2017年12月18日月曜日

「監獄のお姫さま」第9話・娑婆のあらすじと感想:やっぱり私が、犯人です…衝撃の最終章

伊勢谷友介がもう魔物にしか見えない (-_-;)




女子刑務所で出会った5人が

無実の罪をきせられて服役中の

仲間の為に復讐を企てる

宮藤官九郎脚本の

おばさん犯罪エンターテイメント♪




監獄仲間である江戸川しのぶ

通称「姫」(夏帆)の冤罪を晴らす為

彼女を陥し入れた江戸ミルク社長

板橋吾郎(伊勢谷友介)への復讐を企てた

元女囚たち…



銀行員のキャリアウーマンだった

馬場カヨ(小泉今日子)は

浮気した夫を刺し、殺人未遂で服役。



元指定暴力団組長の妻・足立明美

通称「姐御」(森下愛子)は

違法薬物不法所持。



通称「女優」の大門洋子(坂井真紀)は

若手俳優の追っかけ資金が

足りなくなり、

横領や詐欺に手を染め服役。



有名なカリスマ経済アナリスト

通称「財テク」の勝田千夏(菅野美穂)は

脱税とインサイダー取引で服役。



そしてリーダー格で通称「先生」の

若井ふたば(満島ひかり)は

彼女たちの教育係だった元刑務官。




2015年11月…カヨが出所。

迎えには来ないでというカヨに

「いや、来るよ。絶対に来るし。」

と言った長谷川(塚本高史)は来ない…。



何故?



1年間更生施設に入ることになり

武彦(赤堀雅秋)からは公太郎(神尾楓珠)

と連絡は取らないでくれと

アドレスも教えて貰えない (>_<) 



今の妻が公太郎とカヨが会うのを

嫌がっているというのだ。

だからもう会わないでくれと…

そして美容室で働き始める。




2016年7月…「会いたくないの?」

親族申告書に名前を書けば

子どもでも面会に来れると

教えるふたば。

一人ではまだ来れないからと姫。



母・民世(筒井真理子)に名前を伏せて

手紙を書く…

「今日は7月15日。

娘さんが収監されて4年と4カ月と

3日目。

そして勇介くんの4回目の誕生日です

…娘さんの刑期はあと8年。



せめて年に一度、娘さんに

勇介くんの成長を見せてあげることは

出来ませんか?



お孫さんを外へ連れ出し

社長さんには内緒で

面会させてあげて欲しいのです。



しのぶさんにとって

励みになると思います。」



ふたば、優しい…(涙) 



雑居房では恐い女囚(池津祥子)が

幅をきかせ、姫をアスパラと呼び、

おかずを奪ったりしていた (・_・;) 




そして手紙を読んだ民世が

護摩所長(池田成志)を訪ねて来る。

ふたばに向かい

「らしくないね~、若井先生。」

「私じゃありません。」



でも同封した折り紙の手裏剣で

バレていた…



「決して隙を見せない鬼教官。

だからよっぽどの事なんですよ、

彼女がこんなお節介を焼くなんて。」



「私たち会社とは

もう関係ないんです、一切。」



また吾郎を怒らせてしまったし

こういうことは困ると…



「そんなに冷遇されていたのか…」


「それだけのことをしたんです、

しのぶは。」


「ちょっと待って、

娘さんやってないって

面会で言いましたよね?」


「それはもう

考えないことにしました。」(゚o゚;;



夫の治療費も遺族への賠償金も

全て吾郎が肩代わりしてくれた。


「それなのにあの娘は正気を失って

犯した罪を認めようとしない。」



「あんただ!あんたが全ての元凶だ!

今わかった。

うちらがいくらお節介を焼いても

何も変わらないのは

あんたのせい!」

と民世を指さし、

テーブルに座り説教を始める。



「(しのぶの辛気臭い顔を見ていたら)

いやでも考えるわ、

もし冤罪だったら?

社長が犯人だったら?って。


考えるの止めるのが、正常ですか?

だったら刑務官辞めます。

お節介は止められないので!


…知ってる?勇介くんは

おばさん達の勇気とお節介で

産まれた子なんですよ。

勇気の勇とお節介の介で勇介!」



ふたばの思いが痛いほど伝わり

態度や所長の言葉は可笑しいんだけど

涙が止まらなかった。



「ちょっと待って…社長に怒られた?

