2017年12月25日月曜日

「民衆の敵」第9話のあらすじと感想:物語は最終章へ!絶対絶命!?民衆の敵 はお前だ!

哀しい裏切り…



仕事をクビになった中卒の主婦

佐藤智子(篠原涼子)が

市議会議員から市長になって

活躍する姿を描く

市政エンターテイメント。




智子からの要望を受け

副市長になることを決めた

藤堂誠(高橋一生)が記者会見を受ける。



「市民の幸せを実現すること

それが自治体のトップである

市長本来の仕事。

それ以外の政治は要らないと

佐藤市長は言います。


政治は清濁併せ飲むもの

そう教えられて育てられてきました。


でも本当にそれでいいのか?

本当にそうなのか?

佐藤智子という議員に出会ってから

常に抱き続けてきた疑問です。」



それに対する答えが副市長就任。



「理念だけの政治家、

いいじゃないですか。

私が議会に副市長就任を承認された

暁には、佐藤市長の理想とする

市政を実現するべく尽力し

支え続けていきたいと思います。」



就任を犬崎(古田新太)派が承認するか

という記者からの質問に



「承認するべきだと思います。

市民のことを本当に考えるなら。」



今の市政の混乱は犬崎が原因かという

質問に対し

市長が任命した副市長を

正当な理由なく承認しないというなら

市民の為にはならない。



「政治は感情ではなく、

理性で行うべきです。」



…会見を見ていた犬崎は

「このガキ、喧嘩売ってんのか?」



こうなったら徹底的にやるって

ガラが悪いにもほどがある (-。-;

もはや政治家ではないよね…。



藤堂家が絡んでいるから

慎重になるべきだという

前田(大澄賢也)たちに



「お前ら何か読み違えてないか?

プリンス面してるがな、

とんだはみ出し者なんだよ。」




未亜(前田敦子)、園田(斎藤司)と

同期4人で飲む智子と誠。



ニューポート建設に

反対する人がいるのに

切り捨ててはダメだということから

「プライベートライアン」

という映画の話に発展。



ライアンが助かって良かったというと

その為に何人死んだんですか?と誠。



主人公のライアンに着目すれば

感動的な話になるかもしれないが、

死んだ兵士にすれば理不尽な話。



目の前の人一人を幸せにする為に

周りの人を不幸にするのは

ダメだと園田。



「ええ。目の前の人一人の陰には

見えない99人がいるんですから。」



それに対し智子は

目の前の一人一人を笑顔にすることに

よって、ゆっくりかもしれないけど

百人全員幸せに出来るかなって思うと

結局どこまでやれるか

頑張ってみようということで乾杯!




そんな中、街中では「あおばランド」

建設のイベントがあちこちで始まる…





政治部デスクの西村(長谷川朝晴)に

誠が副市長になることをどう思うか

尋ねる平田和美(石田ゆり子)。



大物政治家・藤堂英一朗の息子が

何故?

産廃処理場の問題がこじれ

誠に構っている余裕がないのでは?

とデスク。



それなら兄・明(山中崇史)が

しょっ中地元に戻って来ているのは

何故?



何かあると和美。

誠の縁談相手である藤宮重工は

ニューポートに絡んでいる。



そう考えると

誠が副市長を引き受けるのは

益々わからない。



「藤堂誠は、純粋に佐藤智子を

応援してるだけなんじゃないか?」


「親に逆らってまで?」


「人が言うほど

サラブレットじゃないのでは?」



釈然としない和美…。

そもそもニューポートは

藤堂家が乗り出してくる程

旨味があるものなのか?



そこへ前田(大澄賢也)が記者会見を

開くと連絡が入る…



あおば市の経済発展の起爆剤として

ニューポート建設を軸に

様々な計画を立案してきた。



それもこれも市長が推進する

福祉計画を実現する為。

それは市民の夢だが、お金がかかる。



「残念ながら佐藤市長は

そこがわかってない!

