2018年11月6日火曜日

「獣になれない私たち」第3話のあらすじと感想:今夜、恋のけものが動き出す!!…謝ればいいと思うな!ケンカとナンパと衝撃キス

まさかの展開?野獣が牙を剥く!




クラフトビールBAR『5tap』の常連客

常に笑顔で仕事は完璧、

NOと言えない深海晶(新垣結衣)と

会計士・税理士事務所を営む

一見感じが良さそうな毒舌男の

根元恒星(松田龍平)。

そんな二人が言葉を交わすようになり

本音をぶつけ合う関係に…

ラブかもしれないストーリー。




今年も宜しくと3百万を渡され…

「どうしましょうねー」と恒星。



「どうしようもありません。

始めた以上やるしかないでしょう」



「たかが3百万で粉飾決済に加担など

割りが合いませんよね」



「大変ですね、

お兄さん思いなばっかりに」



「家族は大事ですから」



恒星に何があったのか?





『5tap』で晶を待つ京谷(田中圭)。

居合わせた女性客が恒星に

ナンパされたことを話し出す…

最中に爆睡したらしい (^_^;)



「ごめんね~

彼酒好きだけど、酒強くないから」

とマスター(松尾貴史)。



しかも朝起きて

「誰だか知らないけど

帰ってくんない」

と言ったと怒り心頭。



そこへ当の恒星が入って来る。

睨みつけられるが訳がわからず

不思議そうな表情 (^_^;)



「彼氏さん、ですよね?」

京谷に話しかけてくる。



京谷のスーツケースに気づき

「出張ですか?」


「晶の家に泊まりに。

自宅に問題があって」



そこへ晶が入って来る。

分担がままならず残業になったと…



「漏電ですか?大変だな~」

京谷の自宅の問題を漏電だと

勘違いする恒星。



いたたまれなくなった晶は

注文をキャンセルして店を出る。




恒星のナンパのことを聞いて

「恒星さん、そういう人だからね」


「最中で寝る人?」


「それは知らない。

適当に女の子に声かけて

適当にお持ち帰りしちゃうような」






朱里(黒木華)が京谷の顔を見ると

物を投げるから避難してきたのだ。



「何とかなりそう?」


「なるといいけど…」


「大変だったね」


「晶がいなかったら

俺、ストレスで死んでる。

あー、癒される」



慰めながら複雑な表情の晶…





一方『5tap』では…


「俺が来た時、居た女?」


「連れ込んどいて覚えてないの?」


呆れるマスター。


「あ、客減らしたか?」



一周年の時に来てくれたが

あまり来ない客だからいいと。


「あの日俺、記憶飛んでてさ」


晶を誘ったらしいことを話す。


「晶ちゃんのことをキモいとか言って

本当は好みなんじゃないの?」


「え~?」


少し考えて


「ないな。まずない」


「なぜ誘ったの?」


「何でだろう…」



わからないようだ…





翌朝、京谷が出社すると

勘のいい部下の筧(吉村界人)が

「深海さんちに泊ったんですか?」

思わず「うん」と言ってしまう。



バーベキューの時の電気代の話で

本当は二人が同棲していないと

気づいていたのだ。



「何で嘘ついたんですか?

本当は誰と住んでるんですか?」


「座敷わらし」(^_^;)





晶に好意を寄せる

新人営業の上野(犬飼貴丈)は

スマホの待ち受けにしたいから

写真を撮らせて欲しいという。



それを聞いて二人の写真を撮る

松任谷(伊藤沙莉)だが

自分の顔は見たくない

晶一人のが欲しいのだと上野。



揉めている三人の様子を見た

九十九社長(山内圭哉)は


「お前ら~!

仲、ええやないか~。

営業もようやく

まとまりちゅうもんが出てきたな」

晶をチーフにして大正解だったと

大喜び。



社長の声にいちいち怯える

三人の顔が可笑しい。





恒星の事務所でゴミ箱に捨てられた

3百万を見て驚く三郎(一ノ瀬ワタル)。



捨ててしまうのか…?



そこへ久しぶりに叔父が訪ねて来る。

恒星の兄・陽太の居所を

東京の興信所に調べて欲しいと

母親から依頼があったというのだ。



会社を潰して作業員をしていた陽太。

その時の同僚が東京で彼の姿を

見かけたらしい。



どうして恒星に頼まず

自分に頼んできたのかと…



「母は兄が行方をくらましたのは

俺のせいだと思っているんです。

まあ、実際そうなんですけど」



恒星が陽太の借金を助けたのだ。



「兄は子どもの時から優秀で

みんなの人気者だったから

弟の俺に助けられたのが

我慢できなかったんです。

それで姿を消した…」



助けたのは間違いないのだから

責任を感じることはないと、叔父。



責任は感じていないが

一時の感情でバカなことをしたと

思っているだけだと…

捨てた3百万に目をやる恒星。



居なくなったのは兄の意思だから

無視していい、

自分は家族としてその意思を

尊重したいと思うと話す。





呉羽(菊地凛子)のオフィスへ

服を選びに行く晶。



「服は一期一会。

これ着たいと思った時に

すぐ買わないと。

今はどういう服が欲しい?」



「強そうなやつを。

傍若無人な社長に勝てそうな」



自由を手に入れるには

戦いが必要だと呉羽。



恒星との出会いについて尋ねると

その辺にいて暇そうだったから

持ち帰ったという (;゚Д゚)



