2020年2月19日水曜日

「テセウスの船」第5話のあらすじと感想:無罪の証言者あらわる!

とにかく麻生祐未が恐い (;゚Д゚)




平成元年に起きた『音臼小無差別殺人事件』

逮捕された元警察官・佐野文吾(鈴木亮平)は

死刑が確定した今も冤罪を訴えている。



文吾の次男・小野心(竹内涼真)は

31年間父を憎んで生きてきたが

なぜか事件が起きる前にタイムスリップ。



そこで父の無罪を知り真犯人を捜すが

真相を掴めないまま再び現代へ。

だが過去を変えたことにより

最悪の未来が待っていた…



歴史が変わり、かつての妻・由紀(上野樹里)は

音臼小事件を追う週刊誌の記者になっていた…





文吾の無実を証言してくれるという人物から

連絡があったと心に伝える由紀。

松尾という人物だが心当たりはない…



心は文吾に報告しに行く際に

由紀も一緒に行かないかと誘う。



「父はあんな事件を起こす人間じゃないって

会ってもらえたらわかると思うんです」



快く引き受ける由紀。





一方、被害者の集いの録画を

鈴(貫地谷しほり)に見せるさつき(麻生祐未)。

由紀が訴える姿が映っていた。



佐野が無実などあり得ないと

由紀の発言を非難するさつき…



「もしかしてこの女、

本当は佐野の家族とかなのかも」



そう言って鈴の顔色を窺う。

動揺し、うつむく鈴…





松尾という女性から心に連絡が入る。


「私、見たんです。31年前…

こんな大事なこと黙っていて

本当にごめんなさい」




電話で鈴に報告する心。

詳しいことは会った時に話すが

文吾は犯人ではないと言ってくれて

裁判で証言もしてくれることになったと。



「これでやっと父さん助けられるよ」



泣きながら報告を聞く鈴…

月曜の3時に会う約束をしたので

明日、文吾にも報告に行くという心。



その様子を監視カメラでさつきが見ていた…


「やっぱりね…」


そして又不気味なイラストが映る…

お腹に赤ちゃんがいる女性を取り巻く目。

誰が描いたものなのか?





文吾の面会に行く心と由紀。

文吾も松尾という名前に心当たりはなかった。

由紀のおかげで証言者が現れたと聞き

頭を下げる。



由紀は心に出会って

自分に見えてないものがあると気づくまで

文吾の冤罪など考えたこともなかったと話す。



そして心と共に

この事件の真相を突きとめたいと思うと。



「ありがとう。

宜しくお願いしますね、ふつつかな息子ですが」



優しく笑う文吾。

本当に素敵な笑顔だ。





「佐野さん、優しそうな人ですね。

ずっと音臼小事件を追ってきたのに

全然知らなかった」



帰り道、そう話す由紀に

なぜ31年も前の事件に拘るのかと尋ねる心。

自分でもよくわからないという。



やはり運命?



松尾に会う時も一緒に来て欲しいという心に

証言が取れたら

正式に取材をさせてもらえないかと由紀。



このままでは事件担当を外されるかもしれなく

ネタとして上司を見返すくらいの記事にしたいと

頭を下げる。



ネタと聞き複雑な思いを隠し、承諾する心…





みきお(安藤政信)の留守に

藍(=鈴)の家を訪ねるさつき。



音臼小のクラス写真を見て


「年月は人を変えるっていうけど本当ね。

こんな素直で真っ直ぐな子が

(藍を振り返り)

こーんな大ウソつきになるなんて!