だから我々が財政面を支えるべく

進めてきたのが

ニューポート関連計画なんです。」



アミューズメントパークを

突然作るという話が出てきたのは

「具体的なプランが

整っていなかった為に

発表を控えていました。」



ニューポートに隣接する地区を

アミューズメントエリアとして

国内外の観光客にアピールしていく…



大型客船が寄港できる港の

アミューズメントパーク。

雇用も増加し、市の収入も増え、

福祉政策の財源を賄えるだけでなく、

ゆくゆくは皆さんの税金を

下げることも可能になる。



こんな計画があったのかと

感心する智子。

でもそれなら稟議書があるはず…。

そんなものは無いと誠。



あおばランドに賛成したら

ニューポートにも賛成になる。

あおばランドを市民の望むところだと

主張し、

智子をリコールに持ち込むのが

犬崎のやり方…




誠と反対派の井上(菅原大吉)を訪ねる。

市長ではどうにもならないから

誠の父親に仕事を奪わないでくれと

頼んで欲しいと…



あおばランド建設で

反対する人間は悪者にされてしまう。



漁師である井上は

「先祖代々この海に感謝して

この海から魚を貰って、

そうやって暮らしてきたんだ。

…今まで通り暮らしたいって、

そんな大それた望みか?」



その帰り…やはり井上たちの暮らしを

守ってあげたいと智子。



街中ではあおばランド建設

キャンペーンが過熱…



市長は反対なのかという質問に

そんな話は出ていないと答えるが

納得しない記者たち。



市長リコールの署名は

どんどん集まっていく。




犬崎の事務所を訪ねる誠。

あおばランドというレジャー施設の

構想なんてないことを確認すると

完成図を見せられる。



すっごくちっぽけ…(>_<) 

国外の観光客に対して恥ずかしい。



「こんなもの作りませんよね?」


「失敬だな、作りますよ。」


「10年先?20年先ですか?」


「予定というのは

遅れるものですからね。」



政治家の息子だから

表に出せないような裏工作も

少なからず見てきた。

でも民衆をバカにするようなやり方は

承服出来ない。



「前から聞きたかったんだけど、

あんた俺の敵か?それとも味方か?」



そんなことに拘るなんて

本当に小さい人間だと誠。



「じゃあ、あんたはどんだけ

デカい人間なんだ?

デカいのは藤堂家の

看板だけじゃないのか?」



犬崎、小さい!



「叩き上げのやっかみですか?」

そういうのは慣れてるし

看板背負うのにも慣れてきたと誠。



すると莉子(今田美桜)から受け取った

二人の写真を見せられる…

縁談の話を聞いて

ショックを受けていたと…



「演説は上手だが

女の捨て方は下手だな。」



心配した通り (>_<) 

でも何で写真、渡しちゃったの?

信じられない…(;_;)



デリヘルの女性が敵う訳なく

写真くらい売ろうという気持ちになる

と前田たち。



週刊誌に売るほどあるから

持ち帰っていいと…



莉子との思い出を振り返った

誠の表情が悲しい。




同じ頃、あおばランドのイベントに

同じ顔が参加していることに

気がつく智子たち。

サクラがいたのだ!



イベント会場では

「佐藤市長をリコールして、

あおばランドをつくろう!」

という署名デスクが設けられていた。




そしてその夜、

自分のことで迷惑がかかるかも

しれないと智子に電話をする誠。



スキャンダルだと見抜く智子。

相手が誰かは出てからのお楽しみだと




翌朝、デスクから発表前の速報を

聞く和美。

昨夜、犬崎から各社に届いたのだ。



「ジャーナリズムとは

報じられたくないことを報じること。

それ以外のことは広報でしかない。

…あなたが教えてくれたのよ。」



新聞は犬崎の広報ではないと怒る和美

…自分たちはフリーのジャーナリスト

って訳じゃないと西村。



さぞかし悔しいことだろう (;_;) 



そして市長室を訪ねる和美。

席を外そうかという誠に

一緒に見て欲しいと…



それは智子が不正献金を

受けっとているという記事だった (゚o゚;;



証拠も揃っていて、夕刊に載るが

既にニュースになっていると…



研修室でニュースを見た未亜は

智子の所へ行こうと岡本(千葉雄大)を

誘うが、俺はちょっと…と険しい顔。



証拠となる領収証をチェックする

智子たち。

嘘の証拠の嘘探しを未亜も手伝う。



後援会費やパーティ券、

政治家が使う不正献金の手口だが

そもそも後援会もなければ

パーティもしていない。

でも書面上は存在している…



記者会見をすると智子は言うが

わかりません、知りませんを

繰り返すのか?

