2020年3月14日土曜日

「テセウスの船」第8話のあらすじと感想:事件を止めろ!黒幕出現!?

ターゲットは文吾の命だった!!




平成元年に起きた『音臼小無差別殺人事件』

逮捕された元警察官・佐野文吾(鈴木亮平)は

死刑が確定した今も冤罪を訴えている。



文吾の次男・小野心(竹内涼真)は

31年間父を憎んで生きてきたが

なぜか事件が起きる前にタイムスリップ。



そこで父の無罪を知り真犯人を捜すが

真相を掴めないまま再び現代へ。

だが過去を変えたことにより

最悪の未来が待っていた…



そして真犯人を突きとめた心は

また事件前にタイムスリップ。

今度こそ事件を止めることが出来るのか?




平成元年3月12日


みきお(柴崎楓雅)を捕まえられないまま

事件当日を迎えてしまった…



お楽しみ会の始まりを告げるみきおの声で

放送室へ向かった心と文吾。



「どうしたの?二人ともそんな怖い顔して。

せっかくのお楽しみ会なんだから

楽しくやろうよ」



笑顔で迎えるみきお。



「ふざけるな。

お前が今日何を企んでいるのかわかってる」



「未来のノートで?」



やはり由紀(上野樹里)のノートを拾ったのは

みきおだったのか?



みきおの荷物を調べるが青酸カリは無い。

はっと汁に毒を入れるつもりだろうと

問い詰めても恍けるばかり…



文吾は彼を学校の外へ連れて出すことにするが

さつき(麻生祐未)達の姿を見つけたみきおが

大声で泣き出し…



駆け寄ったさつきと石坂校長(笹野高史)に


「僕を逮捕するって…

お楽しみ会には出るなって…」


泣きながら訴える。



どういうことかと責める二人に

納得がいく説明が出来ない心たち。

結局、みきおを解放することに…





その頃、子ども達を乗せて車で村を出る

和子(榮倉奈々)は

道を塞ぐように置かれた野菜の箱を

片付ける為に車を降りる。



何者かが和子に近づいていく…





子ども達からお土産について尋ねられ

今から取って来ると倉庫へ向かうみきお。

隠していた紙袋を手にする…




事情を聴きたいと

校長室に連れて行かれた心と文吾は

子ども達がずっと楽しみにしている日に

水をささないようにと釘を刺される。



みきおが何もしないように見張ることしか

出来ないと悟った二人は彼を探しに行く。




校庭で食事の準備をする村人たち…



正志(せいや)に向かって


「昔は色々あったけど

正志もすっかり村の一員だ」


と声をかける井沢(六平直政)。



その傍らではっと汁をかき混ぜるみきお!

鍋の横にはあの紙袋があった…



だが心と文吾が校庭に来た時には

もうみきおの姿は無かった。



みきおがはっと汁を混ぜていたと聞き

再び校舎へ向かった二人は

「俺にもくれよ、みきお」

という子どもの声を耳にする。



魔法のジュースの粉でとても美味しいと

コップに粉を入れるみきお。



「飲むな!毒だ!」



心はコップを奪おうとするが

みきおに取られてしまう。



「心先生

このジュースの中に

毒が入っているというの?」



ジュースを飲み干し、苦しむみきお。

だがそれは演技だった。



「なーんてね。

毒なんか入ってる訳ないじゃん」



又してもみんなから責められる二人 (-_-;)

10歳の子どもに翻弄されっ放しだ。



「あー、楽しい。

鈴(白鳥玉季)ちゃんも来れば良かったのに。

今ごろ何してるんだろうね」



微笑みながら心と文吾を見上げるみきお…




タイムカプセルを埋め

そろそろ食事の時間が始まろうとしていた。



心にみきおを見張るよう伝え

隙を見てはっと汁を捨てる文吾。



心と二人きりになったみきおは


「僕はタイムカプセルより

タイムスリップの方が興味あるな。

心先生、未来の僕は楽しそうだった?

誰と居た?」


「なあ、みきお。

何でみんなを殺そうとする?

