2020年2月8日土曜日

「テセウスの船」第3話のあらすじと感想:決死の告白!殺人犯になる父へ

現代に戻ってしまった心!




平成元年に起きた『音臼小無差別殺人事件』

逮捕された元警察官・佐野文吾(鈴木亮平)は

死刑が確定した今も冤罪を訴えている。



文吾の次男・小野心(竹内涼真)は

31年間父を憎んで生きてきたが

亡き妻・由紀(上野樹里)の願いをきき

文吾と向き合う為に音臼村へ向かう。



事件が起きる前にタイムスリップした心は

文吾の家に身を寄せることになり

自分の家族が仲良くいつも笑っていること

文吾が世界で一番の父親だったことを知る…




金丸刑事(ユースケ・サンタマリア)から

手錠を掛けられそうになった心は

彼を突き飛ばし

ノートと運転免許証を崖から投げ捨てる。



一連の事件の容疑者として連行された心は

金丸から取り調べを受けるが…



犯行を認めなければ裁判になり

死刑判決が出る。

そのせいで文吾は村に居づらくなり

子ども達もいじめに遭う。

だが犯行を認め反省すれば

調書の書き方も変わってくると自白を促すが

心は否定し続ける。





捜査会議の中

三島明音(あんな)監禁事件の調書を見直す金丸。

何かに気づいたのか右の手の平を見つめる…

そしてその後、何故か釈放される心。




その頃、雪の中に落ちていた心の免許証を

何者かが拾う…




村人たちの心を見る目は冷たく

彼の帰りを温かく迎えてくれた文吾の家には

嫌がらせの電話が鳴り続けていた。



申し訳なく思う心を逆に励ます文吾たち…





長谷川翼(竜星涼)の死因が青酸カリで

さつき(麻生祐未)の実家のメッキ工場から

青酸カリの瓶が消えていたことが判明。

盗まれた青酸カリは千人分の致死量があると

文吾は心に話す。



犯人が音臼小事件に向けて

着実に動いていると感じた心は

文吾に全てを話して協力してもらうべきだと

考えるが…

あんなにも優しい人を絶望させたくないと

やはり言い出せない。





平成元年1月19日

駐在所のポストに年だけが塗りつぶされた

心の運転免許証が入っていた…



ノートも拾われたのではないかと心配になり

探しに行った心は

木の枝に引っ掛けられた鈴(白鳥玉季)の

キーホルダーを見つける。





職員室でも疑いの目で見られ肩身の狭い心に

さつきが声を掛ける。



「釈放されたんだから潔白ってことよね?

私は父を雪崩から救ってくれた心先生のこと

信じてますから」




そこへみきお(柴崎楓雅)が

校門に変な絵があると呼びに来る。



不気味な二人の少女の絵と同じタッチで

泣いている一人の少女の上に

大きくSと描かれていた。




心は文吾に相談するが

今度は鈴が狙われているのかと動揺するだけ…





ワープロの画面が映し出される…


贈り物をするって楽しいなぁ。

今どんな顔をしてるんだろう。

もっともっと楽しませてあげないと。





文吾は鈴が狙われていることを

和子(榮倉奈々)にも話す。

鈴と慎吾(番家天嵩)が不安にならないよう

いつも通りにしていようという。





一方、心は翼の婚約者・紀子(芦名星)を訪ねる。

本当なら青酸カリで自殺をするのは彼女だった…

何故か過去が変わってしまったのだ。



青酸カリを持ち出したのは紀子なのか?

それは今どこにあるのか?

翼は誰と繋がっていたのか?

矢継ぎ早に質問を繰り出す心。



「その青酸カリで多くの命が奪われても

いいんですか!?」



とうとう警察を呼ぶと追い返されてしまう…

当然だ (-_-;)





早くしないと鈴が危ないのに

手掛かりがなく途方に暮れる心。

文吾に真実を話すかどうか迷うが…



鈴のことで不安と戦っている文吾を見ると

やはり言い出せない。



ノートが犯人の手に渡っていたら

元の事件を逆手にとって

予想外の方法で仕掛けてくるかもしれない。

そうなったら自分には止めようがない…

苦悩する心。





平成元年1月20日

心のクラスにオレンジジュースが置かれていた。

ジュースと紙コップが入った箱には

『21』と書かれている!

