2017年8月16日水曜日

「過保護のカホコ」第5話の感想:無力

カホコの思いがやっと届く♪



バイト経験なし、

一人で服も選べない、

駅まで歩いたこともない。

超過保護に育てられた女子大生

根本加穂子(高畑充希)。



学内で偶然出会った一人の青年

麦野初(竹内涼真)の言葉で

自分の中に眠っていた力を

見つけていく…



「家政婦のミタ」など数々の

ヒットドラマを手掛けてきた

遊川和彦が描く痛快ホームドラマ。




家を出た正高(時任三郎)は

実家に帰っていた。

自分の有り難さがわかって

いないからガツンとお灸をすえただけ

直ぐに謝ってくると言うが



妹・教子(濱田マリ)は

謝ってこなければ、

ずっとここに居る気かと冷ややか。




当の泉(黒木瞳)は

その内帰って来ると

気にもしていない (^◇^;)



心配して電話してみようかと言う

カホコに

勝手にキレて出て行っただけで

反省するのは向こう。

自分達はあんな酷いこと言われたと

全くわかっていない (-。-;



「だから、パパが謝ってくるまで

帰って来てなんて言っちゃダメよ。

みっちり反省させないと。」



自分からしか物を見ない、

本当に何て嫌な奴!




更に、麦野からのメールに嬉しそうに

返信するカホコを見て複雑な表情…



「友達になったんだよね?

だったら会う必要あるかな?

男女の間に友情は成立しないって

いうし…私ならやめとくな。」



この「私なら」って言い方が

どこか押し付けがましくて、嫌い。



絵がいいかどうか判断するのに

自分は必要とされていて

新しいことを色々教えてくれると

取り合わないカホコ。

成長した (^o^)




人物画が向いていると思った麦野は

カホコにモデルを頼むことに…

次々と名作と同じポーズを取らされる

姿が笑える (^_^;)




正高のことを話すと、

心配しなくても帰って来ると。



「今までヌクヌクと育てられてきた

お前にはわからないんだよ。

親に愛されて育つのがいかに幸せか。」



幼い頃に父を亡くし、母は今

どこにいるかも知らないらしい…




一方、カホコからの連絡を待つ正高。

チャージするのを忘れたカホコは

正高に連絡しようとしたが

思い留まり、送ったメールは

「パパ、カホコは過保護だと思う?」



何でそうなる?(^◇^;)



「今まで言えなかったけど、

そう思う。」と返すと

「ありがとう。」



帰って来て、とかは無いのか?

すると泉から生活費がまだだと電話…

しかも「明日は夕飯いるの?」



全然わかっていない! (-。-;



実家では相変わらず教子が居候扱い…

出戻りの教子は勝手に

パソコン教室を開こうとして騙され

300万の借金を抱えている。



そんな奴に厄介者扱いされるなんて

ホント気の毒だ (;_;)



正高の父・正興(平泉成)は

何か相談すると「明日な、明日。」

そればっかり (^_^;)



ここの家族も相当病んでる。



慰謝料をゴッソリ持っていかれ

しかもマンションを取られるから

離婚はしないと正高。



食費を入れることでようやく

納得してもらえたが、

居場所が無くて気の毒…





正高が帰って来ないことを麦野も

気にかけ、カホコの話を聞くが…

やはり“どうせ帰って来るから放っとけ”

(^◇^;)



このまま帰って来なかったらと

心配するカホコに

「いい加減、将来のことをちゃんと

考えた方がいい!」

そう神様が言ってるのかもしれないと。



人を幸せにする仕事がしたいと

言いながら何もしていないのだから

インターシップやバイトを探し

色んな場所で働けば

やりたい事が見つかるかもと

アドバイス。



納得したカホコは

バイト探しを始めるが

やはり泉もついてくる (^_^;)



少し迷惑そうなカホコ…



自分の行動範囲から出ると

まともに他人と話せない面倒な泉。

子離れ出来ないし、彼女の方が重症だ。



大体、娘のバイト探しに

大学までついて来て

あれこれ条件を出し


(しかもカホコに耳打ちして

自分はひと言も話さない)


最後は、やはり家の近くの

学童保育とかがイイと (-_-;)



そして近所の小学校へ行くと

積極的に質問し、いつもの泉に戻る。

しかも仕事ぶりをずっと見ていて

とうとう手まで出してくる始末 (^_^;)



更に、今の子どもは

過保護に育っているから、

怪我でもしたら

モンスターペアレンツが

怒鳴り込んで来ると脅し…



子ども相手の仕事は向いてない

辞めるよう説得にかかる。



確かにカホコは、ダメダメだったが…)



実際、幼稚園の時に泣いている

カホコを抱いたまま

先生全員の全人格を否定し

宥める正高を責めた泉。



正にお前がモンペだ!




そこへ環(中島ひろ子)が喘息の発作で

倒れたと連絡が入る。

夫・護(佐藤二朗)が再び飲酒を

始めたことが原因らしい。

護曰く、酒に呑まれてしまうからだ。



これから悪い事が起きそうで

幸せが壊れるのが恐いと環…



すると、今度は糸(久保田紗友)が

補導されたと…出会い系で知り合った

男とホテルに入ろうとして揉めたのだ。



叱りつける節(西尾まり)に


あんた達なんか親と思っていない。

どうしたらそんな退屈な人間に

なれるのか?

