2017年11月18日土曜日

「陸王」第4話の感想:新陸王で涙の復活!裏切り大企業に挑め

最強の仲間を迎えて次のステージへ!



池井戸潤の原作を「半沢直樹」

「下町ロケット」でお馴染みの

八津弘幸が脚本。



足袋作りの老舗が会社の存続を賭けて

ランニングシューズの開発に挑戦する

お得意の企業再生ストーリー。




創業100年、老舗足袋屋「こはぜ屋」

四代目社長・宮沢紘一(役所広司)は

メインバンクである埼玉中央銀行の

坂本(風間俊介)から

新規事業を始めるよう勧められ

足袋づくりの技術を活かした

ランニングシューズ『陸王』の開発を

スタート。




シルクレイのソール完成を祝う

チーム陸王の面々。



飯山(寺尾聰)の妻・素子(キムラ緑子)も

一緒。

「良かったわね、あなた。

ウチの会社は、こんな風に仲間がいる

感じじゃなかったものね。」


「こんな曲者の社員がいたら大変だよ

食わしていかなきゃいけないんだぞ」

と嬉しそう。



だからこそ宮沢社長は

頑張っているんだと坂本。

十年後の飯の種にする為に。



その為だけというのは味がないから

いつか世界一のシューズにするためと

紘一。

賛同するみんな。



帰り道、以前から自分を見張る人影を

再び目にする飯山…

心配 (・_・;




一方、怪我のことが会社に伝わった

茂木(竹内涼真)は、

労務課から呼び出され

進退伺いを受ける。



「30歳を過ぎて陸上競技から離れても

その後この会社に君の居場所はないぞ

今ならまだ間に合う

夢と現実が必ずしも

一致するわけじゃないんだ



厳しい世界だ。



焦りから無理をする茂木…。



紘一は茂木の足型を取らせて欲しいと

顧問の城戸(音尾琢真)に掛け合うが

怪我が回復したらアトランティスから

サポートを受けられることに

なっていると相手にされない。



茂木を心配する村野(市川右團次)は

必ず彼に合ったシューズを作ってやる

と約束する。



みんなで食事に行こうと外へ出ると

茂木を待っていた紘一が

前に話した新しい『陸王』が

完成しそうだから

足型を取らせて欲しいと

声を掛けてくる。



やはり他社の靴を履くことは出来ない

と謝る茂木。

そして初めて紘一の姿を見る村野…



「結局、茂木にもウチは

信用されなかったってことか…」

落胆するチームメンバー。



「今まで彼の靴は

村野さんがみてましたからね。」

と、こはぜ屋に出入りするドライバー

江幡(天野義久)。

村野についてみんなに話す。



「村野さんがいたら

どこも勝ち目はありませんね。」



そんなに凄いのか?と紘一。



「別格です!」

顧客となる選手の足型を業界で

最も多く持っているのが村野。

その数は2千を超える。



シューフィッターとしてのスキルは

もちろん、一番に選手のことを

考えてくれている人だという。



茂木を諦めて他の選手を探すか?

と飯山。

ここまできて諦めたくないから

足型無しで何パターンか作って欲しい

と言われ「そうこなくっちゃ」(#^.^#)



アトランティスでR2のテストを受ける

毛塚(佐野岳)。



ソールの減り方が気になった村野は

「率直な感想が聞きたい。

このR2、自分に合ってると思うか?」

何か言いたげに村野を見るが…



「そんな質問するまでもないだろう。

合っているから

履いてくれてるんじゃないか。」

と営業部長の小原(ピエール瀧)に

遮られてしまう。



「俺は俺の実力をより高く評価して

くれるところの靴を履くだけです。」

と毛塚。



何か心配…。



「こう言っちゃ失礼ですけど、

最後に勝てるかどうかは自分の実力が

決めるものだと思ってますから。」



クールだ。

紘一の娘・茜(上白石萌音)も毛塚の方が

タイプらしい (^◇^;)




ソールの見直しを小原に進言する村野

…「その必要はない」

最新マシンによって得られた100項目

以上のテストデータと過去10年の

全レース結果を解析して完成させた

「毛塚モデル」だからと小原。



それに対し

統計学的なデータは大事だが

選手は生身の人間だから

パソコンの数字だけ見て判断するのは

危険だと。



「ならば何を見ろというんだ?

