2020年3月28日土曜日

「テセウスの船」最終回のあらすじと感想:過去を変えろ!黒幕との最後の対決

意外な結末にビックリ!!





平成元年に起きた『音臼小無差別殺人事件』

逮捕された元警察官・佐野文吾(鈴木亮平)は

死刑が確定した今も冤罪を訴えている。



文吾の次男・小野心(竹内涼真)は

31年間父を憎んで生きてきたが

なぜか事件が起きる前にタイムスリップ。



そこで父の無罪を知り真犯人を捜すが

真相を掴めないまま再び現代へ。

だが過去を変えたことにより

最悪の未来が待っていた…



そして真犯人を突きとめた心は

また事件前にタイムスリップ。

今度こそ事件を止めることが出来るのか?




真犯人の罠により連続殺人の容疑で

文吾は逮捕されてしまった。



文吾をよく思わない馬淵監察官(小藪千豊)は

みきおが犯人だという文吾の言葉を信じない。



文吾が監禁されていたという小屋も

テレビも無く、監禁の痕跡すら無かったのだ。





一方、心は和子(榮倉奈々)たちに

犯人が仕掛けた罠だと説明をしていた。

しかし家族の動揺は納まらない…



このままではいけないと森刑事(加治将樹)に

和子たちを監禁した人間が犯人だと訴えるが

相手にしてもらえない。



みきおの意識も戻ったから

文吾の動機もその内ハッキリするというのだ。



「医師の許可が出次第事情聴取をする。

そうすれば言い逃れ出来ない証言が出て来る」



森にはガッカリだ。

文吾が子どもを疑ったから?

大体、犯行を文書に残すアホな警官がいるか?

心の言う通り和子たちを監禁する理由が

文吾のどこにあるというのだ?





心はみきおから犯人を聞き出そうと

彼の病室へ向かうが

さつき(麻生祐未)が会わせてくれない。



毒を飲ませたのが誰なのか聞きたいと言っても

記憶を失っているから無理だという。



それでも病室のドアを叩き

みきおに呼びかける心。

さつきは彼の髪を掴みドアから引き剥がし


「子どもの未来を奪う奴は

死刑でも何でもなればいい!

二度とあの子に近づくな!」



騒ぎを聞いて警備員が駆けつける。



「廊下にいたのは心先生ですか?」


病室には石坂校長(笹野高史)が居た…


「どうかしてますよ。

この子は私が絶対に守る」


「あんな思いは

二度としたくないですからなー」



何があったのだろうか?





留置所にいる文吾に本が届く。

誰からの差し入れかは不明だと看守。

ページをめくる文吾の顔色が変わる…





面会日が決まったことを心に伝える和子。

文吾のことは信じているが

色々受け止めきれないでいるという。



「でも大丈夫。

一番大変なのはお父さんなんだから

元気づけてあげないと」



鈴(白鳥玉季)と慎吾(番家天嵩)は

文吾の為に描いた絵を和子に渡す。




だが…

面会室に現れた文吾の表情は険しく

自分が犯人だと言う。



「これ以上お前たちに言うことはない。

俺のことは忘れてくれ。

家族の縁も切る」



それだけ言うと席を立つ文吾。



「鈴と慎吾がお父さんにって、これ…」


和子の言葉に振り向きもせず


「お前らに父親はいない、

そう思えって言ってくれ」



部屋を出て行く文吾…




急に自白し

その後何も喋らないことに

森は疑問をもつが


「本当に佐野が犯人かどうかなんて

どうだっていい」


本人が自白し、証拠もあがり事件は解決。

警察の威信は保たれたと馬淵は言う。


唖然とする森…




面会室の外で待っていた鈴たちに

絵は渡せなかったと泣き出す和子。




家の前には再びマスコミが押し掛けていた。

文吾が自供したがまだ信じているのかと

和子にマイクを向けるが…



井沢(六平直政)と徳田(今野浩紀)が

「子ども達に手を出すんじゃねえ」と

消毒スプレーでマスコミを撃退。



そして子どもたちの為にも

文吾とは縁を切って

仙台の実家に帰った方がいいと和子に言う。




翌朝…和子が止めるのも聞かず

学校へ行く鈴と慎吾。



文吾のことをわかっているつもりだったが

家族だからこそ言えなかったこともあるのかと

疑心暗鬼の胸の内を心に話す和子…



文吾に限ってそんなことはないという

心の言葉も今は受け入れられなかった。




和子の実家からも戻って来るよう電話が入る。

そこへ担任に送られて帰宅する子ども達。

学校で喧嘩になったという。



学校側も困惑していると感じた和子は

仙台へ行こうと鈴たちに話すが…


「お母さんはお父さんのこと信じてないの?