何の恨みがあるんだよ?」


「心先生は全然わかっていないな。

僕は人殺しになりたい訳じゃないんだ」


「だったら何でだよ?」


笑うだけで答えないみきお。


「音臼小事件は起こさせない。

俺が絶対に止める」


「無理だよ、僕の計画は完璧だ」


歩き出すみきお…




はっと汁がないことに気づき

騒ぎ出す村人たち。



だが子ども達の分は

先に教室へ持って行ったと言う (;゚Д゚)

驚く心と文吾。

いつの間にかみきおの姿もなかった…




教室でさつきとみきおが

はっと汁をみんなに配っていた。



それを見た文吾は

いざとなったら鳴らそうと決めていた

火災報知器のボタンを押すが反応しない…



焦る二人を

教室の中から笑って見ているみきお。



「いただきます」


食事を始めようとする子ども達。


「食べるな!」


さつきの工場から盗まれた青酸カリを

お楽しみ会のはっと汁に入れるという

脅迫状が届いたらしいと説明する心。



佐野が犯人を捜しているが見つからないので

とにかく飲まないで欲しいと言うが…



「嘘だよ、みんな。

このお巡りさん嘘ついてる。

さっきも僕が毒を持っていると疑った」



みきおの言葉で

心たちを嘘つき呼ばわりする子ども達。

そこで心は…



「みんな!

先生も嘘だって思う。

きっとね、毒なんか入っていない。

だから…」



はっと汁の器を手に取る。



“もしこの中に青酸カリが入っていたとしても

これで父さんは疑われることはないだろう。

俺たち家族の未来は変わる”



「だから先生が飲む」



文吾が止めるのも聞かずはっと汁を飲む心。

だが毒は入っていなかった…




「何も起きなくて良かった…」


安堵する文吾に心は


「でも本当にこれで終わりでしょうか?

みきおは俺に計画は完璧だと言ったんです。

何か引っ掛かるんですよ」


するとみきおが寄って来て


「大活躍だったね、心先生」



話を聞こうとする心たちを遮るように

さつきが現れ、みきおを連れて行ってしまう…

完全にさつきから嫌われてしまったようだ。




そこへ警察無線が入る。

音臼村の路上にドアが開いたままの車が

放置されているので現場へ向かえという。



それは和子の車だった!

荷物はそのまま車の中に残っているが

和子たちの姿は無い。



車の前にはタイヤ痕があり

運転席に不気味な絵が置かれていた…

十字架に張り付けられた警官と

その前で涙を流す3人。



みきおに共犯者がいたことに気づく心。

そして本当の狙いが文吾にあったことも!

文吾を死刑にする為に21人の命を奪ったのか?



