして自分の右手には拳銃が握られていた…



「俺が殺したのか?」

何故かここ数カ月の記憶を失っていた。

薫を殺したのは自分なのか?

それとも何者かに嵌められたのか?





公安部の才門(井浦新)の話から

薫は『十億円強奪事件』の真相を知った為に

殺害されたことがわかった。

しかも犯人は警察関係者…



そして遊佐の部屋のキャビネットから

犯行に使われた拳銃と計画書が見つかる。



本城理事官(篠井英介)の元に

薫殺しの証拠が遊佐の部屋にあると

タレコミがあったとかで家宅捜査が入る。



しかしどこを探しても見つからず

捜査陣は引き上げていく…



遊佐の部屋には隠し部屋があり

そこに隠していたのだ。



部屋の監視カメラの映像から

キャビネットに証拠品を入れたのは

本城だったことがわかる。




映像を速水(笹野高史)と咲良(夏帆)にも見せる…

薫の息子・克喜(田野井健)を守る為だった。



真実を突き止め、どこかにある十億も

きっちり頂くという遊佐。



ここ3カ月の記憶を失っている為

名越(工藤阿須加)の手を借りて

強奪事件のおさらいから始める…



2019年9月9日

東堂銀行に黒ずくめの4人が押し入り

現金十億円を奪い車で逃走。

監視カメラをハッキングで別の映像に変え

姿を消した…



警察官が裏で手を回した可能性が高い。



アジトで4人がお互いに撃ち合う映像に

別の人物がいた気配はなかった。



薫がハッカーの犯罪歴から割り出し

アジトを突き止めたのだ。



ハッカーの名前は上岡達彦。

強盗団は全員少年院にいた。

彼らを集めて指示を出していた人物が黒幕…





捜査会議で南武一課長(北村一輝)が

タレコミの内容を発表する。



『遊佐の自宅に強奪事件に使われた

拳銃と犯行計画書がある。

それが碓氷警部を殺害した証拠に繋がる』



強奪事件と薫殺害に繋がりがあると聞き

驚く捜査員たち…



事件は被疑者死亡ということになっているが

実情は違うと南武は続ける。

詳しいことはわからないが

上層部の思惑で強引に幕をおろされたと。



碓氷警部が単独で捜査を続け

未成年の強盗団を裏で操っている

警察関係者の存在を暴いたという。



ざわめく捜査員たち。

「余計なことを…」と呟く才門。



碓氷警部が殺される前日に

この話を彼女から直接聞いたのだ。



犯人が隠した十億円も他の場所に移したが

どこにあるかは今は言えないと…



おそらく真犯人はそれを聞き出そうとして

彼女を殺した。



「どうだ才門警部、俺の推理は?」

「ブラボー」



何故か才門に意見を求める。



タレコミを信じたのは

通報者が強奪事件に使われた拳銃が

ブロック17だと知っていたから。



更に克喜が遊佐の部屋に住んでいることも

知っていたので

警察関係者に間違いないという。



碓氷警部殺害事件と並行して

十億円強奪事件も再捜査すると宣言。

強奪事件の担当を碓氷班に命じる。





遊佐と名越は犯行計画書から

上岡が半グレ集団ベルムズのメンバーだと知る。

計画書のことはまだ

江國(杉本哲太)や明海(立花恵理)には

話していない。



そこへ碓氷班に加わることになったと

才門が入って来る。

碓氷班は嫌われている為

他の捜査員とは別に部屋があるのだ。



才門を『要』と名前で呼びそうになる明海…

二人はどういう関係なのだろうか?





ベルムズの元リーダー・貴志(永信)に

上岡のことを尋ねに行く遊佐と名越。



そこでメンバーの中に

本城の娘・芹奈(佐久間由衣)と

交際している男がいることを知り

芹奈に会いに行く…





「家宅捜索、失敗しちゃいましたねー」

何者かと電話で話す本城。

ヘリウムガスで声を変えていて

相手が誰なのか本城にもわからない。



秘密を知られ脅されているのだ。

脅迫者は遊佐が芹奈に接触中だと伝える。





一方、芹奈に会った遊佐は

父親と強奪事件の関りについて訊くが

『あの女』に全部話したと答えない。

薫が会いに来たと…



あの事件の全てを知っている、

その証拠も仕事部屋に保管してある。

だから正直に打ち明けてと言われたという。





遊佐と名越が深水の店に戻ると才門がいた。

彼は咲良の姉の婚約者だった…

姉はもうこの世にいない?



