2017年5月3日水曜日

「母になる」第3話の感想:届かぬ思い…わが子の嘘に母はどうする?育てた女と直接対決

育ての母の覚悟に涙…



3歳の時に誘拐された息子・広と

9年ぶりに再会する柏崎結衣(沢尻エリカ)。

でも息子には9年間母と慕った女性、

門倉麻子(小池栄子)がいた…



「家族になる」「母になる」とは

どんなことなのかを問う

水橋文美江が贈るヒューマンストーリー。




息子が居なくなりました。

3歳の春でした。

わたし達家族は

その日から少しづつすれ違い…



失踪宣言又は死亡認定…

そうでないと気持ちが治まらないと

祖母・里江(風吹ジュン)。



そして陽一(藤木直人)は

子どもを作ろうと

提案したのだろうか?



「陽ちゃんは、それで忘れらるって

思っているの?」



疲れ切った心は

元に戻る機会を失ってしまいました。

離婚届けを置いて出て行く結衣…





児童福祉司の木野(中島裕翔)は

広(道枝駿佑)が

全くの第三者である麻子と

7年間暮らしていたことを心配している。



彼女を訴えることも出来ると言うが

結衣は…

振り向いた瞬間に

我が子が居なくなり、川で衣服が見つかって

それをどんな気持ちで確認したか。


あの気持ちを思えば

これまでの9年間を思えば

この先何があっても

大したことではない。



陽一も里恵も又大騒ぎになることを

心配している。

子どもが教え子に誘拐されて

世間から中傷され…

どんな思いで生きてきたのだろう (;_;)




広と一緒に暮らす為に

自分がマンションに移るから

まずは二人でやり直すようにと

里江は、出て行く。

 

相変わらず嫁姑関係は良いので

ホッとした (^o^)



ただ…

「子どもを引き取る為に

復縁されるのですか…」と言った時の

木野の表情が気になる。




広の誕生日祝いに呼ばれた

西原教授(浅野和之)と莉沙子(板谷由夏)。



「怖いくらい素直でいい子。

直ぐに打ち解けてお母さん、お母さんって。」

と驚くが

麻子の手紙を読んだ結衣は複雑だ。



誕生日祝いにスマホを買ってもらった広は

麻子に電話をかける。

「施設で禁止されてるから切るよ。」

と嗜める麻子。


やはり麻子と話している時の方が自然。

当たり前か…。





麻子と会う木野。

正式に「柏崎広」になったこと

結衣たちが麻子を訴える気持ちはないこと

麻子の手紙を見せたことを告げる。



そして、2年前のことは

結衣たちにも広にも

話していないと…



彼も何か抱えているようで

「どうしてパスケースに入れた

110円を大事そうに持ち歩いているのか」

という問いに暗い表情を見せる。



結衣が新しい生活を築こうと

本当の母親になろうと

一所懸命なことを最後に告げる。

「会いに行く」ことを止めたかったのだろう。




「2年前施設に預けて

どこかへ行っちゃったなんて

捨てられたんだよ。」

と今偉先輩(望月歩)は言うが


「何か事情があって仕方なかったんです。

捨てられたわけじゃないから。

ママはそんな人じゃない。」

と麻子を庇う広。





3人で暮らし始めるが

スマホで撮った結衣や陽一、

料理の写真を麻子に送る。



陽一とは離れて暮らしていただけで

仲良くやっていると

つい嘘をついてしまった結衣だったが



嘘はやめようと思い

離婚してずっと会ってなかったこと、

まだギクシャクしてることなど

正直に話す。



広も、スマホの写真を実は麻子に

送っていたことを正直に話してくれる。



「これからは嘘はやめようね。」

と結衣。



陽一や結衣の写真を見た時の

麻子の表情…切ない (;_;)



「ママの嫌いなデミグラスソースだぞー」

という夕食の写真に

「コウの嫌いなマカロニサラダだー」

と打って、すぐに消す麻子。





丁度莉莎子が来ている時に

麻子が訪ねて来る…



広を見つけた時のことを話す麻子。

空家のはずの部屋から

かすかに聞こえてきた子どもの声。



虐待されていると思った。

警察に届けなかったのは

男の子が震えていたから。



汚れた体と空腹と恐怖と悲しみを

取り除いてあげなきゃと…

置き去りにされた子を救ったつもりでいた。



そう思い続けていた。

まさか連れ去られた子どもだったなんて…



「何も知らなかったとはいえ

申し訳ありません。」

頭を下げる麻子。



でも、あの時自分が助けなければ

あの子は死んでいたと。



「二年前、広を手離したのは

どうしてですか?」


「女一人で子どもを育てるのは大変なので

施設に預けました。」


「勝手なことばかり言ってる!」

と莉沙子が責めると


「でも、私が施設に預けたことで

こうしてお会いできた訳ですから。」



「とと坂って何ですか?

広と暮らした日々のことを

教えて頂けますか?

お願いします。」

と頭を下げる結衣。



そこへ広と陽一が帰って来る。



「とつ坂って何だっけ…

もう忘れました。

コウと暮らした日々のことなんて。


手紙も二年前に書いたものだから

忘れて下さい。」



お詫びと、もう二度と会わないことを

伝えに来たと言う。



そしてコウへ

「元気でね。」とひと言告げて

帰ってしまう…



悲しみを堪えて

颯爽と歩く麻子の姿に泣けた…



そして何ごとも無かったかのように

一度は部屋へ入った広が

走って行く姿を見かけた陽一が

広の部屋を覗くと…



「行かないで 行かないで」

とノートに沢山書かれていて…

結衣もそれを見てしまう。



ノートを閉じて部屋を出て行く結衣。

でも陽一はきちんと元の通りに戻しておく。

男の愛情って大きい。



陽一が一緒に居てくれることは

結衣にとっても、広にとっても

すごく良かったと思う。




追いかけてきたコウに


「あの人は新しいお母さんではなく

本当のお母さんだよ。

本当のお母さんの所へ行きな。



ママはもう淋しくなることはないから。

誰かに会いたいと人は淋しくなるの。



ママもう会いたくないから。

疲れたから。

忘れたいから。忘れたから。



ほら、行きなさい。

二年前あなたを捨てた

ママのことなんてもう忘れなさい。」


と突き放す。

泣きながら家へ帰る広…

後ろ姿から悲しみが溢れている。




何もなかったように帰ってきた広に

「どこへ行っていたの?

黙って出かけるなんて良くないよ。」

と結衣。



「コンビニで立ち読み。」

と二階へ上がって行く広に

まだ何か言おうとすると

さり気なく話題を変える陽一。



「嘘をつくのは人間だからだよ。

生きてるからだ。」




そして泣きながらコウの写真を消す麻子。

7年間大事に育ててきた

愛しい我が子…

どんなに辛いだろう…



今更ながら、誘拐犯が憎い。

あの大学生が連れ去ったことで

生まれた悲劇。




多感な時期にこれほどの試練。

広の反抗が始まる…

どう乗り越えていくのだろうか?



そして結衣と麻子、二人の母は?

陽一と結衣は夫婦に戻れるのか?



涙なくては見れないし

目が離せない…

週に一度、思いきり泣かせてもらってます。


母になる 水曜22時 日本テレビ





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