みきおを問い詰める為

さつきの家へ向かう二人。

だがみきおが居なくなったと

探し回るさつきの姿があった…





その頃、和子たちは目隠しをされ

倉庫のような所に閉じ込められていた。




体育館を覗くみきお。

振り返り何者かに尋ねる。

「ねえ、あれ取って来てくれた?」

そして青酸カリの瓶を手にする。




ワープロの画面が映し出される…


お楽しみ会は笑えた。

計画はとっくに変更してたのに。

明日はどんな顔をするか楽しみだ。




朝がきた…

和子たちが監禁されていたのは体育館の倉庫。

そこへみきおが現れる…




一方、和子たちを探し回る文吾のところへ

無事に発見されたと警察無線が入る。




道に落ちていた野菜の箱を片付けていたら

突然ビリビリっときて気絶して

そのまま目隠しをされて連れ去られたので

犯人の顔は見ていないと話す和子。



音臼小の体育館の中にいた3人を

みきおが見つけてくれたというのだ。



「助けに来たよ、鈴ちゃん。

もう大丈夫、怖かったでしょ」


そう言ってロープを解いてくれたと鈴。



みきおの所在を森刑事(加治将樹)に尋ねると

知り合いが迎えに来ると言って帰ったという。



共犯者は昨日お楽しみ会に参加していたから

音臼小に監禁するしかなかったことに気づく心。





「ここまでは完璧。

ねえ、今日も楽しい日になりそうだね」


共犯者と話すみきお…




これで終わる筈がないと考えた心は和子に

お楽しみ会で起きる筈だった事件について話す。



それで文吾が村を出るように言ったこと

犯人はみきおだということも。



結局彼は事件を起こさなかったが

その一方で和子たちが監禁された。

みきおの狙いはわからないが共犯者もいて

きっとまだ何か企んでいる。



また危険な目に遭うこともあり得るから

子ども達を連れてもう一度村を出て欲しいと

頭を下げるが、和子は…



「この村は出ない、お父さんの傍にいる」


警察官としてみんなに頼られて

その分つい頑張り過ぎてしまう人だから

好きになった。

警察官の妻として覚悟は出来ていると。



文吾の傍で子ども達を守るのが

一番の幸せだからここにいるという。



二人の会話を聞いていた文吾は



「ありがとな、和子。

俺が絶対守る。お前たちもこの村も。

これ以上犯人の好きにはさせない。

俺は事件を止める、どんなことをしても」





みきおと共犯者を探してもらうよう

署に依頼しに行くという文吾。

心は彼らの狙いは文吾だから

一人で行動するのは危険だと

付いて行こうとするが…



「もう二度と父さんを失いたくない」


「ありがとな、

でも俺も心さんを巻き込みたくないんだ。

大事な家族をこれ以上傷つけたくないんだよ」



無茶はしないから心配するなと一人出て行く…




しかし、和子たちを助けたのはみきおだと

取り合わない森。



みきおが犯人だという証拠はないし

あんな少年が犯人だと言って回られたら

警察の威信に関わると怒りだしてしまう。





その頃心は

共犯者の手掛かりを探す為、村を回っていた。

そして桜を見上げる正志の姿を目にする…



「良かったな、今年も綺麗に咲いて」


正志に声を掛ける徳本(今野浩紀)。


「お袋とよく来たんですよ、ここ。

きっとあっちで喜んでます」


「俺の母ちゃんも好きだったんだ。

あんなことがなきゃな…」



何があったのだろうか?





駐在所へ戻って来た文吾。

そこへみきおから電話が入る。



「おじさん、僕もう疲れちゃった。

ねえ、僕を捕まえに来てよ」


住所をいうみきお。

一人でいるという。


「だからおじさんも一人で来てね、絶対に」





夜になって戻って来た心は

駐在所の机にあった文吾の置手紙を見つける。


『心さん すまん 俺が決着をつける 父』



メモに住所を書いた跡が残っていた。

『仙南キャンプ場』…走り出す心。




キャンプ場に到着した文吾。

拳銃を握りしめコテージに入って行く…

みきおが書いたワープロの文書を見つける。



「おじさん、ありがとう来てくれて」



振り返るとみきおが立っていた。



「どうしてこんなことをした?」



「鈴ちゃんの為だよ。

正義の味方は僕一人だけでいい。

まだ計画は終わってない。

邪魔者は消えてもらう…」



背後からスタンガンで襲われ気を失う文吾…


「で、次どうする?」


今度はみきおにスタンガンを向ける共犯者…




キャンプ場に着いた心は

文吾のパトカーを見つける。

ドアが開いたままの後部座席には

横たわるみきおの姿があった!




9話予告…

連続殺人の容疑で連行される文吾。

表彰状を持った文吾の写真と

1977年の音臼村祭りのチラシが気になる。



正志の母親の死と何か関係があるのか?

正志に何があったのだろうか?



なぜ共犯者は文吾を狙うのか?

もし共犯者が正志だとしたら

父・義男(仲本工事)のことも憎んでいた?



文吾と心が校長室に呼ばれた時に

共犯者は和子たちに近づいたのか?

だとしたら校長は共犯者ではない?



文吾への憎しみは逆恨みだと思うが

一体何があったのだろうか…



鈴にとっての正義の味方は

自分だけでいいという歪んだ想いを

みきおは利用されただけ?



ラストまで2話。

心は文吾を救い

佐野家の未来を変えることが出来るのか!?












テセウスの船 日曜21時~TBS

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