2017年10月21日土曜日

「先に生まれただけの僕」第1話の感想:未来を生きる子供たちのために教師は何 を教えるべきか?サラリーマン校長の仰天学校改革!?

濃い俳優陣が勢ぞろい !



左遷され高校の校長になった

商社マンが赤字経営の学校を立て直す

社会派エンターテイメント。

脚本は「龍馬伝」「DOCTORS」

の福田靖。




総合商社・樫松物産に務める

鳴海涼介(櫻井翔)は、赤字解消の為

最年少支店長として出向していたが

2年で立て直し、本社に復帰。



しかし栄転ではなく

派閥の上司が社長レースから脱落し

主流から外されての異動 (>_<)



赤字続きの不採算部門である

教育事業部門の京明館高等学校へ

校長として出向することに (-。-; 



今までの校長は全員教師からの

持ち上がりで経営に疎かった…。



副校長と事務長を兼任する

柏木文夫(風間杜夫)と

教師達の面談をするが



危機感もなければ

経費節約の概念もない彼らに

呆れるばかり。



教師側は、サラリーマンで教育経験が

ゼロな若い涼介が校長を務めることに

不安を感じていた。




始業式での初めての挨拶で

「僕は高校生の頃こう思っていました

『校長の話は長過ぎる』

だからこれでおしまい!

これからも宜しくね。」



生徒から拍手喝采を浴び

掴みはバッチリ(^_^;)




先ずは銀行へ融資の申し込みに行くが

受験生を増やすことが先決のようで

今度は特進クラス担任の

真柴ちひろ(蒼井優)と営業に赴く…



中学校では

公立を落ちた生徒の受け皿校だとか

先ずはレベルを上げるべきだとか

言われ…



進学塾では個性が無い学校だと。

いい大学に沢山入れば自然と人気も

上がるが、3年はかかると言われ…



特進クラスの生徒を全員

一流大学に入れて欲しいと

ちひろに無茶振りする始末(^_^;) 



今まで身に付けたスキルをどう使えば

いいのか悩み

ストレスが溜まっていく。




それなのに派閥争いに勝った

加賀谷専務(高嶋政伸)から

『みんなにいい顔をしている奴を

見ると虫酸が走る』と言われ



踏んだり蹴ったりの上に

とにかく黒字にしろとキツイひと言。



同じく派閥から外された涼介の上司・

柳沢が駅のホームから転落して

入院中だと聞かされ

更に不祥事は絶対に起こすなと

釘を刺される (>_<)




柳沢の見舞いに行き

実績を買われたのではなく

専務に嫌われていたからの左遷だった

話すと…



大学で教職課程を取り

教員免許を持っていることや

父親も高校教師だったことなどから

適任と思ったのではないかと。



ちょっと設定に無理があったけど

そういう背景があることに

少しホッとした (^_^;)





レベルを上げる為にコマ数を増やし

放課後にも補習を行うことを

提案するが、柏木に反対される。



そこへ生徒が喧嘩を始めたと…



父親がクモ膜下出血で倒れ

進学を諦めなければならないと

思った2年の加瀬が

同級生の何気ない言葉に腹をたて

殴りかかったのだ。



ちひろは助成金や奨学金のことを話し

諦める必要はないと励ますが



奨学金制度を利用した涼介は

返済などの説明がないことに

疑問を持ち、職員会議を開く。




…定時になっても集合しない教師達。

遅刻するなら上司に報告があるべきと

イラつく涼介に対し

上司ではなく、ただの管理職だと

思っていると柏木。



確かに柏木の言う通りだ。



ようやく会議も始まり

奨学金の返済のことなどを

学校側からきちんと説明すべきでは

ないかと投げかける涼介に対し



『奨学金は借金だ、

将来返さなければいけないと

強調すれば


大学進学は諦めると生徒が言い出し

進学率を上げたいことと

矛盾しているのではないか』

と反論される。



「勉強を教えるだけが

教師の仕事ではないと思うんです。


生徒たちが将来社会に出る時に

必要な社会の仕組みとかルールとか

そういうものも教えてあげなくては

いけないと思うんです。」と涼介。



「教師というのは学校を卒業して

学校に就職した人間だから

世間のこと何にも知らないんだと

思ってるんですよね。」とちひろ。



「そうかもしれません。

…先生方は緩すぎます。」


早く黒字にしないと

樫松物産はこの学校を見放し

どこかに身売りするか廃校になる。

だからもっと危機感を持って欲しい。


経営改善は経費削減だけでは

どうすることも出来ない。

学校そのもの、生徒を変えていく

必要がある。


その為には先ず教師が

変わらなければならない。


「一番の問題は先生方です。

生徒に対する意識を変えて下さい。」



生徒からの授業料で

給与を貰っているから

生徒はクライアントであり商品。


教師の仕事はいい生徒を作って

世の中に送り出すこと。

更に授業料を出してる親は株主だと^^;



案の定、学校はビジネスなのかと

反発する教師たち…



「ビジネスですよ、

当たり前でしょう!」


そもそも私学の教師なのだから

リストラだってあるんだと。



「つまり自分には権力があると

言っているんですね。」



あ〜あ (^_^;)



更に人事異動で仕方なく来たのではと



「校長先生の目的は

この学校を黒字にして

会社での自分の評価を上げたい。

だから頑張る。

だから社員バッチも付けたまま。」

とちひろ。



彼女は本当に鋭い (ー ー;)



そして、

校長は学校経営を

ビジネスのことだけを考える。


自分たちは生徒のことを

教育のことだけを考えることにしよう

と勝手に解散 (^_^;)



奨学金のことで教師たちが

喧嘩をしていると聞いた加瀬が

取り残された涼介に近づき…



「僕のことで喧嘩していたのですか?」



首を振る涼介…そして

自分が奨学金で大学へ行ったこと

返済の厳しさなどを話すが

大学進学を諦めて欲しくないと。


更に倒産や少子高齢化などの

社会的不安について語り 


「だから君の代わりがいないと

言われるような

人に必要とされるような力を

身に付けていかなければならないんだ。


君にその覚悟があるなら

奨学金貰って大学へ行け。」



「そんな怖い話

聞きたくなかったよ!


今決められる訳ないじゃん、

そんなこと!無理だよ〜」

走り去る加瀬 (^◇^;) 



ドヤ顔から唖然とした顔に変わる

ところが笑えた。



そして二人のやりとりを聞いていた

ちひろから


「だから言ったでしょ、

高校生なんだから。

現実を教えりゃいいってもんじゃ

ないんです。」


ごもっとも!

しかもネガティブな情報を

与えすぎ (^^;)




カルチャーショックを受ける涼介が

可笑しくて見どころかも。



そして脇を固める俳優陣が豪華♪

先生方に木南晴夏、木下ほうか、

荒川良々、池田鉄洋などの

濃い個性派俳優が顔を連ね


他に井川遥、瀬戸康史、森川葵など。

更に涼介の恋人には多部未華子。



赤字校をどう立て直していくのか

人としてどう変わっていくのか。

そして教師たちも変化していくのか?

気になるので次も観ようと思う (^ ^)



先に生まれただけの僕 土曜22時 日本テレビ

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