2018年4月3日火曜日

「anone」最終回のあらすじと感想:全ての物語はこの結末のために

救いのあるラストに感激 (#^.^#)




「Mother」「Woman」に続く

坂元裕二脚本の人間ドラマ。


生きることの意味、

人が生きる上で本当に大切なものは

何かを問いかけ真実の人間愛を

見つけていく物語…




偽札を巡り偶然出会った

林田亜乃音(田中裕子)

辻沢ハリカ(広瀬すず)

持本舵(阿部サダヲ)

青羽るい子(小林聡美)の4人は

林田印刷所で共同生活を始め

そして元従業員・中世古理市(瑛太)の

出現で偽札作りを始めることに…




陽人(守永伊吹)が火事の記憶を

取り戻しつつあることに動揺する理市

…何か言おうとするがパトカーを見て

陽人を残し行ってしまう。




亜乃音が警察へ連行され

一人取り残されたハリカ。

テーブルに並んだ4人分のケーキが

悲しい…。




余命わずかの舵を看取ることに決めた

るい子は二人で温泉へ向かう。




そして、猫を玲(江口のりこ)に託し

「これから色々あると思いますけど、

お母さんはいつも玲さんと陽人くんの

ことを思ってました。」

…警察へ出頭するハリカ。




宿で亜乃音逮捕のニュースを見る

舵とるい子。



「僕らも戻りませんか?

僕らだけ逃げてるなんて…」

「やだ。

捕まったらあんたと

離れることになるでしょ。」




面会に訪れた花房万平(火野正平)は

亜乃音の弁護を申し出る。



ハリカは鑑別所に入り

他の三人は指名手配されると…




ハリカは鑑別所で有紗(碓井玲菜)と再会

…そして彦星(清水尋也)から手紙が届く


「君はあの日、

この病室で嘘をつきました。

心のこもった嘘をつきました。

だから僕はその嘘に応えます。」



茉歩(藤井武美)の父からお金を借りて

先進治療を受けることに決めたと…



「今日から毎日手紙を書いて

外の世界の出来事を伝えます。」



「彦星くんの決断、

何度も読み返しました。

ありがとう、ありがとう。

これ最高のプレゼントです。」



二人のまた他愛もない

優しいやり取りが続く…。



九州の病院へ転院し

いい数値が出ていると言われ…

「色んな事が

上手くいってる気がします。

上手くいけば上手くいくほど

君から遠ざかってる気がします。


それはもう決めたことだけど

僕の行き先に君はいないってことを

改めて思います。」



「彦星くんの行く先には

未来があります。

そこに私が居るかどうかなんて

私には些細なことです。


どうか治療に専念して下さい。

何もかも上手くいき続けることを

願っています。」



何話だっけ…愛されずに育った子は

人を愛せないって誰が言ったの?





小さなアパートで暮らし始めた

舵とるい子。



亜乃音の裁判が始まり

理市は行方不明のまま…

結局一人で引き受けさせてしまったと

申し訳なく思う…



かなり衰弱した様子の舵が悲しい。

お粥を食べさせてもらい、

そのままるい子の膝の上に倒れる…



「ごめんなさい。」

「わざとじゃないの?」

「わざとじゃ…わざとかな。

ちょっとだけこのままにしてて

いいですか?」



今日はとても元気だから

このまま治るのではないかと…



「明日、朝起きて

このまま元気だったら

どこか行きませんか?」



押し花作りを始めたから

紫陽花を摘みたいという。



「行きましょうよ。」

「楽しみだな。」

「楽しみだね。」

「諦めてませんよ、

諦めてませんから。

あと50年生きますから。

幸せにしますから。」

「頼んだ。」

「ずっと放しませんから。

本当ですから。

ちょっと寝ますけど、

直ぐ起きますから。」



そのまま息を引き取る…(;_;) 



「あんたはすごいよ、かっこいい。

世界一かっこいいよ。

こんないい男いない。」



翌朝、舵がインタビューを受けた時の

映像が流れる…



「好きな人を色で例えると?」

「あおば」

「色で」

「あおばさんの青です。」



泣き出するい子…(;_;)




るい子が警察へ出頭したことと

舵が病死したことを

ニュースで知るハリカ。




そして亜乃音と接見する万平…

本当のことを話して欲しいというが

“お金目的でしただけのこと”

の一点張り。



「そんな人じゃないでしょう。」

主犯として求刑が長びくばかりだと

言っても聞き入れない。




月日が経ち、少年院に移ったハリカの

元へ彦星が面会に来る。

初めて向かい合って話す二人…

腫瘍が消えて、一旦退院したのだ。



良かった。



それを聞いて涙を流すハリカ…

そして又他愛もない話を始め

笑い合う二人。



面会時間は30分…

刑務官の女性がとても優しく、

ハリカの髪を直してくれたり、

時間を延長してくれたり。



これから茉歩の家でお世話になる彦星

…二人はもう会えないのだろうか (;_;) 