私はこの間お父さんのこと疑っちゃって

すっごい後悔した。

お父さんが悪いことなんてする訳ないよ」



自分だって信じたいと答える和子。

でも文吾のワープロに犯人しか知らない筈の

日記が入っていたのはおかしいし

それに文吾自身が自分が犯人だと言っている。

学校に行ったらまたいじめられるから

もうここには居ない方がいいと話す。


「嫌だ!逃げたくない!」


ワープロの文字なんて誰が書いても同じだと。

文吾の下手くそな字で書いてあるなら仕方ないが

ワープロの文字で文吾を悪者に出来る訳がない。


「私はお父さんを信じたい!」


「俺も!だってお父さん正義の味方だもん!」


鈴の意見に賛成する慎吾。



文吾が書いた文字と聞いて

タイムカプセルに文吾が手紙を入れたことを

思い出す心。



みんなでタイムカプセルを掘り起こし

手紙を読む…

家族一人一人にあてた思いが綴られていた。



「やっぱりお父さんが

悪いことなんてするわけないよ」



鈴の言葉に大きく頷く和子。

そしてこの家で文吾を待つことに決める。





やはりみきおから真実を聞き出すしかないと

考えた心は再び彼の病室へ向かう。



だが、みきおが居なくなったと

さつきが半狂乱になって騒いでいた。



さつきが看護士と探しに出て行った隙に

病室に入った心は

ベッドの下に落ちている画用紙を見つけ

音臼小学校へ向かう。



明かりが点いている教室へ行くと

みきおが待っていた…



「遅いよ、心先生」



画用紙には『The End』という文字と

血の付いたナイフが描かれていた。

記憶を失ってはいなかったのだ。



共犯者は誰なのか問い詰めると


「そんなの自分で見つけなよ。

大事なお父さん、守りたいんでしょ。


僕には関係ないって言ってやろうと

思ってたんだけどさー

鈴ちゃん、いじめられてるんでしょ?


想像以上に低能だったなー

あのクソガキ達は。


僕はただヒーローになりたいだけだったのに

鈴ちゃんの。


作戦変更だ!」



転校したばかりの時毎日いじめれていたのを

鈴がいつも助けてくれた。

だからずっと鈴の傍で守ってあげる

正義の味方になると決めたのだという。



「そういうことだったのか…」



みきおがずっと鈴だけを追いかけてきたことに

気づく心。



「でも鈴ちゃんは

お父さんみたいな人が好きだって。

佐野文吾のことを正義の味方だって言う。

だから邪魔だったんだ。

鈴ちゃんのヒーローは一人でいい」



「まさかお前…そんな理由で

音臼小事件を起こそうとしたのか?」


「そう!」


無邪気に答えるみきお…



まず本番の為に千夏(湯本柚子)に薬を飲ませ

実験をした。


明音(あんな)は鈴をいじめたから

翼(竜星涼)にやらせてみたが

彼のドジのせいで死ななかった。


義男(仲本工事)は余り苦しまずに死んだと

自分の犯行について話し出す…



「とにかく僕だけが鈴ちゃんの

ヒーローになる完璧な計画だったんだー


でも作戦変更。

今鈴ちゃんが一番喜ぶのは

佐野文吾を無罪にしてあげることだよねー」


「どうするつもりだ?」


「結構考えたんだー

心先生にもたまには役に立ってもらうよ」



ポケットからボイスレコーダーを取り出す。

今までの会話を録音していたのだ。

そして反対のポケットから青酸カリを!



