2018年3月7日水曜日

「anone」第7話のあらすじと感想:何があっても母となってあなたを守る!私たちのニセ札作りが始まる

理市の狂気が怖い




「Mother」「Woman」に続く

坂元裕二脚本の人間ドラマ。

生きることの意味、

人が生きる上で本当に大切なものは

何かを問いかけ真実の人間愛を

見つけていく物語…




玲(江口のりこ)が住んでいたアパートで

死者を出した火事の本当の原因が

陽人(守永伊吹)の悪気ない行動が

原因だったことを

中世古理市(瑛太)から知らされた

林田亜乃音(田中裕子)は

その事実を玲たちに教えない約束で

偽札作りの協力を承諾する。




元々やりたかった持本舵(阿部サダヲ)と

亜乃音についていく為に参加する

青羽るい子(小林聡美)。



そんな二人に

「やっぱりね、

お二人はやめた方がいいと思う。」

真っ当な道を外れることになるから。



元から真っ当な道を歩いていないと

拒否する二人。

でも辻沢ハリカ(広瀬すず)だけは

絶対に巻き込みたくないと亜乃音。




相変わらず遊びに来る陽人…

また怒られちゃうと言いながら嬉しそう。



陽人から家族かと訊かれ

全員他人だと答える舵。



「亜乃音さんはさ、

何でママと仲悪いの?

何でママ、怒ってるの?」



沈黙が流れ


「聞いたらダメだった?」

とハリカに耳打ち。



「ううん、私ね、

陽人君のお母さんに嘘をついたの。」



大好きなものをあげて、

相手が宝物にした後で、

やっぱりあなたの物じゃないと

取り上げちゃったら悲しいよね。



「だから怒ってるんじゃないの。

人は我慢できないくらい悲しくなると

怒っていることにして

悲しいのを減らすの。」


「じゃあさ、ママは悪くない?」


「全然悪くない。」



すると「亜乃音さんも悪くないよ。

誰も悪くないよ。」とハリカ。



優しい時間が流れる…。




大人になったら何になりたいか聞かれ

「もう大人だけど…郵便屋さんかな」

とハリカ。

「僕はね、優しい人」






ハリカが居ない時間に

偽札作りを始める三人。



でも紙野彦星(清水尋也)に

先進治療を受けさせたいハリカは

紙のサンプルについて亜乃音に尋ねる。



捨てたと言われ

「なんで?私、お金が要るんだよ。」

病院であと一年と言われたことを話す。



「一生罪を背負うことになるのよ。」


「わかってる。」


「わかってるなら

そんな風に考えるのは止めなさい。

どんな事情があっても

していいことと

しちゃいけないことがあるの!」



仕方なく時給のいい深夜のバイトも

始めることにする。





偽札作りがスタート…

理市が作った『機械を騙す偽札』と

林田印刷所で作る『人を騙す偽札』

この二つを融合して

完全な偽札を作るのだ。



先ずはセンサーのハードルが低い

千円札から始め

試作品を海岸近くの自販機で試す。



自販機に大きく書かれている

「SHANGRILA」の文字が印象的。



三人ともお札が戻ってくる。

「この自販機に千円札を通すこと、

それが最初の目標です。」



もし通っても、実験段階なので

必ず返却レバーを押すようにと理市。




真面目に取り組む舵と違い

ふざけてばかりのるい子。



お札を折って「ターバン野口英世」とか

「野口英世は見た」とか

器用だし発想がウケる (^◇^;) 




8日も深夜のバイトを続ける

ハリカの体を心配し

必要な分を代わりに

印刷してあげようと舵。



ハリカが必要なお金は

バイトで手に入る額ではないから

「無理して体を壊すより

仲間に入れてあげた方が…」



「あの子にはさせません。」

頑なに拒否する亜乃音。





バイト明けに彦星にチャットすると

部屋に女性の姿が見え…


「ごめんなさい、お客さんが来ました。

またね。」





相変わらず自販機は通らない。

無理なんじゃないかと

理市に詰め寄るるい子。



「苦労した方が

上手くいった時に嬉しいですよ。」



すると「そうですよ!」と舵。



「あんた、どっちの味方なの?」


「味方とか敵とかないでしょ、

みんな仲間…」



はー?

一斗缶を蹴り、立ち去るるい子。

気持ちわかるわ。



「頑張りましょうね、林田さん。」

と理市。

言い方、ムカつくし、異常 (-。-; 

同じく一斗缶を蹴る亜乃音。





久しぶりにハリカが帰って来る夜

花房万平(火野正平)が

蟹を届けに来てくれて…

頼んでいたお茶の代金、千円を渡す。



夕飯の途中で

蟹を握ったまま寝てしまうハリカ (^_^;) 



ハリカに会える喜びで一杯だったせいか

万平に偽札を渡してしまったことに

ようやく気づき…



翌日あれからお金を

使っていないことを確認すると

万平の昼寝中に財布を開け本物と交換。

だがその様子はしっかり見られていた…




印刷所にやって来た理市に

亜乃音もるい子も留守で

ハリカが帰って来ているから

作業は出来ないと伝える舵。



でも試したいことがあったと聞き

まだ寝ているから

一瞬動かしても大丈夫かもと…

でも、やはり見つかってしまう (>_<) 





彦星を訪ねてきた若い女性は

高校時代の同級生だった。

誰にも言わず、学校を辞めた彦星。



「私に探し出されたの、

迷惑だって思ってる?

そういうの迷惑だと思う人なのは

知っている。」


「何でかなって思って。」


今、自分の父と彦星の両親が

会っているという。

なぜ?




