2017年10月1日日曜日

「ごめん、愛してる」最終回の感想:最終回 ! 出会えて良かった…生まれてきて 良かった

余韻が残る素晴らしい最終回




生まれてすぐに捨てられ

裏社会で生きてきた青年。



ある日余命宣告を受けた彼は

最後に親孝行をと

自分を捨てた母を探すが

そこで見たのは…



もう一人の息子と

豊かに暮らす母の姿だった。



そんな彼女に復讐を誓うが

ある女性との出会いで

初めて人を愛し、愛されることを知る…

この夏一番切ないラブストーリー。




凜華(吉岡里帆)のことを考え

再び姿を消した律(長瀬智也)は

塔子(大西礼芳)に頼み

若菜(池脇千鶴)や魚と共に

海の近くにある塔子の別荘に来ていた。



サトル(坂口健太郎)から自分の前に

産んだ子どもが

自分と同じように病気で

死にそうになっていたら

やはり命懸けで助けたいと思うか聞かれ

もちろんよと応える麗子(大竹しのぶ)。



そして検査の結果、

律の心臓が適合することが判明。

機能もパーフェクトで、

医者も奇跡だと驚いていると律に伝える。



「嬉しいのかよ…」複雑な律。



その後再び激しい頭痛に襲われ…

物音に驚いた若菜は心配して

律の部屋の前から離れない (;_;) 



塔子に電話する律。

「あいつらを部屋に入れないでくれ。

こんな無様な俺、見られたくないんだ。

楽しい思い出で終わらせたいんだ、

すまない…」



二人をアパートへ送り届けて欲しいと。



「わかったわ。

でも物凄く心配している人が

ドアの前に居るから

安心させてあげて。」



何とか若菜の前に顔を出し

仕事が終わったら絶対に帰るから

先に帰って家で待ってろと伝える。



かなり痛い筈なのに

若菜を気遣う優しさ…すごい。



アパートでは、凜華が待っていた。

塔子から居場所を聞き

別荘に駆けつけるが

「帰れ」とひと言 (T_T)



雨が降り出すが帰らない…

とうとうドアを開ける律。



自分のこと悲しませたくないからだと

わかっていると…

「私がいつまでも忘れられなくて、

その後苦しむのが可哀想だから。


でも大丈夫だよ。

私はボケちんだからすぐ忘れちゃう。


あなたが死んだら

きっと一か月は泣く。


三か月くらいは辛くて眠れないかも。


でも半年もしたら

お笑い番組見て笑ったり、

美味しい物食べて

美味しいなって思ったり、

いつものボケちんに戻るから。


でもそれより辛いのは今この瞬間、

あなたと一緒に居られないこと。


あなたを一人で逝かせたくない。

一緒に居させて。」



抱きしめる律…。



翌日、律の誕生祝いをしようと提案して

ケーキを買いに行こうとする凜華。



そこへサトルが律と二人で話したいと

訪ねて来る。



律の命を貰ってまで生きたいと

思わないと…



「どうせ俺は死ぬんだ。

俺の心臓でお前が生きられるなら

俺は嬉しいんだ。」



「お母さんの為でしょ?

僕がお母さんの子どもだから。」



そして自分は養子で

実の子どもではないことを告白 (゚o゚;;  



律と同じように

赤ん坊の頃施設に居たのだ。



律が本当の息子だと麗子に

言えなかった…



「こんなに大事にされているのに、

愛されているって自信が

何かずっと持てなくて。


こんなの卑怯だよね、

僕は本当はいい奴なのに

リュウさんのせいで

嫌な奴になっちゃったよ。」

だから心臓を貰う資格はないと…



「お前はお袋に愛されてるよ。」



血の繋がりのない自分の為に

命まで投げ出せる人が

自分の産んだ子を捨てるなんて

信じられない、

何か事情があったとしか思えない

というサトル。



「このままでいいの?