「未来の僕が言ってたやつ、ジ・エンドーー!」



青酸カリを飲むみきお (;゚Д゚)

慌てて駆け寄り瓶を取り上げる心。

だが、もがき苦しむみきお…




みきおは病院に運ばれ

心はレコーダーを持って警察へ。



「自白ってことでよろしいですよね?」


録音を聴いた森は馬淵に念を押す。


「ともあれ警察の威信は保たれたな」




釈放された文吾は心を抱き締める。

その様子を恨めしそうに陰から見ている馬淵…

冬彦さんのようで怪し過ぎる (-_-;)




家に戻った文吾は和子たちに土下座。

差し入れの本に犯人からのメッセージが

仕込まれていたことを話す。



〇で囲まれた文字をつなげると

『罪を認めろ、家族皆殺し』

となったのだ。



一瞬でも疑ってしまってごめんなさいと

今度は和子が土下座。



自分が悪いと頭を下げ続ける二人…

ようやく佐野家に笑顔が戻ってきた。




その夜、心と文吾は黒幕について検証。

12年前の村祭りと関係しているのだろうが

食中毒で唯一亡くなったのは徳本の母。

しかし彼が文吾に恨みを持つ動機は不明。



きのこ汁に誤って毒きのこを入れたのが

正志(せいや)の母親だったことを思い出す文吾。



事故で処理をしようとした文吾に

その頃議員として立候補しようとしていた義男が

村に不安を残してはいけないと調査を依頼。

その結果、義男の妻だったことが判明した…



すると今度は県警にまで掛け合って

妻が罪にならないよう揉み消そうとしたが

上手くいかず…

その後、義男は村祭りを中止したのだ。



「でもそれも父さんに恨みを持つまでは…」


「田中さん(義男)は亡くなったし

正志が村に顔を出すようになったのも

まだ最近だしな…」



他にも忘れていることがあるかもしれないから

古い駐在日誌を調べてみるという。



「犯人は早く自分に気づけと言ってる…

そんな気がします」と心。



文吾は自分が恨みを買ったせいで

心まで巻き込んでしまってすまないと謝る。



「俺は家族の未来を守る為に

ここに来たんです。

とっくに覚悟は出来てます」


「ありがとう。

でもくれぐれも無理はするなよ。

一人で動くのは危険だ。

何かあったら絶対俺に言ってくれ」



心にそう言われたのに一人で動いて

監禁されたよね…





翌日…12年前の駐在日誌を調べていて

気になることがあると心に話す文吾。



石坂の息子が祭りに来ていたという。

東京の大学に行っていたが里帰り中で

祭りで喧嘩に巻き込まれ軽傷を負ったのだ。



毒きのこ騒ぎで仲裁に行くのが遅れたというが

それ位のことで恨みを持つだろうかと心。


「まあな…関係ねえか…」と文吾…





その頃、校長はみきおの病室で

さつきを励ましていた。



「もうずい分前のことのように思うが

やっぱり忘れられるもんじゃない。

ねえ、さつき先生…いや、さっちゃん」



さつきが高校1年生の時

中学時代の担任だった石坂に

赤ちゃんが出来たと相談に来たのだ。



その時はもう4ヶ月だったが

狭い田舎では親子共々後ろ指を刺されると

説得したことを今でも後悔していると言う。



生まれてくることが出来なかった子どもの為に

教え子をしっかり育てていきたいという思いで

教師になったさつき。



「もう二度と子どもを傷つけることだけはと

思っていたのに…なのに私は…

また弱い子どもを守ってやれなかった」



「あんたは昔から優しい子だった。

子どものことを大事に思う人は

きっと神様が守ってくれる。

子どものことを大事に思う人はね…」



なぜ繰り返す?

何かあるのだろうか?





