2019年10月29日火曜日

「ニッポンノワール」第3話:直接対決!最も怪しきあの男…!!

脅迫者はやはり才門!だが…





森の中のとある山小屋。

刑事・遊佐清春(賀来賢人)が目が覚めると

隣には女性刑事・碓氷薫(広末涼子)の亡骸。

そして自分の右手には拳銃が握られていた…



「俺が殺したのか?」

何故かここ数カ月の記憶を失っていた。

薫を殺したのは自分なのか?

それとも何者かに嵌められたのか?



遊佐は真相を突き止める為捜査を始めるが

次々と怪しい人物が浮かび上がり…





捜査会議で一課長の南武(北村一輝)は

碓氷警部殺害事件と十億円強奪事件が

本城理事官(篠井英介)の犯行による

被疑者死亡で送検されたと発表する。



捜査員から納得がいかないという声が

次々と上がり…

私から説明しましょうと公安の才門(井浦新)。



強奪事件に使われた犯行車両を解体処分する

本城の映像を見せる。

更に犯行に使われた銃と計画書が

本城のロッカーから出て来たと。



そしてこの映像を入手した薫を

口封じの為に殺害。

薫の血痕が付着したシャツもあるという。



証拠を捏造したことを知っているのは

碓氷班のメンバーだけ。



遊佐は薫が残したUSBをどうしたか

才門に詰め寄るが

何のことかわからないと恍ける…



名越(工藤阿須加)が

薫の動画をコピーした映像を流すと

なぜか鶴が求愛行動をする映像が流れる…

中味を書き換えたのだ (-_-;)



記憶を失った遊佐の妄想で

そんなUSBは存在しないと才門。



「他に異議のある方は遠慮なくどうぞ。

但しご自身の立場をよーくわきまえた上で

発言してください」



下を向いてしまう捜査員たち…



「異議あり、異議あり、異議あり」と南武。



本城の罪状を警察発表で初めて知ったが

信じられないから

もう一度証拠のシャツを調べさせてもらうと…

「これはどう見ても冤罪事件だ」



変な言いがかりは止めてもらいたいと

公安部の仁平課長(相島一之)。



ならば何故、

この事件の責任者である自分を通さずに

あんな発表をしたのかと南武。



薫は殺害される前日に

もしかしたら殺されるかもしれないが

真実が白日の下に曝されるまで戦うと言った。

だから自分はその真実が知りたいのだと。



今回の件で世論が警察へ不信感を募らせている、

これ以上引っかき回して何の得になるのかと

窘める才門に対し



警察の信頼がこれ以上失墜するのは致命的で

国民も事件解決を謳った方が安心するだろうと

言い…

「だから俺はみんながこれで納得できるなら…」



「できませんよ!

班長の無念は俺たちが晴らします!」

と江國(杉本哲太)。



「右に同じ」と明海(立花恵理)。

名越と遊佐も立ち上がる。



「私も納得できません。

理事官の名誉が損なわれることは

断固として反対です!」

と宮城(細田善彦)。

三上(水上剣星)と二人の捜査員も立ち上がる。



「よーし、いいだろう。

この現場はお前たちが引き継げ。

指揮は俺がとる」



事件はもう終わったと止める上層部に



「現場の責任者は俺だ!