手紙、見せたんですか?」


「吾郎さんには

何でも報告しなければ」


「それ!それこそお節介!」



所長室を飛び出すふたば。



同じ頃、面会だと呼ばれた姫。

面会人は吾郎…



「何で、会いたいの?」

はー?

「勇介は私の子だから。」



まだそんなことを言っているのか

勇介は覚えていない。



「勇介の母親は私です。」


「は?そればっかりだな。

誰が母親かなんて重要じゃないでしょ

勇介は次期社長。これは決定事項。

何が不満なの?」



殿と本妻の間に世継ぎが

産まれなければ、側室が産む。

歴史が証明していると。



「側室?」


「そう考えた方が楽なんじゃないの?

君が権利を主張することで

不幸になるのは勇介なんだから。」


「何で?」

事件を起こしたから

だから今ここにいるのだと畳み込む。


「あれ?…あれ?」

不安定になっていく姫…。



両親の生活も自分がみているから

十分だろう。

「もう関わり合うのはよそう。

勇介の為にも。」



面会室に着いたふたばは高山に

「何故、立ち会わない?」

「金バッチだし、

本人も大丈夫って言うから。」



面会室から出て来る姫…

「先生、私やりました。

やっぱり私、犯人です。」



面会室に入るふたば。

吾郎の姿はもうない…。



完全に母娘を操るサイコパス (゚o゚;; 

姫が何故、刑務所でないと

子どもを守れないと言ったのかが

よくわかった。



そしてふたばが復讐を決意した瞬間の

表情が凄い!




2017年1月…

みんなからのメールは届かない。



ある日、偶然デパ地下で働く

お化け(あびる優)に会い

ローストビーフをサービスで貰うカヨ

…公太郎の下校を待ちそれを渡す。



「こういうの一番困るんだよ。

いつ帰って来たの?」



武彦から何も聞いていないのだ。

美容師をしていて

今度新しいお店に移るとチラシを渡す

…原宿駅徒歩35分。

って、どこ?普通書くか?



公太郎の冷たい態度が悲しく

1話を観たくなった。




2017年4月…

小シャブ(猫背椿)が店長を務める

美容室で働くカヨ。



ある日店に客として

ふたばがやって来る。

黒雲と雷とカラスを纏って…



「角刈りにしてちょうだい。」

美容室にバリカンは無い…。

「ベリーショートでいいですか?」

と小シャブ。



一切口を開かないが、帰った後、

椅子の下に「復讐ノート」が!



そこに記されていた場所へ向かうと

千夏、姐御、女優が待っていた。

みんなふたばに呼ばれて来たのだ。



千夏はサイン会で、

工事現場で働く女優には

折り紙の手裏剣を投げつけ、

温泉施設で眠る姐御の目の上に

手裏剣を置いて行った…。



そしてノートは計画の雑な部分や

詰めの甘い部分が直されていた。

殆ど別物…

吾郎ではなく、勇介を誘拐。



しかも吾郎の情報を得る為に

秘書として潜入していると。

経歴を聞いて護衛も任せる吾郎。



ノートを没収された時、

ふたばから娑婆に出たら忘れると

言われたことを話すカヨ。



「実際そうでした。甘かった。」

日々の生活に精一杯で

姫のこと少しづつ忘れるようにして。

「それが更生だって自分を騙して…」



「私は忘れてないけどね。続けて。」

と千夏。



「そんな私を、雑魚な私たちを

先生は近くで叱る為に塀を乗り越えて

懲罰を与えに来たのかな。」



…「私は忘れなかったけどね。」

と再び千夏。


メールをくれなかったくせにとカヨ。


何度もメールしたという。

「ブロックしたのはそっちでしょ?

携帯出しなよ。」



…メールアドレスが「ババカヨ」

ではなく「バカカヨ」になっていた。

(^◇^;)

でもタイ人(江井エステファニー)からは

ちゃんと届いたらしい (^-^;




 「どうりで何度送っても

返ってくる訳だわ。悲しかった。

やっぱり娑婆に出たら

他人なんだって。」と姐御。



あちこちで働いたが

若い子の話題についていけず

ババカヨがいれば相手してくれるのに

「会いたいなって毎晩泣いてました」



いっそ刑務所に戻ろうかと

万引きしたところを

「若えの(尾美としのり)」に止められ

親父(高田純次)が危篤だと

連れ戻された。



3週間後息を引き取り、遺言状には

「20億円を含む財産の全てを

前妻・明美に譲渡する」

と書かれていた。

「一発逆転どす。」(^_^)v



 そろそろ話を戻してもいいかとカヨ。


「やります?やめます?復讐。」


「うるさいな、

来たってことはやるってこと。」

と女優。



千夏は「散々話したよ、

うちら忘れてもないし

醒めても我に返ってもいない。

でも、ババカヨが居なきゃ

出来ないねって。」



 ババカヨが言い出しっべだし

来なかったら中止。



そしてお揃いの

スマホカバーを差し出す。



「でも本当にいいんですか?