音臼小事件の被害者と同じ数字…



飲もうとする子ども達を慌てて止めるが

一人の少年が飲み干してしまう。



幸い何も起こらなかったが

あのノートを見た者の仕業で

その人物こそ音臼小事件の犯人だと確信する。



“これは誰も事件を止めることが出来ないという

真犯人からの俺へのメッセージ”



もう一刻の猶予もないと感じた心は

とうとう文吾に真実を話す決心をする。





ジュースに毒は入っていなかったと文吾。

そこで心は話さなくてはいけないことがあると

切り出す…



3月12日に音臼小学校で起きる事件のこと

そしてその犯人が文吾だと伝える…




「犯人は佐野さん、あなたです」


「俺が犯人って、そんな訳ないだろ?」


「それでもあなたは捕まったんです」



何でそんな言い方する?バカなの?

冤罪で逮捕されてしまうと言えないの?

案の定、受け入れられない文吾。

当然だ (-_-;)



自宅から同じ成分の青酸カリが

見つかったことが決め手になったと話す。



「理由はなんだ?」


「わかりません。

無差別に21人が殺されました」


「そんな話、信じないぞ。

俺が人殺しだ?ふざけるんじゃないぞ!」


「ホントなんです!」



冤罪だって言ってあげて (-_-メ)



「俺、どうなったんだよ?

逮捕されてどうなったんだよ?」



死刑判決を受けて31年後の今も

収監されていると答える。



「和子は?

鈴や慎吾はどうしてるんだ?」



文吾と家族だということを

隠して生きていると答える。



「お前、何で俺の家族のこと詳しいんだ?」



文吾の息子だと話す。

和子のお腹の中にいるのが自分だと。



そして文吾が逮捕されてから

マスコミに追われて大変だったことなど

泣きながら訴えた挙句…



「家族の誰もあなたの無実を信じなかった。

母さんも姉ちゃんも兄ちゃんも俺もです…

家族なのに、俺、息子なのに

あなたのこと信じようともしなかった。

ごめんなさい…」



土下座して何度も何度も謝る心。



「何で今さら俺にそんな話するんだよ」



犯人はもう青酸カリを手に入れているから

家族を連れて今すぐこの村を出て欲しいという。



事件のことが細かく書かれたノートも手に入れ

それを逆手に取れば

犯人の思う通りに未来を変えられる。



実際、自分が知っている未来と

違うことが起きているから

明日にでも音臼小事件は起きるかもしれない。



「もう限界なんです!

でも事件が起こる前に

家族みんなを連れてこの村を出れば

みんなバラバラにならずに済みますから!」



証拠はあるのかと文吾。



「ホントなんですって!信じて下さい!

この村を出て下さい、お願いします!」



「お前が出てけ!この村を出てけ!

何が未来の息子だ!二度とツラ見せんな!」



追い出されてしまう…

無理もない (-_-;)

散々悩んだ挙句にあの伝え方って…




“これからどうすればいい?

このままじゃ音臼小事件を止められない。

それどころか鈴まで狙われている。

ここはもう、イチかバチか…”



金丸を呼び出す。



自分を急に釈放したのは何故か、

本当の犯人の手掛かりを掴んだからなのか

尋ねる心。



捜査機密を簡単に教えられないと答えるが

心が何らかの目的を持って音臼村へ来たことと

村で頻発している事件が無関係ではないことを

指摘する金丸。



そして心が本当のことを話すなら

自分が知っていることを教えてやるという。



全てを話す心。



「なるほどなー

佐野さんが言う通り未来から。

…俺をバカにしてるのか?

そんな話、まともな人間が信じると思うか?」



しかし、警察内で共有しても無駄だけど

自分一人ならどうとでも動けると言ってくれる。



「信じてくれるんですか?」


「俺が信じているのは自分の直感だけだ。

あんたの話には無視できない点が幾つかある。

但しあんたみたいな素人が下手に動くと

危険だし邪魔だ」



絶対に一人で動かないよう釘を刺す。

犯人の手掛かりも

心の話が本当かどうか証拠がないから

今のところお預けだと言って教えない…





翌朝、ノートを捨てた場所へ案内する心。

雪で足跡なども確認できないが

金丸と二人、ノートを探す…





一方、森刑事(加治将樹)からジュースの箱に

『21』と書かれていたことを聞いた文吾は

心の言葉を思い出す…



明音の意識が戻り

監禁したのが翼だと証言が取れた為

彼の死は自殺で処理されるだろうと森。



更に金丸が一人で勝手に

何か調べ回っていることを話す。





日が暮れるまでノート探しをした後

心を学校へ送り届ける金丸。



何も見つからなかったが焦らないこと

何かあったら必ず自分に連絡すること

絶対に一人で動かないように釘を刺す。



その後、小学校の少し先で車から降り

誰かに声を掛ける金丸。

相手は…?