手遅れになる前に

ちゃんと打ち明けてあげないと…」



突然、心臓発作を起こし

倒れてしまう (゚o゚;;



凜華を置いて病院へ送り

帰ろうとする律に

声をかける恒夫(中村梅雀)。



麗子に罪はなく、

全て自分にやったことだと…



律を産んだ後、体調が悪化して

三日間意識を失なっていた間に

律を連れ出し、目を覚ました時に

子どもは死んだと伝えたのだ (ー ー;)



麗子のキャリアを守るために…

何てことしてくれたんだ!(♯`∧´)



不倫して未婚の母になった彼女を

世の中は許さない…

というのは言い訳で

あの男の子を産むことが

許せなかったのだと。



子どもが生まれてくることを

楽しみにしていた麗子。



男の子だったら律、

女の子だったら奏と名前まで考えて。



サファイアの指輪を盗んで置いたのは

母と子を引き裂いた罪滅ぼしのつもり

だったと…。



「俺にはな、もう時間が無いんだ。

全てを諦めて

もう後は死ぬだけって時に

何で今更そんなこと言うんだよ…

もっと生きたくなるじゃないかよ。」



病室へ戻る律…気づいたサトルは麗子に



「リュウさんに送ってもらって

部屋からヘッドホンを持って来て

欲しい。」



やはり、いい奴だ (#^.^#) 




サトルが何を言いに行ったのか

訊かれ…



「俺の心臓なんか欲しくないと

言われました。

でも俺の気持ちは変わりません。」



何かお礼がしたいと麗子。



「何がいいかしら?」



「いや、何も…飯、作って下さい。

何でもいいです。」



ロクなもの作れないけどと

おじやを作り始める。

その姿をじっと見守る律…。



初めて食べるお袋の味に

泣き出しそうになり

「すみません」と出て行く…



律の様子をずっと見ていた

麗子の目からも涙が…



「何で…

どうしてこんなに涙が出るの。」



窓を開け、涙を流す麗子。

その姿を見上げる律。



音楽が綺麗で、哀しくて、

こっちも涙が止まらない (;_;)  



そして自分が記録してきた動画を

全て削除する…



「母ちゃん、

産んでくれてありがとう。

生まれ変わっても

又親子になろうな。」



(T_T) (T_T) (T_T)




別荘ではケーキを用意した凜華が

眠っていた…

凜華のスマホからも自分の写真を

全て削除してしまう (>_<) 



悲し過ぎる。



寝顔にキスして、一人車を走らす律。

鼻から血が流れ…

もう本当にその時が近づいているのか?




目を覚まし、写真が消えていることに

気づき外へ飛び出すと律から電話が…



「ごめん。愛してる。」



波打ち際を歩き出す律…



彼の最期を予感させるシーン。

海に向かっていないのは

自殺を連想させない為?





一年後…ステージに立つサトル。


「僕には一人の兄がいます。

その兄のおかげで

僕は命を繋ぐことが出来ました。

今日の演奏を兄に捧げます。」



その姿を客席で見守る麗子。

ショパンの別れの曲が流れ

律と初めて会った時からのことが

走馬灯のように蘇り、涙が止まらない

思わず席を立ってしまう…



「泣いてらっしゃるんですか?」

と追いかけてきた塔子に訊かれ



「泣いてなんかいないわ。

私の息子はサトル一人だけよ。

もう一人息子が居たけど、

遠い昔に捨てたの。


その子の為に涙を流す資格は

私にはないわ。」




律の帰りを魚と待ち続ける若菜。

若菜の健気さが悲しい (;_;)



そして二人が出会った韓国を

訪れる凜華。

思い出の場所を後にした時の

表情に彼女の強さを感じた。




悲しいけれど

満足のいく最終回だった (#^.^#) 



律の深い愛情と長瀬くんの演技に

何度も泣かされた…

音楽の美しさにも。

吉俣良。

彼の名前は忘れないようにしよう。


ごめん、愛してる 日曜21時 TBS



0 件のコメント:

コメントを投稿