捕まったら今度は長いですよ。」


「そんな中途半端なお節介なら

最初から焼かないよ。

姫の為じゃない、自分の為にやる。

それがお節介でしょ?」



千夏、カッコいい!


「反省はした。後悔はしたくない。」

と女優。

「頑張ろう、

5年越しのお節介でっせ。」

と姐御。



ふたばにラインで報告し、

江戸っ子ヨーグルトで乾杯♪



…吾郎に姐御を超資産家の未亡人だと

紹介する若えの。

有馬記念に誘われる姐御。



サイン本を渡し

吾郎と鉄板焼きを食べる千夏。


「何やて~」

何故か張り合う二人 (^-^; 

「寝るのはなし」

とお互いに牽制し合う…

結局、千夏は裏切ったけど (^-^; 



吾郎たちのスケジュールが次々

報告され、着々と準備は進んでいく。


「任せて、

あの子一番私に懐いていたから」


「くれぐれも

他の子と間違わないでよ」


「勇介の顔、間違えるわけないじゃん

私、女優よ」


念の為、写メを送ろうかと言われ

特徴だけ教えてくれればいいと…

とんでもないのと間違えたけどね (-_-;) 

しかも特徴すら合ってないし。



長谷川に

「爆笑ヨーグルト姫は冤罪です。」

と手紙を送るカヨ。



2017年12月25日…

容疑者確保から6時間42分。

「爆笑ヨーグルト姫事件の

再審請求に先立ち

プレ裁判を開廷します。」



警察やマスコミが嗅ぎ回っているから

急ぐよ、とふたば。



テレビでは

「女性秘書、事件との関連性強まる」

と報道されていた。



晴海(乙葉)が携帯を置いて行った為

居場所は特定できない。



「タレントの勝田千夏氏 

犯行に関与か」という速報まで (-。-;



「君までここに来てどうするんだ」

吾郎に責められても相手にしない晴海



再審請求には姫が無罪であることを

証明する新たな証拠が不可欠。

実行犯プリンス(ナリット)に

殺害を指示したのが吾郎だという

証拠が必要だと長谷川。



2012年1月の裁判で

しのぶが殺害を指示した証拠として

提出されたのはメールの履歴、

プリンスの供述、

音声レコーダーの音源。



メールのやり取りは28通。

この中で横山ユキ(雛形あきこ)の

殺害を依頼、報酬金額を提示し

実際にそれを渡している。



「間違いないですね?」

と金城検事(満島真之介)。

「覚えていません。」と姫。



…「異議あり!」「18番」

「成りすましよ、

姫に成りすまして送ったんでしょ。」


姐御

「メールなんて誰でも送れるじゃん」

女優

「しのぶって名前、

男でも女でもいるしね。」

千夏

「ちょっと何言ってるか

わかんないけど」


「何で?坂上忍のパソコンから

大竹しのぶがメールしても

わかんないでしょ?」 (^◇^;)


「31番、勝手に喋んないで。24番も」



…「音声データはどう説明する?

あったんだよ、肉声が。」

姫とプリンスの会話を録音したもの。



「69番、願います。」

それに関して姫は覚えていないと…

せっかくの婚前旅行なのに

元カノが現れ、

ホテルのバーで待ってろって

何かムカつき、泡盛をガンガン飲んで

酔っぱらったのだ。



そこにプリンスが来て

「しのぶ、ユキ殺す」

「フハハ、そうそう」

「プリンス、ユキ殺しましょうね。

しのぶの為に」

「ハハハ、殺せ殺せ」

「お金くれる?」

「いいよ、しのぶ、お金持ちだもん」


…え?