本城について何か進展があったかと才門。

彼のことは薫から聞いていたという。

強奪事件の犯行に使われたワゴンを

自宅の車庫に隠して解体したのだ。



母を殺したのは本城さんってことかと克喜。

その時彼は政治家のパーティに出席していたから

違うと才門。



つまり関わってはいるが黒幕ではない。



黒幕でないとしたら無駄骨だったという遊佐に

薫が持っている証拠さえあれば

事件が解明できるはずだと名越。



「証拠?」

才門に仕事部屋に証拠があることを話す名越。

「そいつは初耳だな…」



「家にお母さんの書斎とかあった?」

克喜に尋ねる咲良。


「いえ。あ、もしかしたらあそこに…」


「おっと、ここから先は有料だ。十億円」

克喜の言葉を遮る遊佐。


「高いよー」店を出て行く才門。



才門を見る遊佐の目つきが険しく

彼を信用していないことがわかる。





再び脅迫者から本城に電話が入る…

「あなたに起死回生のチャーンス!」





同じ夜…遊佐に問いかける克喜。


「道を間違えてしまった本城さんは

本当にもう終わりなんでしょうか?

やり直すことはできないのかなって…」



「できねえよ、時計の針が戻らないように

俺たちが選んだ道も後戻りはできない。

傷ついても前に進むしかないんだよ」



すると特撮ヒーローのキーホルダーを見せ

感情を奪われて怪人になった人間と戦い

怪人は倒されると元の姿に戻るのだと言い



「本城さんも誰かが救ってあげれば

正しい気持ちを取り戻せるのでは

ないでしょうか?」





翌日、遊佐と名越は克喜と一緒に

薫が引き継いだという親戚の家に向かうが

南武から呼び出しがかかり

何故かついてきた咲良が後を引き受ける。



南武は二人が本城を探っていることを

知ったらしく

これからはチームで動けと命じる。





一方、克喜は薫が残したDVDを見つける。



「克喜、気づいてくれてありがとう」

薫が映っていた…

「これを見ているってことは

私はもうこの世にはいないんだろうね」



克喜に預かって欲しいものがあると

USBを見せる。

中に強奪事件の全てが記されていると…



遊佐に電話をする咲良。

「あったよ、証拠」

そこへ現れた本城が咲良を殴り倒す (;゚Д゚)



電話を手に逃げた克喜が

「清春さん、本城さんが…」

だが、そこで通話は途切れてしまう。



遊佐と名越が親戚の家に着くと

克喜の姿はなく、咲良が倒れていた。



意識を取り戻した咲良と薫の動画を見る…

USBは克喜の好きなヒーローに持たせると。



更に薫からのメッセージは続く…



「これから先は警察関係者の皆さんへの

お願いです…」



そこへ本城から遊佐に電話が入る。

克喜と交換にUSBを持って来いという。





「すまない、怖い思いをさせて」

克喜に謝る本城。



今まで起きたことを振り返る…



芹奈が友達に車庫を貸したら

4人組の男が強奪事件に使ったワゴンを

乗り捨てていった。



このことがバレたら

自分たちが強盗団を匿ったことになると

車を隠して解体。



その後、芹奈から薫が証拠を持っていると聞き

薫に事件のことを話しに行った…



ある日、何者かから電話が入る。

「娘さん、十億円強奪事件に関与してますね?

私の指示に従えば…黙っておきまーす!」





そこへUSBを持った遊佐が現れる。

パスワードで中は開けないという。

自分の犯行が外へ漏れなければいいから渡せと…

本城に向かってUSBを投げる遊佐。



「君にはここで死んでもらう」

覆面男が二人現れ、遊佐にライフルを向ける。



「全部の罪を俺にきせて

被疑者死亡で片付ける。

あんたは出世して部下の二人は

甘い蜜を吸えるってわけだ」



「二人じゃない」



拳銃を突きつけられ名越と芹奈が入って来る…

芹奈に驚く本城。



「俺が連れて来たんだ。

あんたがどれだけ親バカか

知ってもらう為にな」



娘の為に事件を揉み消そうとしたことを

本城は薫に全て話していた。

薫が警察関係者に向けたメッセージを

伝える遊佐。



「本城理事官は全てを自白して私に言いました。

自分はどうなっても構わない、

娘を守る為に罪を被ると。


私はそれが正しいとは思いません。

でも正しいことが必ずしも

人を笑顔にするとは限りません。


時として道理に背いてでも

成し遂げなければならないことがある。


もしあなたがこの罪を暴くのであれば

その時はどうか

お子さんの未来を第一に考えてあげて下さい」



薫、優しい。



子どもを思う気持ちがあるなら

まだかろうじて人として生きていける、

おりるなら今しかないという遊佐に



「ご忠告に感謝するよ。

でも君さえ死んでくれれば

すべては元通りになる」



薫の言葉、響かなかったのか?

子どもの目の前で殺人を犯すのか?

もはや自分の保身の為としか思えない…(-_-;)



やめて!やり直せばいい!と叫ぶ芹奈に

自分は刑事だから問題をおこしたら

もう後戻りは出来ないと言い張る。



「確かにその通りだ。

俺たちは道を間違えても

引き返すことなんてできない。


でもそこから抜け出すことはできる。

あんたがそれを望むなら手を貸してやる」

と遊佐。



「いいねー、だったら死んでくれ!」

合図をするが何も起こらない…



「何とか間に合ったな」

才門、江國、明海が狙撃手を倒していた。



「ふざけるな、捕まってたまるか!」

克喜の頭に銃を突きつける本城。

「こうなったら残された道は一つだ」



克喜を殺す気?