文句があるならいつでもクビにしてもらって

いいんですよ。


但し、一人で辞めるつもりはありませんけど。

俺はあんた達がどうやって

今のポストに就いたのかよーく知ってますから」



何も言い返せない上層部…

南武は一部を除いて捜査本部を解散すると宣告。



残った捜査員の中に何故か才門もいる。


「このシャツ、お前の悪知恵か?」


「警察の名誉を守る最善の策と言って欲しいな。


みんなやる気満々な顔しちゃってるけど

あまりこの人のこと信用しない方がいいよ。


捜査一課長なんて

清濁併せ持ってなきゃ務まらない。

噂じゃ真っ黒らしいから」


「嫌なこと言うな~」



南武と才門、お互いに良く思っていないらしい…





元刑事・深水(笹野高史)が経営する店で

今回のことを話す遊佐。



南武はよく家に来て遊んでくれたと

克喜(田野井健)。

特撮ヒーローを教えてくれたのも彼だと。



そこへ本城の娘・芹奈(佐久間由衣)を連れて

名越が入って来る。



父親を撃った遊佐のことは憎いが

濡れ衣を晴らしてくれると聞いて

頼ってきたのだ。



強奪事件の実行犯の一人・風間の写真を見せ

彼の経歴は偽りだという。

ベルムズにいたことになっているが

芹奈の彼によるとそんな男はいないと。



警察の情報が間違っている訳はないと深水。

確かに普通ならあり得ないと遊佐。



警察が偽の情報を掴まされたか詐称したか…





遊佐たちは手分けをして風間の経歴を探る。



暴力で脅して情報を訊き出そうとする碓氷班。

驚き止める宮城たちだが

これが俺たちのやり方だと譲らない (^_^;)




風間がいたという養護施設では

警察に頼まれて嘘をついたことがわかる。

ベルムズも同じ。

武器や薬を見逃す代わりに

ベルムズにいたことにしろと手を回したのだ。





風間という名前を含め

全てが嘘だった可能性を南武に報告。



そこへ明海と才門も戻って来る。

自分も碓氷班だと捜査に参加しているのだ。



風間の親戚は留守だったというが…

どうも捜査中に二人は

ホテルに行ったらしい (-_-;)



いくら名前や経歴を変えても

面がわれていれば必ず正体はバレる。

それがわからないというのは整形したのか…

DNAも書き換えられていたのだ。





深水の店『ボナーロ』で…


報告を聞き、体全体の写真はないのかと克喜。

顔が変わっていても手や足に傷があるとか

何かわかるかもしれないという。



芹奈は彼から強盗団が車を置いて行った時の

動画を送ってもらう。



動画を見た咲良(夏帆)は

風間の腕の入れ墨に気づき…

三年前に姉・星良(入山法子)を殺した

宝生という少年と同じだと!



少年院にいた彼は

カウンセラーの星良の患者だった。

気性が激しかったけれど

星良が担当するようになり落ち着いたが

突然犯行を犯したという。



少年法により名前を知ることもできず

フリージャーナリストになり

色々調べたと咲良。



風間と宝生が同じ人物なら

少年院を出る前に顔を変えたことになる。

警察が手を回して別の人間に作り替えた…



才門が知ったらどう思うかと咲良。

復讐を考えてもおかしくないと遊佐。

強奪事件の真犯人は才門ではないかと名越。

正当防衛という名の元に殺害…?





その推理は論外だと宮城。

強盗などさせなくても他に手がある。

一番納得できないのは防犯カメラの映像だと。



手を汚さず相手が勝手に死ぬなんて

いくら何でも偶然が過ぎるというのだ。



そして才門にはアリバイがあると。


強盗団が死亡した時

仁平と行動を共にしていた…



宝生の事件当時の衣服を遺族が持っていたら

鑑識にDNAを調べてもらえという。



自分は才門のアリバイを

もう一度洗い直してみると。





映像の解析を貴志(永信)に頼むと

加工はされていないが

本物かどうかは別の話だという。



そして魁皇高校立てこもり事件の時に

教師が流したというフェイク映像を見せる。




その映像と似ているので

同じカメラを使ったのかもしれないと。

そのフェイク動画を作ったのは制作会社…





星良のスマホに残された写真をみる咲良。

薫と一緒の写真がたくさんあった。

二人は親友だったのだ。



そこへ遊佐が入って来る。



「やっぱり才門さんが犯人なの?」


「さあな」と遊佐。



才門が復讐の為に事件を起こしたとしたら

姉は悲しむだろうと呟く。



深水から克喜がクラスで

机を投げ窓ガラスを割ったと聞いた遊佐。



何故そんなことをしたのか尋ねると

父親が誰か知らないと言ったら

バカにされたと…



母が死んでから変なのだという。

不安になったり、孤独を感じると

感情の抑えがきかなくなるのだと…



そこへ宮城から電話が入る。

「才門のアリバイが崩せるかもしれない」

電話を手に部屋を出て行く遊佐。



その途端、呼吸が荒くなり

何かの錠剤を飲む克喜…

大丈夫だろうか?





