2017年5月31日水曜日

「母になる」第7話の感想:究極のわが子への愛とは?産み育てふたりの母親遂に直接対決

生みの母vs育ての母のバトルに緊張!



3歳の時に誘拐された息子・広と

9年ぶりに再会する柏崎結衣(沢尻エリカ)。

でも息子には9年間母と慕った女性、

門倉麻子(小池栄子)がいた…



「家族になる」「母になる」とは

どんなことなのかを問う



水橋文美江が贈るヒューマンストーリー。



麻子を雇うことにした結衣は

その前に分かり合いたいと

ランチに招待する。



心配して同席する莉沙子(板谷由夏)に

お互いの立場をはっきりさせておきたい。

広(道枝駿佑)を引き取りたいとか

言われない様に

一度きっちりと向き合う必要があると

話す結衣。



そして、麻子がやって来る…



広の為に麻子と争ったり

憎んだりしたくない。

もう会わないと決心したのに

施設に戻ると聞いて

心配になったのだろうが

行かずに戻って来てくれたと話す。



莉沙子も

「あなたが思っているより

ずっと上手くいってるんですよ。」

と後押し。



「少しづつ穏やかな生活を

取り戻そうとしてるので

心配しないで広のことは

母親の私に任せて下さい。」



申し訳なかったと平謝りの麻子。

この9年間、結衣がどんなに辛かったか

里江(風吹ジュン)から聞いたという。



広が誘拐され、みな同情的だったが

犯人の両親が泣きながら会見。

カメラの前で土下座して謝罪し

賠償金を2億でも3億でも

要求するなら幾らでも払うと。



結衣達はそんなこと考える余裕もなく

沈黙していたのに、

近所では「賠償金を受け取るなんて、

子どもを何だと思ってるんだろう」と噂され、



マスコミは、3億円を要求したなど

被害者家族の方がまるで悪いような

書き方をした。



更に事件の直前に結衣が

北海道の同窓会に出席したことを取り上げ、

育児放棄など結衣のことを叩き出した。



実際にこんなことってあるのかな…

同級生までテレビに登場して

朝まで楽しそうに飲んでいたとか

子どもの話とか出なかったとか…



やっと子どもを預けられて

昔の友人に会いに行っただけなのに。



初めに参ってしまった里江。

陽一(藤木直人)も

「世界の全部が敵に見える」と

大学を続けられず辞めることに。



結衣は無理して笑えば

「子ども見つかってないのに

よく笑える。」

と陰口を叩かれ、落ち込んでたら

「いつまで落ち込んでるんだ。

子どもの為に笑わなきゃ。」と叱られた。



「もう一人産めばいい。

早く忘れて新しい子どもを作ればいい。」

と周りから言われ

それがきっかけで気持ちがすれ違い離婚。



何とも酷い話だ。



「本当に何てことをしてしまったのか、

あらためて本当に心からお詫びを…」

申し訳ないと何度も頭を下げる麻子。



結衣は、今さら責めるつもりはないこと、

木野(中島裕翔)から麻子の事情を聞いたと話し

「子どもが欲しいのに出来なくて、かわいそうに。」



その言葉で、表情が変わる (゚o゚;;

踏んではいけない地雷だったのだ。



「麻子さんの追い詰められた気持ちも

よーくわかりました。

大変だったんだな〜って。」



まずい、まずいよ。

どんどん顔が変わっていく。

小池栄子、上手い!



「今日こうしてお会い出来て

お互いのことわかり合うことが出来て

良かったです。」



お互いの事情を知っただけで

何もわかり合えていないのでは?



「これからは広の為に

過ぎたことをあれこれ言うのは

やめましょう。」



「確認してもいいですか?」

麻子の反撃が始まる。



今、許してくれたのだから

柏崎オートで雇ってくれるということで

明日から通いで来るから宜しくお願いしますと

食事を辞退して帰ろうとする



唖然とする二人。



「雇ってもらいたくて今日来たの?」


「そうですよ。」


「申し訳ないと頭下げたのも嘘?」


「嘘じゃないですけど。」


「私のこれまでの話

わかったようなこと言ったのは?」


「ああ、かわいそうだなって。

そっちも私に子どもが出来なくて

かわいそうって言ったじゃないですか、

そういう感じです。」


「座りなさいよ!

もっとちゃんと本当のこと話しましょうよ。」



怒るのは当然のことだが、

結衣、怖い (・_・;



何故、柏崎オートで雇ってもらいたいのか。

広がいるからだろうけど、

何を考えているのか本音で言いなさいと莉沙子。



自分は子どもが欲しがる物を

安易に買い与えるようなことはしない。

子どもの好きなバンドのメイクをして、

媚びるようなことはしない。



「甘やかしたり、媚びたり、

そういうのどうなんだろうと思います。

母親として。

私はあの子を厳しく育ててきたのに。

本音を言えばそういうことです。」


お茶をぶっかける結衣。


「つまり、あなたより私の方が

あの子の母親としてふさわしいと思ってます。」



「自分のしたことを、わかってるの!」

と掴みかかる。



わかっているから、

自分さえ我慢すればあの子の為になると思って

託したんだと。



でも本当のお母さんって何?

手離して良かったのだろうか?

