2017年10月24日火曜日

「明日の約束」第1話・誘拐の感想:生徒が謎残す死…真相探るカウンセラーが想う、母との明日

毒親だらけ… (^_^;)



「PRICELESS」「ON 」の脚本家

古家和尚のオリジナルストーリー。


井上真央演じるスクールカウンセラーが

不登校の男子生徒の突然の死の真相を

究明していくヒューマンミステリー。


私は母親を好きになれない。

いつ怒り出すかわからない。

私のことを否定してばかりだったし、

気持ちを汲んでくれたこともない。



そんな心の傷を抱える

藍沢日向(井上真央)は

椿が丘高校のスクールカウンセラー。



不登校が続く1年の

吉岡圭吾(遠藤健慎)のことが

気になっていた。



クラス担任の霧島(及川光博)も

イジメなどはないようだが

長引かない内に対応が必要だと

考え…



轟木校長(羽場裕一)の許可を得て

二人で家庭訪問に向かう。



面倒なことを嫌う学年主任の

宮崎(馬渕英里何)と柏木(中林大樹)は

仕事熱心な日向のことを厄介者と

思っていた。





圭吾の父は教育委員会の職員で

母・真紀子(仲間由紀恵)は専業主婦。

中学時代にも不登校の時期があり

3年の時に二日間家出して

警察に補導されたことも…



大量の水性スプレーと紐を

購入する圭吾。

実はクラスやバスケ部で

イジメがあったようだ。



家庭では

下駄箱の靴が少しズレていたことで

外出したことに気づく真紀子が怖い。



圭吾の前で彼のリュックの中を

確認したり…

更に携帯まで取り上げていることには

ビックリ!やり過ぎだ (-_-;)



母親の前でずっと笑顔を作る様子から

かなり抑圧を受けていることが伺える。





恋人でブライダル会社に勤める

本庄和彦(工藤阿須加)から

母・尚子(手塚理美)に挨拶に行きたいと

言われているが、気が進まない日向。



家ではすごく尚子に気を遣っていて

圭吾と同じく、疲れそう (-。-; 





そしてバスケ部マネージャーの

増田希美香(山口まゆ)も

男と遊び歩き、帰って来ない

母・麗美(青山倫子)に悩まされていた。





圭吾の家庭を訪問した日向は

笑顔を崩さない彼の様子が気になり

部屋を見せてもらう。



高校生の男子らしくない

色使いの部屋を見て

自分の趣味か尋ねると

圭吾から笑顔が消える…



「その方がいいと思う。

疲れるかなと思って。

ずっと笑顔でいるの。

もし何か悩みがあるなら…」



そこへ真紀子が入って来て

「もういいですか?」



圭吾とは殆ど話せない (>_<) 



真紀子は診断書を見せ

クラスやバスケ部でのイジメが原因で

軽い鬱を患っていることを話す。



イジメに対しキチンと対処して欲しい

と要求するが、

本人と話すことは頑なに拒否 (-。-; 



「もしこれで圭吾の人生が

ダメになったら

学校も先生方のことも

許しませんから。」



圭吾にいじられキャラ的なところが

あるだけで

深刻なイジメではないと思うという

霧島に対し

家庭での問題もあると日向。



更に希美香のことも気になっている

と話す…




同じ頃スーパーでケーキを万引きして

捕まる希美香。



翌日クラス担任の北見(白洲迅)と

副担任の大宮(新川優愛)から報告を受け

一度話してみて欲しいと。



ちゃんとご飯を食べてなく

お腹が空いていたこと

母親と連絡がついたのも夜中で

家庭に問題があるようだと…



昨日は希美香の誕生日だったのだ。



相談室で誕生日をお祝いしてもらって

嬉しそうな希美香 (^-^)



母親の浮気が原因で離婚したこと。

父親と暮らしたかったのに

拒否されてしまったことを話す…



母親のことをどう思うか尋ねられると

「気持ち悪い。

あんな女になりたくない。でも…」



でも…?



親とか大人は結構鈍感だから

子どもがすごくわかり易いSOSを

出さないと気がついてくれないし

こっちを見てくれない。



だから思っていることを

少しづつでいいから

言葉にして吐き出した方がいいと

アドバイスする日向。




思い切って麗美と話そうとするが

万引きのせいで恋人に子どもが

いることがバレてフラれたと

怒りをぶつけてくる (>_<)



頑張って言い返すと「うるさい!」と

ビールを投げつけられ…



父親と暮らしたいというと

離婚する時にDNA鑑定をして

自分の子どもでなかったことが判明し

13年も育ててきたのに

あっさり捨てた冷たい人だと。



逆上して麗美に掴みかかり…



丁度、希美香の家庭を訪問しようと

していた日向に

母親を殺してしまったと泣きながら

電話が入る (゚o゚;; 