仁平と食事をする才門。

遊佐たちが自分を疑っていると言うと


「心配することは何もない。

何重にも手は打ってある」



一人になった才門に咲良からメールが届く。



「才門さんが犯人じゃないよね?」

星良の動画も添付されていた。



薫につき合ってもらい

才門の誕生日プレゼントを選ぶ星良…



「実はさ、

警察のあるプロジェクトに参加してるの」



詳しくは言えないが

近いうちに何らかの形で公にするつもりだと。

どういう反響になるかわからないし

危険な目に遭うかもしれないが

戦うと決めたと薫に話していた…





南武を『ボナーロ』に呼び出した遊佐は

一連の首謀者は才門だと言い

風間のDNAが宝生と一致したと

鑑定結果を見せる。



才門のアリバイも崩せそうで

フェイク映像という手掛かりもあるが

映像を制作した放来撮影所の社長が

取り合ってくれないと話す…



そこへ克喜が帰って来る。

元気かと抱き上げる南武。

克喜が付けている特撮ヒーローを見て


「行ってみるか撮影所…」





代理社長を任されている田中(前川泰之)は

南武の高校の同級生だった。



強盗団の映像の制作は

犯罪の片棒を担がされていると言われ

全てを話すと田中…





星良の葬儀での薫との会話を思い出す才門…

そこへ仁平から電話が入る。

約束した場所へ向かうと遊佐が待っていた。



仁平から伝言を預かったと動画を見せる。

南武と仁平の会話を隠し撮りしたもの…



強奪事件で才門が容疑者として浮上したと南武。

新たな証拠が出て来たと言い


「防犯カメラの映像といえば

わかって頂けますでしょうか?


あとは彼のアリバイです。

あなたとゴルフをしていたと証言してます。

もう一度確認してもらえますか?」



手帳をめくり、別の人間といたと答える仁平。

才門の勘違いだろうと…



「うーん、清々しいまでの裏切りっぷりー」

と才門。



フェイク映像を撮影した翌日、

才門が本当に射殺したのだと遊佐。



本城になすりつけようとした証拠品から

才門の指紋とDNA、

それと強盗団の血痕も出たという。



「もう言い逃れできねえぞ」



笑い出す才門。



「それは一体、誰が調べた?南武課長?」



自分が犯人だとして

そんな証拠を残すと思うかと。



「今回の事件はあらゆる証拠が

捏造、もみ消し、隠蔽されてる。


お前も身に覚えがあるだろ?

