2017年10月28日土曜日

「陸王」第1話の感想:倒産寸前の足袋屋が大企業と悪銀行に挑む! 親子と仲間の愛で復活なるか

「下町ロケット」の感動が再び…



池井戸潤の原作を「半沢直樹」

「下町ロケット」でお馴染みの

八津弘幸が脚本。



足袋作りの老舗が会社の存続を賭けて

ランニングシューズの開発に挑戦する

お得意の企業再生ストーリー。




200軒の足袋製造業者が軒を連ねる

埼玉県行田市。

時代の流れと共に淘汰され

今では数えるほどになってしまった。



宮沢紘一(役所広司)が4代目社長を

務める『こはぜ屋』も

全盛期には従業員数200名以上

売上70億円の老舗の足袋屋だったが

現在は社員20名となり

メインバンクからの融資を

打ち切られそうになっていた。



そんな中担当の坂本太郎(風間俊介)から

100年続いた実績を活かした新規事業に

踏み出してはと提案される。




娘の茜(上白石萌音)から

ランニングシューズの引き取りを

頼まれた紘一は

スポーツ店で5本指のシューズを見て

足袋の製造技術を活かした

新しいランニングシューズの開発を

思いつく。



早速そのアイディアを坂本に話すと

スポーツ店店主で

ランニングインストラクターの

資格を持つ有村(光石研)を紹介され…



ジョギングブームで

ランニングシューズの需要が伸びたが

足を傷める人が増えたと聞かされる。



踵着地になる構造が問題らしく

膝へ負担がかかるのだ。



そして安全かつ効率的なミッドフット

着地走法は、足袋のような底の薄い

靴を履くことで習得出来るという。



紘一の発想は間違いなかった!



有村の勧めでマラソン大会を観に行く

紘一と息子の大地(山崎賢人)。



大地はこはぜ屋の手伝いをしながら

就活も頑張っていたが

未だどこからも内定をもらえず…





その大会には箱根駅伝のエースだった

ダイワ食品の茂木(竹内涼真)と

アジア工業の毛塚直之(佐野岳)も出場。

二人は社会人として初の対決だった。



ケニアの選手と茂木達の走法の違いに

気づく紘一。

大地は元々野球少年だったのに

肘を壊し、マラソンに転向した茂木に

肩入れしていた。



しかし、トップを走っていた茂木が

突然転倒 (゚o゚;; 

結局リタイアさせられてしまう。



その姿を見て大地は

「どんだけ努力したって

出来ないことってあるんだよな。」



紘一はやはり安全な靴の必要性を確信。

社に戻り、専務の富島(志賀廣太郎)、

係長の安田(内村遥)、

縫製課のリーダー・

正岡あけみ(阿川佐和子)に

このメンバーで『マラソン足袋』の

開発チームを作りたいと話すと

富島は開発費のことを心配…



「会社に体力がある内に新しいことを

始めておかないと赤字に転落してから

では遅い。」と紘一。



先代もマラソン足袋を作ったことが

あったが失敗。

そのせいで会社の規模も縮小されたと。

同じ間違いを繰り返して欲しくないと

いう富島に

「同じことばかりじゃつまらない。」


安田もあけみも紘一に賛成。

無駄なお金は極力使わないと約束して

『マラソン足袋』の開発が始まった。



ようやく試作品が完成するが

問題だらけ…。

改良を重ね、有村に意見を求めると

今のソールだと300キロ保たないと(>_<)



ソールはシューズの命だから

開発にかなりの時間がかかるのだ。



ただ矯正用としてならイケる

かもしれないが

こはぜ屋には実績がない…



ある程度名前が知られていて

怪我に苦しんでいたり

フォームを改良しようとしている

選手に履いてもらい

結果が出れば実績になると。



茂木のことが気になっていた紘一は

ダイワ食品陸上部監督の城戸(音尾琢真)