仕事帰りにブティックの前で

足を止める亜乃音。

通りかかったるい子が

「ハリカちゃん、

いつも汚いGパン履いてますもんね。」



ハリカに服を買ったが

るい子から渡して欲しいという。



「あの子にね、

普通に、普通が何かわからないけど、

そういうことも教えてあげたいの。」



自分が楽しくなる為とか

自分が幸せになる為とか

一度も考えたことないから。



「でも私からでない方がいい。

それで一度、失敗してるの。」



帰宅すると

ハリカが偽札作りに参加していた。

理市に帰って欲しいと亜乃音。



「すみませんでした。

この子はもう巻き込みませんから

引き続きお願いします。」



感情が全く見えない理市が怖い。



後を追おうとするハリカを止める亜乃音。

思わず突き飛ばしてしまい、謝るハリカ。



「何もやってないし、見てないわよね?」


「やったよ。」


「あなたまだ19、19なの。

楽しくていいの。

自分が幸せになること考えていいの。

オシャレしたり、

お友達と買い物行ったり、

カラオケ行ったりデートしたり、

あなたと同じ年の子たちは

そういうことしてるの。

…もっと自分が楽しく生きることを

考えなさい。」


「ありがとう、亜乃音さん。

オシャレ、カラオケ、デート、

そういうの素敵だね、素敵だなって思う。

でもね、私には要らない。

欲しかったことないし、

これからも要らない。

…ごめんね、亜乃音さん。

私もう19だから

自分のしてることわかってるよ。」



お金がないとダメ、

頑張ってと思っているだけでは

助けられない。



「いいことしても

大事な人が死ぬんだったら、

悪いことしても

生きててくれる方がいいの。

そうしたいの、

それで一生牢屋入ってもいいの。」



絶対に、本当に守りたいと思う約束って、

そんなに沢山はない。

生まれてきて一個あればいいかなって。



「私はしたの。

又もう一回、流れ星見ようねって

彦星くんと約束したの。

私はそれを守るの。

だから他のことはもういい。

もう要らない、要らないの。」



頭を下げ、理市の後を追う…



別宅にハリカを連れて行き

一年かけて識別器を解析した結果が

詰まっているディスクを見せる。



「手伝ったら私もお金貰えるんですか?」


「僕があげるんじゃないよ、

自分が欲しい分だけ印刷して

本物に変えればいいだけだから。」


これを犯罪だと思っていないと。


「金を稼いでいる人は誰だって

違うルールで生きてるんだ。」



ハリカも参加出来るよう

自分から話してあげるという。



「僕が言えば何でも聞いてくれる。

あの人は断れない。」



亜乃音が何故偽札を作ることにしたのか

聞いてからにするとハリカ。



「聞く必要ないよ。

これを見れば君も

もっとやる気になると思う。」



陽人の動画を見せる…



「その子は人を一人殺してる。

今はその記憶を消してしまっているけど

本当のことを知ったら

もう今みたいに笑うことは

出来なくなるかもしれない。」


その子ともその子の母親とも

血が繋がっていないのに、偉いと思うと

「血が繋がってない他人を

守ろうとしているんだから。」



「他人じゃない!他人じゃない!」

理市を叩き、ディスクを壊そうとする。


「それ壊していいの?

願いごとって、星に願えば叶うと思う?

願いごとは泥の中だよ。

泥に手を突っ込まないと叶わないんだよ。

それはさ、僕が手を汚して手に入れた

希望なんだよ。」



ハリカを巻き込んだことを責めるるい子。

「一緒に夢見させてあげれば

いいじゃないですか。

少なくとも僕にとっては夢です。」と舵。



帰って夕飯の仕度を手伝うハリカ。

陽人のことを聞いたと話すと

「そう」とひと言。

そして玲との思い出を語る亜乃音…



「大切な思い出って支えになると思う。

お守りになると思う。

居場所になると思う。」とハリカ。



本当の母娘のよう。



「ごめんね、

私またついつい勘違いしちゃったりして。

あなたのお母さんになった

気分になっちゃって。

…自分の子どもみたいに思っちゃって。

悪い癖。」



泣き出すハリカ。

こっちまで泣けてきちゃう。

また音楽が泣かせるのだ。



「大事な約束したんだもんね。

あなたの好きにしなさい。

その代わり私にも好きにさせて。

もし何かあった時は

私がお母さんになってあなたを守る。

偽物でも何でも私があなたを守る。

だからあなたは私の傍に居て。

私の傍から離れないで。」


「離れない。」



ショートケーキを食べる4人。

揃ってセロファンの生クリームを舐める

 …「これが一番美味しいんだものね」



ポテチの最後の粉々なやつとか、

カステラの紙の裏に張り付いたとことか、

各々語り出して盛り上がる。



何かいい。

カルテットを思い出す。



翌日から4人で偽札作りを始める…



たまたま理市の姿を見かけた

結季(鈴木杏)が後を追い

別宅に来てしまう。

「何?ここ何?」



自販機に向かう4人。

るい子も舵も失敗だったが

亜乃音が入れた千円札が通り

思わず飲み物ボタンを押してしまう舵

 (゚o゚;; 

通ったら返却ボタンを

押さなきゃいけないのに!



「せっかくだから飲みましょう。」

好きな飲み物を買って乾杯する4人。




どうなるんだろう?

回収時にバレるのは目に見えている (>_<)



結季は理市の狂気を止められるのか?

亜乃音が玲たちに必死で隠したい

陽人の秘密は守られるのか?

そして、彦星は…?



4人それぞれの優しさが心に沁みる…

そしてRPGゲームを思い出すような

優しい音楽。

映画「電車男」を思い出し

同じ人かと調べてみたけど違った。



おそらくあと2回。

どういう結末を迎えるのか…


anone 水曜22時 日本テレビ



野口英世は見た…

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