2017年8月22日火曜日

「過保護のカホコ」第6話の感想:大好き

母娘のバトルの始まりか?



バイト経験なし、

一人で服も選べない、

駅まで歩いたこともない。

超過保護に育てられた女子大生

根本加穂子(高畑充希)。



学内で偶然出会った一人の青年

麦野初(竹内涼真)の言葉で

自分の中に眠っていた力を

見つけていく…



「家政婦のミタ」など数々の

ヒットドラマを手掛けてきた

遊川和彦が描く痛快ホームドラマ。





泉(黒木瞳)が出て行った翌朝

案の定、寝坊するカホコ (^_^;)

朝食の用意をしようにも

油がどこにあるかすらわからない。



ラインは未読、メールも返信なし。



すると初代(三田佳子)から

実家に帰っているから心配しないよう

連絡が入る。



何があったのか聞かれ

昨夜の出来事を話すと…

(麦野の告白とカホコの自立宣言)



自分よりも麦野を選んだみたいで

母親として淋しかったのだろうと。

一旦ヘソを曲げると何日も喋らず

時間がかかるそうだ。



ホント面倒臭い奴!



とりあえず正高が様子を見に行き

カホコは家事を頑張ることにするが

とにかく何をやってもダメ (-。-;



麦野に相談すると

「それよりもっと話し合うべき事が

あるんじゃないかな、俺たち。」



すると、お願いが二つあるとカホコ。

名前で呼んで欲しいのと

ちゃんと「好き」って言って欲しい。



時間をくれと麦野。



照れてしまって言えないようだ (^◇^;)



泉を訪ね、戻って来て欲しいと頼むと

目の前にいるのにメールで

「無理です」(^_^;)



話の途中で「それで」「…」と返信。



そこへ、糸(久保田紗友)のことで

厚司(夙川アトム)から

「お前の育て方が悪い」と言われたと

節(西尾まり)が泣きついてくる。



「そこまで言うなら自分一人で 

育ててみれば!」と出て来たそうだ。



「よく言った!

向こうが謝ってくるまで

絶対に許しちゃダメ。」と泉 (-。-;



正高のことはまるで無視…



料理も洗濯もお風呂の支度も

まともに出来ないカホコ。



翌日も泉を訪ねた正高が

帰って来て欲しいと頼むと

「家政婦として必要ってことですか。

あたしが?」



ホントひねくれている (ー ー;)



直接話そうと言うと

今度は環(中島ひろ子)が

「結婚したのは間違いだったかも」と

泣きついてくる。



喧嘩した訳ではないが

縁起の悪いことも続き

このままだと今の幸せが

逃げていきそうで怖いから

その前に別れた方がいいかなと。



なぜ、こんなにもネガティブ?



追いかけてきた護(佐藤二朗)

更に厚司も迎えに来て、大騒ぎに…



夫婦なんだから話し合えばわかると

間に入ってなだめる泉。

その言葉、そっくり返したいと思う

正高だった…




帰宅すると今度は正高の父・正興

(平泉成)が訪ねて来る。



教子(濱田マリ)に

借金の肩代わりを頼まれ

もうそんな余裕はないと突っぱねたら

出て行ってしまい



妻・多枝(梅沢昌代)から

どうするんだとせっつかれ、

いつも通り「明日、明日」と言うのを

「今すぐ何とかして下さい!」と

キレられたのが原因らしい (ー ー;)



暫く面倒をみて欲しいと多枝…





話を聞いた麦野は

「心配しなくても

お前の家族のことだから

すぐ元の鞘に納まるって、カホ…」



途中で口ごもる…

名前を呼べないのだ (^_^;)



自分が家事が出来ないせいで

家の中がしっちゃかめっちゃかだから

名前を呼んでくれたら少しは

元気が出ると言うが…ダメ (-_-;)



そこへ糸がやって来る。

両親と仲直りして欲しいと頼み、

何でもするからとカホコ。

初くんを譲って欲しいと。



初のことを好きだから無理と

返すと…



「初くんもそうなの?」

口ごもりながら頷く麦野。

ハッキリ言ってと糸。



本当に付き合いたいと心から

思っているが、

口にするのはハードルが高いと



おちゃらける麦野を見て

立ち去る糸とカホコ…




そしてスーパーで、教子にバッタリ。

小さい頃から、

親とか兄妹とかどうでもよく、

血縁関係ってだけで

何でこの人達を愛さなくては

いけないのだろうって…

自分は冷たいんだと教子。



その言葉に驚くカホコ…



子どもでも産んでれば

家族に愛情わいたのかもしれないけど

こんな自分じゃダメだと思って

色々やってみたが

結局、家族の迷惑になるだけで

どうしようもないらしい。



もしかしたら自分と似てるかも?