幸い命に別状はなかったが

麗美に言われたことを話す希美香…



「お父さんだけでなく

お母さんにも捨てられちゃうのかな…

誕生日くらい私のことを

見てて欲しかった。」



これからどうしたらいいか悩む彼女に

決めるのは自分。

仲直りして今まで通り暮らす…

それが一番簡単。

人は現状維持を求めるから。



どんなに嫌で辛いことでも

それが当たり前だと思って生きていると

そこから抜け出したり

逃げ出したりするのが凄く怖くなる。



「でも、それ以外の選択肢も

あることを覚えておいて。

母親から自由になる選択肢。」


「それって私がお母さんを

捨てるってこと?」


「母親とは関係ない自分自身の人生を

生きるってこと。」




一方、圭吾にクラスメイトとの

ラインのやり取りを指示する真紀子。

過干渉にもほどがある (>_<)



そしてクラスでは霧島が

アンケート用紙を配り

友人関係での悩みごとや

誰かがトラブルにあっているのを

見たなど、無記名で構わないから

意見箱に入れるようにと。



更にバスケット部顧問・辻(神尾佑)にも  

聞き取り調査を行うが

特に問題は無いと…



そこへ真紀子から

圭吾が家出したと連絡が入る。

夜まで様子をみるよう勧めても

霧島たちが家に来て問い詰めたのが

原因なのだから早く探せと (-。-;



総動員して探し回るが見つからず…

夜になっても探し続ける日向に

圭吾のクラスメイトの沢井勝(渡邊剣)が

声をかけてきて

彼が幼馴染の白井香澄(佐久間由衣)と

話していたことを教えてくれる。



香澄に会いに行き

昔通っていた幼稚園や小中学校を

ブラブラしていることや

「明日が来るのが怖い」と言っていた

ことを聞き出す。



椿が丘高校を中退した香澄は

あそこは最悪の学校だと…




学校に戻るとやはり教室に 

圭吾がいた。



少し本人と話したいから

連絡を遅らせて欲しいと

校長にお願いして、圭吾と二人に…



今まで通っていた学校を何故急に

散歩しようと思ったのか尋ねると

「何となくです。」



次は好きな色を尋ねる。

部屋の色使いが気になったが

今日は黒い服を着ていると。



色はその時の心理に影響されるもので

緑ならリラックス

赤なら情熱とか怒り

黒は強さ、圧力、不安や恐怖。



すると体育館へ行ってもいいかと

話題を変え…



バスケをする圭吾に

何か悩んでいることがあるなら

話してみてくれないかと投げかけるが

悩みなんかないと。



「明日が来るのが怖いのは

どうして?」


「変わらないから。

変わったとしても多分…」


そして唐突に


「僕と付き合って下さい。

日向先生のこと好きになりました。

先生も僕を好きになって下さい。

他の誰よりも。」



それは出来ないと答えると


「ですよね、やっぱり。」と笑う…


「吉岡くん、私はあなたを…」



そこへ真紀子が駆けつけ (ー ー;)


「先生にどんなお話してたの?」


「何も。」



連れて帰ろうとする真紀子に

もう一度話をさせて欲しいと日向。

真紀子が一緒でも構わないから

明日伺いますと。



無視する真紀子。



すると圭吾が

「黒。好きな色は黒です。」




翌朝、叔父夫婦の家で暮らすことに

決めた希美香は麗美に別れを告げる。



「もうお母さんとは一緒に住めない

住みたくない。

怪我させてごめんなさい

お母さんの幸せ邪魔してごめんなさい

今までありがとうございました。」



…そして日向にも

「ありがとうございました。

見ててくれて。」


「頑張ったね。

増田さんは強いよ。」



泣き出す希美香…



毒親とはいえ、まだ高2の彼女が

親を捨てる決断をするなんて

どんなに辛いことだろう (;_;)





登校すると職員室では

教員が皆、立ち尽くしていた。

圭吾が自宅で自殺したと連絡が入った

ところで…



教室では圭吾のクラスの女子が

「吉岡くんは、いじめられています。」

と意見箱にアンケート用紙を入れ



バスケ部の先輩には

「僕は、先輩のせいで死にます」

と圭吾からメールが届く。



足跡を辿っていたのは

自ら命を絶つことを決めていたのだろう…



日向のことを好きになったと

言ったのは、何故?

本当の自分を理解してくれると

思ったのか?



最後に流れた

「明日の約束 8歳の日向へ」という

尚子の交換日記が怖かった (>_<)



「10月21日 

今日も日向はママの言うことを

聞けない悪い子でしたね。


明日はちゃんと

いい子になりましょう。


明日の約束 その① ママがいいと言った

お友達以外とは遊ばない。

その② ママに口ごたえしない。 

その③ ママをイライラさせない。 


必ず守るように。

ママは日向が大好きです。」



こんな母に育てられたとは思えない

日向だが

整頓され過ぎた机の上に 

ひどく屈折したものを感じた。




圭吾が抱えていたものが多過ぎて

本当の自殺の原因が

何なのかわからない。



「この世でいちばん謎が残る死」が、

私たちの明日を変えていく…

このキャッチコピーに

とてもそそられる (^_^;)



明日の約束 火曜21時 フジテレビ



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