本当に腐っている!



「諦めるのかよ、あんた刑事だろ?」

と遊佐。


「だからだよ、わかってくれ」



その時、自分を見ろと才門の声が…

才門に視線を向けた瞬間

本城が遊佐に銃を向ける (;゚Д゚)



お互い同時に発砲。

遊佐の弾が胸を貫き倒れる本城…

駆け寄る芹奈。



「これでいいんだよ…これでいい。

ホッとしてるんだ。

これ以上罪を隠さなくていいことに。

罪を重ねなくてもいいことに。


君のおかげで人として死ねるよ。

ありがとう…」



USBを拾う才門。



「どうして殺したの?」

遊佐を責める芹奈。



見てたよね?

仕方ないよね?



「それは刑事だからだ」と才門。



警察官の責務の重さを知っているから

罪を犯した本城は死を望み

それしか名誉を守れないと思った

遊佐は本城を撃った…



撃たなければ本城は真実を知った克喜に

手をかけたかもしれないと。



「そうなった場合何が待っていると思う?

絶望だよ。

罪を犯した警察官にやり直しなんてきかない。

人でなしのレッテルを貼られて生きていく。


もちろんその影響は家族の君にも及ぶ。

お父さんにとってそれがどんなに苦痛か」



「それでも死ぬことはなかった。俺のせいだ」

自分を責める遊佐。



本城を救う方法はこれしかなかった、

彼の心情が痛いほどわかったから

無意識に心臓めがけて撃ったのだと才門。



「それくらい特殊なんだよ、刑事って仕事は。

市民の模範であるべき理想と

正義を貫けない現実の狭間で

もがいて苦しんで。


そんな世界で生きる彼を

一体誰が楽にしてやれる?


その痛みを知る俺たちしかいないんだよ。

例えそれが倫理に反することでもな」



後は任せろ、

彼の願い通り芹奈に罪が及ばないようにすると。

そして遊佐にもう一度声をかける。



「本城理事官が最後に言った『ありがとう』、

あの言葉、あの表情が全てだと思うけどね俺は」





夕食を終えた遊佐と克喜…


「戦ってました。

清春さんは道を間違えてしまった本城さんを

救い出そうと最後まで一生懸命戦ってました」


「でも救えなかった。

俺はヒーローじゃなかったってことだ…」



ワゴンの角に足の指をぶつける遊佐。

マジで痛いとしゃがみ込む。

涙がこぼれるのを克喜は見逃さなかった…





翌日、本城が強奪事件の首謀者であり

警察官殺しの容疑者であると報道される。



「どうなってるの?完全な濡れ衣じゃん」

と明海。



そこへ才門が入って来て

「もう流れてんだ、早いね~」



どういうことだと掴みかかる遊佐に



「これ以上警察の醜態をさらす訳には

いかないの。

それくらい、お前にだってわかるだろ?」



本城の娘の気持ちはどうなると遊佐。

すると多少の犠牲は仕方ない、

上も保障はたっぷりするだろうと…



そういう問題じゃない!と怒る遊佐。



江國も、本城の名誉を守る為に

遊佐が撃ったのだと言っていたと責めるが…



「言った、言った、言った。

でも警察の名誉を守る方がもっと大事だよ」



ふざけるな!と殴りかかる遊佐を避け

むしろこれで容疑者扱いされずに済んで

感謝してもらわないとと言い放ち



「はい、これにて一件落着」

手を叩く才門 (・_・;)



終わらせてたまるか!という遊佐に

一介の刑事に何が出来ると鼻で笑う。



掴みかかろうとする遊佐を

外に連れ出す江國と名越。





一人になった才門。

本城のニュースは続いていた…



「あなたのおかげで

回収することが出来ました」



USBを引き出しにしまい

ヘリウムガスを出して吸う…



「ご協力に感謝致しまーす。

本城理事官殿」



敬礼して大笑い (◎_◎;)





同じくニュースを見た南武はテレビを蹴飛ばし

「やってくれるじゃねえか…」



3話へ続く…



どういうこと?

真犯人は才門?

1話で薫の部屋を荒らしたのは才門か…



次々と怪しい人間が浮かび上がるが

黒幕に辿り着くにはまだ早すぎる。



本城と事件との関りがわかったように

次は才門と事件の関りがわかるのだろう。



才門は本当に薫と親しかったのか?

明海と才門の関係は?



エンディングでサザンの曲が流れる時

1話では薫、2話では才門が

誰かと電話で話す姿が映る。



事件と関係ある会話なのだろうか?

何を話しているのかわからないのが残念…

最後にこのシーンも明らかになると嬉しい。












ニッポンノワール 日曜22時半 日本テレビ

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