殺人犯・佐野文吾の娘、佐野鈴ちゃん!」



やはり藍の正体を知っていた。



鈴であることは誰にも言わない代わりに

協力して欲しいことがあると言う。





仙台から戻った心に松尾から電話が入る。

娘に猛反対されたから

今回の件は無かったことにして欲しいという。




そのことを鈴に会って報告する心。



家まで行ってくるという心を

家族に迷惑かけてまで

無理に頼む訳にはいかないと止める。



父を助けられる最後のチャンスだと譲らない心…



「前にも言ったけどこれが私達の運命なんだよ。

必死にあがいても結局こうなる」



31年前に事件が起きて父が逮捕された時に

もう決まってしまっているのだと。

松尾のことは諦めようと席を立つ…



実はさつきから証言者について調べて

報告するように言われたのだ。



文吾の死刑執行を願っている人が多勢いるから

証言をやめさせなくてはいけないと。



言うことをきかないなら

正体をバラすと脅されていた…





松尾の家に向かう心の元へ

由紀から電話が入る。



経緯を聞き、自分も今から向かうと言うが

上司から大量の仕事を押し付けられ

行かれなくなってしまう。




松尾の家の扉を叩くが応答はない…





一方、証言を拒否したことを

さつきに報告する鈴。



もう調べる必要がないのではという鈴に

あなたに選択肢はない

いつ気が変わるかわからないから

名前と住所をさっさと調べろと言う。





家の前で待ち続ける心。

松尾は電話にも出ない…

そこへ雨まで降り出してくる…




暗くなり雨もどしゃ降りに。

ようやく仕事を終えた由紀が松尾の家に向かうと

ずぶ濡れになって待ち続ける心がいた…



身体を壊したら元も子もないと

連れて帰ろうとするが



「諦める訳にはいかないんだ。

最後のチャンスなんですよ、

父さんを助けられる。


31年ですよ。

31年間も独りぼっちで

家族にも会えないまま

ずっと苦しんできた父さんに

やっと、やっと希望が見えてきたんです。


俺はこのまま父さんを

殺人犯として死なせる訳にはいきません。


俺は何をしてでも父さんを助けたい。

もう運命だとか言って

逃げてる訳にはいかないんですよ」



文吾と約束をしたから

諦める訳にはいかないと動かない心。



松尾の家を振り返った由紀は

2階のカーテンが揺れるのに気づく…



「私もお父さんにお会いした時

約束しましたよね、

この事件の真相を突きとめますって。

心さんと一緒に。


私も諦めませんよ。

独りぼっちにさせるつもりないですから

心さんを」



まずは家に帰って温かいシャワーを浴び

立て直そうといわれ

ようやく立ち上がる心。



二人の会話を松尾が聞いていた…




心の部屋で鍋を作る由紀。

心にとっては久しぶりの妻の手料理だ…



「とにかく心さんが

最終的に家族が幸せになる為に頑張ってるなら

先ず心さん自身が

もっと自分自身を大切にしないと」



松尾も家族がいるなら心の想いを

きっと最後にはわかってくれると思うという。





文吾の元へ松尾が面会にやって来る。

松尾の旧姓は佐々木紀子(芦名星)だった!



娘に反対され証言できないことを謝る紀子。

会う資格はないが

どうしても会って謝りたかったと…



力が抜ける文吾。

だが…



「あれからもう31年です。

苦しかったですよね、紀子さんも」



顔を上げる紀子…



「人はそんなに強くない。

何かを守る為には

何かを犠牲にしなくては

ならないことだってあります。


あなたはもう十分に苦しんだお顔をされてる。

これからは自分を大切にして

幸せになって下さい。


わざわざ来てくれてありがとう」



優しい言葉に泣き出す紀子。

独房に戻った文吾もまた泣いていた…




家の前まで戻った紀子は

先日の心の言葉を思い返し呟く。


「逃げてる訳にはいかない…」





一方、さつきは昔の知り合いから

紀子の今の住所を聞き出していた…




みきおに紀子からお茶会に誘われたと嘘をつき

藍を連れて出かける。



そして自分が一緒だと警戒されるから

紀子の家には一人で行き

佐野文吾の娘だと名乗り

証言する必要はないと言えと命じる。



それでも迷っている様子があるなら

さつきの手作りの芋ようかんを

食べてもらえと紙袋を渡す。



「お義母さん

何でここまでして証言を止めたいんですか?

証言されると

何かまずいことでもあるんですか?」



「佐野鈴ちゃん

私はいいのよ、このまま引き返しても。

でも、あなたはバレたらどうなるかしら?


音臼小事件の犯人の娘が

被害者の子を身籠っている。


しかも顔も名前も変えて別人になって

夫を騙し続けてた…

なんてネタ、マスコミの大好物よ。


あなたの大事な弟さんも

また追っかけ回されることになる。


あなたがみんなを不幸にする。

それでもいいの?」



呆然とする鈴…

そこへ心からメッセージが届く。



鈴の携帯を取り上げ

メッセージを読むさつき。



『松尾さんが証言をしてくれることになった!

これから自宅に伺います』



「急がないと…」

舌打ちして車を発進する。




心は由紀にも電話をする。

仕事が片付いたら自分も向かうと由紀。




猛スピードで車を走らせるさつき。

赤信号になると

「なに邪魔してんだよ、クソ信号!」

恐い (;゚Д゚)




紀子の家に先に到着したのは心だった。



やはりこのまま黙っていたら

一生後悔すると思ったと言い

本当に申し訳なかったと頭を下げる紀子。



そこへ鈴が訪ねて来て驚く心。

一緒に話を聞かせてもらうと言うが

心のことを見ようとしない。



紀子は自分の知っていることは全て話すと…



平成元年、婚約者だった長谷川翼(竜星涼)が

ある人に頼まれたから青酸カリを取って来いと

紀子に命じた。



最初は断ったが

日頃から暴力をふるう翼が恐くて逆らえず

勤めていた工場から青酸カリを盗んで

渡してしまった。



その後すぐに三島明音(あんな)監禁事件が起き

明音は無事に発見されたが

翼はその青酸カリで自殺した…



「彼は松尾さんに

何か言い残さなかったですか?

