2017年10月10日火曜日

「愛してたって、秘密はある。」Hulu オリジナルストーリー 僕は誰だ?の感想

若手演技派俳優・福士蒼汰、誕生



ハッピーエンドと思わせながら

本編のラストで

「薔薇の香りがする…」と呟いた

奥森黎(福士蒼汰)。



朔との人格交替を予感させ

視聴者の不安を煽った…



これはこれでアリの終わり方だけど

続編?完結編?をHulu

オリジナルストーリーとして配信 (^_^;) 




父親殺害と11年間の遺体隠蔽について

調書への署名も終わり、

取調べも終了したが、

一ノ瀬(矢柴俊博)は警察署へ送られた

第三の箱に対して聞きたいと取調室に

黎を呼び出す。



箱と包みからは黎の指紋が検出。

送った理由を聞かれ

「僕じゃなく、多分送ったのは…

薔薇の香りがする…」

頭痛に襲われ苦しむ黎。



次の瞬間「面白かったっしょー!」と

笑い出す (゚o゚;; 

「あれはただのゲーム!」



突然の変貌ぶりに「キャラ変?」と

驚く井上刑事(佐伯大地)。



立花爽(川口春奈)から事情を聞くと

それは朔で、攻撃的で自信家で

全く別の人間だと。




翌日、ゲームとはどういう意味か

尋ねると…鏡の中に朔が現れ

「ゲームなんだから

意味なんてねえし。」



黎に話しかけてくる…

一人で喋り始める様子を見守る

一ノ瀬たち…



7年前に日記を読み、一番辛い記憶を

押し付けたことを謝る黎。



1ミリも悪いと思っていないから

大丈夫だと朔。



父さんを殺した時に自首させてくれて

いれば

今頃は二人とも自由の身だったのにと

晶子(鈴木保奈美)を非難する。



「でも母さんは人生を賭けて俺たちを

守ろうとしたんだよ。」


「ウケる、本当におめでたいな。」



晶子が守ろうとしたのは自分自身。

黎が自首をしたら

絵に描いたような幸せな奥さんから

人殺しの母に真っ逆さま。

自分がそうなるのが嫌だっただけだと。



「あの女のエゴのせいで

みんな不幸になってる。」



結婚すると浮かれている二人を見て

イラっとして晶子を脅迫し、

黎のトラウマになっているアイテムを

とことん使ってやろうと考えたと。



あの夜流れていた

「トゥーランドット」「黄色い薔薇」



黎は朔のことを知らないが

朔は黎の記憶を全て共有している。



悪戯を始めたら、メンタルが弱いから

どんどん出易くなったという (>_<)



庭から掘り返した物は黎の部屋の前の

戸棚に隠していたらしい (ー ー;) 



そして晶子を使って脅迫しても

二人が中々別れないから

今度は爽を押してみようと

彼女に凶器を送ったのだった。



片想いをしていた虎太郎(白洲迅)と

華凛(吉川愛)に対しては

何か上手いこと使えるのではないかと

餌を与えたと…。



それでも黎が結婚を諦めないから

起爆剤が必要だと思い

罪を被せることにして風見(鈴木浩介)の

ロッカーに遺骨を入れさせた。



「自首したら君も

困ったんじゃない?」



その頃には黎をコントロール出来ると

思い始めていたと朔。



更にもう一つ保険をかけておいたと。



もう一つの箱は、晶子に見つけさせ、

自首させる為に置いたのだった。

それが一番黎にとってキツイから。



「母さんの為に自首しようとしても

何故か気がつくと家に戻っている。

どうしても自首出来ない。」



苦しみもがいて貰うつもりだったのに

爽が来た…



「君の計画も崩れたね。」


「いや、そうでもない。」



拘置所へ来てから以前より格段に

出られるようになったという (゚o゚;; 



「24時間の内

半分は俺なんじゃない?


