2017年4月26日水曜日

「母になる」第2話の感想:愛しいわが子と再び暮らせる!育てた母が送った衝撃の手紙

育ての母の手紙が酷過ぎる…



3歳の時に誘拐された息子・広と

9年ぶりに再会する結衣(沢尻エリカ)。

でも息子には9年間母と慕った女性、

麻子(小池栄子)がいた…



「家族になる」「母になる」とは

どんなことなのかを問う

水橋文美江が贈るヒューマンストーリー。




「息子がいなくなりました。

3歳の春でした。

時が止まるということが

どんなことか知りました。



何を食べても美味しくなく
 
いつまでたっても眠りが浅く

誰かと心を通わせることも出来なくなって



それでも信じていました。

いつか会える。

いつか必ずあなたに会えると。」




9年ぶりに再会した結衣と広(道枝駿佑)。

広の態度が不自然に明るく

すぐに母として受け入れたことに

違和感を感じたが…

育ての母・麻子からの手紙で納得。




児童福祉司の木野(中島裕翔)は

父親である柏崎陽一(藤木直人)や

祖母・里恵(風吹ジュン)のところへ赴くが

琴音(高橋メアリージュン)や

西原教授(浅野和之)から追い返されてしまう。



何故ちゃんと話を聞かないのか

バカなの?と思ってしまったが

西原の言葉で、占い師や新興宗教など

散々騙されてきたことがわかり

胸が痛くなった…(-_-;)




莉沙子(板谷由夏)とは

今でも時々食事をする結衣だったが

広と再会したことは、まだ言えずにいた。




木野は諦めずに陽一を待ち伏せ、

広が見つかったことを告げる。

DNA鑑定の結果からも、間違いないと。



2年前に施設に預けられたが

それ以前の7年間は現在、調査中。

調べてみようと思ったきっかけは

ある手紙だと陽一に話す。




その夜、結衣のアパートへ

広が泊まりに来る。

「お母さん」と何度も呼ぶ広。



陽一から電話が入り

翌日、施設で会うことにする二人。



結衣が出したものを

「こんなに美味しいもの

初めて食べた!」

とハイテンションなリアクション。




そして、欲しがっていたゲームを

買ってあげると言う結衣に


「そっか、お母さんって

こんな感じなんだ。


子どもの欲しい物

何でもすぐに買ってくれる…


いいよな~お母さんって。」




もうすぐ4歳になる時に

広が居なくなったこと。

4歳の誕生日に欲しがっていた

プレゼントを渡せなかったこと。



何でもすぐに買ってあげるわけじゃなく

誕生日やクリスマスなど特別な日に

欲しい物を買ってあげていたこと…



「だからゲームも誕生日プレゼントにします。

もうすぐだから待てるよね?」


「俺の誕生日って…

あ、そっか。わかりました。」



やっぱりどこか不自然な広。

麻子が決めた誕生日が別にあるのだろう…



9年ぶりの親子3人の再会。



「手紙を見せてくれないか。」と陽一。

一瞬戸惑うが、いずれわかることだからと

手紙を差し出す…



「とにかく、まだまだ子どもと

受け止めてもらって

その上でこれを読んで頂ければ…」

木野の前置きが、心をざわつかせる。



「コウへ」と書かれた封筒。



施設に来る前、門倉麻子という人と

暮らしていたが

彼女がどんな人で、どこにいるかは

まだ調査中で…と慎重に話す木野。



どういう経緯で一緒に暮らすように

なったかも、未だわかっていない。



何らかの事情で

一緒に暮らせなくなった麻子が

急いで書いた手紙…



繰り返し読んで下さいと

前置きした後…


「一つ、ママはママじゃなくなる時がきます。

あなたの前にいつか、新しいお母さんと

名乗る人が現れます。


一つ、その時はちゃんとご挨拶するのよ。

お母さん、会いたかったって。


出来たら涙ぐんだりするのも

いいかもしれない。」



広の不自然なリアクションは

手紙に書かれていたことを

忠実に守ったからだった (゚o゚;;



「一つ、一緒に暮らそうと

言ってくるかもしれない。


その時は、逆らったりすると

困ったことになると思うの。


だから黙って頷いておけば

いいと思います。


あなたの前に現れた新しいお母さんは

あなたをどう扱っていいか

わからないはずです。


とと坂のことも

ママとコウと二人で暮らした

西陽のあたる傾いたアパートのことも


そんなことも何も知らない人です。


コウが何が好きで

どんなことに興味があって

どんな風に大きくなったか



目の前に現れたその人は

何も知らない。


何も知らないおばさんが

いきなり現れて

お母さんだと言うの。


怖いね。

とても怖いことだと思うの。


でも笑ってあげなさい。

優しくしてあげなさい。



ママとコウだけの秘密、いっぱいあるよね。

忘れないでね。


いい子にして待っていて下さい。


コウが会いたいと願えば

ママは会いに行きます。


コウが望めば

ママが迎えに行きます。


だから、どうか忘れないで。

ママはいつだって

コウの傍にいます。


コウの心の中で生きています。


コウ、大好き。

大切な愛しいわが子。


あなたのママ、麻子より。」




酷過ぎる…

捨てたわけじゃないのに。

誘拐されて、突然目の前から

消えてしまった愛しいわが子。



麻子も、離れなければいけなくなった時に

母親として気持ちがわかったはず。



同じ母親として

どうしてこんな手紙を書けるのだろう?



こんな、自分からしかモノを見れない人に

育てられて大丈夫だったのか?



泣きながら手紙を読む結衣…

どんなに悲しく、悔しかったか。



「笑って吹き飛ばしましょうよ。

見つかったんだもの。

生きてたんだもの。


知らないおばさんでもいい。

お母さんって嘘で言われてもいい。


あの子と暮らします。


何も知らないかもしれないけど

たった一つだけ

大事なこと知ってる。


あの子の誕生日。

私は知ってる。


私が生んだから。

あの子を生んだのは私だから。」


母は強し!




琴音は里恵から頼まれて

廃人のようになった陽一の

世話をしていただけだった。



何故、二人が離婚したのかは

まだわからないが…。



「僕も一緒に。」

再び一緒に暮らすことを決めた二人。




そして、公衆電話から麻子に電話する広。

もう自由に動ける身なのか!



敵は手強い。

夫婦で立ち向かわないと!



9年という月日を

どうやって埋めていくのか。

本当の家族に戻ることが出来るのか。

しっかり見守っていきたいと思う。



廃人のようになった陽一を

演じる藤木直人の役者魂が凄い!

すごく痩せてやつれてしまって

別人のよう…



本気が伝わるドラマだからこそ

こっちもしっかり見なくては (*^^)v


母になる 水曜22時 日本テレビ





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