翌朝、目を覚ました心は

自分の上に置かれた新たな絵を見つける。



二匹のお稲荷さんの間で泣いている少女。

少女の足元にはSというキーホルダーがある。



文吾の家に慌てて電話をするが誰も出ない…

別の番号へ架ける心。





駐在所の無線に金丸から連絡が入る。


「佐野さん、聞こえるか?」


無線に出る文吾。


「鈴ちゃんは家に居るか?」


部屋で寝ていると答える。



「田村心はあんたが言っていた通り

未来から来たらしいな。

未来のあんたは凶悪殺人犯になるんだって?」



音臼神社の狐と鈴ちゃんらしい女の子の絵が

届いたと心から連絡がきたことを話す。

動くなと言ったが彼のことだから

今ごろ一人で音臼神社へ向かっただろうと…



「あんなとんでもない事件の話を

佐野さんが受け入れ難いのはよくわかる。

正直俺だって信じられない。


だが、あいつが佐野さんたち家族を

心底大事に思っていることだけはわかるよ。


気は進まないと思うがあいつ一人じゃ危険だ。

助けてやってくれよ、なあ親父どの」



自分はこれから文吾を殺人犯にしない為の

重要な証拠を探しに行かなければならないと…



「事件が解決したら三人で酒でも飲んで

あいつから万馬券でも聞き出そうや、頼むぞ」





音臼神社に着いた心は階段の上に置かれた

茶色の小瓶を見つけ、手に取る…

次の瞬間、何者かに突き飛ばされてしまう!



金丸の言葉で駆けつけた文吾は

階段の下で倒れている心を見つける。

意識は戻ったが割れた瓶で手の平を切っていた…



「心さん、この間はすまなかった。

散々辛い思いさせてきたのにな…」


「佐野さんは悪くないんです」


「それでも俺のせいで

家族を苦しめたのは事実だ。

ようやく腹くくった」



だが村は出て行かないという。

家族は大事だがこの村を守る警察官だから

悲惨な事件が起こるとわかっていて

自分だけ逃げるわけにはいかないと。



「俺はこの村に残って

何としてでも事件を阻止する。

だから一緒に戦ってくれないか?」



まだ息子だという実感は湧かないが

心も自分の大切な家族だと。



大きく頷く心…




その頃、明音が監禁されていた小屋の前で

誰かを待つ金丸。

何か気づいたのだろうか、振り返る…



「そこか?」

崖の方へ歩き出す金丸。



淵まで来て崖下を覗き込み

「ここでいいのか?」



そう言って振り返った瞬間

金丸もまた突き落とされてしまう…!




神社を後にしながら

一つ腑に落ちないことがあるという心。



鈴を狙うと予告したら

自分たちが守りを固めるに決まっているから

本当は別の狙いがあったのではないかと。



「なるほどな…」と文吾。



歩き出そうとすると急に霧がたち込め

先を歩く文吾の背中が靄に包まれていく…

呼びかけるが振り向かない。




気がつくと以前の神社と様子が異なっていた。

音臼小へ走る心。

校舎は消え、慰霊碑だけが建っている…



スマホの日付は2020年2月18日。

現代に戻ってきていた!



音臼小事件のことを検索すると

事件が起きた日も文吾が逮捕されたことも

変っていなかった。



だが、和子が次男を出産後に一家心中を図り

和子と長男は死亡。

長女と次男は一命を取りとめたと書かれていた…



“過去を変えるどころか

母ちゃんと兄ちゃんまで…”



叫び出す心…





あの和子が心中するとはとても思えない。

そして金丸は殺されてしまったのだろうか?

誰と会っていたのだろう?



予告編では31年後のさつきも登場。

何かとても怖い人になっている (・_・;)

犯人なのか?



1話で鈴(貫地谷しほり)が押していた

車椅子の青年(安藤政信)はみきおらしい。

なぜ車椅子に?



そして刑務所に文吾の面会に行く心。

何と由紀も生きている!



未来が全く変わってしまったようだ。

心はもう一度過去に戻れるのだろうか?

そして事件を止めることは出来るのか?












テセウスの船 日曜21時~TBS

0 件のコメント:

コメントを投稿