井沢に石坂の息子のことを尋ねる心と文吾。

もう十年以上誰も会っていないと答える。



東京の会社でいじめにあっていると聞いたが

それっきりで

生きているのかどうかも聞きづらく

どうしたのか知らないというのだ。



十年以上と聞き、村祭りと関係があるかもと

走り出す二人。

その様子を何者かが見ていた…




校長室を訪ねたが石坂は不在。

机の上には黒く塗りつぶされた親子の絵が

散乱していた…



石坂がいつも使っているナイフが

無くなっていることに気づく文吾。



「校長、何するつもりだ…?」



石坂の家に向かう二人。

だが家も留守だった。

至急連絡が欲しいとメモを残し

村中を探し回るが見つからない。



署に行って情報を探るという文吾と別れ

一人家に戻った心は

駐在所の入り口に挟まれた封筒を見つける。

それは文吾に宛てたものだった。

中を見て考え込む心…



そこへ文吾が帰って来る。

封筒を隠す心…



石坂の行方は署でもわからなかったという。

犯人が寄こした12年前の村祭りのチラシ。

日付は3月19日…明日だ。

嫌な予感がすると文吾。



心は考え過ぎかもしれないが

和子たちにも注意するよう言って欲しいと頼み


「でも、きっと大丈夫です。

俺たち家族はきっともう何があっても

乗り越えられます」


「そうだな」笑顔で頷く文吾。



“今はそう思える。

父さん達に出会えたから。


由紀(上野樹里)が背中を押してくれて

父さんが誰よりも家族を思う父親だと知って

家族のはじけるような笑顔に出会えて

俺たちは暖かくて強くて

何にも負けない家族だったんだと

信じることができたから

俺はこの家族の未来を絶対に守ると

決めたんだ…だから…”



封筒を取り出す心。

由紀のノートのコピーが入っていた。

そして新たな記事も…


『警官家族3人惨殺される

死亡日は3月19日』


皆殺しが嫌なら1人で来い 音臼神社 明朝8時

というメッセージが記事の下にあった。



“だから

たとえ命に代えても父さん達を俺が守る”




賑やかに食卓を囲む家族たち。

心の様子がいつもと違うことに気づく鈴。

文吾が何かあったのかと尋ねると


「何か楽しくて。

やっぱりいい家族だなーって」


「心さんだってもう家族みたいなもんよ。

自分の家だと思ってね」と和子。



心が父親を探しに来たことを思い出した鈴は

見つかったのかと尋ねる。



それを聞いて思わずむせる文吾。

心は見つかったと答える。



どんな人かと質問する鈴に

この人の息子で良かったと思える

素敵な父親だったという。


「じゃあ、ウチと同じだ」


涙ぐむ文吾を冷やかす和子たち。

そんな家族を愛おしそうに眺める心…


“この人たちの未来は俺が絶対に守る”





翌朝…置手紙を残し姿を消す心。


『お世話になりました。

佐野家で過ごした幸せな時間は

一生忘れません』



和子から手紙を見せられた文吾が

探しに行こうとすると無線が入る。



「音臼村で男性が倒れていると通報あり。

身長は180センチくらい、30前後、痩せ型」



現場に向かおうとするが

パトカーのタイヤはパンクさせられていた。

走り出す文吾。




文吾と入れ違いに石坂が訪ねて来る。

東京の息子に会いに行っていたという…



せっかく勤めた会社を直ぐに辞め

訳のわからない事業を始める為に

金を寄越せと言う息子に腹を立て

叩き出してからずっと音信不通。



急に孫が生まれたと連絡してきても

それが何だと意地を張って放っておいたが

文吾と心を見ていたら

本当の親子に見えてきて

息子ともう一度家族になりたい

あの時信じてやれなかったことを

謝りたいと思ってしまったのだと。



そして孫にあげようと思って

下手くそな絵を描いたと話す。



あの絵はそういうことだったのか…

紛らわしい!



息子も自分の方こそ悪かった

どうか許して欲しいと謝ったと聞き喜ぶ和子。





音臼神社で犯人を待つ心。

だが誰も現れない…




文吾も通報があった場所に到着。

明音が監禁されていた山小屋の辺りだが

探し回っても誰の姿もない…


「どういうことだ…?」


次の瞬間、背後から刺されてしまう (;゚Д゚)




一方神社では村人たちが掃除を始め…

おかしいと感じた心は和子に電話。

文吾が通報を受けて山小屋に向かったと知り

又しても犯人の罠だったことに気づく。




何と文吾を刺したのは正志だった!


「俺が何したっていうんだ?

何でお前が俺のことをそんなに憎む?」


「正義の味方が聞いて呆れる。

他人の人生踏みにじっておいて

まるで覚えていない」



文吾の点数稼ぎの為に母親は捕まり

父にも捨てられ

散々苦労した挙句に体を壊し

あっさり死んでしまったという。



母親の為に何とか生き延びようと

まだ小学生の妹を育てる為に何でもしたが

どこへ行っても殺人犯の子どもだといじめられ

妹は自殺したと…



「あんたのせいだ!

