2018年4月3日火曜日

「隣の家族は青く見える」最終回のあらすじと感想:神様のくれた結末とは…!?

最終回のテーマは本末転倒?




複数の家族が意見を出し合いながら

作り上げる集合住宅

コーボラティブハウスを舞台にした

人間ドラマ。



妊活中の五十嵐大器(松山ケンイチ)と

奈々(深田恭子)。


小宮山家は真一郎(野間口徹)と

深雪(真飛聖)と女の子二人の4人家族。


スタイリストの川村亮司(平山浩行)と

ネイリストの杉崎ちひろ

(高橋メアリージュン)の

入籍前カップル。


この家を設計したデザイナーの

広瀬渉(眞島秀和)と

その恋人の青木朔(北村匠海)。


全く共通点のない

4家族が暮らしていた。






流産で心が折れてしまった奈々は

実家に帰っていた。

母・春枝(原日出子)から連絡を受けた

大器が会いに行くと、別れようと…。



“治療を続ける自信がなくなった”

もう大器に赤ちゃんを抱かせることは

出来ないということ。



今ならまだ間に合う。

別の人と再婚すれば

すんなり生まれるかもしれない。



二人とも子どもがいない未来を

描けてなかったという。



「未来は空っぽ。何にもない。」


「奈々が今辛いのはわかっているけど、

言っていいことと悪いことがあるよ。」



子どもがいないと幸せじゃないって

何で決めつけてるのか?

「奈々にとって夫婦って子作りの相手?

俺ってそんな存在だったの?」



それでも頑なに口を閉ざす奈々。

指輪ももうしていない…





実家の焼き鳥屋で酔い潰れる大器。

そんな大器に毎日でも迎えに行けと

聡子(高畑淳子)はハッパをかけるが



「奈々だって俺と居るのが辛いんだよ。

だから別れたいんだよ。」


「愛し合っているからこそ

望んでた子どもなのに

そのことで別れちゃうなんて

本末転倒じゃない。」



本当にその通り。

子どもを作る為に

結婚する訳じゃないのに…。





「高卒認定試験」に合格した朔。

渉は合格したら渡そうと思っていたと

「同性パートナシップ宣誓申告書」

を差し出す。



区役所に行ってサインする二人。

そこへ朔と仲良くなったふみ(田島令子)も

駆け付け、二人を祝福する。



驚く渉に

朔が通って来てくれていたことを話す。



「朔ちゃんはね、

自分のせいであなたと私の関係が

まずくなるのを恐れたの。」



家族を作るのが夢だったのに

大切な人の家族を壊すなんて

本末転倒だと。



そして養子をとれば孫も出来るという

朔に賛成するふみ。





優香(安藤美優)のダンス決勝大会の

応援に行く真一郎と萌香(古川凜)。

深雪の姿はないが、遠くで見守る人影が…





ちひろに「事実婚契約書」と「遺言状」を

渡す亮司。



事実婚なのに契約書を交わすなんて

本末転倒だが、

これがあればスムーズに

遺産相続できるし、

亮太(和田庵)をちひろに

託すこともできる、

自分なりの家族の守り方だと。



「亮司が居なくなるなんて

考えたくもないし、

財産分与も要らないけど、

あの子がまた自分の居場所を

失くしてしまうのは避けたいから。」

とサインするちひろ。





大器は日常を報告するメッセージを

奈々に毎日送り続けていた。





ダンス大会優勝の報告をする優香。

深雪の胸に貼られたPASSを見て

応援に来てくれたことを知る。



本命受験頑張ると言うと

「やめていいよ。」と深雪。



中学受験を乗り越えれば

後は苦労しなくて済むと思っていたが

そんな訳ないし、

むしろ苦労したり失敗することも

人生にとって大切なことかもしれないと



「行きたい中学に行きなさい。」

深雪に抱きつく娘たち…

その様子を見守っていた真一郎は

離婚を撤回させてもらえないかと。



「今日、よーくわかったんだ。

君がどれだけ子ども達に

愛情をかけてきたか。

その愛情がいかに本物だったか。

その証拠に子ども達はあんなにいい子に

育ってくれてる。」



深雪のおかげ、

本当にすまなかったと頭を下げる。



商社を辞めたのは家族と過ごす時間を

持ちたかったからなのに、

好きな仕事に就けても

家族がバラバラになってしまったら

本末転倒だと。



やり直すことに決めた二人…

良かった (#^^#) 





伊豆まで奈々に会いに行く聡子。

奈々が居ないとダメだから、

帰ってあげて欲しいと…



でも妊娠前の自分に戻る

自信がないという奈々。

戻っても大器に辛い思いをさせてしまう…



「辛い思いをさせればいいじゃないの。」

妻が辛い思いをしてる時は

夫も一緒に辛い思いをするべき。

「嬉しいことや楽しいことは

誰とでも共有できるけど、

辛いことや悲しいことは

一番大事な相手としか

共有できないんじゃないの?


辛くても悲しくても、

悩んでも苦しんでも、

二人で一緒に生きていこうって

約束したのが夫婦なんじゃないの?

それが結婚ってもんなんじゃないの?」




毎日届くメッセージを見て

大器との日々を思い出す奈々。

そしてようやく大器の元へ…



「辛いのは大ちゃんも一緒なのに、

ごめん、一人にして。」

「会いたかったよ。」

「私も。」



抱き合う二人。



聡子の言葉にハッとしたと話す

「赤ちゃんを授かることが

奇跡だと思ってたけど、

一生一緒に居たいと思えるパートナーと

出会えたことことが

そもそも奇跡なんだなって。」



いい機会だから治療を休んで

子どもが居ない人生について

考えてみようと大器。



「子どもが居ない人生は耐えられるけど、

奈々が居ない人生は耐えられないよ。」



不妊治療をやめることを

片岡医師(伊藤かずえ)に報告。





そして仕切り直しの

バーベキューパーティで

亮司とちひろの結婚式を行う。



提案したのは亮太♪

深雪がウエディングケーキを焼いて、

神父役は真一郎が。



4家族が本当に仲良くなれて良かった。

昔みたいに助け合って生きていける

ご近所さんがいるって心強い。




パートを始める深雪。

一番変わったのは彼女だ。

本当にウザイ存在だったけど

あの年で気づけて変われたのは凄い。




そしてあらゆる形態の家族が

共存できる空間を意識して

アウトレットモールの企画を進める大器。

もう迷いはない。



マツケンと深キョンが可愛く、

高畑淳子の復活が嬉しいドラマだった。

不妊治療への理解が深まったことも

社会的に良かったと思う。


隣の家族は青く見える 木曜22時 フジテレビ

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