脚本はリアルな女性像を描くことに
定評がある黒沢久子。
仕事をクビになった中卒の主婦が
市議会議員に立候補するという
市政エンターテイメント。
コールセンターで働くあおば市在住の
主婦・佐藤智子(篠原涼子)は
曲がった事が許せないせいか
正義感が強いからか
マニュアル通りに対応出来ずクビ (-｡-;
同じ日、夫・公平(田中圭)も
理不尽な上司に正義感からモノを言い
辞めてしまい…夫婦揃って失業 (>_<)
号泣議員の会見を見ていた智子は
彼の月収が950万だと聞き
ネットで正社員と市議会議員になれる
確率を調べると…
なんと市議会議員になれる確率は８割
(ﾟoﾟ;;
立候補しようと夫婦で盛り上がるが
翌朝には50万という供託金のせいか
現実に返る公平。
身の丈に合った仕事を探そうと言い出す。
でも目をつぶり卵焼きをステーキだと
想像して食べる息子・駿平(鳥越壮真)に
本物のステーキを食べさせたい！
公平を説得し、立候補。
しかし他の候補者はとっくに
選挙戦を始めていた。
候補者の一人、磯部真蔵(笹野高史)の
演説を聞き「嘘ばっかり」と呟く
同じ保育園に子どもを通わせる
平田和美(石田ゆり子)。
「嘘って？」と声をかける智子。
磯部は待機児童を保留児童と言い換え
マニフェストを実践したと言っている
だけだと。
実は和美は産休明けに政治部記者から
社史編纂室へ配属されたのだった。
市議会議員に立候補することを
報告するが、相手にされず…(^_^;)
公平と二人、手作りポスターと
自転車で頑張る智子だが
ネットに「高校中退」だとか
「金目当ての元風俗嬢」
などと書かれてしまう (>_<)
ネットで反論しても仕方ないから
街頭演説で頑張れと公平。
しかし人が集まる場所では
他の候補者が既に演説を始めていて…
もう一度最初の駅前に戻り
何とか演説を始めるが
そこへ代々続く政治家一家の息子
藤堂誠(高橋一生)が選挙カーでやって来て
元総理大臣が応援演説を始めてしまう (-｡-;
スタッフに早い者順の筈と抗議するが
見えなかったと相手にされず…
家柄だけでなく、経歴も立派な誠。
「生まれながらの政治家。
政治家になるべくして生まれたのが
この藤堂誠くんです。」と紹介され
マイクが誠に渡されると…
「私は高校中退です。
父親はギャンブル狂いで
母親は男にだらしないホステス。
生まれるべくして生まれた
高校中退です。」
と演説を始める智子 (^◇^;)
「結婚して子どもも生まれ
やっと幸せになれました。
時給950円で幸せになれました。
ウチの息子、卵焼きをステーキだと
思って食べてるんです。
上を見ちゃダメ
下を見てれば幸せなんだと
ずっとそう思って生きてきました。
でも、もうやだ！
だってそれって幸せなんですか？
だっておかしくないですか？
生まれた時点で自分の人生
決まっちゃうなんて。
時給950円の生活も知らない奴らが
市民の幸せ語るな！
自己責任？訳わかんない。
本物のステーキが食べたい！
誰にだってステーキを食べれる権利
ありますよね？あるんです！
だから幸せなフリは止めて
本当に幸せになりましょうよ！」
真っ先に拍手する誠。
「佐藤候補のご検討を
お祈りしております。
これから共に頑張っていきましょう」
拍手喝采。
爽やか〜！
一部始終を見ていた和美は
その夜、智子の家を訪ね
「応援させて。
私あなたを応援したくなった。」
そして選挙戦についてアドバイス。
更に力になってくれそうなママ友を
集めてくれる (#^.^#)
今は子育てを優先しているが
バリバリ仕事をしていた優秀な人ばかり。
「子育て中の女に責任ある仕事は
任せられない」と言われ
納得するしかなく…
でも納得しちゃいけないと
智子の演説を聞いて思ったと和美。
子育て世代が集まる場所を
リサーチして演説したり
SNSを活用したり
選挙活動は順調に進んでいく。
「自分が頑張ってもどうしようもない
事を何とかするのが政治家だと思う。
だからみんな期待してるのよ、
あなたに。」
和美の言葉に950万欲しくて立候補した