長くゆるく、つかず離れず

意外と続いた。

何もなければ今も続いていたと。



「車がビュンビュン行きかっている

信号も何もない道路で

うわって飛び出して

反対側まで渡りたいって

思うことない?」


「危ないですよね、迷惑だし」


「それな」


「それでお持ち帰り?」



「でも、渡り切ったつもりで

渡れてなかったんだよ。


渡り切る前にすんごい所から

すんごいスピードの車が

わーって突っ込んできて。


軽いケガで済んだんだけど

この道ではない、みたいな」



それが恒星と別れた理由だと。

難しくてわからないと晶。

私もわからない (-_-;)



カレとの間に大きな障害物があると

打ち明ける晶。



「彼氏をぶん殴りたい話?」


「殴りたいんじゃなくて

むしろ逆なんですけど…」





帰宅すると京谷が夕飯を作っていた。

再び複雑な表情の晶…



上野から好きになってもいいかと

言われたことを話す。



「何て答えたの?」


「つき合えないけど

その子が勝手に好きな分には

私がとやかく言うことじゃないって」


「だよな」


「それだけ?」


「だって晶、そいつのことを

好きにならないんだろ?」


「ならないけど…」



やきもちをやかないのか…



そこへ千春(田中美佐子)から電話が…

千春からの荷物を勝手に開けた朱里が

晶に贈ったお酢を

ネットオークションに出品したのだ。



事情を知らない千春は

晶が母親の借金の為に出品したかと

心配して架けてきたのだった。



京谷が調べると言ったのに

宅配会社に問い合わせた千春は

女性がマンションの下で

荷物を受け取ったことを知り

警察に届けた方がいいと

翌日再び連絡してくる。





『強そうな服』で出勤した晶。


「なんや、自分また反抗期か?」

と社長。



自分の担当を確認したいと言うと

新しい契約の話を持ち出し、スルー。

契約が成立したらリーダーは晶だと。

更に飛行機の手配を依頼してくる。



給料がアップしただけで

依然と全く変わりがない。



「もし私が営業のリーダーなら

そうした秘書業務は他の方に

お願いします。

何でもかんでもは…」



他の者に頼んだら上手くいかない、

秘書を探しているが

マシな人材がいないと逆ギレ。



「ですが、分担が!」


「分担分担、なんやねん!

俺はザボン派や!」


「柑橘類の呼び名の話ではなく」


「ザボンの話は

俺の貴重な時間を消費するほど

価値のあるものなのですか?」



分担を柑橘類と間違えたのか

話にならない…



「あんなのと戦えない」

呆然とする晶に

「ドンマイ」

笑顔で励ます松任谷。



この能天気さは羨ましい。



社長はイヤだけど

晶がいるから何とかなると

かなりポジティブだ。




残業する晶に差し入れをする

SEの佐久間(近藤公園)。

社長の下は誰も続かない、

頭の回転が速すぎるのが不幸だと。

彼は彼で辛いのではないかという。



「佐久間さん、

もしそうだったとしても

私にそういうこと

言わないでもらえませんか」


「え、何?なんで?」

ビックリする佐久間。



晶の余裕のなさに

気づいてくれる社員はいない…





駅のホームで柱にしがみつく

晶の姿を見かけた恒星は

電車を降りた後、声をかける。



「電車通勤知らない人かと

思ってました。

自由人そうだから」


「会社勤めしてましたよ、監査法人。

電車のホーム、怖いですよね、

何か飛び込んでしまいそうで」


「飛び込みそうになったこと

あるんですか?」



自分はないけど

担当している経営者から

怖いからいつも

柱にしがみついていると

聞くことがあると答える。



「聞いてもいいですか?」


「飛び込もうと思ったことなんて

ありません」



「いや、何で声かけたのかなって」



一周年記念パーティでのことだった。

誘ったことを全然覚えてないと。


「好みじゃないし

キモいって思ってたし。

俺が誘ったって、本当?」


「そんな嘘つきません」


「だよねー」



先日、事務所の前で

”ここから始まる恋も

あるかもしれない”

と誘ったことは覚えていた。



あの時は晶が恋をしたいと

言っていたから

誘ってるのかと思ったと。



「誘ってません。

一周年の時もいきなりでしたよ」



話の続きは『5tap』で…



あの夜、二人とも

ビンテージビールを

飲みそこなったことを思い出す。





一度自分の部屋に戻った京谷。

オークションに出したお酢は

もう売れてしまったと朱里。

更に勝手にウサギを飼っていた

(-_-;)