三太郎(和田聰宏)に付き添われ

少年院を出たハリカは

亜乃音が何も話さないから

印刷所の持ち主というだけで

主犯になってしまうと聞かされる。



理市が偽札を使いながら

逃亡を続けていることも。



都内のコンビニエンスストアで偽札を

使う理市の映像がニュースで流れる…



玲に会いに行ったハリカは

理市と最後に会ったのが

陽人だと知る。



それ以来ずっと部屋で絵を描いていて

学校にも行かなくなったという。



何年も前の火事の話をしたり、

理市に会う前から様子がおかしいと…



そして時々無言電話があり

自分が出ると直ぐに切れるが、

陽人が出た時は中々切れないことを

思い出す玲。





街で職務質問を掛けられ

何とか逃げ通せた理市は

また電話を架ける。



「はい、もしもし…誰ですか?」

陽人の声。



黙って切ろうとすると

「中世古さん…」ハリカの声が…



あの時は黙っていたが

あの偽札が使える両替機を

知っていると…

「試してみたいと思いませんか?」




ゲームセンターの両替機に現れる理市

…ハリカが待っていた。



亜乃音が脅迫されていたことを

黙っているから、自首して欲しいと。



「このままでは亜乃音さん…」

「刑務所で死ぬことになっちゃうか…

通報すれば?」



自首した方が刑が軽くなるとハリカ。



「君、親いないんだっけ?」

捨てられたと聞いて

「悲しかった?

生きてるの辛くないの?

どうやって息してるの?」


「辛いですよ、息しづらいですよ。

何でそんなこと聞くんですか?」


「他の人はどうしてるのかなと思って

…そういう人間はこの世界を恨む

権利っていうのがあって。」


「もう忘れた。」



亜乃音も舵もるい子もそうだけど、

誰も誰かを恨んだりなんかしていない



「辛いからって、

辛い人が辛い人を傷つけるの、

そんなの一番くだらない。

バカみたい。バカだよ!」

思わず叩いてしまい

「痛かった?」…



「弟はもっと痛かった。

俺は逃げて転んだだけ。

あの時も今日も。」



自首する前に

陽人に会いたいと言い出す。



陽人が何か言おうとしていたのに

放ったらかして行ってしまったことを

謝る理市。



すると火事の時に先生の手紙を

ゴミ箱に捨てたことを話し出す…



「おじいちゃんの

赤いライターがあってさ…」



ライターは青だったし

それも自分が持ち帰ったと言い

「陽人は小さかったから

テレビで見たのと混ざって

覚えちゃったんじゃないかな。


人間の記憶って

嘘をつくことがあるんだよ。」



火事になったのは

隣のおじさんが悪い人だったから

自分が火をつけたと嘘をつく。



黙って聞いているハリカ…。



「それはいいこと?」

「悪いことだよ。

でも陽人には関係ない。

関係ないから。」



そして弟から貰ったという

キーホルダーを渡す。

理市の弟って?

最終回でいきなり出てきた?





亜乃音に面会に行く玲。

「お母さん…」

たくさん考えてきたけど

何を話すか忘れてしまったと笑う。



母娘の時間が蘇る…。





理市に懲役8年という実刑が下り、

3年後、亜乃音が出所。



迎えに来たハリカと家に帰る…

自然と手を繋ぐ二人。



家ではるい子が食事の支度をして

待っていた。

そして舵も居るという。



また幽霊が見えるのか (^_^;)

るい子とはちゃんと会話もしている。



久しぶりに亜乃音と布団を並べた

ハリカは

「ここって、私の家?

いつでも帰って来ていいところ?」


「そうですよ、当たり前でしょ。」



一人暮らしを始めると言い出す。

玲達が帰ってくるかもしれないけど、

ハリカも一緒にと亜乃音。



「一人になってみたいの。」

「あなたずっと一人…」



一人になりたいと思って

なったことはない。

だから今度は自分で決めて

一人になるのだと。



「帰れる場所があるから

もう淋しくないから

自分の力で頑張ってみたい。」


「娘が出来たと思ったら、

もう一人立ち…」



淋しさを隠せない亜乃音。



そこへこれから流星群があると

呼びに来るるい子。

幽霊の舵も一緒に

4人揃って星に願いをかける。




奇妙な共同生活も終わりを告げ、

それぞれの道を歩みだすのか…。



理市の弟の謎が残るが、

救いのある最終回だった。



坂元裕二が連ドラはお休みという

コメントを出したのが悲しい。

「問題のあるレストラン」

「いつかこの恋を思い出して

きっと泣いてしまう」

「カルテット」と冬ドラマを連投。



視聴率云々言われたけど、

どの作品にも優しい時間が流れていて

とても癒されたし、好きだった。

4作品とも、もう一度観たい。



本当にお疲れさまでした。

いつまでも待っているので、

是非また書いて下さいね。

anone 水曜22時 日本テレビ

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