急に現れたお母さんと

上手くいっているのか?

傍にいなくて大丈夫なのだろうか?



そんな時に里江から

柏崎オートで働かないかと言われ、

引き寄せられたとしか思えなかったと。



「あの子、ちゃんとしてるでしょう?

靴脱いだ後、ちゃんと揃えませんか?

私が躾たんです。」



あなたは甘やかして

何もさせなかったかもしれないけど、

仕事で疲れた私にお好み焼きも

上手に焼いてくれた。



父親とは最初からスムーズにいったと言うけど、

男親が居ないことで卑屈になったりしないように、

同性の先輩や目上の人に対して、

きちんと敬意を払うように言い聞かせてきたから。



「あの子が父親と上手くいっているのは、

私のおかげです。

私がそういう風に育てたからです。」



誰がどんなに一生懸命母親やろうと、

あの子の中には私が居る。

私が躾けたから。私が育てたから。



「違う。あなたは母親なんかじゃない。

あなたのやったことは犯罪よ。

あの子を産んだのは私です。」



結婚して子どもを産んだ人には

自分のことなんてわかる訳ない…



出来ることが一杯増えて、喜んだけど、

あの子を育てて一番嬉しかったのは、

あの子が居ることで


「子どもは産まないんですか?

子どもを産むつもりないんですか?

女性なら産まなきゃ。」


誰からも、もうそんなこと言われずに済んだこと。



…何か違う (-。-; 

やはり麻子は母親ではない。



そして広を手に入れたことで、

初めて自由になれたと言う。



そこへ広から画像と共に

「釣れましたア!」とメッセージが。


今度は結衣が反撃。



「もうすぐ4歳になるあの子、

可愛かったでしょ?」



そしてママのことを愛しいと

言ったことなどを話し



「可愛かったでしょ?

私が産んだのよ。


私のお腹の中に居たの、

10か月。私が育てたのよ。」



「育てたのは私です。」


「あなたは何もわかっていない。」


思わず引っ叩いてしまう結衣。


麻子が広を抱きしめていた頃

自分は毎日パッシングを受けていた…



「でも、そんなことどうでも良かった。



私がその時に思っていたのは、

たった一つ。


広が生きてますように。

何処かで元気に生きてますように。



それだけよ!」



これが母親の強さだろう。



「母親だから、

あの子が生きていることだけを

願ってた。


母親だから。

あの子を産んだ母親だからよ!」



返す言葉もない麻子。



麻子の気持ちをわかるなんて言ったのは

軽率だったと思う。



あれだけのことを経験した人に

「わかる」なんて言ってはいけない。

そんな簡単にわかるものじゃない。


そして麻子の広を育てて

一番嬉しかったことを聞くと

やはり母親ではないかな…。




麻子を雇わないことを決めた結衣。

良かった。

例えわかり合えたとしても、

広が混乱したり、

間に入って気を使ったりして、

かわいそうだ。



今も机の引き出しに

麻子との写真を入れている広。

彼にとっての母親はまだ麻子なのだろう。




釣りから戻った陽一、広、木野は

結衣の誕生日祝いに

幼稚園の発表会で踊るはずだった

ダンスを披露する。



とてもこっぱずかしいダンスで

最初、広は嫌がったが、

母を喜ばせたかったのだろう (#^.^#)




翌朝、上牧愛美(大塚寧々)という女性が

車の修理を依頼しに来る。



聞き覚えのある名前に木野が追いかけると、

やはり同級生の母親だった。


 愛美も木野のことを覚えていた。


その同級生・カンちゃんは、

転校してきた木野にいつも

話しかけてくれて、優しかった。



木野がお守りのように持ち歩いていた

110円は彼の形見。

ジュースを奢ってやるとくれたのだ。



その時、悪い連中に呼び出され

チキンレースという、どっちが大胆かを競って

2階から飛び降りるゲームをし

打ちどころが悪く、自宅の玄関で倒れ、

亡くなったのだった。



夜、電話にでないことが気になり、

家を訪ねた木野が発見…



止めなかったことで

自分をずっと責めてきた木野。



愛美は、仕事にかまけて

子どもを放ったらかしにしていた

自分のせいだと言い、

今は再婚する相手の3人の子どもを

一生懸命育てていると笑顔で話す。



しかし、愛美から預かった車の

トランクの中はゴミだらけ…

子ども服も見つかり

顔を見合わす陽一と結衣。



木野と別れた後の表情も気になるし…

深い闇を抱えているようで

一波乱ありそうだ。




そして麻子に声をかけるジャーナリスト。

広にも接触して名刺を渡していたが、

9年前のことも知っているみたい…





とにかく今回は女優3人の

迫力に見入ってしまった。



被害者家族がこんな目に遭う

世の中はおかしい (-。-; 

周りの心無い言葉…

一番ショックなのは同級生たち。



人間不信になっても仕方ない (;_;) 

9年後の陽一が廃人みたいだったのも、

納得。



今後、麻子がどう関わってくるのか、

きちんと子離れ出来るのか。

そして結衣たちは順調に家族になっていくのか。

…楽しみだ。


母になる 水曜22時 日本テレビ


藤木直人が一番可愛かった (^◇^;)



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