のだと謝る智子。
笑い出す和美。
「私ね、突拍子もないことを
仕出かす人は沢山いても
その突拍子もないことに
人を巻き込める人は
滅多にいないと思うの。」
市議会のドン、犬崎和久(古田新太)から
智子に追い上げられていると叱られる
磯部。
「どんな手使っても勝て。
いいんだよ、有権者なんか。
その時騒いでもどうせすぐ
忘れるんだから。」
市民をバカにしている (−_−＃)
「タレントが不倫でもしてくれたら、
お前が何しようが綺麗さっぱり
忘れちまうんだよ。」(ﾟoﾟ;;
こういう意図の元にウンザリする位に
不倫報道を流すのか？
ホント何とかして欲しい。
そして智子への妨害行為が始まる…
あおば市では職探し中は保育園に
子どもを入れる資格を失う為
智子がズルをしているとネットに
書き込まれ
演説会場に足を運ぶ人もいなくなり…
智子は選挙活動中だから
働いていることになるが
公平は無職だから微妙なところで (-｡-;
ただ公平が子どもをみてくれるから
選挙活動出来ている訳で
彼も選挙スタッフになるのではと。
その線で上手く弁明しようと
意見がまとまるが
「誤魔化すってこと？」
と納得出来ない智子は
保育園を休ませることにする。
駿平まで巻き込んでやるような
ことなのかと悩み始める智子に
「頑張ってママ。
僕、ステーキ食べたいよ。」
と励ます駿平。
ホント可愛い。
そこへ磯部が智子を批判する
演説をしていると連絡が…
しかもビラまで配っている (-｡-;
駆けつけた智子は
「人の陰口言ってるんだから
弁解くらいさせてよ。」と
選挙カーに乗り込み…
保育園のことをキチンと謝罪してから
「でも開き直って言わせて下さい。
そんなのおかしくないですか？」
今のルールがそうだから
子どもをやめさせることにしたが
おかしくないか？
同感！就活はどうしろというのか？
「突然クビになって
その度に子どもは保育園をやめなくて
はいけない。
子どもがかわいそうじゃないですか？
子どもにだって子どもの世界や
考えがあるのに
親の都合で振り回されてるんですよ。
おかしいルールは
変えていくしかないんです。」
「その通り！」声援を送る和美。
「私を応援してくれてるのは
ママ友達です。
すごく優秀で本当はもっともっと
社会で活躍出来る人達なんです。
でも子育てがこんなにも大変だから
能力を発揮出来る仕事に
就けないでいるんです。
子育て優先したら
自分の人生二の次なんて
そんなのおかしくないですか？
しょうがないなんて諦めないで
一人でやってもどうしようもないこと
を変えていくのが政治家の仕事、
私頑張りますから、
皆さん一緒に幸せになりましょう！」
拍手喝采！
そして開票日…
藤堂誠、犬崎和久の当確が決まり
続いて犬崎派でグラビアアイドル出身
の小出未亜(前田敦子)、
河原田晶子市長(余貴美子)の
推薦を受けた岡本遼(千葉雄大)、
農家出身の園田龍太郎(斎藤司)。
残る1議席は智子と接戦を繰り広げる
磯部に (-｡-;
無理して明るく振る舞い
皆にお礼を言って、席を外す智子…
しかし磯部が倒れ、繰上げ当選！
バチが当たったのだろう (^_^;)
市会議員として初出勤の日…
早速、議会で寝てる議員の頭を叩き
「起きろって言ってんだよ！」(^◇^;)
これから腹黒政治家たちと
どう戦うのか楽しみだ。
そして誠がガランとしたアパートの
一室にデリヘル嬢を呼んでいたことも
気になる。
裏の顔があるのか？
政治家の約束なんてシャボン玉より
軽い…ホントその通り。
少子高齢化、保育園や介護、年金など
問題山積みの日本。
働く主婦の現状など全く
わかっていない政治家ばかりだから
あんなトンチンカンな扶養控除の壁を
作ったのだ！
智子のいうとおり、大多数の政治家に
庶民の幸せはわからないと思う。
彼らを智子がやっつける姿を見て
スカッとさせてもらおう (^^)v
民衆の敵 月曜21時 フジテレビ
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