恥ずかしいと思わないのか。


顔を見るのもウンザリで

死んでもあんた達みたいな

大人にはならない。


再び毒を吐く糸…病んでる (>_<)





家族や親戚の問題に悩むカホコは

モデルをする度に表情が険しくなり

毎回、絵を描くのを中断して

話を聞く麦野…優しい。



それに彼のアドバイスは的を得ていて

ホント気持ちいいのだ。



麦野が、もう使えない赤い絵の具を

いつも持っていることを不思議に思い

理由を尋ねると



「うるせえな、捨てていいから。

捨てろ!」

…仕方なくゴミ箱に捨てるが、

何かおかしい。




家族の問題を初代に相談に行くと

初代は全て知っていた。



何か自分に出来ることはないかという

カホコに

「少し大人になったみたい。

好きになった人のおかげね。」



家族がいない麦野にも

何かしてあげたいと話すと

お弁当を作ってあげたらと。



昔、泉からも同じ相談を

受けたそうだ。



料理が出来ないカホコに

おにぎりを作ってあげるよう提案。



そして何度も何度も

何時に帰るか聞いてくる泉に

やっと「一人で帰る」と返信。

一歩前進だ (^^)v




子離れするように泉に電話をすると

後悔したくないから、

出来るだけの ことを

してあげたいと…



「子育てで後悔しない母親なんて

いないわよ。」



確かに。

私もタイムマシンがあったら

息子が自分から離れるまで

ずっと抱っこする (^_^;)



「最後は覚悟を決めるしかないわよ。

例え子どもが転んでも、

立ち上がると信じて。



愛するより信じる方が

難しいんだから。」



初代は今も、深い愛情を持って
みんなのことをしっかり見ている

素敵なお母さん (#^.^#)




おにぎりを作ったカホコは

先ず正高の実家を訪ね



「もっと大人になって、

パパに迷惑とか心配とか

かけないようにするから

ウチに帰って来て下さい。」



感激する正高…良かった!

そして、次は麦野のバイト先へ…



おにぎりは嫌いだからと食べない。

更に捨てた筈の赤い絵の具を

再び持っていた… (@_@)



母一人、子一人で貧乏だったが

絵が上手だからと買ってくれた物で

その気になってがんがん使っていたら

7歳の時、朝起きると、おにぎりと

「ごめんね」と書き置きを残して

居なくなり、そのまま…



自分みたいな性格の悪いガキは

誰も養子にとってくれないから

高校卒業まで施設に居て

バイトしながら奨学金で大学に

入ったのだと…



何とかして会えないかな?とカホコ。

親戚も母親の居場所は知らないし

自分も探す気はないと言うが



「本当は会いたいから、

捨てずに持っていたんでしょ?」



「そんなんじゃない、

いずれピカソを超えて

見返してやるためだ!」

絵の具を川に投げ捨てる



川へ拾いに入るカホコ。


「自分が何にも出来ないのが悔しい。

初君にも家族にも、

幸せになって欲しいのに、

何も出来ない自分が

嫌で嫌でたまらない。」



更に過保護だからかと、

自分を責め出す。



川の中を這いずり回って探すカホコを

お姫様抱っこで連れ帰る麦野(≧∇≦)




正高が帰宅すると

泉は一人ビデオを観ていた…



「私、ちょっとカホコを

甘やかし過ぎなのかな?」

ここは大事なところだから、

ちゃんと答えようとすると

チャイムが!



びしょ濡れのカホコと麦野が

立っていた。



「僕が悪いんです。

ちょっと長くなるけど

聞いてもらえますか?」



麦野と居るといつも酷い目に遭うと

聞く耳を持たない泉 (-。-;

これ以上関わらないでと

閉めようとしたドアを押さえ、



「嫌です。

娘さんともう会えなくなるのは嫌です。



二人が何でそんなに娘さんを

可愛いと思うのか、やっとわかりました。


出来れば交際を許して欲しいと

思ってますけど


今こんな格好なので

又あらためてお願いしに来ます。」



頭を下げて立ち去る。

カッコいい!(≧∇≦)




するとカホコは

もうママに甘えないようにする。

自分のことは自分ですると宣言。



「花嫁修行のことも就職のことも

一回自分で考えてから

ママに伝えるようにする。


そうしないと、いつまでたっても

大人になれない気がするから。」



「わかった。」とひと言、

そして荷物をまとめて

何も言わず出て行く泉。



大人げなさ過ぎる (>_<)



実家に帰ったなら

初代が諭してくれるだろう…

とにかく面倒臭い性格で苦手。

黒木瞳が嫌な女を上手に演じてる。




家族、親戚と次から次に問題を起こし

カホコの悩みは尽きない (^_^;)

ひたむきで真っ直ぐで素直なカホコを

見ていると、ほのぼのとしてくる。



過保護のカホコ 水曜22時 日本テレビ


「考える人」のポーズをとらされるカホコ…


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