『5tap』に京谷と呉羽も合流…



テーブル席で話す晶と京谷。

「千春さんに何て話す?」



夫の介護をしている千春の

唯一の楽しみは二人の結婚。



「言えないよな~」

頭をかかえる京谷。



京谷の家に元カノが住んでいると

恒星に教える呉羽。

もうすぐ4年と聞き、驚く…



「大きな事故でも起きない限り

続くだろうねー」

と呉羽。



「もう起きてんじゃない?事故」

とマスター。



京谷が一人暮らしをしていると

千春が信じている以上

晶も嘘をつくしかない…



「これ、いつまで続ける?」


「別れたい?」


「その聞き方は、ズルい」



恒星が止めるのもきかず

立ち上がり、二人に近づく呉羽。



「押忍、呉羽来ました」


要は京谷がどうしたいかという話で

彼がやっていることは

不倫男が妻とは別れるつもりと

二股かけているのと同じだと。



元カノとも関係が続いていると

思い違いしていた (-_-;)



「触りもしない女と

なんで住んでんの?」


「京谷の責任感です」


「責任、とれてないでしょが!」



恒星が呉羽を止めに入るが

元カノが住むことになった

流れを話し出す晶…



「貯金もない、仕事もない、

自分が家に呼んだ彼女を

他の人を好きになったからって

放っぽりだせますか?


だせないよ。

それが出来る人はいいよ。

好きに自由に生きてるんですよね。


でも出来ない人もいるの。

私もそう、京谷もそう。


今の状況がおかしいことも

お互いにわかってるの。

わかってる…」



席を立つ晶…



「バカ」と恒星。

舌を出す呉羽。



「ごめん、庇わせて」


「京谷の為じゃない。

京谷は悪くない、

そう思わないと気づいちゃうから。

ないがしろにされてるって。


本当は愛されてないって

そう思っちゃうから。


認めたくないから

惨めになりたくないから

庇うしかないんだよ」


「愛してるよ。

大事だよ、晶のこと」


「今日は帰って」



店を出て行く…



「送って。

私のせいなんだから、フォロー」

恒星に頼む呉羽。


「何で俺が?

…どこまでも勝手だな」



晶を追いかける恒星。

何だかんだいって優しい。



「呉羽が反省してる。

代わりにごめんね」



「どいつもこいつも

謝ればいいと思うな!


すいません。

ちょっと言いたくなっただけです。


呉羽さんは正しい。

間違ってるのは私たちです」


「まあ完璧な財務諸表は

ありませんからね」



監査に例えて二人の問題を分析する…

4年に渡り元カノと同棲しているのは

小さなことではないが

京谷が別の女性と暮らしていても

それ以外に問題がなければ

OKとするか…



とにかく周りがどう言おうと

二人が良ければいいんじゃないか。



「良くない。

ちっとも良くない。

どう考えても良くない」


「ですよねー。



思い出しました、

俺が晶さんを誘った日のこと。

聞きます?」



兄のことを話し出す。

子どもの頃から優秀で両親の自慢。

そんな兄にいつも指導されて

助けられる立場だった。



一度だけ自分が助けるチャンスがあり

それで足を滑らせることになったが

感謝されるどころか恨まれて

挙句にトンズラされた。



そんなことがあった日に

『5tap』でヤケ酒をあおっていたら

晶がいた…



「なんか兄貴みたいだなー。

いつも笑顔の人気者。

それで心から嫌いだなって」



子どもの頃から兄貴のことが嫌いで

本当にこの世で一番嫌いで

会社が潰れそうだと聞いた時も

あの優等生が自分に助けられたら

どんな顔をするのか見たくなった。



「すみません、

話、戻してもいいですか?

この世で一番嫌いな奴に似てたから

私を誘ったんですか?」


「そういうことになりますね」


「ひねくれ過ぎじゃない?」


「だね。

痛い思いさせたかったのかなー」


「ホントにサイテー」





タクシーで帰る呉羽と京谷。

溜息をつく京谷に

「自業自得でしょ」



愚痴をこぼし続ける京谷に

突然キスをする (◎_◎;)




そして晶と別れ際

「一応言っとくけど

今はそんなに嫌いじゃないよ」


「どっちでもいいです。

ただの客同士だし」


「じゃあ『5tap』で」



別れる二人…





京谷は呉羽と浮気してしまうのか!

もうサイテー (-_-メ)



何だかんだいって恒星とは

本音で話せている晶。



飄々と毒舌を吐く恒星だが

彼の言葉にいつも納得してしまう。

優しさも本物だ。



京谷の優しさは自分を守る為の

偽りの優しさに感じてしまう。



偽りの優しさで自分をごまかす

京谷と晶…

どんなに生きづらいことだろう。



きっとそういう人、多いのでは?

そんな人たちにエールを贈る

ドラマなのだろう。



晶が自分らしく生きれるまで

見守りたくなった。


獣になれない私たち 水曜22時 日本テレビ










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