落ち込むカホコ。




教子と別れ帰宅すると

並木家の婿達が集まり

作戦会議を開いていた。



更に福士(西岡徳馬)までやって来る

…娘達から非難されたのだ。



妻の愚痴をこぼし始める男たち。

福士だけは初代のおかげで

みんなの話がわからない。



初代の有り難さを全くわかって

いないところにイラッとくるが (-。-;



今度はカホコを褒め出すみんな…

環や節に何とか言って欲しいと

お願いし出す面々。



今のままではみんなの奥さんのような

素敵なお嫁さんには全然なれないし、

家事もろくに出来ず、ダメダメで…



「みんな奥さんに感謝の気持ち

伝えてきたら?」



みんなのこと大好きだけど

こんな所でウジウジしてるみんなは

嫌いだし、顔も見たくないと。




結局、カホコと一緒に並木家に向かう

みんな…

女性陣は西瓜を食べながらお喋りを

していた。



お互いに帰ることを勧める姉妹。

更に話は子どもの頃の不満や不安に…



泉が拾ってきた仔犬が

泉にだけなつかず、その頃から

“もしかしたら自分のことを

誰も好きじゃないのかもしれない”

と不安になったと…



でもカホコだけは違っていた。

“この子の愛情だけは

どんなことがあっても

信じることが出来る”



麦野君に取られそうなのが怖いのか?

と尋ねると

もう少しカホコと居たいだけだと…



「気持ちはわかるけど。

子どもが船なら、いつか錨を上げて

港を出て行かなきゃいけないのよ。 


厳しい航海に疲れたら

又港に戻って来ればいいんだから。」



初代は本当に素敵な母親だ。

そして何でもお見通し (^_^;)



出て行くタイミングを失った男たちに

出てきたら?と声をかける。



「ママ!」駆け寄るカホコ。



ママのこと何も知らなかった。

ママが出て行ったのは

神様がママのことをもっと知りなさい

って言ってくれてるんだと思った。



ママの愛は当たり前だと

思っていたけど

全然当たり前なんかじゃない。

素晴らしい物、宝物なんだよね。



今まで気づかなくてごめんねと。

正高も、帰って来てくれと頼み

そしてメールを読んでやって

欲しいと訴える。



ようやくメッセージを読む泉。

そこにはカホコから「大好きだよ」と

沢山のメッセージが届いていた。

泣きながら出て行ってしまう…



明日になったら必ず帰るから、

大丈夫だと初代。



そして環と節にも

こんな所へ逃げ込んでないで

ちゃんと自分達の問題に向き合うよう

帰りなさいと優しく諭す。





翌日、モデルをしながら

「大好きだよ、ママ。」

とメッセージを送ると…



覗き込んでいた麦野が

「大好きだよ、カホコ。」 

(≧∇≦)



地球外生物に遭遇したような顔をする

カホコ。

課題クリアだよな?と麦野。



もう一度言って欲しいとせがまれ…



「とにかく付き合おう、俺たち。

ママが戻って来たらちゃんと

許可を取りに行くから。」



やっぱ、カッコいい!




夜になってもまだ帰らない泉…

正高は、心配しなくても

笑顔で帰って来るよと。



そこへようやく泉が帰宅。

仏頂面で口も聞かず片付け始める。



やっぱり可愛くないし、嫌い (-。-;



片付け終わり、ワインを開けて

一人飲み始める泉。



「これからはお互い

自由にやりましょ。

家族だからって束縛しないで。」



カホコに対して

自立したいなら

自分の思うようにやればいい。

頼りたい時だけ頼るのはやめてね。



正高には

明日の夕食のことは

もう聞かないから要る時だけ言って。

家政婦だと期待されても困るから。



今まで間違ったことはしてないし

これからも変わるつもりはない

と言い切る。



「ただ、あなた達が望むなら

カホコのことは

自由放任主義でいきましょう。


どうせ家族なんて一生一緒になんて

居られないから。」



可愛くなーーーい!



ママに認めてもらえるよう

頑張るとカホコ。



母娘のバトルの始まりなのか?と

心配する正高…(^◇^;)





そんな中、初代の命は

もう長くないようで…

医師?との会話を

聞いてしまうカホコ。



この偉大な母を失ったら

どうしようもない家族たちは

一体どうなってしまうのだろう?



結局、泉のことは理解出来ないし

どうしても好きになれない (-。-;



カホコの「大好き」メールも

ちょっとやり過ぎ感が…



遊川作品は問題を抱えた家族が

たくさん登場するが

今回もそのパターンは顕在。



環のことが一番理解できないが

子どもの頃から喘息を抱え

姉妹と同じように遊んだり

出来なかったせいなのか?



確かにカホコは可愛いし

両親も彼女を愛しているが

泉の愛情は一方的で

最終的に娘を不幸にする。



本当に自立して

自分の家庭を持った時

もしくは自分が母になった時

きっと「大好き」では

なくなると思う…



やはり彼の作品は

いつもどこか闇を感じる。


過保護のカホコ 水曜22時 日本テレビ


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