お前が思っているよりこの事件は

もっと複雑なんだよ」



警察に殺された星良の為に

自分も調べているという。

彼女が参加したプロジェクトと

今回の事件は大いに関係があると。



銀行から奪われた十億は

警察の極秘プロジェクトの金だった。

そしてその実態を暴こうとして殺された…



おそらく宝生は警察の犬で

新しい身分と引き換えに殺しを引き受けたと…



その彼が今回の強奪事件に関与しているのは

偶然にしては出来過ぎている。

裏で極秘プロジェクトの組織が絡んでいるに

違いないと。



薫のUSBに何か残っていなかったのかと遊佐。

期待したが何もなかったという。



仁平から強奪事件の早期解決を図るよう

頼まれただけで

自分も一連の事件の黒幕を知らない…



「だったら仁平が黒幕じゃねえのか?」


「いや、そんな器じゃない。

背後に必ず誰かいる。


だから俺は奴の懐に入ったんだ。

信頼を得る為に。


今回の事件の火消し役も買って出た」



本城を使って遊佐を

犯人に仕立て上げようとしたのは自分だと…



「ふざけるな!」

銃を向ける遊佐。


「俺が死んだら真実は闇の中だ」


「知るかーーー!」


「ここで退く訳にはいかねえんだよ」



二人の戦いが始まる。





その頃『ボナール』では…

「才門さんが犯人なら

清春さんはどうなっちゃうんですか?」

と克喜。



遊佐が才門に会いに行ったのを知っているから

咲良もピリピリしている…



才門が犯人なら母みたいになるのではと

呼吸が荒くなる克喜。



不安が高まったのか叫び声をあげ

店の物を投げつけ暴れ出す (;゚Д゚)





叩きのめされる遊佐…



「お前の言う通り最初は俺も

宝生が許せなかった。


けど…

復讐なんか星良はきっと望んじゃいない。

それは薫も同じだった」



何のプロジェクトに関わっていたのか

そこでどんな秘密を握って

何を暴こうとしていたのか

それを突き止める為に戦うと言った薫。



「だから俺たちは誓ったんだよ。

星良の命を賭けてでも暴こうとした

警察の秘密を解き明かすってな。


その為ならどんな犠牲を払っても構わない」



だからといって自分や本城に罪をきせて

いいことにはならないと遊佐。



「真実を知るためだ!

全てが明らかになれば本城の冤罪も晴れる!」



そんな考え、理解できないという遊佐に

それが自分たち警察の習性だと才門。

真実に執着するバカな生き物なんだと…



執着するのは決まって事が起きてから。

事件になるまで何も気づかない。

本当にバカだと後悔する才門。



もっと星良の声に耳を傾けていれば

ちゃんと目を見て伝えていれば

寄り添って温もりを感じていれば

こんなことにはならなかったのかと…



「会いてー!会いてーな。

今ごろ気づくなって叱られてえよ。

俺にはまだやらなきゃいけねえ事がある。

俺の読みが正しければ…」



公安で切られた今

警視庁に自分の居場所はない。

自分のやり方で真実を突き止める。



克喜には遊佐が必要だから

星良の為に犠牲になった薫の代わりに

守ってやってくれと言い残し去って行く。





『ボナーロ』に戻った遊佐…

店の中は滅茶苦茶で

包丁を握った克喜が座っていた。



突然大声出して暴れ回ったと深水。



包丁を見つめ

「また一人になる、一人…」




「克喜!」

驚き包丁を落とす克喜。

頬を平手打ちし、抱き締める。



「なに言ってるか全然わからねえんだよ。

わからねえから教えてくれよ。

ちゃんと傍にいるから。

つまんなくても聴くからよ。

わかるまで教えてくれよ、お前のこと」



大声で泣き出す克喜。

大人びているがまだ9歳…

小さな体で色んな事に耐えているのだ。





正義のヒーローを連れて

南武と名越が店に来る。

喜ぶ克喜。



才門が消えたと遊佐に伝える南武。

表向きは休暇だが逃げた可能性が高いと。



「あの日、何があった?」



才門は現れなかったと嘘をつく遊佐。

彼の言葉を思い返す…



「俺の読みが正しければ本星は南武だ。

克喜は南武の子どもかもしれない」



4話へ続く…




やはり才門は黒幕ではなかった。

おそらく南武も違うと思う。

今の時点で南武の行動に怪しいところはないが

4話のタイトルは『捜査一課長の嘘』

なんか悲しくなってくる。



警察の極秘プロジェクトとは何か?

仁平はどこまで知っているのか?



今回のエンディングは遊佐と克喜。

ジュースに手をつけず話す克喜。

克喜の話を真剣に聴く遊佐。

隣に行き、頭を撫でジュースを飲めと…

笑顔になりジュースを飲む。

心が温かくなった。



『3年A組』のように

このドラマも回を重ねるごとに

面白くなってきた。



南武の次は誰が浮上するのか?

展開が楽しみ♪












ニッポンノワール 日曜22時半 日本テレビ

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