明音ちゃんの事件について」と心。



明音ちゃんを殺せなかった。

指示通りに出来なかったから

自分はもう終わりだと言ったと話す。



彼が死んだ後

残りの青酸カリを探したが見つからず

罪悪感と恐怖で生きる気力を失い

死に場所を探して音臼岳に行った。



そしてそこで見たという。

当時事件を調べていた

金丸刑事(ユースケ・サンタマリア)が

犯人に殺されるところを!



金丸は誰かと話していたが

視界も悪く吹雪いていたので姿は見えなかった。

だが途切れ途切れに声が聞こえたと…

未来のことが書かれたノートがあるって。



金丸はそのノートがあった崖の下を覗き込み

突然、突き落とされた。



恐くて自殺する気力もなくなり

そのまま村を逃げ出したという。



「その犯人の声とは…誰だったんですか?」



心が尋ねると同時に

何かの錠剤を口に入れる鈴。



「思い当る人がいます」


「誰なんですか?」



錠剤を飲み込んだ鈴が気を失い

そして心に付き添われ救急車で運ばれる…

その様子を覗うさつき。


「よく出来ました、佐野鈴ちゃん」




紀子の家に上がり込んださつきは素知らぬ顔で


「そんなことがあったの?

あの子最近、情緒不安定だったのよ。

今日も一緒に来て欲しいって頼まれて…」



鈴が残した芋ようかんが入った袋を確認する。



直ぐに病院に行った方がいいのではと紀子。



「弟さんが付いて行ったなら大丈夫でしょう。

それより紀子ちゃんが証言するっていう話、

驚いたわー

今さら何を話すつもり?」



それはちょっと…と口を濁す紀子。



「あら勿体ぶっちゃって。

でも心配だわー

考え直した方がいいと思う。


だってすっごく重大な秘密を

30年も黙っていたわけでしょ?


叩かれるわよー

ネットで顔さらされて街を歩けなくなっちゃう。


佐野文吾なんかの為に

自分を犠牲にする必要あると思う?」



「でも私

このまま自分から逃げ続けたくないんです」



「そう、立派ねー」


そう言ってあの紙袋を差し出す…




医者から命に別状はなく

お腹の子どもも無事だと告げられる心。

そこへ由紀から大変なことになっていると

電話が入る…



紀子の家に駆け付けた心。

家の前にパトカーと救急車が停まっていた。



紀子が亡くなったと伝える由紀。

そして救急車で搬送されるさつき…



「何で松尾さんが…

もう父さん助けられないよ」



絶望して座り込む心。



「やっぱり姉ちゃんの言う通りなのかな。

結局俺たちはこういう運命なんだよ。

もう何してもどうせ何も変わらないんだよ」



諦めるのかと由紀。



「お父さんと約束したんですよね?

何をしてでもお父さんを助けるって。

もう運命から逃げないって。


私は諦めません。

この理不尽な運命ととことん戦いたい!


あの時心さんを一人にさせないって決めたから」



泣きながら由紀を抱き締める心…

由紀も心の背中に手を回す…





意識を取り戻すさつき。


「命懸けだけど上手くいった…」



弟に紀子の証言を絶対に聞かせるな、

彼女が喋る前に飲めと藍に薬を渡したのだ。

飲んでも死なない、弟を守る為だと言って…




ラストで緑の液体が入った水差しを持って

病院の廊下を歩く男の姿が映る…



みきお…?



とにかくさつきが恐い (;゚Д゚)

彼女は何を隠そうとしているのか?

それとも犯人なのか?



でも声の主がさつきなら

紀子は芋ようかんを食べるだろうか?



さつきは犯人なのか、

それとも誰かを庇っているのか…

庇うとしたらみきお?



今回過去で紀子が翼に渡した物が

青酸カリだとわかった。

工場から盗んだのが紀子だということも。

だが誰が翼に明音の殺害を命じたかは不明。



誰だか訊いてから薬を飲んで欲しかったー

ホント残念!



何度も映るイラストも気になる。

現代と過去のイラストは同一人物のもの?

不気味さは同じだが過去は子どもが描いたようで

今のは大人が描いたように見える。



そうすると怪しいのはみきお?



でもみきおが犯人だとして

翼は子どもに命じられて動くだろうか?



次回、いよいよ真犯人が動き出す。

日曜の夜が本当に待ち遠しい♪











テセウスの船 日曜21時~TBS

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