2017年3月20日月曜日

「カルテット」第9話の感想:なりすました女、衝撃の告白!! カルテット涙の別れ

真紀が結婚して創りたかったもの…



カラオケBOXで偶然出会った

弦楽奏者の男女4人。

でもそれは偶然ではなく

4つの嘘が隠されていた。



彼らはカルテットを組み

ひと冬を軽井沢で過ごすことに…。

「Mother」「最高の離婚」の

坂元裕二が贈る大人のラブサスペンス。




本物の早乙女真紀は

業者に戸籍を売ったのだった。



真紀(松たか子)の本名は、山本あきこ。

10歳の時に事故で母を亡くし

母親の再婚相手に引き取られたが

日常的に暴力を受け、何度も家出。



その度に連れ戻され

平成15年に300万円で戸籍を購入し

姿を消したのだった。



その話を幹生(宮藤官九郎)に

伝えに行く鏡子(もたいまさこ)。



真紀の母親は、売れない演歌歌手で

再婚はしたが又離婚。

真紀が一人になった時に

その別れた再婚相手が引き取った。



賠償金目当て?

大学にも行かせ、ヴァイオリンも習わせたが

毎日顔に痣を作っていた…



事故の賠償金2億を

12年間請求し続けた義父。



事故を起こしたのは12歳の少年。

弟が生まれた病院に

駆けつける途中の事故で加害者に…



そのせいで、一家は離散。

弟とは一度も暮せなかった少年。



賠償金は娘のあきこに支払われていた為

姿を消した途端、支払いも停止された。



戸籍を買ってまで失踪した理由は

『それ』だと幹生。

自分が知ってる真紀は

『そっち』を選ぶ人だと。



結婚して名前を手に入れて

普通の人になって生きようとしたんだと

気づく幹生…



でも今度は夫が失踪。

離婚して振り出しに戻ってしまった (-。-;



真紀が何故、平凡な主婦としての生き方を

選んだのか、ようやく理解できた。

あまりにも悲しいけど…



あきこが姿を消した頃に

心不全で亡くなった義父。

警察は、彼女が殺したのではと

疑っていた。




一方、別荘売却のことを

3人に話す別府(松田龍平)。



みんなの反応は…

「ここが無いとカルテットを

出来ない訳じゃないし

それぞれ安いアパートを借りて…」



すずめ(満島ひかり)は「仕事始めたし。」



真紀は「仕事を増やします。」

家森(高橋一生)は「僕も就職するから。」



「それでは、そっちが本業になってしまいますよ。」

仕事やバイトが優先になり

本来やりたいことが出来なくなると言う別府。



「でも、そろそろ社会人として

ちゃんとしないと…」

と言う彼らに対し



子どもの頃から「ちゃんとしてきた」結果が

今の自分だと。

ちゃんとしなかった人達は

今、世界中で活躍しているそうだ…



「僕は皆さんのちゃんとしてない所が

好きなんです。」どんだけ~(^◇^;)




自分が別荘を守るから

少し時間を下さいと言ったものの

弟のチワワに鼻を噛まれた上に

別荘も売却が決定 (>_<)



意気消沈するが

家森の就職が決まったことで

祝賀会を開くことに♪



実は有朱(吉岡里帆)が

お金目的でマスターを誘惑した為

ノクターンを解雇され

代わりに家森が働くことになったのだ。



映画を観ようとしたところに

刑事が訪ねて来る。

翌日のステージが終わった後で

任意同行して欲しいと…



みんなに事情を話し始める真紀。

「私、昔悪いことをしたから

それが今日返ってきたんです。」



すずめが途中で

「もういいよ。

何も言わなくていいよ。」


「みんなを裏切って…」


「裏切ってないよ。

人を好きになることって

絶対裏切らないから。


知ってるよ。

真紀さんがみんなのこと

好きなことくらい。


絶対それは嘘なはずないよ。

だってこぼれてたもの。


人を好きになるって

勝手にこぼれるものでしょ?

こぼれたものが嘘なわけないよ。



真紀さんは、奏者でしょ?

音楽は戻らないよ。

前に進むだけだよ。」



真紀のことを大好きな気持ちが

伝わってきて、辛い (;_;)


「私は真紀さんが好き。

今、信じて欲しいか信じて欲しくないか

それだけ言って。」


「信じて欲しい!」



そしてワインを飲みながら

訳のわからない映画を観たり…



家森が別府に絡んでいる間

女性陣はドミノ倒しの準備♪



「二種類ね、いるんだよね。

人生やり直すスィッチがあったら

押す人間と押さない人間。

僕はもう押しません。」と家森。


「ねぇ、何で押さないと思う?」


「さぁ…」と別府。


「みんなと出逢ったから。」

可愛い (*^_^*)




アイスキャンデーの棒のような

ドミノが倒れていく様子は

こちらも思わず興奮してしまった (≧∇≦)



みんな感じることは同じなのか

ネットですぐに売り切れたらしい。




そして真紀との別れ…。



まだ秘密を知らない冒頭で

真紀とすずめが「見るだけ」と言いながら

ウィンドショッピングをするシーンで

お互いに誕生日を尋ね


「何かプレゼントしてくれるの?」

「聞いただけ。」

この時、真紀は8月10日生まれだと答えた。



そして、最後にもう一度


すずめが誕生日を尋ねると

「6月1日」


大事なヴァイオリンをすずめに預け

後ろ姿を見せずに出て行く真紀。


背中を見せないところ、凄いと思った。



毎回繰り広げられる

日常の何気ない会話。


みんな適当なのに

家森だけがいつも

「おかしいでしょ」と突っ込む。


とても優しい時間が流れていく…




そんな中、有朱がカルテットの一人一人に

お別れの挨拶をするシーンが

何とも不気味 (-。-;



彼女は一体何者だったのだろうか?

存在自体がすごく怖い (^◇^;)



優しい時間の中での

不気味な存在…

作者は何を伝えたかったのか?



いよいよ最終回。

バラバラになったカルテットの

一年後が描かれるらしい。



真紀は義父を殺したのか?

そしてカルテットは再び

ステージに立てるのか?


カルテット 火曜22時 TBS

最後の演奏になってしまうの?




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