このふざけた会話が証拠の音源 (@_@。



裁判中の吾郎の「やった!」という

表情が憎々しい。



ナイフからプリンスの指紋が出て

揺るがぬ証拠となった。



…「社長の隠し口座からタイの口座へ

月々1万ドルが振り込まれています。

これはどう説明しますか?」ふたば。



タイに土地を買う為だと。

アジア諸国に学校を建設する計画を

推進しているその一環。



「私もちょっといいですか?」と晴海

…しのぶに会ったことはなく

笑っている動画しか見たことがない。



「ああ、これが勇介の本当のお母さん

なんだなって。

…何故みなさんが彼女の為に

法を犯してまで

手を差し伸べようとするのか

あの笑顔を見てると

ちょっとわかる気がします。

私は今も吾郎さんを信じています。

ただ…」



勇介を二人で育てようと言った時

しのぶもそれを望んでいると聞いた。



「勇介を宜しく頼むって、

しのぶさんが言ってるって。

それで私はママになる決心がついたの

…でも嘘だったってことよね?

答えて!あなたは無理やり…」


「刑務所だぞ!あの子が生まれたの」


「そうなったのは、誰のせい?」

とカヨ。

「姫が勇介と暮らせないのは

誰のせい?

あんなに幸せそうに笑っていた姫が

今ここにいないのは誰のせい?

答えて!」



動画を見て何かに気づく長谷川…。

何?



「何も証明出来ないでしょ。」

開き直る吾郎。

しのぶは服役中、

実行犯はタイの監獄、

ユキが生き返るならともかく…



「ユキさんならいるわ。」

立ち上がる千夏。

同じ香水をつけて、波の音を流す…



2011年11月1日沖縄…

崖の上に立つ吾郎とユキ。



「ここから落ちたら死ぬかな。

冗談よ…冗談じゃないの?」

「私を呼び出したのはあなたでしょ?

彼女に成りすまして

私を呼び出したんでしょ、

だから来たの。」


「違うんだよ、ユキ。

嫉妬深いんだよしのぶは。

きっと君と僕の関係を勘ぐって。

もう終わってるのに。」


「終わってないよね?」

終わってたら沖縄くんだりまで

仕事を休んで来ない。

散々利用しておいて随分な扱いだと…


「それとも殺すつもりで

呼んだのかしら?

使える女は

丁重に扱うんじゃなかったの?

もう私は使えないってこと?」



千夏の言葉にあの夜のユキが重なり、

うろたえる吾郎。


「私より、女優…」と女優。



「じゃあ、別れましょ。」

差し違える位のつもりだったが

しのぶの顔を見たらそんな気も失せた

…生まれつき満たされている感じ、

嫌味なくらい華奢な

つまづいたらポキッと折れそうな手足

…誰もが転ばないように

あの娘が歩く道を綺麗に掃除する

…そっち側の女。



こっちは廃墟みたいなホテルで

セメントみたいなベットでも寝てきた

「老犬みたいなジジイに

雑に抱かれてきたわ、

あんたの出世の為にね。

おかげであなたは社長になるのね。

夢が叶って良かったわね。

さよなら。」



…「それじゃダメなんだ。

もうやめてくれ、思い出したくない」

倒れる吾郎。



「わかっただろ、晴海。

俺はお前が思うほど

立派な人間じゃない。

見捨てるならそれでいい。」



「罪を認めるんですね?」

「何で?証拠がないんだよ。」



やったかやってないかじゃなく、

証拠があるかないかだと

この期に及んでまだ言い張る。



「証拠が出るまで認めないよ、私は」


「あの、それなんですけど、

ちょっと沖縄行っていいですか?

のぶりん、

ちょっとわかっちゃったんですよね」

(゚o゚;;

外れると恥ずかしいからと

教えてくれず、今池(上川周作)を連れて

出て行く長谷川。



入れ替わりにタイ人が…

「アドレス変えたろ、バカカヨ~」

ふたばに呼ばれたのだ。

「先生、連れて来たよ。」

そして、まさかのプリンス登場!



いよいよ最終回。

吾郎の罪は立証できるのか?

なぜ、別れようと言ったユキを

殺害したのか?

本当にプリンスが刺したのか?



復讐を決意したであろう瞬間の

満島ひかりの表情が忘れられない…。



そして面会室での吾郎…

耳がとんがっていて

童話に出て来る悪魔?魔物?

にしか見えない (-_-;) 



カヨ達はどうなるのだろう

もう最後だなんて…ロス決定 (;_;)


監獄のお姫様 火曜22時 TBS


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