そこで提案なんだけど

その身体俺に譲ってよ。」



なんだかんだ言って

今まで楽しんできた訳だし

悪いと思っているなら

ここらで交代しようと言いだす。



「塀の中だけどいいの?」


「俺、ムショに長く居る気はないから。」



黎の法律の知識を使い

最短で出られる方法を考える。

解離性人格障害の治療名目で

病院に入るとか…(ー ー;)



「俺は減刑を求める気はないよ。」

罪を償ったら結婚しようと

爽と約束もしたからと。



爽のことは生理的に無理だと朔。

大体、あの日記を読んだら

普通自分から身を引かないか?



やはり日記のコピーは朔の仕業だった。



「立花(遠藤憲一)さえ居なけりゃ

俺らそもそも殺人者になってないから。」



彼も罰を受けたし、もう十分だと黎。



それを聞いて今度は、結婚した結果

爽を不幸にすると言いだす。



「殺人犯の嫁になるんだぜ。」



人の心は変わるものだから

彼女も100%後悔する時がくると断言。

いい子ちゃんだからそんな自分を

責めて老け込んでいくと… (^_^;)



「今ならお前が爽ちゃん救えるよ。

お前が消えれば

あの女だって諦めるしかないだろ。」



傷はその内癒えて

新しい恋人を見つけるだろう。

いつも傍に居てくれる、

少なくとも人殺しではなく、

人格も分裂しない男 (^_^;)



虎太郎でもいいかもしれない。

みんなに祝福され

可愛い子どもも生まれ

爽は予定通り検事になり

虎太郎は一流弁護士。

仕事も家庭も超ハッピー。



「お前にそんな人生

与えてやれないだろ?


今あの女の優しさに甘えて縛るのと

解き放ってやるのと

どっちが本当の愛情なんだろうな?


まあ、考えといて。」

と消える朔。



確かに朔の言う通りかもしれない。

黎が居なくなったら

最初は悲しむだろう。



でもそれも時が経てば

悲しいけど慣れていく…。



黎もそう思ったのか、面会に来た爽に

「俺、もう少しで居なくなるから。

…俺のことは忘れて。」



取調べが続いて弱気になったのだろうと爽。


自分の犯した罪を確認していく作業は

真面目な人ほどキツく

精神的に追い込まれる人が多いのだ。



「大丈夫だよ、

何があっても私は変わらない。」



香坂(山本未來)も自分の家族もみな、

黎の味方だからと言った途端…



「薔薇の香りがする…

爽、ありがとう。」



そして朔が現れる (-。-;



「やだねー、偽善者は。」

黎が罪を告白した時のことを

持ち出す。



法律家の卵として婚約者を

支えなくてはいけないと

自分を騙してるだけだと。



否定する爽。

最初はビックリしてすぐに

受け止められなかったが、今は違う。

何度も自分に聞いて出した答えだと。



「あいつの気持ちは考えないのかよ?」



爽の幸せを本気で考えたから

自分で自分を消したと…



「そこんところ、わかってあげねえと。」


「わかる訳ないじゃん!

そんなの全然意味ない。

私の幸せは私で決める。」



お互いに辛いこと沢山あったけど

それでも一緒に生きたい、

傍に居たいって気持ちは変わらなかった。



「理屈じゃないから。

どんなにあなたが黎を隠しても

どこにいたって必ず見つける。


だって、会いたいから。好きだから。

私には黎が必要だから!」



そして黎に、別れを告げられても

婚姻届けを一度も捨てようと

思わなかったと呼びかける。



「ずっと待ってる。

何年かかってもいい。」



黎にサインしてもらって

一緒に出しに行く。



「それが私の決めた幸せで

二人の幸せだと信じているから。

待ってるから、黎。」



力強い言葉に朔の様子が変わり…



半年後、傍聴席で待つ爽。

入廷した黎は紛れもなく

黎本人だった。



自分の罪と向き合い、

爽の覚悟も知り、

もう現実から逃げなくて済んだことから

おそらく朔は消えたのだろう…。




不安を残したまま終わるのと

スッキリして終わるのと

好みは分かれるだろう。



ただ朔のことがわかったのと、

爽の強い意志もわかったのは

良かった。



でもやはりネットで続編っていう

パターンは今後、止めて欲しい (^_^;)

スピンオフくらいなら許せるけど…


愛してたって、秘密はある。



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