お前のその薄汚いノートに

書かれていることが

このデータよりも正しいとでも

言うのか?」



失礼極まりない (・_・;



 しかも「毛塚モデル」に既に

1億つぎ込み

特例で5年契約を結び

他社から鞍替えさせたから

これ以上の開発費の上乗せは

認められないし、必要ないと。



「しかし、選手のことを考えれば…」

「選手、選手ってお前はどこの何だ」


アメリカ本社の意向だし

従えないなら辞めて構わない。

「代わりのシューフィッターなら

いくらでもいる!」(-。-;




こはぜ屋では硬さの違う3パターンの

ソールで新しい『陸王』が完成。




一方、毛塚が大会新記録を出したこと

を聞く茂木…

世界陸上まであと5秒という記録だ。



ここ3カ月、トップ10にすら誰も

入っていないダイワ食品陸上部…



城戸は部内でトライアルレースを

行うことを発表する。



全員参加で、その成績により

「ニューイヤー駅伝」のメンバーを

決めるというのだ。



通常の練習に戻っていいと

ドクターから許可が出た茂木も

参加することに。



これで又アトランティスのサポートを

受けられると喜ぶが…



「今度怪我が再発した時は

部を辞めてもらう。

お荷物を抱えている余裕などない。」



ホント厳しい世界だ。



タイミング悪く

新しい『陸王』が完成したから

履いて欲しいと紘一が声を掛けて来る

(・_・;



「申し訳ないですけど、

今あなた達に付き合ってる余裕

ないんですよ!」



怪我も治ったので

アトランティスのサポートが再開する

からと迷惑そうな茂木…



練習を見に来た小原は茂木の怪我が

半腱様筋の部分損傷で間違いないこと

を佐山(小藪千豊)に再確認する。



そして、茂木にサポートは出来ないと

…過去30年のデータで半腱様筋を

損傷した選手でトップランナーに

復帰した者は一人もいないからだ。



この怪我は癖になり

いつ再発するかわからない。



だからミッドフット着地が出来る

『陸王』が必要なのに…(-_-;) 



再発しない自信があると茂木は言うが

アトランティスの規則で確実に走れる

人間にしかサポートは出来ないと。



「じゃあ村野さんに聞いて下さいよ。

村野さんだったら僕の状態は

直ぐにわかる筈です。」


「勘違いしないでくれ。

村野はあくまでも靴を調整する

現場の人間だ。

誰をどうサポートするかは

この私が決める。」


「では僕の走りを見てもらえませんか

今でも構わないんで。」



今から会食があると帰ってしまう

 (-_-メ) 



話を聞いて駆けつける村野。

もう一度小原に掛け合い

来月の部内トライアルまでに

新しいシューズを作るというが…



「もういいですよ。

アトランティスにとって俺は必要ない

ってよくわかりました。」



村野には感謝してるが

これ以上期待しても無駄みたいだし

ミズノの市販品でも案外悪くないから

もうこれ以上自分のことは

気にしないで欲しいと (-。-;



会社に戻り、怪我も十分回復している

からサポートさせて欲しいと

掛け合うが「ダメだ」と小原。



「怪我が治ったら契約を再開する

という我々の言葉を信じて

必死で新走法を身に付けたんです。


そのフォームに合った

新しいシューズを一刻も早く

届けてやりたいんです。」



いつ潰れるかわからない選手の為に

一体幾ら使うつもりか、

もし又リタイアして無様な姿を

晒すことになったら

R2のイメージも台無しになる。

その責任がとれるのかと。



「選手にいい顔して

ただシューズを作っていられるから

無責任なことが言えるのだ。


だが私は違う。


アメリカ本社からこの日本市場を

任された名誉と責任がある。


貼り付けられた販売目標を何としても

達成しなくてはならない。


その為に必要なのは

直ぐに結果を出せる選手だ。

不良品など必要ない!」



そして茂木が故障したのは

村野のフィッティングが

悪かったせいで

負担が掛かっているのに

気づかなかったお前の責任だから

謝れと (-_-;) 



あのマラソンの時に強く止めていれば

と後悔していた村野…



だが村野の言葉を無視して

R2の宣伝を優先し

茂木を出場させるよう

城戸に働きかけたのは小原たち。



本来ならその後

茂木を支えるべきなのに

サポートを切ったのだ。



「茂木に対して責任をとるべきなのは

我々アトランティスです!」



自分の物ぐさを棚に上げて会社に

責任を押し付けようというのかと

責める小原。



「ご自分に一切非はない、

全て私が悪い、

そうおっしゃるのですか?


それがあなたがいうアメリカ流の

正義ですか?」



つべこべ言わずさっさと謝れ!