にシューズを託しに行く。



膝を傷めてしまった茂木は

フォーム改良で復帰を目指していたが

米国一のシューズメーカーである

『アトランティス』のサポート選手で

ある為、他メーカーのシューズを

履くことは許されない。



茂木のことを心配するアトランティス

シューフィッター・村野(市川右團次)は

シューズの見直しを訴えるが

利益至上主義の小原部長(ピエール瀧)の

腰巾着である営業担当の佐山(小籔千豊)

は相手にせず、ゴミ箱へ捨ててしまう(-。-; 



こはぜ屋では通常業務が終わってから

無償で残業を重ねる社員たちの疲労が

溜まり、不満が出ていた。



結局、追加融資は叶わず

メインバンクの支店長・家長(桂雀々)

からはリストラ案が出され…



支店長に何度も意見した坂本は

飛ばされることに (>_<) 



そこへ有村から学校の体育シューズ

見直しのコンペに参加しないかと

連絡が入る。



この話がまとまれば

1800名分の受注が見込めるし

大きな実績になると張り切る紘一達。



プレゼンで上手く思いは伝えられたが

コンペの相手はアトランティス (>_<) 

こはぜ屋の倍以上の価格にも関わらず

アトランティスに決まってしまう。



意気消沈する紘一たち…。

更に坂本の異動の話を聞き連絡すると


「マラソン足袋の開発はこはぜ屋の

未来にとって必要なことだから 

自分がいなくなっても諦めず

チャレンジして下さいと…」

泣きながら訴える坂本。



翌朝あけみから、坂本の異動は

『島流し』だと聞かされる。



引き継ぎの為、坂本が上司の

大橋(馬場徹)を連れて挨拶に来る日で

リストラをするかどうかの

返答もしなくてはいけなかった…



なのに大橋の発言は酷い!酷過ぎる!

あの地位であれ?

延命措置を繰り返すだけの未来のない

提案 (>_<) 

現場、見てますか?と言いたい。



次に繋がることをしなくてはいけない

と思うから、開発は続けると紘一。



こんな奴(坂本)の言うことを聞いて

潰すつもりかと言われ

こはぜ屋の現状は全て社長である

自分の責任だと返す。



天晴れだ!



何もしない自分に坂本が

それではダメだと気づかせてくれた。

だから、坂本は同志だと。



「その同志をバカにするのは

やめてもらいたい!」と一喝。

更にリストラはしないと断言。



「それはあなた一人の

ワガママでしょ?

社長の一存だけで会社に

リスクを負わせるのは

社員の皆さんがかわいそうだ!」

と大橋。



そこへ安田が

「社長、マラソン足袋の新しい試作品

の生地について

ご相談したいのですが!」と (^◇^;)



同じく聞き耳をたてていた社員達から

拍手喝采が!



一部始終を見ていた大地も

心を動かされたはず。



そして坂本が新製品を作る度に

必ず足を通してくれたことを

大橋に伝える紘一。



「最初はトンチンカンな

感想ばかりだったけど

今では誰よりも信頼出来るご意見番。


ウチの足袋を履いたことも無い

あなたに、ウチの何がわかりますか?


あなたの見ているのは

こはぜ屋じゃない。


自分の出世の為の目先の利益

支店長の顔色だ!」



そんな銀行員にこはぜ屋の未来を

どうこう言えるのかと。



「本当によろしいんですね?」

と大橋…怖い (>_<) 



やらなくてはいけないことが

山積みなので、失礼しますと紘一。

更に相談したいことがあると

坂本を連れて行く。



そして社員たちにシューズの名前を

『陸王』にすると発表。



坂本は整理をしていて見つけたという

特許取得の『シルクレイ』という

特殊素材をソールに利用出来ないかと

差し出す。




その頃ダイワ食品では

陸上部の部員が清掃員から預かったと

こはぜ屋の紙袋を茂木に渡す。



物語は第2話へ…



毎回ラストで新たな希望が見える

池井戸ドラマのこのパターンが

大好き (#^.^#)

次はどうなるのだろうとワクワクした

気持ちで過ごせるからだ。



寺尾聰演じるシルクレイの製造者が

味方になる?過程も、楽しみ♪


陸王 日曜21時 TBS


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