でもあんたを狙ったのはそんなことじゃない…」



父・義男が大病したと噂に聞き

仕方なく音臼村に戻って来た時に

子ども達と遊ぶ文吾が声を掛けてきたのだ。



「正志、久しぶりだな。

親父さん喜んでいたぞ。

家族は大事にしねえとな」



自分の気持ちも知らずに

家族を大事にしろと呑気に言った文吾を

許せないと思い

自分の家族をぶっ壊した文吾とその家族に

同じ地獄を見せてやると決めたという。



みきおとは文吾が邪魔だという目的が

たまたま一緒だっただけ…


「子どもは単純でいい。

大人と違って扱いやすい」


「ふざけるな!

お前にみきおの未来を奪う権利があると

思っているのか?」


「うるせえ!

何が権利だ!何が未来だ!

お前に奪われた俺の家族の未来はどうなる?


これで終わりだ。

あんた殺したら

あんたの家族にもじっくりと

母さんや妹の苦しみを味合わせてやる」



揉み合いになる二人。

息子である心のことを既に殺したと聞き

逆上した文吾は正志を刺そうとする。



「愛する息子の仇討ちか?

やれるもんならやってみろ!早く殺せ!」



挑発する正志。

だが心の言葉を思い出した文吾は

振りかざしたナイフを下す…



「なぜ殺さない?」


「心さんを裏切れない。

お前殺したら

俺を信じて必死で戦ってくれた心さんを

裏切ることになる。

それだけは出来ない!


正志、大事な家族を救えなかったって

お前はずっと苦しんできたんだな。

すまねえ。

気づいてやれなくて本当にすまねえ」



涙を流す正志…その時


「父さん!」


走って来る心の姿を見て立ち上がる文吾。



だが今度は自分を殺させようと

文吾にナイフを握らせようとする正志。



「殺せ!お前を殺人犯にするんだ!」



今度は三人で揉み合いになり…

ナイフが心の胸に刺さってしまう!



倒れる心を抱き締める文吾。


「俺、家族の未来を守る為にここへ来たんです。

父さんと母さんと姉ちゃん、兄ちゃんに

出会えたから、俺、強くなれた。

…ありがとう…」


「死ぬなよ心さん、死ぬなよバカヤロー!

いいか、良く聞け!

お前は俺の子だ。俺の息子だ」


「父さん…」


息を引きとる心…





ギリシャ神話に『テセウスの船』という

エピソードがある。

戦に勝利した英雄テセウスの船を後世に残す為

朽ちた木材は次々と交換され

やがて全ての部品が新しい物に取り換えられた。

さて、ここで矛盾が生じる。

この船は最初の船と同じと言えるのか。

船は完全に生まれ変わり

古い記憶は薄れていく。

でも俺たちはずーっと家族だ。



文吾の言葉が流れる中、舞台は未来へ…



赤ちゃんが出来たことを報告する為

家族が待つ店へ向かう心と由紀。

文吾、和子、鈴、慎吾は二人を祝福する。



女の子だと聞き

名前を提案してもいいかなと文吾。



未来と書いて「みく」と言う文吾に

自分が考えていた名前と同じだと驚く心。

心は記憶がないというより

完全に生まれ変わったのだろう。



さつきとみきおはカフェを開いていた。

みきおは一命を取りとめたということか…



佐野家のみんなの笑顔は守られたが

何かスッキリしない…

疑問もたくさん残ってしまった。



先ずあれ程頑張った心に記憶がないので

文吾と喜びを分かち合えないことが残念!



心は刺された後、どうなったのか?

以前タイムスリップした時のように消えたのか?

消えたのなら現在の心に記憶がある筈だから

過去であのまま死んでしまった?



金丸刑事(ユースケ・サンタマリア)を

殺害したのは正志?みきお?



義男の殺害はみきおの独断?

それとも母を捨てた父への恨みで正志が指示?



翼に指示を出していたのはどっち?

どちらにしても何故言うことを聞いたのか?

みきおは子どもだし

正志は最近村に現れたばかりだし…



翼を殺したのは?

それとも自殺?



馬淵と石坂の無駄に怪し過ぎる言動は

何だったの?

推理ものとして仕方ないというだけ?



鈴は整形して貫地谷しほりになったが

顔を変える必要が無くなったのに

なぜ貫地谷しほりのまま?



一番衝撃的だったのは

大人になった慎吾が澤部だったことかも!



何はともあれ毎週楽しませてくれたことに

お礼を言いたい。

原作とは犯人が違うということなので

こちらも読んでみようと思う♪











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