「アトランティスも堕ちたな。

そこまで言うなら責任をとりましょう

…辞めさせて頂きます。」



ですよね~




新しい『陸王』を見せに有村(光石研)の

店を訪れる紘一。



そこには有村の計らいで

村野も来ていた。



せっかくだから相談してみてはと有村

…『陸王』を手に取り感心する村野。



アトランティスを退職したことで

茂木だけでなくサポートしてきた

選手たちを裏切ってしまったと

申し訳なく思っている村野。



「ただ足をみるだけでなく

性格や癖、目標を知って、

その選手と同じ夢をみることが

シューフィッターの仕事だと

思っています。」



アトランティスも

早まったことをしたと有村。

次は決まっているのか尋ねると

「大きな企業は、もういいかな。」



「だったらウチに来ませんか?」

と紘一。



村野からこの『陸王』を作ってみて

どうでしたかと訊かれ

わからないことだらけで

それが無性に楽しく

ワクワクしていると答える。



「まだ誰もっ見たことがないような

凄い靴を作りたい。

そしてそれを先ずは茂木選手に

履いてもらいたいんです。」



なぜ茂木にそこまでこだわるのか…

あのレースで彼の諦めない姿を見て

『陸王』を作ってみようと決意したと



…自分たち「こはぜ屋」と

彼は同じような気がしたという。



「もし茂木選手が世界一のランナーを

目指すなら

私はこの『陸王』を世界一の

ランニングシューズにしたい。

それが私の夢なんです。」



「その夢、私にも手伝わせて

貰えないだろうか?」



やったー!



アドバイザーとしてミーティングに

参加する村野。



「これまでは選手と

同じ夢をみてきましたが

これからはこはぜ屋さんと同じ夢を

みさせてもらうことにしました。」



長距離走用の足型4タイプと

特別な足型を用意して来たが

まずはこの特別なソールの試作を

最優先にして欲しいと…



それは「茂木裕人モデル」



硬さの違うものを何種類か用意して

トライアルレース当日に届ける

紘一と村野。



村野がこはぜ屋を手伝っていることに

驚く城戸。

そして久しぶりの再会に喜ぶ部員達。



ミズノの市販品で走るのか?

と茂木に声をかけ

「この前悪くないと言ってたが本当は

しっくりきてないんじゃないか?

走りを見ればそれ位わかる。」



「やっぱ敵わないな、村野さんには」



新しい『陸王』に足を通すと

「何だ、これ!裸足みたいですね。」



今の走りにこのソールは最適な筈だと

『陸王』を履いてレースに臨む。



感極まって言葉も出ない紘一…。

夢が一つ叶ったと村野に礼を言う。



そこへ小原と佐山もレースを

見にやって来る (-。-;



二人に紘一を紹介する村野。


「あのような斬新なシューズを

お作りになって

宮沢社長のリスクを顧みない

チャレンジ精神には

頭が下がります。」と小原。



慇懃無礼な態度にムカつく (-_-メ)



 「負け組業者と

負け組シューフィッターと

負け組選手。

お似合いじゃないか。」

と佐山に耳打ち…失礼極まりない。



そしてレースを見守る二人…

選手たちのことを勉強している紘一に

感心する。



残り2周…

「過去のタイムからいけばトップは

文句なく…」と村野が言いかけた時

茂木が勝負に出る! 



どんどん追い越しトップに迫り、

追い抜いたが…

足を押さえ倒れてしまう(゚o゚;;



レースには負けてしまったが

足がつっただけで

怪我の再発ではなかった。



「この靴のせいです。

走っていてこんなに気持ちのいい

シューズは初めてです。


だからついオーバーペースに

なってしまって…


でも久々に楽しく走ることが

出来ました。」



「言っただろ、

『陸王』は今のお前にピッタリだって

大丈夫だ、俺が保証する。

宮沢さんは信頼できる人だ。」



「もし僕でよければ

正式にサポートして頂けませんか。

お願いします。」



涙が止まらない…



「小さな会社ですけど

こはぜ屋一丸となって精一杯

あなたの力になりますから。」



また一つ夢が叶った!



一方、たかが部内のレースで

リタイアするようでは使い物に

ならないという佐山に



「お前の目は節穴か?

茂木のサポート、取り返せ!」

と小原。




茂木が『陸王』を履いてくれたことを

飯山に報告しに来る大地(山崎賢人)。

でも作業場に石が投げ入れられ…



飯山に危険が迫っているのか!



新たに最強な仲間を迎え

益々夢に近づく紘一たち。



アトランティスの動きと

飯山の身が心配…。



そして茂木の選択は?



感動シーン満載のこのドラマ、

日曜日が待ち遠しい♪


陸王 日曜21時 TBS



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