それで納得する人はいない。

完璧な捏造なんてないから

綻びが見つかるはずだと誠。



でも印鑑は本物だし

見つかる筈ないからやめようと智子。

書類も人任せだったし

捏造なんて簡単に出来た。

確かに全てクーデター前のもの。



「私をハメるなんて

簡単だったんだよ。」



智子が逆らうのを見越して

準備していたのだ。



「自業自得だね…」



智子のこういう所が好き。

自分の非を認められる人は

成長できる人だから。



そこへ市民から委員会が延期になった

ことで責められた園田が

抗議にやって来る。



智子が市長になってから

市政が止まってばかりだと。



それは智子のせいではないと誠たち。

園田もそれはわかっているが…

智子が市長である限り

犬崎は市長を辞めるまで

何度でも攻撃してくる。

その為に議会が延期され

仕事にならない…



その言葉で、同じようにあらぬ疑いを

掛けられた河原田(余貴美子)前市長を

思い出す智子。



今から河原田に会いに行くと…

河原田も望月も

犬崎に嵌められていたという。



居場所を調べて欲しいと言われ

岡本に連絡する未亜。

彼もまた河原田の元に居た…。

いつでもお待ちしてますと河原田。



ニュースを見て自分の過ちに気づき

謝罪に行った岡本。

何があっても信じるべきだったのに、

本当に後悔していると頭を下げる。



「あなたより私の方が罪は深いわ。

私は望月を信じてあげれなかった。」

何があっても信じてあげるべき

だったのに、後悔してもしきれない…



岡本があの時自分を

信じられなかったことは理解できるが

許してはいけない気がする…

「あなたを許したら

自分のことも許してしまいそうで…」



河原田の傷は深い…。




一方、藤堂英一朗に会いたいと

言い出す和美。

河原田のことも今回のことも

犬崎の陰謀なら総本山にあたろうかと


「誠は藤堂家の意向を

汲んでいないってこと?」とデスク。

「面と向かうとそう信じたくなる。」



息子でさえそうなのだから

英一朗に会ったら取り込まれる。

更に本当に藤堂家が黒幕なら

どんなに頑張っても

智子はもたないと…。




河原田に頭を下げる智子。

そこへ元福祉課の職員

小野佑樹が入って来る。



自分が青葉士郎だと告白…

奨学金に利子がつき

どんどん借金が膨らんでいったことが

上司の耳に入り

「お前、金が必要なんだろう」って。



望月が同性が好きみたいだから

行って来いと言われた。



望月は全部、河原田の為になるという

言葉を信じて動いただけ。

その上司は、富田(渡辺いっけい)…



それで繋がったと智子。

証言をしてもらえないかと岡本。



河原田は智子にわかってもらえれば

十分で、その件に関しては断ると…



「犬崎の陰謀を

暴きたくないんですか?」


「暴きたいのは、あなたでしょ?」



ニューポートには今でも反対。

でも、だからといって

人を傷つけてはいけない。



この話を公にすれば

望月の性的嗜好も公になる。

本人は恥ずかしいことでも何でもない

と言っていたが、公表していない。



まだ日本の社会は受け入れてくれない

…親に申し訳ないからって。




「モッチーのプライバシーを

守れればいいんですよね?

だったら小野くんよりも

証言させるべき人がいますよね?」



絶対あいつに証言させてやる!




夕刊に智子の記事が載り

リコール目前だと喜ぶ犬崎。



「ついでに誠の方も叩いておくか」

「それは…」と前田。



縁談が壊れたら

藤堂家も敵に回すことになる。



「だから、そうならないように

やるんだよ。」



怖い!

悪知恵だけはよく働く (-。-;



そこへ智子が富田を探しにやって来る

…今日中に連絡をくれなかったら

秘書だけでなく、役所をクビにすると

伝えろと。



そして犬崎に

「あなたがいる限り

民衆の為に私は働けない。

だから決めたんです。

あなたを潰すって。」



やってみろと犬崎。



最後にお礼を言っておくと智子。

「あなたのおかげで

自分のやるべき事が分かったんです。

目の前の人を幸せにしていきたい、

それが私のやるべき事。


あなたがその覚悟を

決めさせてくれたんです。

だからこそ、邪魔はさせません。」




あおばランドの反対を公言したことで

智子の支持率は下がり続け

市庁に記者や市民が押し掛けていた…



証拠もないのに信じろというのは

難しいことかもしれない

「でも私は全くの無実です。

必ずそれを証明します。」

信じて下さいと頭を下げる。

「私はいつでも皆さんの味方です。」



笑わせるな、やめちまえ、

野次が飛ぶ…。

そして期待しているとリンゴをくれた

八百屋のおばさんまでが…



「あんたは民衆の敵なんだよ!」

リンゴを投げつける (;_;)



何かここの市民って浅はか過ぎない?

ストーリー的に無理があって

ちょっと興ざめ (ー ー;)

もう少しリアリティがないと…



でも最後まで撮り終えていたからか

視聴率が低いとかで無理矢理

終わらされなくて良かった (^_^;)



最終回の見どころは誠だろう。

彼がどういう道を選ぶのか…

そして最後に正義が勝つのか?


民衆の敵 月曜21時 フジテレビ

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